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#42 プロフェッショナルとしての働き方/プロフェッショナルの倫理と要件について
2025-06-16 14:52

#42 プロフェッショナルとしての働き方/プロフェッショナルの倫理と要件について

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頭にプロがついていない職業人もプロフェッショナルではある/私はプロフェッショナルと言えるのか/プロフェッショナルの語源/ヒポクラテスの言葉「知りながら害をなすな」/ピーター・ドラッカーの著書「マネジメント(課題、責任、実践)」の中で触れているプロフェッショナルの倫理/プロフェッショナルは実務家である/医師・中村哲さんが残した言葉「Discussion is not requested. Just practice.」/actenableが大切にしている「社会貢献」という価値観/actenableにとっての「社会貢献」とは何か/波頭 亮さんの著書「プロフェッショナル原論」で説明しているプロフェッショナルの意味的要件と形態的要件/プロフェッショナルは紀元前から現在も続いている強固な職業スタイル/社会に貢献し、公益に寄与することは、いつの時代も働く人にとっての喜び


『ワーク・ライフ・ラン』

これからの時代を健康的に、そして前向きに生きるためのヒントや問いをお届けする番組です。仕事(ワーク)、日々の生活(ライフ)、ランニング(ラン)をテーマに話しています。


パーソナリティ

宮﨑晃(Miyazaki Akira)

⁠⁠⁠株式会社actenable⁠⁠⁠


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ワーク・ライフ・ラン。こんにちは、株式会社 アクテナブルの宮崎アキラです。
この番組は、仕事のワーク、日々の生活のライフ、ランニングのランを中心に、毎回テーマを変えながら、時にはゲストを招きして、これからの時代を健康的に、そして前向きに生きるためのヒントや問いをお届けする番組です。
今回は、プロフェッショナルとしての働き方について話してみようと思います。
プロフェッショナルとは何かをテーマにしている映像コンテンツで、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀という番組が有名ですよね。
番組の最後に、「あなたにとってプロフェッショナルとは?」という質問が、その回の主役の方に投げかけられて、皆様、本当に三者三様の答えをされています。
なので、人にとってプロフェッショナルというものが、いろいろな捉え方をされていると思います。
世の中には、プロ何々という名前の職業もありますよね。
例えば、スポーツだと、プロ野球選手、プロサッカー選手、プロゴルファー、文化芸能の面で言えば、プロミュージシャン、プロダンサー、将棋のプロ騎士、ゲームのプロゲーマーなど、いろいろな職業があると思います。
これらの職業に就いている人は、特定の専門領域で、マーケット、市場から対価をいただいている人で、
プロ何々という職業は、それをやっているアマチュアの方との対比にもなっていますよね。
ただ、頭にプロがついていない職業の人は、プロフェッショナルではないかというと、そうではないと思います。
それでは、改めてプロフェッショナルの定義とは何なのか。
例えば、私自身は、特定領域の専門性やケーパビリティを活用しながら、クライアントワークを行って、対価をいただいている身です。
これまでの職業人生を振り返ると、3年前までは会社という組織に所属して、その組織の中でITを中心とした専門性を磨きながら、
社外・社内の方々にサービスやシステムを提供していました。
独立してからは、最初はフリーランスとして、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャーの立場でクライアントワークを行っていました。
その後、会社を設立して、会社を設立してからも、プロジェクトマネージメントオフィス、プロジェクトマネージャー、ITストラテジストのような役割で、今もクライアントワークを行っています。
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そんな私は明確にプロフェッショナルと言えるのか?
その辺りをちょっと話してみたいと思います。
プロフェッショナルの語源ですが、これはラテン語のprofess、先制する、公言するという意味から来ているようです。
そして、プロフェッショナルの祖、プロフェッショナルという概念の原型を築いた人として、言われているのが、紀元前500年頃の古代ギリシャの医師、医者、ヒポクラテスですね。
このヒポクラテスが残した言葉で有名なのが、「知りながら害を成すな。」です。
この言葉はいろいろなところで引用されていますが、私が本の中から少し紹介すると、
マネージメントという概念を確立したピーター・ドラッガーの著書、マネージメントの上巻の中で、プロフェッショナルの倫理という章があるんですけども、
そこで、このヒポクラテスの知りながら害を成すなを引用しながら、このようなことを言っています。
医師、弁護士、組織のマネージメントのいずれであろうとも、顧客に対し必ず良い結果をもたらすと保証することはできない。最善を尽くすことしかできない。
しかし、知りながら害を成すことはしないとの約束はしなければならない。
社会の中では、いろいろな状況下で、これを言うべきか言わぬべきか迷うことって、現実問題たくさんありますよね。
そんな時に、私はこのヒポクラテスの言葉を自分に問いかけたりしています。
また、このプロフェッショナル倫理というものは、医師や弁護士、コンサルタントだけではなくて、組織の中でマネージメントを行う人にとっても、とても大切だということです。
プロたる者について、ドラッガーはこのようなことも言っています。
プロたる者は、自立性を持たねばならない。顧客によって支配・監督・指揮されてはならない。
自らの知識と判断が自らの決定となって現れる意味においては、私的な存在でなければならない。
しかし、同時に、自らの私的な利害によってではなく、公的な利害によって働くことこそ、彼らに与えられる自立性の基礎であり根拠である。
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つまり、プロフェッショナルは特定のクライアントの問題解決に従事するわけですが、それはひいては社会に貢献し、公益に寄与する必要があります。
倫理の面の他にも、私自身も大切にしているスタンスでもあるんですけども、プロフェッショナルは実務家であるべきです。
理屈を言うだけの評論家ではなく、クライアントの問題を現実的に解決することに価値があり、それを実施している人がプロフェッショナルだと思います。
このプロフェッショナルが実務家であるということについて、正しい例ではないかもしれませんが、ある方の言葉が印象に残っています。
それはアフガニスタンで長年人道支援に携わってきた医師の中村哲さんの言葉です。
中村哲さんはアフガニスタンで治水事業、水が足りていないところに病気を治す前にまず水が必要だということを強く感じられて井戸を掘り始めました。
残念ながら中村哲さんは2019年12月にアフガニスタンでの人道支援の中、現地で銃撃されて亡くなられました。
両親の実談、医師中村哲が残したものという映像作品があるんですけども、中村哲さんが現地で工事をする方々に対して呼びかけた言葉が私の中で強く印象に残っています。
どんな言葉かというと、
Discussion is not requested, just practice. つまり議論はいらない、実行あるのみと言っているのです。
これは、完璧な用水路を引くよりも、今重要なのは早く水を引いて難民たちを故郷に戻すことだという状況の中で中村さんが発した言葉です。
ビジネスや社会課題を解決する取り組みのために、そして政治の世界でも十分な議論や検討はとても必要です。そこは否定されるものでは当然ありません。
そこをおざなりにして先に進むことは得策ではなく失敗のリスクが高まります。
ただ、社会の問題を解決するためには議論で終わらせてはいけない、そのことが強く伝わるメッセージだと思っています。
安定した組織の中にいると議論をするだけで満足をしてしまう空気や構造に陥りやすい、ただそれでは価値は生まれません。
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私はアクテナブルというコンセプトを作り、会社の社名にもしていますが、アクテナブルという会社が大切にしている価値観に社会貢献があります。
社会貢献をどのように定義しているか、アクテナブルでは今起きている社会の課題、これから起きるであろう社会の課題を解決するための活動を主体的に考え行うこと、そして顧客や関わる人々の成功を支援し、その貢献により表出した価値や対価を社会に還元していくことです。
プロフェッショナルにとって最も重要なことはクライアントへの貢献なわけですが、クライアントへの貢献が公益の方針につながり、対価を得る根拠となり、それが持存の念にもつながるわけです。
さて、プロフェッショナルの倫理や価値観について触れてきましたが、プロフェッショナルの要件についても話してみたいと思います。
プロフェッショナルの要件で参考になるのが、「プロフェッショナル言論」という本で波東亮さんの著書です。
波東亮さんは世界的な戦略コンサルティングファームの末近勢でご活躍された後、独立して経営コンサルティング会社を設立されて現在もご活躍されている方です。
このプロフェッショナル言論という本の中で、プロフェッショナルの要件として2つ、意味的要件と形態的要件を説明されています。
意味的要件とは何か。これは公共への奉仕、厳しい掟の遵守です。
公共への奉仕はここまで話してきたことと同じなんですけれども、厳しい掟の遵守とは、困難な問題であっても逃げ出さずに常に問題解決志向で立ち向かっていく信念と勇気、努力をし続ける精神力を言われています。
そしてこれは身につけている知識や技術レベルの高さ以上に大切な特質だと言っています。
私の性格上この言葉はとても勇気づけられます。
ビジネスをする上では、大小様々な問題が発生しますが、その問題に向き合って一つずつ絡まった糸を解いていけば、いつか解決の道筋が見えてくる。
そういうふうにいつも私は思っていますし、そう思うことで目の前の問題に向き合う勇気が湧いてきます。
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携帯的要件、これは高度な職能保有、特定クライアントの問題解決、インディペンデントな立場です。
高度な職能保有や特定クライアントの問題解決もこれまでお話してきたことであるんですけれども、
インディペンデントな立場について補足すると、クライアントはカスタマーではなくて共同で問題解決に挑むパートナーであり、自分を価値化してくれる大切な存在であると。
また、クライアントと信頼関係と共同意識を築き、対等な関係でいることが問題を解決するために最も合理的であるということです。
プロフェッショナル要件以外にプロフェッショナルにとって欠かせない特質・特性についてもプロフェッショナル言論では触れられていて、
それが無視・無い私と自立・共感力です。
無視・無い私はクライアントの課題に集中すること。
自立は誰かに依存しない状態でいること。
共感力は相手のすべてを理解して需要するわけではなく、自分と相手との境界線を意識しながら、その中でも相手への興味と好奇心を持つこと。
そして、感受性を持って相手の意見を受け取るということです。
この共感力というのは、これはなかなか難しいことで、私も経験上、体調が良くないと共感力を持って相手とコンタクトできなかったりする場合もあります。
なので、できる限り体調管理やメンタルコントロールというところにも気をつけています。
さて、まとめですけども、プロフェッショナルは紀元前5世紀にヒポクラテスが打ち立てて以来、現在も続いている、ある意味強固な職業スタイルです。
時代や社会の価値観変わっても有効に機能している、普遍的なものだと言えます。
そして、社会に貢献し、公益に寄与することは、いつの時代も働く人にとって喜びだということです。
今回もご視聴ありがとうございました。
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皆様からの声が番組継続の力になります。
それでは良い一日をお過ごしください。また次回お会いしましょう。
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