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このプログラムは、WAKUWAKU RADIOでお送りします。
自分で作る人ってすごい損してると思う?
思うよ。それはずっと奥さんに言ってるよ。
美味しいのにその感動半減してるもんね。
半分以下ぐらいじゃない?
僕に至っては朝自分で作っていってるわけよ。
奥さんの方が帰りが早いから、奥さんが最終の仕上げをしてくれてるもんね。
焼いたりとか、最終の味付け調整とか奥さんがしてくれるんだけども、
自分が下ごしらえを9割して出ていってるわけだから、
帰ってきたら何が出てくるかっていうのは分かるわけじゃん。
自分がしていってるから。楽しみが全くないわけよ。
今日何かなみたいなのがかゆくない。
それがちょっと辛い。
なるほどな。うちの奥さん料理しないじゃん。
それちょっとだけ聞きたかったけど、しなくなったの?してたよね?
しなくなったの。
なんで?
料理作るの嫌になったのって何か理由があんのって聞いたら、
自分が食べたくない料理を作らないといけない。
要するに自分がそんなに好きじゃないメニューを作るっていうのがやっぱストレスの度合いが半端じゃないみたいで、
食の好みが僕と奥さんって全然違うんですよ。
彼女はハーブとかがめっちゃ好きなのね。
なるほど、おしゃれだね。
だから鶏肉で言ったら、ハーブ焼き?
香草焼きっていうね。
そうそうそう。僕はそれすげえ苦手なの。
ええ、あーっぽいな。
そう。で、出てきたとしても100%の笑顔でおいしいとは言えないわけ。
舌がおこちゃまなんだもん。
ってめっちゃ言われる。
そう。で、そういう人が配偶者として存在すると、
彼女自身はもっといわゆる大人の味っていうのかわかんないですけど、
味に奥行きがあるものとかさ、そういうのを食べたいし作りたいんだけど、
作ったとて、俺がそんなにおいしそうじゃない感じで食べるんやったら、
もうなんか、ハンバーグ作るとかさ、肉じゃが作るとかさ、カレー作る、唐揚げ作るとかっていうのは、
彼女は苦痛でしょうがない。
だろうね。
そう。だからそれたぶんごまどれさんもそういうとこも若干あるんじゃないかなと思うんですよ。
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なるほどね。
旦那さんとかがいらっしゃったら、旦那さんの好みとかを無視できないじゃん。
そうだよ。
で、もう食べるほうって結構勝手やからさ。
まな。
ちょっと味薄いねとか濃いねとか。
だらっしゃいっていうやつやね。
そうそうそう。言っちゃうから、そこにゲーゴーして自分の好みを押し殺して、
シェフになりきらないといけないみたいなのがもう嫌になっちゃうみたいで。
そういうことか。
そう、それを、だからなんていうの、俺は全然そんなふうに奥さんが思ってると知らなかったわけ。
残酷なもんやね。
そう、だって俺が好きなもんはさ、みんな好きやと思ってるから。
それはもう、ほんまに、ほんまイラつくよね。
もう一個言われたのが、まあ森さんも知っての通りだと思うんですけど、僕って同じもんずっと食えるんですよ。
はい、ですね。
だから奥さんに何食べたいって聞かれたら、ずっとカレーって言うわけ。
嫌やわ。
そう、で彼女は、俺も作る側になったら多少わかったけど、同じものを何回も作るのも嫌だった。
飽きる、単純に。
飽きる。
そう、いうところのこのダブルパンチでもって、ちょっと嫌になりましたみたいなこと言われて、
じゃあ一回俺作るわって言って作って、ただその時に、俺が好きなもの作ってもいいの?っていうのを一回聞いたんですよ。
そうだよ。
そう、奥さんが食べたいものと多分違うじゃないですか。で、出したら食べるって聞いたら食べるって言ったから、
俺が作ってる感じ。
じゃあまあ嫌じゃないんだね、その真っ当直球のお子様見には出てきても。
続いたらでもめっちゃ言われる。もうやめてって言われる。
でもそこで選手交代にはならへんわけや。
ならないね。
そうか。
そう。だから最近やっと俺が和食っていうのかな、和風な味付けのものを作るようになってきた。
何を作って貼るの?
いわゆる醤油、みりん、酒、砂糖の組み合わせの味付けあるやん。大体味わかる感じのやつ。
なんかこれ万能やんっていうことに最近気づいた。
それまでどうしてたの?
いや、俺だからレシピを見てその通りに作業する人なんだよ。だからその統計とかが一切たまんないわけ、頭の中に。
だからその肉じゃがだったら肉じゃがの手順として覚えてるだけ。
この味付けってあれと結局一緒なんやとかはひも付かないんですよ、頭の中に。一切。
そうな。
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もうほんまに別個のレシピとして覚えてる感じ。
すごいね、それしんどくない?
だから面倒くさいよ。レシピを見ないと作れないから。
だよね。
で、最近牛丼を作ったんかな?で、見てるレシピにこれ牛じゃなくて卵と牛肉の代わりに豚肉入れて他人丼にしても美味しいですよって書いてて。
俺も電流が走ったわけよ。一緒なんやって。
味がな。そうやね。
だから親子丼も結局他人丼も牛丼もそのベースの味付け一緒なんよ。
一緒よ。
いうことに。で、それがすなわち和風ということを表してるなと。
和風なんか?まあ和風か。そうか。
それさ、俺最近もう一個技をそれで身につけたんだよね。
その冷蔵庫に野菜がなんか中途半端に残ってて、もうこいつらをかき集めたとて何者にもならんみたいな状態の時にそれを全部炒めて豚肉も入れてちょっと炒めてそこにその例の味付けをすると何とかなるんだよね。
美味しいおかず。野菜炒めみたいな。
そうそうそう。なんか和風野菜炒めみたいな感じになんのよ。
生姜焼きの生姜無いバージョンみたいなのかな。
ああそうそう。だから生姜焼きも一緒やね。
そこに生姜を入れるだけでちょっと強めにね。
その多少、なんていうんですか、みりんが多いとか醤油がちょっと多めに入ってるとかのバリエーションはあるけど、ベース一緒だからおでんも一緒じゃないですか。
おでん。だしの分量の多いんじゃない?
僕が見てるレシピはおでんの、セブンイレブンのおでんを再現っていうレシピだから結構ガツンと味付いてるのよ。
ああそうか。
それの炒め物を作った時に初めて、あ、俺料理したなって思った。
そのいわゆる何も見ずに作ったからさ。生まれて初めて。
そうだよね。
なんかやったらとんでもないことになるイメージが強かったよね。料理って。レシピなしで感覚でやったらとても食えないものができてしまうみたいな。
大変でしたね。
さやね。理屈があるんやってことに気づいたよね。
その気づきからどんどん感覚の方になっていくんでしょうね。
いやその気持ちわかる。
だからレシピなんてほんと見ないわ。
よっぽど初見っていうか作ったことないですみたいなもの以外はもう。
えーマジ?じゃあ麻婆豆腐作ってって言ったら空で作るの?
多分作れる。
マジで?
だいたい。
うそー。
そのお店の味にしろとかそういうのはちょっと難しいかもしれないけど。
やばー。
だいたい自分が好きな味にはできるよ多分。
マジか。俺調味料の量だけはみんな無理やわ。
ちゅちゅちゅちゅいって足しながらさ、これでいける、これぐらいこれぐらいとか。
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そうだから俺味見っていう文化がないね。
なんでやねん。
そうだから作ってる最中でペロッと食って、もうちょっとやなとか言って醤油足すとかはできない。
へーそうなんや。
その突然途中で出てくる塩と胡椒で味を整えますっていう表現。
全く理解できない。
なるほどね。
だってさレシピ通りに作ったら味見する必要がないやん。
えー?
ないのよ。
ほんま?
だってレシピってそういうもんやからさ。
せやけどさレシピはさその人が作ってる好みやん。
うん。
やけどもうちょっとなんかあったほうがよくない?みたいなのあるやん。
それは食卓で食ってからやねんな俺は。
あーそこで足すの?
いや次回。
次回。
次回。
なるほどね。
それもうアリか。