同居の悩み
WAKA no OTO。このラジオは、子供の頃から生き方についてずっと探求してきたWAKANAが、皆さんのご相談に対してメッセージを伝えする番組です。
皆さんにとっての、調和と安心につながる道の一つになりますように。
今日の質問は、ピチピチトマトさんから来ています。ありがとうございます。
では、質問をシェアしていきたいと思います。
1人息子が結婚し、孫も1歳になります。結婚当初から生活費を考えて、同居を選択しました。
けれども、シェアハウスの別世帯かと思うくらい別々で、会話がうまくいきません。
食事中の会話も弾みません。同居することがイレギュラーなのかもと思いつつ、一番身近なコミュニティなのに心地よくない時間です。
私が心がけるといいことはどんなことでしょうか?ということでした。
はい、ありがとうございます。
では、いくつかメッセージをお伝えさせていただきたいと思います。
まず、同居がうまくいくために、心地よいものになるためにどうしたらいいかということなんですけれども、
一つは、ご自身がどんな思いでつながるかを意図するということをやってみるということです。
どんな思いでつながるのがうれしいのかなということですね。
これはどういうことかというと、
例えば、ありがとうとか感謝の思いでつながり合い、関わり合いをしたいというふうに意図してみたり、
もっと笑顔を交わし合えるような関わり合いをしたいというふうに意図してみたりということで、
自分がどんなふうな関わり合いがうれしいのかなということを考えてみるといいと思います。
これは改めてやるんですね。
まず、なぜ改めてというふうに言ったかと申しますと、
最初の同居をするときの動機が、この文面例からしか判断できないんですけれども、
生活費を考えて息子さんたちのために同居を選択したということだったので、
この思いがそのまま今のつながり関わり合いの意図になっているんですね。
無意識にだと思います、これは。
もちろん、どうせ一緒に暮らすのであれば楽しいものになったらいいなという思いはあるんだけれど、
それを自分の意図にしていかないと、なかなか現実として動くにはちょっとガソリンが足りないんですよね。
ですので、改めて意図をしてみる。
どんなつながりがいいのかというのを、意図をはっきりしてみてください。
さっきみたいに、例えばありがとうでつながり合いたいなって思ったときに、どうやってするといいかというと、
まず相手との関わり合いの中で、ありがとうって思えることをどんな小さなことでもいいので、
ちょっと探してみるんです。見つけようとしてみます。
そして、もし見つけたら、できれば言葉にして伝えるということ、それをやってみてください。
最初は本当に小さなことがいいかもしれません。
お皿を渡してくれたっていう、それに対しても、もちろんすでにありがとうっておっしゃって感謝されているかもしれないけれども、
目を見て、本当にこうして私の方にお皿をくださってどうもありがとうっていう思いで、
目を見てありがとうって伝えるとか、
普段ありがとうって言わないようなことも、改めて自分の中でありがとうだなって見出して、
言葉にしてみるということをやっていきます。
そうすると、本当にありがとうという現実がこの関わり合いの中に生まれてくる、現れてくるようになります。
たくさんありがとうの現実を作るための種をまくような気持ちでやってみてください。
この時に大切なことは、相手に対してそういう思いで接したりとか、見出して伝えていくっていう関わりをしていくんだけれども、
同時に自分に対して同じぐらいの思いでやってみるんですね。
だから自分自身の中でありがとうって思えることを探して、夜寝る前に自分にありがとうをたくさん伝えて寝るでもいいし、
お風呂に入っている時になんとなく自分の体とかにありがとうってやってもいいし、
普段はやらない感謝を自分自身にたくさんたくさんしてあげるということをぜひやってみてください。
つまり、周りの人にやろうとやりたいと思ってやっていることというのは、
まずは自分自身にたくさんそれをしてあげてからやる。
それを同時にやりながらやるということで、自然と循環するような感じで、
無理してやろうと思ってやるんじゃなくて、自然と溢れ出てくるような感じでできるようになるので、
ここはポイントかもしれません。
興味を持つ方法
もう一つのメッセージとしては、これはとてもシンプルなメッセージなんですけれども、
まず相手に自ら興味を持つということを、こちらも改めてやってみてほしいんですね。
息子さん5歳、よく知っているお二人かもしれないけれども、
おそらく知らないことってすごくたくさんあると思います。
例えば、今日どんな出来事があって、そのことに対してどんなふうに感じたのかとか、
それってたぶん聞いてみたら予想していたのとは違うことも返ってくることもあるかもしれません。
なので、まず相手に興味を持つということを改めてしてみるといいと思います。
特にこれは食事のときにそれをやってみるとよくて、どんなふうにやればいいかというと、
もちろん興味を持つということをまず自分の中でやってみて、その上で問いかけを相手にしてみるんです。
質問責めにすると相手もちょっと疲れちゃうと思うので、
何が好きとか、今日のご飯はどうだったとか、今度何食べようかとか、
週末ってどんな過ごし方をするのが好きなのとか、
そんなことを自分で予想がつくような答えがあったとしても、
それを一回自分の横に置いて、まっさらな気持ちで相手に興味を持って質問してみるということを、
お食事中とかにさりげなくやってみるといいと思います。
これが、私もちょっとそういうこともあるのかと思った出来事があって、
ある食事会のときに、基本的には大人の人がいっぱいいた食事会で、
そこに若い世代、10代の子が来たんですよね。
何度かお食事をしているんだけれども、その間ずっとゲームをしていて、
同時にあまり会話に入らないんですね。
ずっと観察していたんですけど、どうしてなのかなというふうに聞いたときに、
たぶん自分なんて、みんな大人の人たちには興味がないと思われていると思ったって言ったんですね。
だから自分には話していないだろうと、自分なんか別に話す会話に入れるような感じじゃないだろうし、
大人の人もきっと自分に対して何も興味を持っていないんだろうって、
その子が自分で思って、そういうふうな時間を過ごしていたっていうふうに聞いたんですね。
ああ、なるほどって思ったんです。
だから、もしかしたらそういうことが息子さんご夫妻にもあるかもしれないですね。
誰でも自分に興味を持ったりとか、いろいろ自分のことを思って聞いてくれたりとか、
対等に接してくれたりとか、リスペクトして接してくれようとするということに対しては、
嫌な気はしないんですよね。
実際に相手に質問するということで、下を向いていた、全く全然相手の目を見ていなかったところから、
相手の目を見るということ、顔を上げるということをしていくと思うんです。
この行為がお互いに起こったときに、コミュニケーションのパイプというのがポンと開くんですよね。
通るというか。
なので、そういった意味でも、まずはパイプ作りからじゃないけれども、
相手に興味を改めて持ってますよ、あなたのことを大切に思っているんですよっていうような思いで、
ちょっと質問してみたりするのもいいかなというふうに思います。
あとは、最後のメッセージとしては、とは言いつつね、
やっぱりプチプチトマトさんご自身も一生懸命毎日生きていらっしゃると思うので、
そんな心の余裕や体力がちょっときついときとか、体調がよくないときとかって、
なかなかそれもできないときがあると思うんです。
自分のことだけやっぱり精一杯ということは、人は時々あるから、
そういうときはどうしたらいいかということなんだけど、
あえて何かしようとしなくても良くてですね、
やるといいことは、どうかそれぞれの世界で、
お元気で幸せであるように、ありますようにと、心の中で手を合わせて念じるんですね。
これは簡単にできることです。
元気がないときも、あんまりしゃべりたくないときも、これはできてですね。
これをする、どうかお幸せで、元気で幸せでありますように、
みんながね、息子さんご夫婦、お孫さん、旦那さん、みんなが、
それぞれ元気で幸せでありますようにと、手を合わせて心の中で念じるというだけで、
実際には目に見えてないんですけれども、
なんかその念じた心から、イメージとしてはですね、
光の糸がスーッとたくさん出てきて、
そして念じた相手に対して、その光の糸が心の方に届いて結ばれていくような、
そんな感じなんです。
相手も最初は気づかないんですけれども、その糸がたくさん溜まってくると、
光がポーッと強くなって、明かりが心に灯ったような感覚になりますね。
そうすると、なんとなく自分自身の心が丸くなって、優しい気持ちになるんです。
やっぱり一緒にいる、一つの空間で過ごす人々が、
この丸く明かりが灯った状態、心が丸い状態で、
一緒に共にいるというだけで、
なんか特別な面白い話をしなくても、
心地がいいということをお互いに感じ始めていくと思います。
ですので、無理せずにですね、別々のもの、もともと全然違うものをね、
一気に一つにしようというのは、とても難しいことでありますので、
そこは無理せずに、そんなふうに念じながら、
光の糸を紡いで、温かい関係性というのを、
ぜひプチプチトモトさんご自身から作られていくというのは、
本当に素敵だなというふうに感じています。
きっとね、ご家族の時間が温かい温もりのある、
良き豊かな時間となるのではないかなというふうに思うし、
それを祈っています。ありがとうございました。
今日のメッセージはいかがでしたか?
皆さんの相談もお待ちしています。
今日も皆さんにとって最善の素晴らしい一日になりますように。
和歌の音。