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2021-12-08 18:17

第257回 吉村公孝氏(ベイシス株式会社代表取締役社長)【後編】

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今回は、ベイシス株式会社の吉村公孝社長にお越し頂きました。

デジタル社会をインフラで支える「インフラテック事業」を展開する、マザーズ上場企業の社長様です。

5GやIoTに代表される次世代テクノロジーが、社会で役立っていくには、通信インフラの整備が欠かせません。裏方でありながら、私達の生活の「当たり前」を支えて下さっている、無くてはならない存在です。吉村社長が、現在の事業に到るビジネスチャンスを掴み取ってきたエピソードから紬出される成功の秘訣は、ビジネスパーソン必聴です!経営のヒントが得られますので、ぜひインタビューをお聞きください。


なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/





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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の通知をお聞きください。
その後、東京に移転して、ベイシス株式会社に変更したというふうに、そしてまた上場まで行くわけですが、
当初より上場は狙っていらっしゃったんですか?
2000年の創業した時は、憧れレベルですけど、将来漠然と上場とかできたらいいなと思ってたんですけど、
前先の未来で確実に上場できるとか、俺はやるんだ、みたいな決意は2000年の頃はなかったんですけど、
上場意識し始めたのが2007年とか、8年ぐらいでして、この時期何があったかというと、
2000年に広島で創業して、2006年に東京に本社を移し、2006、7、8と私は全国展開ということで、全国でビジネスをやり始めたんですね。
その時に急激に売上が伸び始めて、売上が10億円ぐらいになったんですけど、
そのタイミングで一気に2億円から10億円になったんですね、2、3年で5倍ぐらいに。
成長スピードもすごくあったし、外部環境も良かったので、であれば上場を狙えるんじゃないかということで、
意識したのが2007、8年の急成長していた時期ですね。
じゃあ東京を通して全国展開して、目指し目指そうみたいな感じになっていた。
そうです。
上場をやろうとなってから10年ぐらいかかっているわけですけども、何かこの辺はリーマンショップと絡んだりするかもしれないですね。
厳しい時期があらゆるのでしょうか。
そうですね。今回、今年弊社は上場できましたけども、実はこれ3回目の挑戦、まさに3度目の初時期で上場できたんですけど、
1回目は先ほど申し上げた2007、8年の頃ですね。
そのとき上場を狙おう、目指そうということで、主管省県さんとか幹総人さんもつけて準備を進めたんですけど、
先ほどおっしゃったように2009年ぐらいのリーマンショックがあり、ちょっと指標感も良くないし、
弊社自身も急拡大のちょっと歪みで、組織がちょっとガタついていた時期だったんですね。
なので、ちょっと1回上場は延期しようということで、2009年に一旦ペンディングにしました。
その後、当時売上10億ぐらいだったんですが、その3年後ぐらいで売上も30億、40億ぐらいまでいってたんですよ。
また業績も大きく伸び始めたので、2013年頃に2回目の挑戦をやろうということでやり始めました。
先ほどおっしゃったように売上は10億から30億ぐらいまでいったんですけど、この時は結論は私が未熟だったんですけど、
会社として全体の売上が伸びていたんですが、当時弊社はかなり子会社をたくさん作ったりだとか、
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自社のモバイルの本業以外の新規事業をいろいろやってたんですね。
ただその急拡大の中でたくさん子会社とか新規事業があったんですが、そういった子会社とか新規事業は結構うまくいってなくてですね、
本業はうまくいってますと、でも子会社とかうまくいってないみたいな形になって、トップラインは伸びてるんだけど利益額がむちゃくちゃ薄かったんですよ。
これはちょっと不採算の事業を畳んだりとかしなきゃいけないよねというところで、
2013、2014年ぐらいトライしたんだけど、2016年ぐらい一旦もう一回やめようということで止めて、
子会社整理したりやってた時にちょうど2017年ぐらいですかね社名変更したら、その時にちょうど子会社の再編とか全部終わって、
全部子会社の吸収合併して一斉にまとめたんです。
その時にベーシスというシンプルな社名に変えようと、子会社も全部吸収したので。
その2017年ですね、その時にある程度落ち着いたんで、今度こそということで3度目の挑戦ということでトライして、
今年上場ということでかなり上を曲がりながらですね、上場したというところですね。
お聞きになっている上場を目指しているリスナーの皆さん方、勇気が持てる話じゃないかと思うんですけども、
3度目の初期で当初まだ上場されていらっしゃいますが、上場に向けての大変苦労されたことっていうのは、
その17年以降でいかがだったんでしょうか。
正直17年以降はかなり計画通りというかすんなりいったので、何か大きな問題とかってかなりスムーズにいきました。
ただそのスムーズにじゃあなぜ運ぶことができたのかっていうところなんですけど、
よくも悪くも私たちもう3度目の挑戦だったんで、ある程度の例えば管理の体制だとか、内部動作の仕組みだとか、
もう諸々はできていたんですね。
あと運用で回すだけだったので、非常に管理系のところの立て付けというか、そういったところもかなり工数もそこまで欠けずにできましたし、
あとは事業計画通りいくかというところなんですけども、ここについてもかなり弊社の属している業界の外部環境が良くなるぞという見込みであったりだとか、
あとその追い風に乗るための競争優位性を確立したりとかってことはかなり準備できていたので、
そういった意味からも攻めの部分も守りの部分も長年かけてやってたところもあって、かなりスムーズにいったという印象ですかね。
ありがとうございます。
そうしましたら、米志様の事業内容をぜひご説明いただければと思うんですけど。
弊社は自社の事業のことをインフラテック事業と呼んでいるんですけど、これは私どもが作った造語なんですね。
それはインフラストラクチャー、インフラのインフラという単語と、テックはテクノロジーというキーワードを掛け合わせています。
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なんでこんな造語で呼んでいるかというと、我々は創業の時から携帯電話を中心とした通信や通信のインフラ、ネットワークを構築したりだとか、
あと作ったネットワークの運用とかを受託するビジネスをやっています。
なのでそういったインフラを作るビジネスをやってきていると。
あとそこにIT等のテクノロジーを掛け合わせて、非常に生産性高くインフラ構築とか運用ができるというのが弊社の特徴なので、
そういった名前で事社の事業を呼んでいると。
具体的には先ほど申し上げたように、携帯電話会社様から直接依頼を受けまして、携帯電話会社さんのインフラ、今だと4Gとか5Gとか、
あとキャリアのWi-Fiとかもありますけれども、そういうインフラを作ったり運用を受託するというところがメインのビジネス。
あともう一つは、今IoTの分野がかなり業績が伸びてきているんですけれども、
IoTって皆さんどんなことをやっているのかイメージがわからないと思うんですけれども、
わかりやすいところでいくと、皆さんのご家庭とかについている電気料金を決めるための電力メーターがあるじゃないですか。
どのくらいご家庭で電気を使っているのかとか、あとガスがある場合はガスのメーターとかあると思うんですけれども、
あのメーターのIoT化はかなり弊社が今やっているんですね。
どういうことだったらIoT化ということなんですけれども、
旧来のアナログのメーターって、皆さんがご家庭で使った電気料金とかがアナログメーターに表示される。
それを人間が一件一件見て回って、それをメモして返って電気料金請求するというのが今までの仕組みだったんですが、
今この数年かけてスマートメーターという次世代のメーターに切り替えてまして、
これ無線通信を使って遠隔でメーターの制御を監視できるんですね。
なので皆さんのご自宅がどのくらい電気を使っているのかというのもリアルタイムで見れるんですけれども、
これ無線のネットワークを使うというところで我々多く実は作っています。
なのでかなり皆さんの生活に密着しているんですけど、本当我々裏方のようなビジネスをやっているので、
そういう次世代のメーターのネットワークを作ったりとか、
あと最近多いのはいろんなセンサー、例えば温度センサーとかいろんなセンサーってありますけれども、
センサーとかカメラをですね、あらゆる場所につけて現地のデータを取る。
センサーデータとか画像データを取って、それを分析していろんな企業様のサービスにフィードバックするような仕組みがあるんですけれども、
そういった現地現場にある、フィジカル空間にあるフィジカルデータを取得するためのセンサー、カメラ設置及びネットワーク構築みたいなところが多くあって、
これがIoTの今後の広がりを、IoTを実現するためにはそういったフィールドのセンサーとかカメラ設置、ネットワーク構築が必要なので、
それを幅広くやっているというのが弊社のIoTのサービスになっています。
09:01
ありがとうございます。リスナーの皆様、そばにベースさんたち、いっぱい入り込んでいるかもしれませんので、
ぜひ注目していただければと思いますが、全く違うご質問をさせていただければと存じます。
事前にお聞きします。好きなもの、好きなことで、車、モーター、スポーツ観戦、F1など、野球観戦、カップ、ゴルフ、バスケットボール、ビジネス、お酒とお答えいただいてまして、
わりとスポーツ関連がスポーツを好きみたいな感じでいらっしゃるんですね。
最近はこれのスポーツに一番注目しているなんていうのはございますでしょうか。
そうですね、自分がまずプレーする方はゴルフぐらいしかやっていないんですけど、観戦する方は、先ほどご紹介いただいたように野球だったりとかモータースポーツをすごく見ています。
あとですね、私もともとサッカーって全然観ないタイプ、Jリーグとかも全然観てなかったんですけど、今回弊社が私の地元のサッカーチームをスポンサーしているんですけど、そういったきっかけもあって、最近は少しずつサッカーを観ているというところですかね。
サンフレッジをスポンサーなんですか?
じゃないんですよね。Jリーグに全然上がる前のですね、本当に出来立てのチームなんですけど、そこをJリーグに上げる過程を応援しようというところでやっているんですね。
J3とかも?
名前をもしよろしければ宣伝があったら。
福山CityFCというチームなんですけど、JリーグってJ1、J2、J3あるじゃないですか。でもサッカーってもっと下がるんですね。J4とか5ってないんですけど、ただJで表現すると今J6くらいのところにいるんですよ。
なのでまだまだ上に上がっていかないといけないんですけど、ただJ6にしては非常に強いので、結構サッカー好きな人には有名なチームなんですけど、そこを応援しています。
サッカーの福山のチームがもしJ1くらいまで上がったら、ベイシスさんのスポンサーで上がったのかなとリスナーの皆さん方は思っていただけると相当いいかもしれないですね。
はい、ありがとうございます。
材料のメモを聞きまして、諸志貫徹というのを選ばれていらっしゃるんですが、何かこの諸志貫徹を選ばれた理由というのがございますでしょうか。
自分が意識しているというよりも、自分がそういう性格なんで、自分らしいなというところで諸志貫徹というふうにいつも言っているんですけど、やっぱり私自身、自分がやると決めたことは必ずやるタイプなんですよ。
なので、冗長もそうですけども、やっぱりやり遂げていますので、自分のそこはポリシーというかプライドというか、言ったことはやる、約束は守る、必ず達成するという意志が強いので、非常に大切にしている言葉ですね。
はい、ありがとうございます。素晴らしいお話でございます。
最後のご質問なんですが、この番組は経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えてください。
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はい。成功の秘訣はいくつかあるんですけど、まず一つはマーケット選定。どの分野とかどの業界を対象にビジネスをやるのかって非常に重要だと思っています。
私の場合はかなり業界の追い風に乗って事業を拡大できたので、市場選定やマーケット選定は非常に重要だなと思っています。これ一つ目です。
あと二つ目は、いくら選定したマーケットが良かったとしても競争優位性がないと選ばれないじゃないですか。なので、ベーシスならではの強みだったりだとか、
御社ならではの強み、お客様に対するメリットって何かってここはやっぱり作る。この二つが非常に重要なんじゃないかなと思っています。
なので、マーケット選定と強み作り、この二つがビジネスで成功する一番の重要な秘訣なのポイントなのかなと思っています。
ありがとうございます。おそらくリスマンの皆さんも、私もですが、マーケット選定大丈夫だろうかと今悩み始めているかもしれませんが、大変素晴らしいお話でございました。
リスマンの皆様も本日はお忙しい中お聞きいただきまして本当にありがとうございました。ぜひ皆さんもご参考にしていただければと存じます。
吉村社長様、本日はどうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の社長日記、インウィズウィズは吉村社長様、米州様でいらっしゃいます。
素晴らしいですね、3回目にやっと上場できた3度目の初式ということでいらっしゃいますが、本当に諸手間接、諦めないという感じでいらっしゃいまして、
スマートでいらっしゃいますけれども、おそらくかなりご苦労されてコツコツやっていられたんじゃないかなと思います。
そういう意味では、本当に若い頃からの企業家になるという諸手間接を堪定されて、そして上場まで持っていっていらっしゃいますので、
今では我々の生活に欠かせないインフラを送っていただいている会社でございますので、大変注目の会社なんじゃないかなと思います。
ぜひお聞きの皆さん方も、諸手間接で目指している方向性に頑張って諦めずにやっていただければと思います。
本日の社長に聞くウィズビズはここまで。また来週。
3分コンサルティング。ウィズビズが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングは、王様、千葉県の農家だそうです。
はじめまして、千葉県で農業を営む王と申します。
高齢の父から家業を継いで農家となりました。農協を通じて商品を販売していましたが、自分で加工した方が利益が上がるのではないか。
ともに商品開発を始めました。売り物になりそうな商品が3つほどできたのですが、本当に売れるのかと不安に思っております。
15:03
商品の品質には自信があるのですが、不安を抱えたまま販売をしても良いのでしょうか。
不安がなくなるまで改良をすぐるべきなのでしょうか。新商品の開発販売は初めてのことですが、アドバイスをいただければと思います。
素晴らしいですね。農家でいらっしゃるのに商品開発した。これはぜひ広げた方がいいと思います。
どうするか。お知り合いに食べてもらったり、どう思うか聞いてみるのが良いと思います。
その意見が良い意見でも悪い意見でも素直に色々聞いて商品開発の品質を改良するのが良いと思います。
それができましたらテストマーケティング的にECサイトで売ってみたらどうでしょうか。
一番最初だったら楽天とかアマゾンとかまたはヤフーショッピングとかああいうところに出していくという手がありますね。
それでうまくいくようだったらどんどこどんどこ広げてて自社ECサイトまで作っていくみたいに済んでいったらいいんじゃないかと思います。
これは素晴らしいことですね。ぜひ実験してください。
売れなかったらもしかしたら原因はキャッチコピーの問題なのか、商品の名前の問題なのか、商品の中身の問題なのかというのを
ちょっといくつか変えてみたり色々とテストしてみたりすることで改良していっていただければと思います。
良い商品が必ず売れるとは限りません。なので悪い商品だから売れないんだとは思わないでください。
もしかするとインターネットでの販売の方法の方が問題のある可能性もございますので
その辺は冷静にご判断しながら品質改良していったらいいんじゃないかなと思います。
ぜひ頑張っていただければと思います。
本日の3分コンサルティングはここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
その内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト
経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき
経営ノートのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
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