冒頭からまた話が長くなりそうになる。 大丈夫ですか?今日のスケジュール。マネージャーさんも今日いないんで、まあいいか。
そうですね、今日はオフになってます。 大丈夫ですか?大丈夫です。言ってあるんですよね。 オフとしてきてます。
ということで、前回は酒飲み市にご出演いただいた経緯や、日本酒を好きになったきっかけなどを聞いてきましたが、
今回は酒柄さんとのコラボをされているということで、作詞や作曲などもされているホリエさんに同じ作り手の視点からのお話を聞いていきたいなと思っているんですけれども、
大の日本酒好きなホリエさんということで、新潟の北節酒造さんとのコラボのお酒・歌、
青森橋上酒造さん、六八線の奥田さんですよね。 奥田での弾き語りライブもされたと伺ってたりだとか、
千葉県の木戸いじみさんともご縁があったりだとかって伺ってるんですけれども、どういった経緯でそういったコラボとか実現されたのかをお伺いしたいんですけど。
そうですね。僕がお酒を好きということでお声かけいただくということが多いんですけど、まずだいぶ遡るんですけど、千葉の木戸いじみさんに行ったのは、おそらくテレホンズの石原くんにそういうお話が来て、
酒タイムズという日本酒のメディアの取材というか、企画というかに石原くんと僕で木戸いじみさんの蔵に、蔵見学させてもらうという企画だったんですよね。
そのあたりからだんだんお酒が広まっていったって感じですか?
蔵に行ったのはそれが初めてで初体験ですかね。全部校庭のこの部屋でこういうことがされてますみたいなことを見学して、
作り手当時を目指して外国人が移住してきて。
今ね、結構ありますよね。
あといろんなお酒を飲み比べさせてもらって、結構木戸いじみさんって熟成酒作ってて、面白かったですね。
酸っぱいんだけど、でもこれはこれでうまいなみたいな。
で、続いてコラボ日本酒作ったのが佐渡島の北雪さん。
で、これはですね、新潟県のお知り合いで車屋さんなんですけど、がなんかこういろんなところに顔が広くて、
結構発信したいタイプの方で、で、その僕と一緒にお酒を作りたいということで、
その北雪さんつないでくれる方を通じてオリジナルというか、僕も蔵に行かせてもらって、
で、打ち合わせこういうお酒が作りたいとか。
あとデザイナーさん、そのボトルのラベルも森屋さんという僕のソロプロジェクトエントというソロプロジェクトのジャケットのアートワークとか。
あとストリートなグッズのデザインとかもやってもらってるんですけど、
その森屋さんと一緒にこういうラベルにしようとかっていうのを話し合って、一本作ったんです。
ネーミングも僕が歌という、歌唱のショーで歌という名前をつけて。
どういう気分というか、やっぱ嬉しいですか?自分のプロデュースしたお酒ができるっていうのは。
そうですね、夢みたいな話ですよね。
そうですよね、自分の話もなりますけど、
昨年渋沢栄一の一万円札発行日に合わせて、帰宅内でもヒエというお酒を作りまして、
飛鳥山公園で工房を探しまして。
飛鳥山公園で工房を採集するという。
3年間かけて200件体採取して、2個いいのが見つかって、
1000個取っても見つかんないときは見つかんないらしいんですよ。
ちょうど毒素も出さない。
3年目にこれもいいかもって思ったら、毒素する遺伝子株で見つかって、
それを土海城さんで醸していただいて、昨年7月3日にリリースしたっていうのも。
やっぱり自分がプロデュースに関わって、なかなかないじゃないですか、お酒作るとか。
そうですね。
ちょっとやっぱりそこで夢実現したみたいな、本当に同じ気分になりました。
結構言いたい放題言って。
北瀬はもともと北瀬純米吟醸、越田霊というのがすごく好きで。
越田霊という地元の酒米を使っているのが好きで。
北瀬、あと山田錦のとあるんですけど。
YK35とか。
そっちの方が多分有名になってて。
海外、アメリカでロバート・デニーノが大好きで。
YK35で。
ニューヨークのお店で出してるとか。
なんですけど、僕は越田霊のが好きで。
キリッとしたね。
それをアピールして。
越田霊で純米吟醸作ってもらって。
でもなんか、2パターン作ってもらって。
普通の絞り方のと遠心分離っていう。
そこで初めて聞いたんですけど。
遠心力で絞るっていう。
えー。
ブンブン回して。
ブンブン回す機械があるんですけど。
普通は圧をかけて絞り出すんですけど。
ヤブタの自動浅木とか。
あと自然だと袋吊りとかだけど。
袋吊りもありますよね。
遠心分離っていうのがね。
脱体産で名前がバッて広がった。
絞りの技術というかね。
機械技術ですよね。
人力ではないですよね。
それをするとまた味が変わるもんなんですか?
負荷がかからないっていうようは。
水分だけ外にパーンと飛ぶから。
多分雑味が抑えられるって考え方なんですよ。
マイルドになるという。
角がなくなるとか。
確かにちょっと飲み比べて。
マイルドかもみたいな。
値段も変わってくるんですけど。
気象というか。
やりましたね。
ちなみになんで歌っていう名前にしたんですか?
音楽にまつわる言葉をつけたいなと思って。
歌も普通に使われている歌じゃなくて。
歌唱の章という方を選んで。
酒っぽいんじゃないかなと思って。
アーティストぶってみました。
アーティストぶってみた。
ラベルちょっと見たんですけど、本当にかっこいいですよね。
かっこいいですね。
シャーって感じで。
シャーって感じで。
ラベルから味のイメージが伝わるっていうか。
力強さもあってね、ラベル。
飲んでみたかったな。
そうなんですよね。
もうないんですか?
1回で終わったというか。
かなりでもたくさん作ってもらって。
主にファンの皆さんが手に取ってくれて。
酒屋さんを通じて販売させてもらったんですけど。
僕たち市販免許持ってないんで。
物販とかで売っちゃダメなんで。
予約とかは出していなかったよね。
元は北施設の酒蔵さんで売るはずだったんですよ。
問い合わせが来すぎて。
パンクしちゃったんだ。
おかみさんがもう無理だよって。
酒屋さんに言うか。
酒蔵そんなに電話かかってこない。
佐渡までね。海を越えて。
ちっちゃい会社じゃないと思うんだけど。
でもおかみさんが電話取ってたらしい。
そりゃ無理でしょ。
テレアポを雇わないとそれは。
そうだったんですね。
八戸酒蔵さんの弾き語りライブの方は。
どんな経緯というか。
もともと八戸の長いファンというか。
六八千六男山ですね。
そのカフェをやってる方がいて。
カフェでいろんなアーティストが弾き語りとかライブをやってて。
僕が行くってなった時にカフェだけではちょっともったいないというか。
あとコロナ禍だったっていうのも人数制限もあるから。
というのでその方が親しくしてる八戸酒蔵の方でどうかということで。
半外みたいな感じなんで空気も困らないし。
蔵の中じゃなくて外でやったんですけど。
そこで僕初めて八戸の酒蔵行って。
千武とか東寺さんとか五兄弟でやられてるんですね。
そこでお会いして。
そこから結構お会いするようになってつながってますね。
いいですね。いいつながり。
そんな中でも倉本さんとか印象的な衣装とかあったら。
言っていいですか。
大西さんは行きつけの和食のお店に新酒の会で来られてて。
いろんな酒米だったりとか削り具合とかで変わるじゃないですか。
精米具合とかね。
いろんなお酒があってそれを料理を楽しみながらお酒もいただくという。
イベントというかちっちゃいお店なんですけど。
そこに行った時に大西さん来られてて。
ちょっとお話もさせてもらって。
ジコンっていう名前の意味とか。
あれお母さんがつけたらしいんですよね。
過去にも未来にもとらわれずに今を精一杯生きるという。
かっこいいなと思って。
名前もファンですねジコンはね。
美味しいし名前もかっこいい。
どんどんどんどん飲めなくなりますからね。
本当にすごい人気。
最初につどっこさんに行った時に飲ませてもらったのもジコン。
毎年11月から出るジコンさんの濁り酒を飲んで。
日本一美味い濁り酒なんじゃないかなって。
濁り酒って多分日本初心者の方だとちょっと抵抗あるとか。
乳酸菌臭さというヨーグルトっぽさって語ってるのもあったりするから。
それが全くなくね。
スーッとお酒なのこれみたいなね。
飲んでみたい。
飲みましょう。
ジコンの濁り。
秋ごろ思い出して言って。
言います。
さてさてそのフォリエさん同じ作り手として酒蔵の現場に入って感じたものづくりの醍醐味なんかがあれば教えてください。
そうですね同じ作り手と言ってもね。
音楽って常に新しいもの。
その時感じてるものを作品に投影できるから。
同じものをずっと作り続けてる人とかっていうタイプの作り手さんたちとは結構大きく違うというか。
僕なんかではちょっともう耐えられないような忍耐とか努力をされてると思うんですよね。
でもなんか酒蔵見学したりとか実際に作り手の人たちと会って思うのはやっぱこう人が関わるというか一人で作るわけじゃなくて。
校庭とかで関わる人が増えていったりとか。
そういうことで変わっていくことってあって。
僕も志望曲も自分で作るんですけどまずはバンドのメンバーがいてバンドのメンバーの個性が楽曲にバンって入ってくると。
自分が想像してたものと全く違うものになったりとか。
絶対思ってた通りであっても良くなるんですよね。
わーって驚かせてくれる。
他の人のアイディアとか手が加わることによって。
さらにレコーディングもエンジニアがいたりとか。
ライブになると音響さんだったりとか照明さんだったりとかいろんな人たちがいて。
そこからまた自分たちが発するものが人に届くまでにいろんな人の力で変わっていくっていうのが醍醐味だなと思っていて。
お酒もそこは同じかなと。
人の手に届くまで、人の喉に届くまで。
お店だったりとか料理だったりとか変わってくるじゃないですか。
やっぱりお酒を飲んでくれた人の顔を見れたときが一番幸せだと思うので。
それは僕たちも一緒だしということは思いますね。
例えばある一曲聴いて人生変わっちゃう人もいたり。
何千人何万人の人生変えてるかもしれない可能性は。
多くですよ多く。
超かもしれない。
何兆人いないでしょ。宇宙人も数いない。
でも日本酒も天狗生まれて人生変わったなとか。
やっぱりあるじゃないですか。作ったものによって人生変わるっていうのは。
そういったところで一緒なのかなってお話聞きながら。
前回僕が仲いいつも岡山上心の社長もお客様の口に入るまでが酒作りですっていうことをおっしゃって。
それがやっぱりすごい思い出されて。
いい話ですね。
いい回になってきましたね。
どんどん聞いてっちゃう。
日本酒を通じて繋がった後援で印象的だった方とか。
そうですね。でもやっぱり大西さんは印象的でしたね。
すごく真面目な。
そうそうそうそう。
低指定だし。
高坂ってブランドのお酒をなさってて。
事故が当たらなかったら酒蔵続けられるかっていう。
聞き酒師である私平田勝が解説していくコーナーです。
リスナーの皆さんもぜひ考えてみてくださいね。
はい今回は本編でもお話があった木戸泉酒造さんに関する問題です。
それでは問題です。
木戸泉酒造の特徴的な作りである高温山灰素作りでは
雑菌を抑えつつ麹菌の働きを生かすため
仕込み時の温度はどうなっているでしょうか。
A. 酵母や乳酸菌が最も活発になる25℃前後で仕込む。
B. 雑菌が死滅し麹菌が働く約55℃の高温で仕込む。
一般的な山灰は7℃から8℃前後の低温ですから
どちらの選択肢も少し温度が高めですね。
さてどちらが合っているのでしょうか。
この素造りのお話は結構実は
私は岡山の上心酒造さんと仲良くさせていただいています。
あちらは基本的に側錠素なんですけれども
今の側錠素の平均温度が大体14,5℃と言われている中で
銀錠鉱が高い、いわゆる古きのお酒が多いところは
低温発酵ということは大体11,2℃のところ
岡山上心酒さんは17,8℃で仕込む手帽造りの段階で
っていう話したの覚えてます?
はい、覚えてます。ちょっと高いって
だとすると山灰はもっと低いんですねっていうところがあったりだとか
55℃になると多分コーボ側は死んじゃってるような気もするので
どうなのかな
皆さん決まりましたかね。それでは正解発表です。
正解はBの雑菌が死滅し麹菌が働く約55℃の高温で仕込むです。
菊酒師の資格を持つ平田さん、解説をお願いします。
はい。木戸泉酒造さんはこちらが独自で行っている高温山灰素はですね
通常の酒造りと大きく異なり非常にユニークで大胆な手法です。
一般的な山灰素では自然発生する乳酸菌を利用し
温度も7、8℃と低温で雑菌の侵入を防ぐのですが
一方、高温山灰素では何と55℃という高温で手法を仕込むことで
ほとんどの雑菌を一気に死滅させます。
ただこの温度では乳酸菌やコーボも生きられないため
仕込み水を打ち水することによって表面温度を下げて
微生物が生きられるゾーンを作ります。
なるほど。
その結果、下層では麹菌が米を投下、上層では乳酸菌やコーボが
じわじわ増殖という二層構造の絶妙なバランスで
手法が形成されます。
なんか不思議ですね。
今解説しましたけど、意味わかりました?
いろんな層に分かれてて
クレープみたいだよ、そしたらね。
ミルクレープ的な?
実はこの問題を見たときに、私も木戸いじみさんのことを調べが
勉強不足もありまして、びっくりはしたんですけれども
いろんなお酒の作り方があるなと
それでおいしいお酒を私たちに届けてくださる坂倉さんに感謝ですね。
本当に感謝。
それが伝統技術として代々受け継がれているっていうのもまたすごいですね。
蔵によって特徴があるのも面白いですね。
本当そうなんですよね。
問題の最中にも上心さんのお話をさせてもらった山肺の話が出たんですけれども
例えば木戸で有名な福島大地さんなんかは
へんぺい精米って言って
お米って楕円形というか楕円形にちょっと頭かけているような形だけど
だんだん球状に精米していくんだけど
へんぺい精米って横に薄っぺらくしていくと
それで周りの雑味の置いとこも残しながら真ん中の心拍を出していくということで
味わい深いお酒を作るとかって手法もなさっているとことか
知らなかった。
日本酒すごくてね。
馬にはまっちゃいそうです。
じゃあ野菜畑さんに出してもらってみましょうか。そろそろ。
エリカ博士。
さて縁も竹縄ではございますが
今日もこのあたりでお開きといたしましょう。
番組の感想はXでハッシュタグ酒の道で検索してください。
それではまた次回。さよなら。
さよなら。