AIと人間の創造物の価値
このまま進んでいって、どんどんAIが作った映像なり、音楽なり、デザインなりが世の中に増えていったら、やっぱり、なんかどれ見ても似てるな、みたいな感じになる気がするのよね。
同じ感じがするな、みたいな。で、そこまでいった時に、やっぱり人間が作ったものって価値あるよねってなるんじゃないかなと思うんですよ。
なると思うね。だいたいそうですもんね、人間って。
20,30年ぐらいのロングスパンな気がする。だってまだ進化の途中じゃん、AI自体が。海外のビルボードチャートでAIの曲が1位取ったとか、あとは日本で小説の賞を受賞したものが、実は大半をAIで書いてたっていうのがわかって、賞が取り消しになったとか。
なんかどんどん食い込んできてるんだよね。で、今まだ押し返すムーブが若干あるんですよ、大衆に。AIが作ったやつで賞取んなよ、みたいな。ちゃんと作れや、人の手でっていう空気がまだ残ってるけど、薄くなっていくんだろうなとは思うんだよね、それが。
いやー、こういうものづくりの現場の人たちは悲鳴をあげてますからね、本当に。
だってアメリカではブルーカラーに就職希望する若者がどんどん増えてるでしょ、今。
ブルーカラーはAIにとって変わられない。
確かにな。一番人間活動らしいですもんね。逆にそこにしか人間の価値がなくなっていっちゃうんですかね。
そこがなんかITに身を置く人間としては興味あるよね。
AIを使ってめちゃくちゃ面白い小説を書いて賞を受賞したけど取り消されたってさ、チャットGPTとかジェミニーとかグロックとかに対して、もう面白すぎる小説書いてくださいっていうプロットでは多分出てこないじゃん。
共同作業じゃないですか、AIと人間の。そこの価値をみんなどういうふうに定めていくんだろうなっていうのは興味あるよね。
よりそのAIさんと仲良くなれる人が勝っていくんでしょうね、そのプロットを上手に書けるというか。
前例がない設定で、空前絶後のスケールの面白すぎる小説書いてくださいというプロットで本一冊分のものが出てくるようなAIに進化したら、もう人間はいらない感じになるんでしょうね。
いやー嫌だ嫌だ。
ものすごいよな。まさかそんな世の中になるとは思わなかったよね。
でもね、喋りは人間しかできないですよ。相談することはあるんです、チャッピーちゃんなりに。番組のこともちょっと聞いたりするとか、助けてもらったりするんですけども。
その時に気を利かして、じゃあこれを面白おかしく台本に起こしましょうか?みたいなことを気を利かして言ってくれるわけ。
はいお願いしますって言うじゃないですか。たいして面白くないよ。
いやそうなんだよね。そこはね、本当に苦手なんですよまだ。
でしょうね。
無から有を生み出す感じのやつ。知識を引き出すのは本当に強いんですけど、ニュアンスとか人間のその面白いって思うような感情を動かすようなのは苦手なんでしょうね。
森さんだったら音楽の仕事されてるわけじゃないですか。今で言ったらスノーとかあるわけじゃないですか。
あれを引き合いに出された時に、いや別にスノーで作りたいんだったら作ってもらってもいいですけど、でももう僕には勝てないと思いますよみたいな。そういう何かしら強みが欲しいなっていう。
いやないですよ。
負ける?
いやもうそりゃだって仕事の速さはすごいですもん、もう本当に。
すごいね。
4人出す歌物をマジで作るんですっていうのはさすがにAI生成じゃちょっとって思うところもありますけど、
例えばラジオ番組の後ろで薄く流してるBGMが欲しいんですみたいな今まで通りのオーダーがあるかっていうと今後ね、ないと思うよ。
自分で一回スノーとかいうやつで試してみようってなって、まあ必要十分なもの出てくるもんね。
もうこれでいいじゃんってなると思います。
AIがない時代、人が音楽作るしかない時代だったら、まあ1日2日かかるよねぐらいのものが30秒とかで出てくるわけじゃないですか。
で、ちょっと違うな、俺が思ってるのとニュアンス違うなって言って、もうその1曲丸ごと捨てられるし捨てるごとに抵抗ないじゃないですか。
それはどうなんですかね。
それが当たり前になるのって正しい方に向いてるんですかね。
今からDTMだったり音楽だったりをやろうって趣味でやろうかなみたいな思ってる人が、自分で一生懸命勉強して1年2年勉強して作った楽曲がスノーから出てくるものに、勝てないと感じる気がするんだよね。
ってなった時に、自分がやってる努力って意味ないかもって思わへんかなと思って。
それなんかよくなくなくないですか。
音楽制作とワンマート
よくないですよ。
その道を志す人が減るのではっていう。
本物みたいな人は減っていくのでは。
僕ら世代よりもっと前の世代のミュージシャンさんから見て、僕みたいな人っていうのは作曲家と呼んでくれんなぐらいに思ってるかもしれないよ。
それはどういう点で。
スタジオにこもって、一から音を作ってた人からすると、パソコンの前で簡単に修正ができてとかそういう姿を見ると、そんなもんって思ってるんじゃないですか。きっと。
確かにね。それはあると思うんだけど。
でも、昔の大先輩の音楽家の人と、今森口さんがやってる曲の作り方って、根っこは変わってないんじゃない。
努力というところでは変わってると思いますよ。
このフレーズを弾くためにめちゃくちゃ努力するけど、努力しなくても再現可能な僕もいるわけじゃないですか。
技術がなくてもってことね。
昔の人がシンセの音一つ、こういう音にしたいんだって頭の中でなってるのを、ケーブルを差し替えたりとか、つまみを何ミリ右に回すとか、そういうレベルで実現してたわけじゃないですか。
それってすごい努力じゃないですか。それがもう本当にプリセットでも、これぐらいでいいかぐらいにはなるし、その差はすごいあると思いますよ。
今はさらにそこから知識もなくていい時代になった。
AIさんに投げる、口が上手であれば音楽がついてくる時代になりつつあるんじゃないですか。
感性だけあればいいっていう。神秘感というか。
いやほんまさ、スノーでさ、奥さんがスノー知ってめっちゃ興奮して、こんなんがあんのか今と、使ってみたいみたいなこと言って、ワンマートっていう犬のご飯売ってるECサイトがあって、奥さんがそれ使ってんだよ。
で、ワンマートの歌作ろうって言って。
歌詞、ワンマートのテーマソングみたいなやつ。
私が作ってやるって。
ワンマート、ワンマート、美味しい楽しいワンマートっていうのをひたすら繰り返すっていう歌詞だけで、プロットなし、歌詞オンリーで出したら、もうマジでスーパーの店内でいつか買ってもおかしくないみたいなやつできたのよ。
なんかドンドンドンドンキーみたいになりそうですよね。
そう、まさにそんな感じのやつができて、奥さん今家の中でそれ歌ってるからね。
すごい。
犬の飯作りながら鼻歌で歌ってる。
恐ろしいな。
恐ろしいよ。
いやもうそれワンマートに送ったらって言ったもん。
いやほんまやで。
即採用されるよ多分。
でもほんまそのテーマソングもどっかで聞いたことある感じ、どっちかっていうとね、ドンキーよりはあれに近い。ジャパネットだから。
ああいう感じ。
しかもプロットなしででしょ。
そうやね。
それがすごいよね。
読み取ってんのよ。
怖いわ。
それ怖いよね。犬のご飯屋さんのテーマソングっぽくしてくださいとかって与えてないのに、一発でそれが出てきちゃったから。
怖さを感じるのはそれを仕事にしてるっていう側面があるからでしょうけど、きっと一般的な目線でいくと楽しいですけどね。
未来の音楽制作
そうね。
ばいばーい。