コーチングサービスの責任
皆さん、こんにちは。きなこです。さて、今日のテーマはですね、クライアントさんからの質問なんですけれども、お客さんとの出会いの過程で、コーチングというもののサービスの責任説明をするときに、
結果が必ずしも保証されない場合っていうところを、どうやって納得した上で契約してもらってるんですか?っていうところの疑問点と、私なりのお客さん、クライアントさんとの心の距離感というものについてお話ししていきたいと思います。
今日の放送で聞いてもらえると参考になるかなという方は、これから対話サービス、コーチングだったり、コーチングだけじゃないですね、セラピストさんだったり占い師さんだったりカウンセラーさんとか、そういうサービスを通して自分の事業を立てていこうという方の駆け出しの方、これからお客さんを取っている方の参考になればと思います。
私の紹介を軽くしておくと、2歳の男の子と女の子の双子の母です。今は薬剤師10年の経験を元に起業しまして、漢方ライフコーチという名前で活動しております。
起業2年目に入ったんですけれども、おかげさまで国内問わず、国内外か、問わず、世界各地って言うとちょっと言い過ぎですけどね、国内外にクライアントさんがおりまして、ありがたいことに皆さんとホクホクさせていただいているというような状況でございます。
この間、新しくご縁がつながったクライアントさんからのご質問だったんですけれども、その方もカウンセリングのサービスをされている方なんですね。もっともっとこれから事業として展開をしていきたいと。
ただ、これまでモニターを取ったりとか、無料でやったりとか、駆け出しの期間ってあるじゃないですか。その時に、今後お客さんを取っていく時に、私たちのサービスっていうものはお薬ではないので、完全な結果の保証はもちろんできないわけですよね。
そこをいかに納得した上で受けていただくのか、そこをきなこはどういうふうにね、これからお客さんになる方に説明されるのかっていうところのご質問いただいたんですね。
もうちょっと詳しく話すと、例えば今回ご質問くださったクライアントさんと私っていうのは結構付き合いが長いんですよ。クライアントさんから出会ったわけではなくて、もともととあるコミュニティ経由での出会いなので、お互いの人となりがかなり分かった状態で、その途中で私が起業をして。
で、私の人となりを分かった上で私が起業してるっていう流れも全部知ってて、そういう人間関係があった上でのきなこにお願いしたいっていうことだったから、私の場合はそれはきなこのことをずっと知ってると。だからいいけど、全員がそういうわけじゃないと思うんですねっておっしゃる通りですよね。発信を通して出会った方もいる。
それは私が起業した後、私の活動を見て来てくださった方っていうのは、直接私と3年も4年も5年も関係を育んでいるわけじゃない。そんな人に、今回のクライアントさんと私の場合だったらもともとの関係性があるから、コーチングっていうものはこういうもので、当然結果が保証されるものではないっていうのも重々承知してるし、
その辺を加味した上でも、私はあなたとセッションをして人生を変えたいって決まったわけだけれども、でもそうじゃない方に、そこまでの関係性がない方に、どうやってこのコーチングというものの100%の効果が保証できないセッションサービスっていうものを納得して買っていただいているんですかって本当に分かります。疑問点、そう思うのは。
成果保証の説明方法
なんか、やっぱりお薬じゃないので、サービスの性質上100%の効果というものは当然保証はできないのが、この対話サービスだと思うんですね。コーチングだけじゃなくて、カウンセリングもそうだと思うし、引いては、姿勢矯正とかもそう、100%の効果っていうのは保証できないですね。
正確に言えば医薬品もそうなんですけどね。効果が出る出ないは人によって違うんだけど、医薬品の場合はね、一応厚生労働省がデータとしてバーンと出してて、この効果っていうのを証明しても良いという風に法的にも定義されてるんだけれども、特にこの無刑のサービスっていうのはそうですよね。
で、ほら結果が出なかった時にね、文句言われたらどうしようみたいな不安もあるじゃないですか。もちろんこちらとしては一生懸命やるんですよ。一生懸命やるんだけれども、だけれども、それで最初に患者さんじゃないや、そのクライアントさんの方が望んだ結果にたどり着かなかった場合、もしくは望んだ結果の半分ぐらいにしかならなかった場合、どうやって責任を取ればいいのかっていう問題があると思うんですよね。
で、これね、真面目な方だからこそだし、優しいからだからこその悩みだと思うんですけれども、結論から話すと、セッションサービスを受ける前にどういう関係の方であっても、そこは説明してますね、私の場合はね。
で、どうやって納得していただくんですか?っていうようなところだったんですけれども、これはね、無理に納得させるっていうことはしてないんですね。
で、その辺をご理解いただいた上で、納得いただけるのであれば買ってくださいっていうような形のセールスをしています。
セールスって言っても、無理やり買わせるようなセールスというよりも、私の大切にしているセールス感っていう、お互いの、何て言ったらいいんだろうな、お見合いみたいな、恋愛じゃないですけど、
お相手にもお相手の考えがあるし、お相手の願いだってあるわけでね、そこを全部無視して、ただ私が買ってくれっていうだけを押し通すのは、相手のことをあまり考えていないセールスだと思うので、
セールスっていうと、ちょっと売り込むみたいなイメージがあると思うんですけど、私はどちらかって言ったらご提案みたいな感覚を持って、お客様候補、クライアントさん候補の方とお話をさせていただくんですね。
なので、お互いフラットな立場で、私のサービスを提供する上で、大前提として分かっていただきたいのが、この成果の保証っていうものは100%は担保できませんよと。
なぜならば、コーチングっていうのはそのサービスの性質上ね、頑張っていただく方、頑張るっていうか、はーくいじわってやれとかそういうことじゃないんですけどね。
行動していただく方って言ったらいいかな。人生を実際に変えたいって言って、私のところに来てくださるんだけど、実際にその人生を変えられる方っていうのは、他でもないクライアントさんしかいないんですね。できるのがね。
だから、主人公はあくまでクライアントさんで、私はその伴奏をさせていただく。その過程はものすごく一生懸命、あのセッションを通してね、その方の可能性を見つけたり、まだ見ぬ世界をね、見せろお手伝いをしたりっていうのはさせていただくんだけれども。
それをどう料理して、どうやって自分の人生に落とし込むかっていうのはもう、私がね、あの超能力者でさ、相手の脳みそでも操ってやれる能力があるならね。
いいんだけど、残念ながらそういうことはできないので、やっぱりクライアントさんに頑張っていただく、クライアントさんに行動していただくっていうこと以外にできることがないんですね。
なので、あくまで主役はあなたです。で、行動するのもあなたです。人生を変えていくのもあなたです。だから、セッションのサービスを通してあなた自身が自分で変えていく、そういうお気持ちがある。
それを納得いただける方のみご提案をさせていただいてます。だから、ここで大事なのは、そこのお互いの認識が取れない場合、
まあそれこそ、お金を払えば何とかしてくれるんでしょ?責任も取ってくれるんでしょ?成果保証はないんですか?っていう方とは、
顧客との価値観の不一致
私は残念ながら、大切にしているものの価値観の不一致があるので、そういう考えのある方にはサービスを販売しないっていうことを決めてるんですね。
これはもう、相手は悪いとかそういうことではありません。カレーが好きなのかラーメンが好きなのかどっちが好きみたいな、そういう感覚?
で、私はラーメンを売っています。で、ラーメンを食べたい人にラーメンを売ってるんだけれども、あなたはカレーが食べたいんですよね。
あ、だったら私にはカレーという商品は作れないので、申し訳ないですがカレーを売っているところへ行っていただけますか?っていう感じ。
ここを売るっていうことだけにフォーカスしてしまうと、コーチングサービスって制約してからが始まりなので、その先地獄なんですよね。
お互い消耗するし、お互いすり減らすだけなんですよね。価値観の不一致があって、相手は成果を求めてるわけでしょ?100%の。
で、成果を求めて私に何かをしてほしいっていう気持ちがある。でも私は成果保障はできないんですよ。
クライアントさんが主体だから、あれこれって私は指示をしないんですよ。基本的に。
クライアントさんにどうしたいですかって聞いて、そのお手伝い、伴奏のお手伝いはするけれども、あれをしろこれをしろっていうことは基本的にしないのでね、コーチングだからね。
だからそこでズレがあると、クライアントさんに新しくなった人は欲しいものもらえないし、私からしたら一生懸命やってるけど全然喜ばれないしっていうこの辛い時間しか流れない。
クライアントさんはお金を払って不満な思いをしちゃうし、私は私でお金こそ稼いだけれども幸せなお金の稼ぎ方じゃなかったし、当然それは実績にもなりにくいですよね。
なので一番大事なのはやっぱりその契約をする前の時点でお互いの望むところ、望む心の状態というか、望むものっていうのがどれだけフラットでそこの合意が取れているのかっていうところをものすごく大事にしています。
今回質問いただいた方にもびっくりされたのはね、そのお客様をこちらが選んでもいいっていうことにすごくびっくりされてましたね。
その方は医療関係者のお仕事もされてたので、何て言ったらいいのかな、来るもの拒まずなんですよ。拒んではいけないか、そうなんですよね。
日本の医療もそうですよね。帰れなんて言っちゃいけないわけですよ。全員にサービスをして差し上げないといけない。それが私たちの仕事だからね。
だけど私たちが個人でやる、この個人事業主のビジネスにおいては、お客様っていうものは選んでいいし、むしろ選んだ方がいいんですよね。
誰かで構わず、とりあえず売り上げのためにっていうふうにやってしまうと、その中身の伴わないセッションになってくるので、やればやるほどお互いを擦り減らす。
長い目で見ると、すごく時間ももったいないし、あなた自身の事業が成長する要因にもなり得ないっていうところになってくるので、最初だからこそ、お互いが大切にしていること。
そして私の目線からしたら、成果を保証はしない。あくまであなたが結果を出すのはあなただから、そのサポートはもちろん全力でお手伝いするけれども、
例えば成果が出なかったといって、そこに対して返金とか、そういうのを求められてもそれには応じられません。
そもそもそういうサービスであるということをご理解の上、もしそれができなかったら、ちょっと今回はご縁がなかったということですいませんって言ってもいいんですよね。
そう、断ってもいい。私たちがお客さんを選んでもいい。これ選ぶって言うとなんかさ、上から目線でさ、「お前帰れ!」みたいな感じの言い方に聞こえるかもしれないけど、
これ相手のためでもあるんですよ。そこを優しさっていう毛皮をかぶった、なんていうのかな、何でもウェルカムみたいな感じにしてしまうと、
お互いすり減らすだけなので、誰をあなたの家に入れるのかっていうのはめちゃくちゃ大事にした方がいい。
それも相手のためにね。相手のためにちゃんと選んだ方がいいっていうのは、私たちの仕事においては絶対大事にしておきたいマインドなんじゃないかなと思います。
断る勇気の重要性
特にコーチングとか、セラピストさんもそうですよね。カウンセラーさんもそう。そういうお仕事に疲れる方っていうのは、基本的に関わる方の人生を好転させたいとか、
お役に立ちたいっていう福祉、奉仕の精神がある方が多いので、優しい方っていうのが多いと思うんです。
その優しさは大事。それを大事にするからこそ、断る勇気を持つっていうことも同じぐらい大事になってくるんじゃないかなと思います。
私これを最初に学んだのが、どこだったかな。自分がお客さんとして、それこそ資生強制を受けに行った時とか、慈悲の漢方を買いに行った時は、これをすごく感じました。
何かっていうと、まずは資生強制は、問診票にいろいろあるんですけど、問診票の最後に当院の治療方針っていうのは、慈悲だから当然お金も高いですと。
その代わりにできることをホームケアさせていただきますと。ただ、腰痛だとか体の不調というのを治すのは患者さん本人ですと。
だから治療費を無駄にしないためにも、施術プラスアルファ、普段のご自宅での過ごし方ですよね。普段のホームケアっていうのも、一緒に私と一緒にやっていただいて、しっかりと自分の体と向き合うことをお約束いただけますかと。
そういう方のみ、それに同意していただける方のみ、当院では施術をさせていただいておりますと。
で、それに同意いただけますかっていう、ちょっと半分同意書みたいな感じ。すごいですよね。ちゃんとここでお客さんは振り分けてますよね。
とりあえず腰痛楽にしてよとか、とりあえず腰もんでよっていう人は、この先生にとってはお客さんじゃないんですよ。なぜならば、提供する商品が違うからですね。
でですね、慈悲で看護を受けた時も同じような感じ。
で、ご納得いただける方のみ、提供させていただきますが、すいません、ちょっと喉の調子がね。
そう、大丈夫って言うので、合意をいただいた上で、じゃあ、相談させていただきますっていうふうに、ちゃんと振り分けをしているんですね。
なので、個人事業主で相談業を仕事にされているからこそ、この断る勇気っていうのは、とっても大事にしてもらったらいいんじゃないかなと思います。
もうちょっとね、本当は喋りたかったんだけど、喉の調子がイマイチなので、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
で、おまけトーク。
そうですね、喉が困難なんですよね。
なので、しばらくはちょっとお聞き苦しい放送になると思うんですけれども、ちょっとご理解とご協力のほどよろしくお願いします。
本当にね、子供と一緒に寝ると風邪もらうよね。
コーチは本当に喉が資本なので、この喉をいたわりながら毎日を過ごしていきたいなと思います。
では皆様、素敵な週末を。きなこでした。