今回はいよいよかいさんおすすめの日本酒やこれからの酒の道についてお伺いしたいと思ってますが。
それではかいさんのおすすめ日本酒を3つ教えてください。
そしてぜひお酒と合うお料理やおつまみもあれば教えていただきたいです。お願いします。
好きなお酒から、千金ですね。
僕はもう本当に千金と一緒にずっと日本酒を歩んできたっていうと違うかもしれないんですけど、
千金さんに育てていただいたみたいなところはあると思っているので、
そういった意味でも千金。
どれ飲んでもめちゃくちゃおいしいというか、
自分のお母さんが食べた料理ってもうおいしいじゃないですか。
正解というか。
それに今近いのかなっていうような状態になっていて、
それがもう千金ですね。
もう1本が柑橘。
この間さきさんもXに投稿されてたお酒なんですけれども、
柑橘は特に思い出強くてですね。
今でこそ大人気銘柄になってしまってるんですけれども、
最初は東京だと誰も知らない銘柄で、
酒ラボにですね、東京で勝負したいと。
この酒をちょっと飲んでみてほしいって言ってやってきたところからのつながりなんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよね。
厳しいことも言わせてもらったり、
中のチームの人たちとお話させてもらっている中で、
このチームは伸びそうだなっていうのは最初から思っていて、
お酒も持ってきてもらった時には、
もう東京でも勝負できそうな雰囲気が全然あったので、
そこから各お家さんとしっかりとつながりながらやっていくっていうのはやってこなかったんですけど、
観客さんはすごく思いも感じて、
応援したい要素がいっぱいあったので付き合ってきて、
そしたら今も大成功みたいな感じになっているので、
大切な蔵というか、そういう感じですかね。
なるほど。最後の一つは?
はい、これは14代ですね。
やっぱりきっかけをもらったお酒でもありますので、
14代と出会わなかったら、今ここまで日本酒好きになっていることがないかもしれないですし、
そういった意味でも14代かなと。
なるほど。それぞれのお酒に合うおつまみやお料理とかあったりしますか?
そうですね。仙巾産は仙巾産で、いろんなタイプの仙巾があるので、
ちょうど今の時期ですね、もうそろそろ発売になる。
というか多分これが出ている頃には発売されているだろう、
仙巾の雪だるまというお酒があるんですよね。
はい。
もうめちゃくちゃ売れている商品で、
これだけで他の奥良さんの売り上げはもう賄っているぐらい売れているような大人気商品なんですけれども、
その仙巾雪だるまと白子のフリットとか。
ああ、美味しそう。
はい。もう普通に天ぷらとかが相性めちゃくちゃいいので、
エビの天ぷらをお塩で、そして雪だるまでとか。
もう門絶級に美味しいですね。
聞いているだけで門絶です。
あと家で簡単に合わせようと思ったら、生ハムクリームチーズとか。
ああ。
ぜひやってほしいですね。
なるほど。
かんきくさんだと何が合いますかね?
かんきくは結構ボディもしっかりしていて甘みもしっかりしていて、
あと酸も特徴だったりするので、お肉とかの相性がいいんですね。
ステーキから焼き鳥まで合わせられるので、
そういうお肉系との相性がまず一つと、
あとは千葉の九州栗にある奥良さんなので、
そちらでとれる、例えば時期は外すんですけど、とうもろこし。
そうですね。コーンバターとかにしてもいいでしょうし。
味濃いめにちょっと。
そうですね。
あとはちょっとかぶるんですけど、かき揚げとかにしてもいいので、
揚げ物揚げ物ってちょっと続いてしまったんですけれども。
両方とも味濃いから、ある程度戦えるお料理と。
そうですね。
何と言っても、ハマグリと。
ハマグリと。
合いそう。
ハマグリの焼きでいいんですけれども、焼いたハマグリ。
何なら焼く時にね、柑橘をちょっと垂らして焼くみたいな。
旨味もしっかりあるから味も出ますしね。
出ますね。
柑橘のハマグリの酒蒸しとかも美味しそうですね。想像しちゃった。
美味しそう。
音絶級です、これも。
実は毎年バーベキューとか蔵でやっていて、
そこで倉本さんがハマグリを焼いてくれて、
それを僕らは観客、まだ発売されてない観客とかを合わせながら、
ただ飲み食らうっていう会が。
今度誘ってください。
ついてきます。
豪華ですね。いいな。
14代だとどうですか?
どうですか?
14代はもう本当におつまみいらないなっていうようなお酒だと思うんですけど、
あえて合わせるのであればシンプルな魚の、酒の魚みたいなので、
逆にいいのかなと思っていて、
これは何でかっていうと、
14代の高木さんですね、倉本の高木さんが前テレビでおっしゃってたんですけど、
もうお塩とか、酒糖とか、そういうものでいいと。
何にでもあって、何ならもううちの酒だけで楽しんでもらえるような、
そういうお酒を作りたいって言ってたんですよね。
それをもうまさに体現されてるなと思うお酒なので、
あえてその言葉を思い出しながら、その言葉をつまみに飲むとかでも。
ああ、意気!めっちゃいい!
高木さんのコラムじゃないけど、そういうインタビュー記事とかを探して。
めちゃくちゃいいですね、それ。
こういう思いを完全に日本酒オタクトークで。
1話でも出てきた串コマさんに、壁にですね、高木さんのサインが書いてあるんですよ。
それには愛と根性の酒づくりって書いてあるんですけど、
これをもう本当に体現されてるような方で、
酒づくりの時にあまりにも入れ込みすぎて倒れてしまったりとか、
体調が悪くしたり、結構有名じゃないですか。
もう入りすぎちゃって、心破れちゃう。
そうですね。愛と根性の酒づくりでできたお酒を、そこを感じながら飲むっていう。
製造業大変ですか。飲食業も大変ですけどね、我々もね。
ありがとうございます。
いろんな思いを伺いましたが、その思いを乗っけて今後の酒の道についてお伺いしていきたいです。
どんなお酒の道を歩んでいきたいか。
ちょうど我々今年、後役も終わりますし。
あ、そうなんですね。
はいはい。
じゃあいい時期に入ってくるんですね。
これから良くなる。だって今でも良いから、これがもう飛躍しすぎちゃって。
そうですね。日本酒って入ってからはすごく楽しいと思うんですけど、
入るまでの壁がものすごくあるなと思っていて、
これ何でかなって考えたんですけど、
皆さん日本酒飲んだことないから嫌いってわけではなくて、
実は皆さん飲んでるんですよね。
飲んだことあるんですけど、その時に悪い出会いをしちゃって、
嫌いだってなったまま人生が進んでいくというか。
これが多分皆さん大半。
なので日本酒を飲まないというか、嫌いだっていう人が多いんだなって体感としてでもあってですね。
これはもったいないというか、今の倉本さんたちが作るお酒ってめちゃくちゃ美味しいのいっぱいあるじゃないですか。
ここにもう一回出会ってもらうと違うなと思ってるんですよ。
そうですね。僕もお店で日本酒提供してて、月曜日だから日本酒辞めるとかっていう人いたりするわけで、
酒ロボさんなんかだと日本酒目当てに行ってるから、
別にそのくせメガハイボールガンガン飲むんですよ。
結果一緒だよって。
だったらまあ日本酒例えば1合飲んだら3倍の、お水飲めばビール飲んでると一緒だしとか。
90年代に一気になったんですよ、
3倍のお水飲めばビール飲んでると一緒だしとか 90年代に一気になるサワン缶中杯
缶サワーがバーって出て 焼酎とかも日本酒飲むと翌日2日酔いが
ウーロン杯とかだったらそんなに2日酔いしないじゃんみたいなのが一気に 日本酒が悪者になってこの20数年で
もう酒蔵も半分近くなっちゃって 例えばカイさんの本とかのようにポップに
でもそのやっぱりその1本目の敷居が高いし幅広いし
googleトレンドで日本酒とビールとワインって検索するともう ビールの半分がワインでそのまた半分が日本酒って
これって消費費用に比例しているような気してて
そうなんです実はあの酒税ってあるじゃないですか 酒税ってお酒飲む人が払ってる税金ですよね
このうちの3.6%しか日本酒の税収ってないんですよね これってもう要は100人いたら3.6人しか日本酒飲んでないっていう
ほぼほぼイコールになるんですけれども そういう状況なので僕ら酒ラボ東京の仕事は
この3.6%の人に楽しんでもらうというのももちろん大事なんですけれども どちらかというとこの97%に届ける仕事ってすごく難しいというか
あの今まで皆さんできてこなかったことだと思うので ここにちょっと頑張っていきたいなと注力していきたいなと思っていて
素晴らしい
なのでこれからもそこにチャレンジして ちょっとでも日本酒というもの概念というんですかね
そういった日本酒っていうものに貢献できるように 頑張っていきたいなと思ってますね
あるコラム読んだんですけどでも日本酒が生まれてから 例えばいわゆるフルーティーでライトな酸が立ったりとかそういったものもあるけど
例えば新潟のお酒みたいな ちょっと前に流行ったりだとか昔ながら例えば菊姫だとか
そういった酸の効いたちょっと飲みづらいお酒もあるけどそれも両方ともかみしても 今の時代が日本酒が一番美味しい時代であることは間違いないんじゃないか
間違いないと思いますね
酒屋さんに行くたんびに新しいブランドがあって そこも新しいの開発したりするので
なので皆さんいっぱい飲んでください
同時にね日本酒好きになった人はあんまり飲みすぎには気をつけて
やっぱりこう美味しいものとか美味しいお酒を楽しむ一番のコツは健康な体でいることだと思ってるんで
結構ね風邪ひいた時って何飲んでも美味しくないんですよね
そうですね味感じないです
そうですねどんな豪華なお料理出てきてもちょっと大丈夫ってなるじゃないですか
あれがやっぱり年取るとあの状態がこうデフォになったりするらしいんですよね
なので健康を維持でも保つ
ちょっとね40過ぎますと私もちょっと比較的小さいからではないので数値もいろいろ高くなってるので
なので最近焼酎ばっかり飲みすぎてるのはあるんですけど
日本酒ねだいぶ減らしましたね
まあいいや私の健康なんで
具体的にこの道をっていうのを最後1個もらえますか
そうですね今はYouTubeがここまで伸びると思ってなくて
そのやっぱり影響力が日本酒の中では凄まじいなと思っていて
いろんなお仕事をもらえるようになっているんですね
ちょっと忙しいのもあってほぼほぼお断りさせてもらってるんですけど
大手さんだったりいろんな業界だったりからもいただいていて
長崎県庁と今酒番組を作っていたりとかYouTubeなんですけど
やっているのでそういった仕事を空中線というかオンラインで伝えるみたいなところを1個やるのと
あと実店舗ですね酒ラボ東京の方は
これをフランチャイズで全国のまず主要都市から展開していきたいなっていうのは思っていて
そこで結構パッケージでしっかりできちゃってるので酒ラボ自体は
もう僕店に立ってなくてもうまくやれてるんですね
なのでこれをうまく地元の例えば僕と平田さんみたいな数店舗やっててみたいなやる気のあるオーナーさんが
日本酒の店やりたいとなった時にそういう方にやってほしいなっていうふうにはちょっとふわっと思っていて
直営でっていうのも考えたんですけどっていうよりかはそういうやり気のある人にやってもらっていった方が
この日本酒好きな人とか日本酒に関わる人っていうのが増えていっていいかなと思って
っていう感じですかね