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現場に行くこと、という話です。5回に1回ね、シミポタとは離れた話をしていますが、あれ何で読んだんですかね、ちょっと忘れてしまったんですけども、
夏目漱石ですね、我が平和猫であるとかで有名なね、夏目漱石さんのエピソードを何か読んだことがあるんですけども、
ある作家志望の青年とね、夏目漱石が、晩年の夏目漱石がお話をしたらしくんですけども、
夏目漱石がですね、その作家志望の青年に、君はウィンドーショッピングは好きかい?というふうに聞くんですね。
そしたらその文学青年はですね、いえ、私は家で本を読む方が好きです。自信満々に答えるんですね。
すると夏目漱石は何て答えたか、そうかって言って、そうですかと、あなたは作家には向かないですねって言ったという話なんです。
まあこれ一つのエピソードなんですけども、何が言いたいかというと、まあ夏目漱石は何でウィンドーショッピングが好きかっていうふうに聞いたかというと、
現場に行けということなんですよね、体験せよということなんです。確かに本を読むというのはね、そこの中で体験をすることができるんですが、
リアルな現場の体験ではなかったりするわけですよね。ウィンドーショッピングに行って、実際に街に出て、
例えば街の雰囲気やとか、人の表情やとか、活気だとか、寂しさだとか、そこで行われている人間模様だとか、
そういうのを見る方が勉強になるよということが言いたかったんじゃないかなというふうに思います。
その文学青年はその後作家になったのかどうかは知りませんが、現場にやっぱり行って、そこで感じるものっていうのがね、実際にあるんやなというふうに、
これは市民活動をしていると本当に思いますし、やっぱりコロナで会えなかったり、リモートになったりするというところを長い2年間ぐらい経験している中で、
やっぱりリアルに懐かしい人に会えたりとか、会いたい人に会えるというのはすごく大事なことだなと思うし、
会いたい人に会いに行かないとダメですね、自分から。遠慮してはいけないなというふうにすごく思います。
現場に行って、そこの空気を感じて、会いたい人に会いに行って、実際に話を聞いてみて、自分の意見も述べて聞いてもらって、そこで切磋琢磨して出てくるものというのはたくさんあるんだなということをよく感じております。
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現場第一で頑張っていきたいなと思った今日でした。今日も聞いていただいてありがとうございました。またお会いしましょう。