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2023-02-17 06:03

33.続・自尊心を育てるためには?①回避について

要約:「自尊心」は、失敗を含めた経験を重ねる過程でついていきます。逆にそういったチャレンジ、経験を積むのに躊躇し、自分で自分をごまかしている状態を「回避」といいます。「回避」が板についているなら、そこから一歩、本当に必要な行動に踏み出す必要があります。

「8.自尊心を育てるために-その日の良かったこと3つ-」でも「自尊心」とか「自信」といったことについて触れましたが、今回はまた違った視点から自尊心についてお話ししていきます!今回は珍しく続きものです。ぜひとも。

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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の予約
自尊心は失敗を含めた経験を重ねる過程でついていきます。 逆にそういったチャレンジ、経験を積むのに躊躇し、自分で自分を誤魔化している状態を回避と言います。
今回はその回避について解説します。 皆さん1週間お疲れ様でした。
公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは皆さんの週末の時間を少しだけいただいて、就職や復職など
働くのサポートをしてきたカウンセラーが、主に社会人の方々に役立つような カウンセリングの豆知識諸々を簡単にお伝えしていきます。
皆さんのお仕事や対人関係など、いつもの生活を少しでも楽にしたり、 カウンセリングをより身近に感じていただいたり、緩めな時間を一緒に過ごしたりできれば嬉しいなと思います。
よろしくお願いします。 今回は俗自尊心を育てるためには①回避についてということで、以前にも第8回
自尊心を育てるために②で自信のつけ方について触れたんですが、 また違った視点から自分に自信をつけるにはどうするかについて、何回かに分けてお話しようと思います。
ちょっと今回は耳の痛い話になるかもしれませんが、ご容赦ください。 では早速ですね、皆さんがちょっと不安だなぁ、嫌だなぁ
やったらいいんだろうけどなるべくやりたくないなぁ と思うことをですね、想像してみてください。
はいじゃあ今回はですね、僕が一番苦手な上司に相談するっていうことを例にとっていきましょう。 あの本当にですね、マジで相談とかそういうのが苦手なんですよね。
相談を受ける身なのに何やってんだって感じなんですけれども、 ちょっとこれは本当に苦手なんです。
冗談はですね、去っておき、もう少し一般化して、 ちょっと罰の悪いことを上司に相談しないといけないシチュエーションを想像してみましょう。
こういう時、相談すると怒られたりするんじゃないかって不安があるんだけど、 早めに相談すればするほどうまくいくっていうのはわかっている。
そんな感じを持たれるんじゃないかなと思います。 こういうですね、長期的には役に立つんだろうけど短期的にはリスクがある
っていう行為を人間は巧妙に避けようとするんですね。 例えば別の業務をしたり、メールで報告しようと画作したり、誰かにやってもらおうとしたりとかでしょうか。
この現象をですね、回避と言います。 他の回避の例としてはですね、明日までに課題を提出しないといけないのにやったら部屋の掃除が
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はかどっちゃうとかですかね。 どうでしょう?皆さんも心当たりあるんじゃないでしょうか。
ちょっとどんな時に回避しているかを思い出しながら、この後の話も聞いていただければと思います。
この回避、もちろん今回の例に限らず割と世の中にあふり返っています。 どんぐらいかっていうとそうですね、願い続ければ叶うよとか、ありきたりな歌詞を詰め込んだ
J-POPの曲くらい世の中にあふれ返っているんじゃないですかね。 ちょっとわかりにくいですかね。
とにかくですね、人間って本当に自然と無意識にやってしまうくらい回避が得意です。 それは皆さんお一人お一人が悪いんじゃなくって、人間本来に備わった本能に近い機能でもあるからなんですね。
その辺の本能としての回避の機能っていうのは、解説また別の機会にお話ししますね。
ほんでこの回避をどうやって解決して自信をつけていくかというと、回避をしてしまうもののもとに突っ込んでいくんですね。
まあ、根も葉もないことを言っているように聞こえるかもしれませんが、回避をどうにかするにはこれしかないんじゃないかなと思います。
そしてその取り組みの中で自信がついていくんですね。 なんでかっていうと、まず回避のもとには不安という感情があって、
そして不安というのは不安のもととなっているものから離れれば離れるほど大きくなっていくからなんですね。
不安のもとに突っ込まずに回避を続けていると、あれもこれもだんだんいろんなことが不安になって、いずれよくわかんないでっかい不安に押しつぶされそうになる。
そしてどんどん自信がなくなっていくということもあり得ます。 こうなってしまうと本当にしんどいので、どこかで突っ込んでいく、直面していく
っていう必要があるんですね。 ただ不安のもとに突っ込んでいく、直面していくっていうのはわかったけど、
突っ込んでってうまくいかなかったらどうすんの?という疑問を持たれる方もいるんじゃないかなと思います。
当然の反論ですね。 この不安のもとに突っ込んでいくことのメリットややり方についてはまた次回お話しようと思います。
今回は回避という考え方に触れていただいて、 ああ自分もこんなこと回避してるわーって共感していただけたら嬉しいなと思います。
みなさん今回はいかがでしたでしょうか。 ちょっと耳の痛い話だったかもしれませんが、みんな同じかと思います。
やらないといけないことを避けて掃除をしたり、なんとなくスマホを見たりとか、
公に話したくないちょっと惨めな気持ちになるような回避を重ねながら生きてるんじゃないでしょうか。
みなさんそうですよね。僕だけじゃないですよね。 まあまた次回続きをお楽しみにしていてください。
それではおやすみなさい。ご視聴ありがとうございました。
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