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5回に1回、こうやってシンポタとは違う話もさせていただいているこのポッドキャストですが、今日はその5回に1回の日になります。
音楽もね、こうやって違うでしょ。
今日はですね、ある保育園で伝統的にやっていらっしゃるリレー競技の話をですね、伺いました。
運動会にですね、リレー競技を行うそうでございます。
競技、競争、リレー競争といっても、決して競い合うのでもなく、争うのでもないリレー競争になっているというのが伝統なんだそうでございます。
どういう内容かというと、
例えばですね、そこの保育園ですから園児ですかね、園児たちが4人1組でリレーを走ります。
その保育園はですね、いろんな子どもたちが通っている保育園なんですね。
どういうことかというと、足の悪い子もいる、障害児の子もいる、外国人の子もいる、ちょっと不登校気味な子もいる、いろんな子が、いろんな個性を持った子どもが通っている保育園です。
そこでリレー競争をするときに、車椅子の子もいるんですが、足が悪い子もいるんですけれども、みんな同じ距離を走ります。
1周走らんだったら全員が1周ずつ走って、4人が1周ずつ走って、4周走って、それでリレーイコールする。
先ほど言いましたように、競うのでも争うのでもないというのは、他のチームと競っているわけではありません。
順位を決めるためでもないそうでございます。
そのリレーを全員で、そのチームで完走するために、どうすればみんなで完走できるかということを子どもたちが考えるそうです。
ですから、足が不自由な子がいるチームに、とある若い先生が、その園長先生に言ったそうです。
彼は足が悪いから、4分の1周にしてあげてくださいと、そんなにたくさん走れないですというふうに言って、なぜそう思うのって言ったら、
しんどいと言っていました。1周走るのがしんどいと言っていました。
その若い先生が言うから、本当にそれは彼が言ったの?と言ったら、言ったのではなく、その先生がそう思っていたんですね。
しんどいと思いますと、彼が1周走るのはね。
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じゃあ、足が不自由じゃない健常者の子に、しんどいかどうか聞いたら?と園長先生は言ったそうです。
どういうことですかと言ったら、健常者の子でも1周走るのがしんどい子がいるかもしれませんよ、という話を通じまして、
みんなでそうやって同じ距離をどうやったら完走できるかということを話し合って協力し合って、それを高め合っていくそのディレイの競技ってなんかすごいなというふうに思って、痛く感動した次第でございます。
皆さんこの話を聞いてどう思われましたか?
今日も聞いていただいてありがとうございました。