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2025-04-23 35:17

082 - 反セクシズム講座

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※リマスタリングして音量などを改善しました。

タイトルは随分大風呂敷だな!と思いました?でも安心してください。別にたいそうな話じゃありません。「フェミニズム」や「セクシズム」って言葉に、ちょっと構えてしまう人もいると思うんですが、自分の言葉で、ゆるく、でもそこそこちゃんと喋ってみた回です。

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話題に出した本⁠⁠⁠

サマリー

このエピソードでは、反セクシズムに関する講座が行われ、特にフェミニズムや韓国の男性の経験に基づいた視点が紹介されます。チェイスンボムの著書『私は男でフェミニストです。』を通じて、男性特有の特権や無意識の偏見と向き合う重要性が語られています。フェミニズムの重要性やその男性への影響についても論じられ、セクシズムやマチズモという言葉を通じて、社会における性別に基づく不平等が考察されています。特に、フェミニズムは女性だけでなく男性にとっても有益であることが強調され、誤解を解くための視点が示されています。また、パータナリズムやマチズモなどの性別に基づく価値観についても考察され、カルチャーにおける女性の存在や過去の価値観の受け入れ方、さらにはベクデルテストを通じたジェンダーバイアスの測定についても議論が行われています。反セクシズムをテーマに、自身の立場や無意識の思考を見つめ直し、問い続ける姿勢の重要性が語られています。

ポッドキャストの紹介
はい、みなさんこんにちは。無題のなんちゃらキャストのキョウヘイです。
このポッドキャストは、私、キョウヘイが、あることないこと知ったかぶって、適当に最近つけたにわかの知識を振りかざしまくるような、そのような番組になっております。
ハッシュタグがあります。ハッシュタグなんキャスです。なんはイラガナ、キャスはカタカナですね。
これで、ツイッターに書いてくれると、全部名当しますし、大変嬉しく喜んで嬉しいです。
今回は、82回目ですね。
前回、告知しましたように、4月18日にですね、インナーファクトさんから、なんキャス、スカルゲイターみたいなものが、スカルネックゲイターが発売されましたので、
それをですね、なんと、プレゼント企画用にということで、いくつもインナーファクトさんからいただいておりますので、
ラストにですね、今回の、この回のラストにプレゼント企画がありますので、ぜひぜひ、まだ買ってない人は、スペアも欲しい人は応募してみてください。
最後にやるんでね、最後まで聞いてくださいね。
さて、前回はなんの話をしたか。
ああ、すごいわ褒め言葉か、みたいな話ね。まためんどくせいこと言ってんな、お前ってみんな思ったんでしょう。
いやー、だってね、こういうめんどくさい話するとね、コメント反響全然ないんですよね。
行為の非対称性とか、ああいう話もそうなんですけど、まあめんどくさいですよね。
で、俺になんか、いやーとかつってコメントしたら、何を言ってるんですか?つってね、なんか余計めんどくさいことを俺に言い返されそうだしね、
なんというか晴れ物を触るようになっちゃうんだろうなーって思うんですけど、
多分今回もそんな感じの回になるんじゃないかなと思いますけどね。
まあ話そうと思ってる内容がまたそういうめんどくさい系?めんどくさい系って俺は思わないんだけど、
まあ普段みんながあんまり大きな声でしゃべんないような内容に今回はなるんじゃないかなと思います。
はい。その前にツイッターなどのコメントの紹介をしていきたいと思います。
えーっと前回はここか。
あ、主に皆さんネックゲイターゲットしてくれた人たちのコメントが多いですね。
タカバーチカルさんネックゲイターゲットありがとうございます。
けんいちさんネックゲイターゲットありがとうございます。
そして、バーンと飛ばしていって、ネックゲイター系の人は、
石塚孤独さんネックゲイターありがとうございます。
伊藤まつわるさんネックゲイターありがとうございます。
ひろびりーさん、初ゲイターイヤーということでネックゲイターご購入ありがとうございます。
みなさんありがとうございます。非常に嬉しいです。
しかもね、なんか昨日ですけどインダーファクターのサイト見たら、
どっちかの色、黒い方はあと4個ぐらいになってたんで、
結構たくさん作ってもらったんですけど、思った以上に売れていて、私も非常に嬉しい。
さてここで、俺がよく言っているこのネックゲイター、いわゆるバフを半分にする時のやり方について説明したいんですけど、
そもそもなんで半分にするかなんですけど、
もともとこのバフ系、ネックゲイター系の物って500ミリぐらい長さがあって、
頭にヘアバンド的な感じで巻くのには長いですよね。
なのでたるませたり折りたたんだりして使うんですけど、
もともとこれ系の物っていろんな使い方が想定されていて、
バラクラバ的に使ったりだとか、ねじってフードみたいにしたりだとか、
いろんな使い方ができるのである程度長さが確保されているんですけど、
俺の使い方はですね、昔ガスケットとかって言ってビーニの先っちょが切れてるのを俺20代前半の頃とかよく被ってたんですけど、
その流れでなんかちょっとヘッドバンド的に使いたいんですよね。幅広のヘッドバンド的に使いたいんですよ。
そのために俺は必ず半分に切るんですね。
じゃあどうやるか。別にお手元にある立ちパサミでちょきちょきやっていただいても構わないと思うんですけど、
絶対ガタガタになるんで、俺がおすすめなのはAmazonでロータリーカッターで検索してもらって、
円形の刃がついているカッター、安いんで買ってください。たぶん2,300円です。
それを使って定規を当てて切ってもらうとすごくまっすぐに切れますので、
これで真ん中で切ってもらうといいですね。
この筒状にする際にミシンで縫っているようなネックゲイターの商品、例えばパタゴニャンのやつとかそうなんですけど、
それはたぶん半分に切っちゃうと途中の縫い目からほつれてくる可能性があります。
が、このインナーファクトのネックゲイターは縫ってないんで切ってもそこからほつれたりしません。
手ぬぐいみたいに切った断面からポロポロほつれてくることもございません。
なので安心して切って2倍にして使ってください。
ネックゲイターのバフは頭に巻いたりするのにも便利なんですけど、
ポケットに忍ばしておいてハンカチ的に使えることも、もちろん手ぬぐいに比べたら全然吸いませんけど、
吸水性は低いですけどポケットに入れておいて便利に活用できるし、
なんかしんねーけどこの後急に走りたいけど頭に被るものがねーなみたいな時にも、
ポッケにハンカチのバフがあるじゃんとか言って使えるんで、
さっき便所で手洗ったのを拭いたやつを頭に巻くのが嫌な人もいるかもしれませんけど、
そんな風にも使えますので、私としては半分に切るのを非常にオススメです。
今回のデザインはその半分に切るようにね、わざわざ上下にスカルを配置して、
完全な折りとくなんですけど、そんな感じにしてますので皆さんよろしくお願いします。
バフの話はネックゲイターの話はこのくらいで良いか。
そして、他にコメントね。
そうそう、前回マイクの接続変えたとか言ってたんですけど、結局元に戻しました。
あんまり変わらなかったんでね。ちょっとボリューム上げたりはしたので、
その結果もあるかもしれないんですけど、
しんやさん、元から聞きたかったけど、さらに音圧が上がって聞きやすい。
ナイス!とおっしゃってくださってます。音圧か。
ちょっと今回の分もボリュームを、原因じゃなくてボリュームをちょっと上げたまま公開してみるんで、
皆さんまた比べてみてください。
ポッドキャスト、音量、ソムリエの皆さんに協力していただきたい。
もっとバキバキに音量を上げたほうが絶対良いんですよね。
だってSpotifyの音楽聞いた後に、ポッドキャストに自分のやつもそうやけどね、
変えると圧倒的に音小さいですもんね。
あと例えば、スマホでドラッケウォークやりながら、
ポッドキャスト自分のやつちょっとどうなのかなと思って試しに聞くと、
そのドラッケウォークのね、サウンドエフェクトが全然うるさいんですよ。
だからね、もうちょっと大きくしたほうがいいんだろうなと思うんですけど、
なんか原因にあってもボリューム使ってもな、結局音を上げるとノイズが増えるんで、
録音環境が根本的にノイズが多いから、あんまり音量を上げられないみたいなところがあるんだよな。
ラジオとかもちろんそうだし、プロやってるやつとか、
あとはそのソフトウェア的に販売されている楽曲なんかはめちゃめちゃいい環境で録音してるし、
超エンジニアリングしてるから音量デカい上にクリアですよね。
素人のポッドキャストはそこまでやれないっていうか、
もうちょっとエンジニアリングしなきゃいけないんだろうな。
徐々にやっていきたいと思います。
ダイスさん。
狸フェスの事前グルラン楽しかったです。
私も他のポッドキャストの人の工夫や普段苦労で見えないところで話すのも楽しかった。
ポッドキャストカバーへの苦労をわかってくれる人初めてなんで感動。
はい、ありがとうございます。
そうですよね。
私はちょっといじったんでわかりますよ。
これからも今日は走らないでビールのジャケ車期待してます。
のおちぼうさん。
無通恋愛アプリで無料のニアマル読んで今時アンドマイルドなエコーダちゃんだなぁと思ってたけどそんな方法に済むのか。
俺エコーダちゃん読んでないんですよね。
まあとにかく特集会の前に読まなきゃって言ってるんで読んでください。
これマジ面白いんで。
トニーさん。
ニューヨークに会ったってことでニューヨークに町田商店見つけてくれてます。
ありがとうございます。
なんでみんな町田商店のこと僕にレポートしてくれるかわかんないですけど嬉しいです。
ニシアン。
イベントでとれる40キロをスカールはほら着て走ってきたよと。
しかも応援の小学生にね、なんかかっこいいって、ドクロかっこいいって言われたらしいじゃないですか。
お目が高い。
けんいちさん。
東北フードマラソンはスカールシャツでフルマラソンは初でした。
いやいやフルマラソンシャツランか。
素晴らしいですね。ありがとうございます。
そしてアイロックさん。
ナンキャス聞いたのもあってジョーラ&ルナさんでリカバリラン。
どうぞどれらの素晴らしさをダイレクトに感じられる瞬間。
嬉しいな。
ちなみにアイロックさんは実際に知っている友達なんですけど聞いてくれてたの嬉しいな。
そんな感じでしょうか。
はい。
皆さんありがとうございます。
フェミニズムについての考察
さてと、次はいつもの本読んだかコーナーですけど。
はい、読みました。
今日はね、その読んだ本の話をメインにしようと思ってちょっと整理してきたんですけど。
どんな本を読んだかっていうと、
前回もちらっと話題に出した、「私は男でフェミニストです。」っていう本を読みましたね。
なかなか面白かったです。
この本はどういう本かっていうと、韓国の男子高校で国語の先生をやっている人が、
チェイスンボムさんという人が、自分の経験を通じてフェミニズムを学んで実践してきた過程を書き綴ったような内容の本なんですけど。
この作者は、母親の人生を振り返る中で、韓国の女性がどれだけ犠牲を強いられてきたかというのに気づいて、
そこから自分自身の男性として持っている特権だったり、無意識の偏見に向き合ってフェミニズムという考え方にたどり着く、そんな内容なんですけどね。
印象的だったのは、彼は男子高校の教員として、生徒たちに男らしさの枠に縛られないように生きるような視点を届けようとしているような姿勢ですかね。
この本を読んで、フェミニズムというのは決して女性だけのためのものじゃなくて、
男性にとっても自分自身の考え方というか、逆に狭い考え方になっちゃっている部分とかを解放するようなものなんだなということを改めて感じましたという感じでしょうか。
なんでこの本を読んだかというと、その前にもちょっと話した滝並ゆかりさんという人の、私たちは無通恋愛をしたいという漫画の中で紹介されていたんですよ。
俺、結構参考文献的に出てきた本を読んでいくのが好きなんで、ということで読んでみたんですよね。
無通恋愛がしたいについても絶対一回しゃべりたいと思ってるんですけど、それを詳しく紹介する前に、こっちの派生して読んだ本の話をするっていうのも面白いんですけどね。
その中にわりと共感した一節がありまして、冒頭に出てくるんですけど、その作者が、「なんで男のくせにフェミニズムなんてやってんだよ。」って言われるんですけど、そこで言うのが、「いや、男だからよくわからない。学ばない。」というふうに言うんですけど、
これが今の俺にしっくりきて、俺も全然フェミニズムについてはまだまだ一生学びの途中だと思うんですけど、改めて整理して、せっかくだからちょっと話してみようと思ったんですよね。
なので、別に押しつけがましいような内容にはしたくないですし、無益なことばかりしゃべりたいといつも言いながらこんな内容をしゃべるのも変な話なんですけど、ふーん、そんな考え方もあるんだね、程度にこれを聞いた人に受け立ててもらえるといいなと思いますね。
ちなみに、たぶんみんな今、「強兵のやつ何急にフェミニズムに目覚めてんだよ。」とか思ってると思うんですよね。でも別に全然そんなことはなくて、俺には娘もいますし、もう15年以上アメリカの会社で働いてるんで、いわゆる、前回も話しましたけどPC、ポリティカルコレクトネス的な空気の中で日常的に仕事をしてるわけですよ。
だからそういう考え方には比較的昔から触れてきてはいますし、ただ改めて今回この私は男でフェミニストですって本を読んで、これ自分の中でもう一回ちゃんと整理してみたいなっていうふうには思いましたね。
特にあれですよ。女性でいるっていうだけで不平等な扱いを受ける社会っていうのは、たぶん俺、自分にとっても全然他人事じゃないって思ってるわけですよね。やっぱり娘がいる身として、それは父親としてもそうですし、男性としても当事者なんだっていうふうに感じるなと思ってて。
なのでフェミニズムにはもちろん共感はしていますし、もっとちゃんと知りたいし、深めていきたいなっていうふうには思ってますね。そんな気持ちで今回この話をしてるわけですけど、もちろん俺はフェミニズムの専門家でもないですし、庭家とは言いませんが、まだまだ初学者だと思うんですよね。
セクシズムとその影響
なので言葉の選び方が足りない部分があったり、見落としとかもあるとは思うんですよ。でも今の俺の理解と視点を自分の言葉で今回話していけたらいいなとは思ってるんですけどね。
俺たち男性としてよくある誤解として、フェミニズムって男性を責める運動じゃないのっていうイメージありますよね。持ってない人はそれはそれで素晴らしい正しい認識だと思うんですけど。
特にインターネットの上だと過激な発言する一部の人がフェミニストを名乗っていて、それ見るとフェミニズムってのは過激だったり押しつけがましかったり、男性を否定する考えっていうイメージを持っちゃってる人も少なくないと思うんですよ。
ツユヘミとか言うじゃないですか。今はツイッターじゃないからツユヘミって言わないの?知らないんだけど。でもそれがフェミニズム全体を代表しているわけではないし、むしろそういう一面的な印象だけでもし嫌いしちゃったりだとか、目を逸らしちゃったり、そめけたりしちゃうっていうのがあったら本当にもったいないなって思うんですよね。
本来のフェミニズムっていうのは性別のルーフ平等だったり、役割の押しつけをなくしていこうっていう考え方だと思うんですよね。
女性のための運動っていうことじゃなくて、性別に関係なく誰もが自由に生きるための視点を与えてくれるような考え方、運動なんだと思うんですよね。
なんか真面目っぽいな。しかも俺、普段全然使わないフェミニズムって言葉を今20回くらい言ったんで、だんだんちょっと恥ずかしくなっちゃうんですけど、続けますね。
よく言われたりするのが、女性を優遇するための運動じゃないのかよっていうね、そんなこと言われたりするとあると思うんですよ。
でもそれも多分少し誤解があると思ってて、確かにフェミニズムっていうのは結果として女性の地位向上に大きく貢献してきてると思うんですよ。
まだまだ全然途上だと思うんですけど、ただそれは歴史的に、この地球の人類の歴史上、女性が半数いるにもかかわらずマイノリティとして扱われてきて、抑圧されてきた存在だったからなんですよね。
これは例えですけど、逆に考えてほしいんですけど、長い歴史の中で我々男性の方がもし不利益をこむっていたとしたら、
多分今のフェミニズムにあたる運動っていうのは、例えばマスキュリズムとかメンズリブとか、そういう呼び方になったんじゃないかと思うんですよね。
これは女性を優遇するというよりは単純に不平等を正すための運動に過ぎないと思うんですよね。
もちろん同様に、男性を攻め立てるような運動でもないし、それによって男性の地位が下がったり、
もしこれによって男性の地位が下がるって思うんだとしたら、今あんたの持っている地位って一体何?女性が上がると下がる地位って何?
そういう疑問も出てくるんですけど、男性自身がダメージを受けるような考え方でもないと思うんですよね。
いろいろ言ってますけど、みんな一緒にいる?大丈夫?
こんな中でいろんな言葉が出てくるので、先に関連する言葉を紹介して整理したんですけど、
フェミニズムを話す中ではセクシズムとかミスジニーとかミサンドリーとかマチズモとかこういったワードが出てくるんですけど、
一つ一つ簡単に俺の理解を話していくと、まずセクシズムですよ。
セクシズムが性別に基づく差別や偏見のことだと思うんですよね。男なんだから強くなきゃダメだとか、女は家庭にいるだとか、散歩下がるとか、性別による差別のことがセクシズムだと思うんですよね。
このセクシズムに対してそれを正すための運動として出てきている、考え方として出てきている一つがフェミニズムだと思います。
この文脈の中で出てくるのがミスジニーですよね。これはどういうことかというと、女性に対する軽視だったり別視だったり嫌悪感的なものですよね。
これが無意識に文化だったり構造に現代社会では染み込んでいるということが多いんじゃないかなと思います。
ミスジニーと同じ考え方でミサンドリーという考え方もあるんですけど、これは男性版ですね。男性に対する嫌悪のことをこんなふうに呼びます。
マチズモの問題
ミサンドリー自体は存在はすると思うんですけど、これ自体は直接フェミニズムとは無関係です。
なのでフェミニズム運動というのはミサンドリー運動ではないということが大事なところだと思うんですけど。
もう一つ出てくるのがマチズモですよね。これは以前読んだ本のマチズモを削り取れの中でも出てきた話で、
最近ちょっと俺の中でこの辺りのコンテキストは結構興味ある分野になってるんですけど、
マチズモ自体は過剰な男らしさを美徳とするというような考え方ですかね。
男なんだから強くあれ、支配的であれ、つまり泣いたりというような感情を見せるなとか、そういう文化的な圧力のことがマチズモですよね。
こういったいろんな言葉が出てくるんですけど、こんなことを俺が思うのは、特にマチズモとミサンドリーの関係はすごい重要だと思うんですよ。
マチズモ的な空気の中では、やっぱり男はこうあるべきだというのがあるんですけど、その一部として女性はこうすべきだよというのが強化されると。
そうすると結果として女性が軽視されたり排除されたりするような構造、ミソジニが生まれちゃうということなんですよね。
マチズモというのは、男性が強いという男らしくあれというのと同時に、今言ったように女性はこうあれみたいなふうに働くと思うんですけど、
例えば女性向けの商品はとりあえずピンクにしておけばいいよねみたいな発想、今はどうか知らんけど絶対過去ありましたよね。
これって一見配慮とか女の人たちの好みへの理解っぽく見えたりするかもしれないんですけど、
これで実は女性イコールピンクが好きという前提を押し付けている構造だったのもあると思うんですよね。
これはセクシズムとマチズモの影響が重なった結果として、女の子っていうのはこういうのを選ぶもんだという無意識の決めつけが企業の企画だったりデザインに反映されているということだったと思うんですよね。
今日の現代だったら、あと俺もそういう仕事しているから思うんですけど、もっとデータ取り分でやるべきだと思うんですよ。
実際のデータで女の人がどのものが好きかというのを元に作るべきだと思うんですけど、絶対ありますよね。
例えば親だって女性じゃなかったら娘、自分の赤ちゃんが女の子だったときにピンクのものをもしかしたら選びがちかもしれないですよね。
これっていうのは日本の社会に色濃く残っている家父調整ですね。家の父の長い生で家父調整ね。これと深くつながっていると思うんですよ。
ちなみに家父調整はパターナリズムって言ったりするんですけど、家父調整について言うと、例えば年下が年上に対してお釈をするとか、女性がお茶組の役割をするとかね。
あとは発言は年上の男性が中心で若い女性は危機役に回れとかね。そういうやつ。
これって一見礼儀とされている文化の中にね、年齢だったり性別だったり立場による序列の内面化っていうのが存在しているっていうやつだと思うんですよね。
これ韓国ドラマなんか見るとめちゃくちゃありますよね。もちろん日本でも全然ある。昭和の会社の飲み会なんか完全にこれでしかないじゃないですか。
例はじゃああり得ないと思うんですけど、皆さんの解釈はどうですか?今でもあります?
例えば私たちの無通恋愛が主体の中から出てくる赤井川さんって人は、今まで家父調整がバリバリまかり通っている会社の中で若い女の子を守るみたいなシーンが出てきたりするんですけど。
価値観と性別の考察
一体今日はどういう話になっているんだ?俺自分でもちょっと分からなくなってきて、話が広がりすぎたらごめんなさい。これうまくまとまらなかったらごめんなさい。
パータナリズムの家父調整の話ですけど、俺は家父調整、パータナリズム自体は否定したいとは思うんですよ。否定されるべきだと思うんですよ。
ただ、それって直接年上の人を敬うこと自体を悩ましにするってこととかは繋がらないと思うんですよ。年上の人を敬うこと自体は大切にしたいとも思うわけですよ。
何が違うかなんですけど、これは自分の意思で敬意を表していくのと、そうすべきとされている、これっていうのは全然別物だっていうことになるんですよね。
今話が広がっちゃったんですけど、この構図っていうのは同じような男らしさ、女らしさにまたはまっていて、もちろんピンクが好きな女性、いていただいて当然いいんですよ。
同じようにカジが好きな男性っていうのもいて全然いいんですよね。大事なのはこれが本人の意思による選択であるかどうかだと思うんですよね。
その性別によるらしさっていうのが押し付けられるもんじゃなくて、選べるもんであってほしいって思いますよね。
だからもちろんピンクの服を自分の娘に与えたっていいですけど、もしその娘が実はブルーの方が好きだって言うんだったら、それを選ばせるっていうことですよね。
何の話だかだんだんわからなくなってきたんですけど、このマチズモの話をするとちょっとパッと思い出すのが、鬼滅の刃で長男だから我慢できたってセリフあるじゃないですか。
あれは結構ネタ的に、ミーム的に今使われてますけど、それもうるせえな細かいなって言われるのを覚悟で言うと、マチズモ的な価値観を象徴してるって感じることがあるんですよね。
しかも長男だから我慢できたって文脈だと、女性の立場は全く語られないですし、その文脈では存在しないことが当たり前になっている構図っていうのがあるような気がするんですよね。
お前は今何言ってるんだって話なんですけど、それは別にこれで鬼滅の刃はダメとか、そういうことを言いたいわけじゃないんですよ。
過去のこういったマチズモ的な、セクシズム的な価値観が当たり前に適用されていた過去の物語作品は全部悪みたいに言いたいわけじゃなくて、それとエンタメ作品の質っていうのはまた全然別の視点の話です。
なので、今の視点で過去を断罪するんじゃなくて、俺たちがここで考えるべきことっていうのは、なんで過去はそれが当たり前だったかっていうことですよね。
これも問い直す必要があるんじゃないかなと思うんですよね。
俺もその価値観の中で育ってきた、自分自身もその価値観の中で育ってきたって気づくこと、それが考え方のアップデートの第一歩なんじゃないかなって思うんですけど。
過去の価値観の問い直し
大丈夫ですか、俺言ってること話し通ってますかね。
さらに最近見てきた韓国ドラマのおつかれさまっていうのがあって、これはめちゃくちゃ面白かったんですけど、号泣しながら全部一気に見たんですけど、この中にもめちゃくちゃ過不調性が出てくるんですよ、驚くぐらいに。
その中で主人公はいろいろもがくんですけど、その様子が面白いし、大変感動的なんで、それはそれで別の回で語りたいと思うんですけど、
ここで過去の価値観を現在の価値観で否定するだけじゃ何もならなくて、なんで過去はその価値観が当たり前となってたのかなっていうところを考えたいですよね。
例えば自分で子供が転んで泣いたりした時に、別に泣いてたっていいって思うじゃないですか。
でも俺、そういえば子供の頃、男は泣くなって言われて育ったっていうか、世の中そんな雰囲気だったようなギャバンの歌も男なんだろうみたいな、そんな歌が当たり前だったような気がするな。
もしかして今俺ってそういうあれからちょっと離れられてるのかもしれないなって思うことがあるわけですよ。
それで言うともう一つ日常で結構俺気になるのは、よく男の人が家事を手伝うとか子育てを手伝うとかいうことあるじゃないですか。
俺は絶対言わないんですけど、それって家事は本来、子育ては本来女性の役割で、男性はそれをサポートする側みたいな前提が透けて見える気がするんですよね。
実際は家庭の中で誰が何かするかっていうのは状況によると思いますし、それでも手伝うって言葉には他人事っぽさ、一言というか主体性の無さを感じちゃいますよね。
なので家事って本当は手伝うもんじゃなくて、ちゃんとやる?主体的にやるもんじゃないかなって思うんですけど、
お前がどのくらい家事やってるのかっていうのはちょっとこの際一旦置いておいていただいていいですか。すみません。
お互いがやったりやられるようにしたり分担するっていうのが自然なあり方のはずなのに、無意識のうちに本来やる人イコール女性みたいな構図ができちゃってるってところですよね。
そういう日常の言葉の中に潜んでるこういうちょっとしたずれみたいなものに気づけると、自分の中の当たり前っていうのを一つ一つ問い直していくきっかけになるんじゃないかなって思ったりもしますけどね。
なんだろうな、この話は。大丈夫か?ちょっと今、俺の持てる責任を超えるトピックを喋ってる気がして汗かいてきたんですけど、もうちょっと続けていきます。
ここまで話しておいてなんなんですけど、俺もはっきり言ってまだまだ全然無意識のセクシズムとかマチズモ的な反応をしちゃってると思うんですよ。
だからこうやって言葉にして話すことで、俺にとっても問い直しの時間にもなってるんじゃないかなと思って、こんな今壮大な身の程知らずな会をやってるわけなんですけど。
だから言っていただきたいですよね、そういうことがあったら。いや、恭平さん、あんな会を公開した分際で今のバリバリセクシズムですよっていうのは教えてほしい、もしそういうことがあればね。
で、その本の中にも出てきたちょっと面白いものがあるので、そのことも紹介したいんですけど、ベクデルテストっていう考え方があって、皆さんご存知でしょうか。
これは例えば映画とかそういう作品、物語作品を評価するというか、ジェンダーバイアスを測定するために使える手法なんですけど、
これは3つあるんですよ、非常にシンプルで3つだけありまして、これは作品の中にまず1つ目、名前のある女性キャラが2人以上いるかどうか。
2つ目、その2人が会話をしているかどうか。
そして3つ目、その会話が男性に関係しない内容であるかどうかですよね。
この3つの条件を満たしているかどうかを測るだけのテストなんですけど、これね、特に少年漫画とかで育ってきた俺らから見てみると、これをクリアできてない作品がめちゃくちゃ多いことに気づくんですよ。
これって、もちろんもちろん俺たちは少年漫画とかで育ってきたんで、少女漫画はまた別の話かもしれないですけど、もうちょっと誰もが見れるような少年とか少女とか名を打ってないハリウッド映画とか連続ドラマとかで考えてみてもらいたいんですけど、
これをクリアできない作品ってきっと多いんですよ。
ドラゴンボールでさ、あれは少年漫画だけどね、ブルマとランチさんが2人で話しているシーンってあったかなとかね。
ドラゴンボールはね、ブルマとランチがいるからよかった、だけど名前のある女性キャラだいぶ少ねえな、前半ってブルマだけじゃん、父が出てきてやっとか、みたいな。
ランチが先がちょっとわかんないけど、そんな話なんですけど、これでどういうことかというと、文化として女性の存在が背景に追いやられてたっていうことなんじゃないかなって感じるわけですよ。
このベクデルテストもそうなんですけど、これは作品を攻め立てるためにあるわけじゃなくて、自分たちの、俺たちの前提に築くための視点として有効なんじゃないかなって思うわけですよね。
もちろん作家に男性が多かったりとか、さっき言ったような媒体として、男性向けの媒体とかっていうのもあるかもしれない。
でも、これって社会的な背景とか環境とかっていうのを考えるためにすごく有効なんじゃないかなと思って。
これはさっきの、炭治郎がね、長男だからっていうのが当たり前で通っちゃうようなものを思うときにも同じように使えることだと思うんですけど、
そういうベクデルテストとかがあるので、ちょっと思い出してみると、その作品が持っている時代的な社会的な背景とかがすごく透けて見えるよっていうことですよね。
ちなみにこういうジェンダーギャップを測定するテストとしては、他にもマコモリテストっていうのがあるんですけど、
マコモリテストっていうのはPacific Rimに出てきたマコモリっていうキャラから出てきた名前なんですけど、これも興味があったら調べてみてください。
この話をすると、やっぱりつきまとってくるのが、前回もお話したPCですよね、ポリティカルコレクトネスについてにもつながってくると思うんですけど、
PCはめんどくさいとか言葉がりじゃんっていうようなことを言う人もいますけど、
フェミニズムの実践
俺はすごく大きな括りで言うと、思いやりとか尊重の文化としてそこそこ大事な視点なんじゃないかなと思うんですよね。
全部を正そうとしなくても、これは誰かを傷つけないかとか、そんな感じで一瞬でも立ち止まる感覚がすごく大事なんじゃないかなと思いますけどね。
じゃあお前の攻撃的なツイートは一体何なんだよとかっていうそしりは私も受ける覚悟はあるんですけども、
それはそれ、これはこれ、大人の二枚舌として笑って受け止めてください。
じゃあ新たな話が来ましたけど、こういう話を聞いて、じゃあフェミニズム、俺にできることってなんだろうみたいなね、
そんなことをもし思った人がたまたまいたとしたら、別に何からしましょうとかそんなことじゃないと思うんですよね。
大きなことじゃなくて全然よくて、例えば男のくせにとか女なんだからとか、そういう言葉を言いそうになった時にちょっと止まってみるとか、
他人だとか子供に接する時に性別の揺らぐ割りの前提が入ってないか意識してみるとかね、
ソーシャルメディアでフェミニズム的な発信を見た時に、なるほどねそういう考え方もあるんだって受け止めてみるとかね、
そういう小さな行動の詰め重ねみたいなものが空気を少しずつ変えていくんじゃないかなと思っています。
いや俺は、じゃあお前は空気を変えたいの?って聞かれるとちょっと困るんですけど、
まあイエスだと思うんですよね。
なんでかっていうと、結局お前はナンキャスで何を話してんだって話なんですけど、
反セクシズムの考え方
まとめるとなんで空気を変えたいかっていうか変えた方がいいんじゃないかって思うかっていうとね、
俺はフェミニズムの考え方には深く共感しているっていうことですよね。
ただただ俺が自分の立場を表す時には、俺はフェミニストですっていうのはちょっと言いづらくて、
それよりも性別の不平等そのものに対しては反対なんで、
反セクシストっていう方が反セクシズムかな、そういう表現の方が俺的にはしっくりくるんですけど、
言葉遊びいいかもしれないですけどね。
自分の中にある無意識の刷り込みっていうのを丁寧に見つめ直していって、
それを言葉にして話していくっていうのが今の自分にできることなんじゃないかなってちょっと思ったんで、
いや、今の自分にできることってなんじゃいという話なんですけど、
そこは俺が適当に舌がぶって話す無駄になっちゃうキャストなんでね、勘弁してください。
というわけで、完璧じゃなくてもいいと思うんですけど、問い続ける姿勢っていうのだけは持っていたいっていうのを思ってますよということで、
今日はこんな話をしたんですけど、結構恥ずかしくなってきて汗が出たなっていうわけで、
一体俺は何の話をしているんだ?教養番組も程があるなっていう感じになってきちゃったんで、
この話はこの辺りにしたいと思いますけれども、そういう本を読んでこんなことを今思いましたっていうような内容でした。
プレゼント企画
コメントお待ちしてます。さて、最後にね、ネックゲイタープレゼント企画いきたいと思います。
さて、またフォームがあるのでそこに入力してください。
黒と赤で合計8枚あるんですけど、色は選べません。私の方から送ります。
URLを読み上げますね。https://、ここまでいいですよね。
ここまでいいですよね。
ここから先ですけど、
1週間後の4月30日水曜日の午後11時59分、日付が変わる直前に締め切りますので、
もしこれを最後まで聞いた方は応募してみてください。厳選な抽選ルームへ送ります。
8人よりも応募者が少ない場合は全員プレゼントといった形になりますので、よろしくお願いします。
はい、そんなわけで、それじゃあまた。
35:17

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