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2024-07-13 04:09

#835 家族の形

5回に1回別の話。まちづくりで突きつけられる変化。例えば…
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5回に1回、シンポタと離れた話もさせていただいているんですが、
まちづくりの仕事をやっていると、気づかされることがあるんですね。
それは、今までの考え方では通用しないということですね。
それは例えば、家族の形というものも、まさにそうでございまして。
ちなみに私は、両親と姉がいて、4人家族で借宿屋に住んでいました。
その借宿屋は残念ながら、もう60年住んでいたんですけれども、
大屋さんが変わって、ある意味地上げをされてしまいまして、
出て行ってくださいということで、立ち向きをしないといけなくなりまして、
両親元気なんですけれども、80代後半で新しく家を探すということになってしまったんですけれども、
無事見つかって引っ越ししたんですが、そういう生活をしていました。
明るい母親、寡黙な父親でしたので、仕事の愚痴を父親が言ったのは一回も聞いたことがなく、
母親も明るく花歌を歌いながら、毎日生活しているようにしていたので、
めちゃめちゃ貧乏だったんですけれども、あんまりハッピーだったんですよね。
あんまり悲壮感を感じることはありませんでした。
本当にありがたいことだなと思います。
なぜ、今日こんな話をするときは、母親の90回目の誕生日なので、記録していこうかなと思うんですけど、
そんな母親に感謝をしているんですが、その家族の形っていうのは、やっぱりどんどん変わっていくわけですよね。
今、両親は2人で、90歳の母親と89歳の父親、2人で生活をしています。
そして、姉、私はそれぞれ結婚をしまして、私も独立をし、姉も独立をしというか、嫁に行ったのでね、それで生活をしています。
そして家族ということで言うと、姉のところには息子が1人、ですから私の老いっ子が1人いるんですね。
私のところは娘が1人ということで、3人家族ですね、どっちもね。
4人家族だったところから、2人の子供たちは3人家族になっていくと。
そして、街づくりをして気づくことがあるということを最初に申し上げたのは、今、圧倒的に多いのは一人住まいの世帯なんですよね。
もう半分と言って良いと思います。
それは若い方が一人で住んでいるということもあれば、高齢者が一人で住んでいるということもあれば、
働き盛りの人が一人で住んでいるということもあれば、結婚をしないという選択をされる方もいらっしゃるので、
お一人で生活をされているという方が本当に増えている中で、
じゃあこれまでと同じやり方で、同じアプローチで、家族の形が変わっている中で同じアプローチで良いんだろうかということを突きつけられることがたくさん、街づくりの中ではあります。
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変わっていくものを仕方ないよねとか諦めるのもいけないと思いますし、
いや、元に戻るんだよっていう、ある意味変な楽観主義も良くないと思うので、現実をしっかり受け止めて、
じゃあ変わっていくものをどのように受け止め、それに対してどのように対応していくかということは考えていかなければならないので、
一人暮らしで住んでいらっしゃる方がどのように街と関わっていくのか、これ難しいですよね。
ますます多様にそういうふうになっていく、個別になっていくので、人の捉え方って本当に1000人いれば1000人みんな違うから、
それぞれの捉え方を大切にしながら共通点を生み出していかなあかんというのが街づくりだなというふうに思っています。
新ポタとは関係ない話、5回に1回させていただいております。今日は母親の誕生日でした。
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