みなさん、こんにちは。ビデオアーツラボのサクです。この番組では、耳から映像制作を学ぶおテーマに、映像制作についての話題や機材に関する情報を中心に毎日更新しております。
はい、というわけで9月の24日水曜日となりました。週の真ん中、いかがお過ごしでしょうか。
えー、朝晩が冷える、そんな季節になってきたかなというふうに思いますが、なんか来週からまた少し暖かさが戻ってくるというか、逆に暑くなってしまうようなことが言われてますけれども、ちょっと今週かなり、あの朝夕、朝晩ですよね。冷え込みますので、あのー、何度も言っていますが、体調管理ですね。
ちょっとね、注意が必要かなというふうに思っております。はい、まあ私の方はまだ喉がね、全然問題なさそうなので、通常通りポッドキャストやっていきたいなというふうに思います。
というわけでですね、本日何のお話かというと、トピックスとしては、DJIからですね、新しい新製品ですね、Osmo Nanoが出ましたので、こちらについてちょっと触れていきたいと思います。
それから、メインテーマではですね、映像制作ビギナー脱却スキル第2弾ということで、ログガンマ、こちらについてですね、ちょっとお話をしていきたいかなというふうに思っておりますので、興味のある方は聞いていただければというふうに思います。
それではまず、本日のトピックスから行ってみましょう。
はい、というわけで、今日のトピックスは、DJIからの新製品ということで、軽量、言えなかったのでもう一回言いましょうか。
軽量ウェアラブルカメラですね、Osmo Nano発表ということで、1.3分の1センサー搭載、ハンズフリーで高画質映像ということで、ついに出ましたということで、
もうほんと最近DJIがですね、新製品バンバン出しているので、他のメーカー大丈夫かというふうに思ってしまいがちなんですけれども、
なんかGoProもね、新しい新製品出るよというところらしいんですけれども、なかなか難しいかなと思いますね。
Insta360もちょっと難しくなってきそうなDJIの勢いなんですけれども、ほんとすごいですよね。製品の開発スピードが尋常じゃないというところで、
今回出たOsmo Nanoもですね、これはね、Insta360に通じるようなデザインになってますね。
あとはね、Osmo Action 2ですね。こちらのデザインともちょっと被っているような形。スクリーンが下、そしてカメラが上みたいな形ですね。
そういう感じになっているんだなというふうに思いますけれども、マグネット設計というところですね。
まずスペックの方からさっと見ていきますけれども、これはですね、水深10メートルくらいまで防水機能がありますよということで、
アクションカメラとしては非常にありがたいのかなというところですね。それからですね、ダイナミックレンジもですね、13.5ストップ。すごすぎますね。
この小さい体に何が詰まっているんだって思いますけれども、13.5ストップのダイナミックレンジを有していると。
だからD-LOGを撮るときにかなり解像豊かなんじゃないかなというふうに思います。
それからスローモーションですね。120fps。それから最大ですね、4K60pの動画撮影もできるというところですね。
ただ、小さいがゆえにバッテリーがそんなに持たないというところで、フル充電して最大200分。
これ、1080pの24fpsで200分なので、4K60pだとおそらく30分は持たないんじゃないかなというふうには思います。
一応ですね、新しいエンデュランスモードというのがあるんですけど、これだと4K30fpsが最長60分間撮影できるとされているんですけれども、どうなんでしょうというところですね。
それからですね、あとはマイクロSDカードもちろんそういう形になるわけですけれども、
急速充電ケーブルとモバイル端末とかPCを接続すると最大600MB毎秒データ転送が可能ということになっておりますが、
おそらくマイクロSDカードを相当速いものにして、かつ転送ケーブルもかなり性能の高いものにすればマックス600MBが出るのかなと。
通常だとこんなに出ないかなと思いますけれども、でも速いに越したことはないですからね。
できるだけ早く、こういうアクションカメラで映すときってなかなか時間がかかるので、特に圧縮されたデータじゃないですか。
だからちょっと大変かなと思いますけれども、速度が出るのはありがたいかなと思います。
それからですね、あとはOsmo Nanoですね。
2台のDJIマイクとマスミッターに接続することで、ステレオサウンドというのを手軽に収録できる、この辺もいいですよね。
DJI Miniとかと相当相性がいいのかなと思います。
そんなOsmo Nanoがですね、スタンダードコンボは税込みで、これ128GB内蔵ストレージのものと、あとはスタンダードコンボ64GBのものがあります。
どちらも64GBのものが43890円、そして128GBが48730円ということで、5000円くらいしか変わらないんですよね。
だったら128GBいくんじゃないかなって思ったりはするんですけれども。
あとはですね、マウントオプションというのが結構ありまして、
これ多分オプションなので、かなりNDフィルターとか、それから次期ヘッドバンドとか、
クイックリリース折り畳みアーブアダプターマウントとかですね、ボールジョイントとか、この辺はオプションになってくるので、
この辺もろもろやると6万弱くらいになってくるかなというふうに思いますけれども、
でも6万弱でこれくらいの性能のカメラが手に入ると思えばですね、全然いいんじゃないかなと思いますし、
ペットとか子どもとかにつけてPOV撮るということもできるのかなと思いますので、
本当にいろんな使い方ができそうなカメラでいいなと思っております。
というわけで、買わないとは思いますけれども、私はOsmo Action 4で十分満足しているので、
何かきっかけがあればですね、ちょっと手を出してみたいな。
あとはバッテリーもちょっと伸びてくれればいいかなっていう気がしております。
はい、というわけで本日はですね、DJIのOsmo Nanoですね、こちらについて触れていきました。
それでは1曲行ってみたいかなと思いますけれども、
今日ですね、ストーンキーパーというアーティストさん、初めて多分流すと思うんですけれども、
When You Moveという曲になります。
いつ動くのっていうところから、逆説的に言うと動くなら今でしょみたいな形なのかな。
クエスチョンとかついてないので、多分When You Moveってあなたが動く時みたいな形になるのかなというふうに、
逆的には思うんですけれども、そちらの曲をちょっと流していきたいかなというふうに思っております。
というわけで、ストーンキーパーでWhen You Move。
Let the rhythm flow all night.
We dance until the...
We hang...
This is really it, you know.
Let the...
Let the rhythm flow all night.
We dance until the...
Video Art Labo
メインテーマ
はい、というわけで本日のメインテーマは、
映像制作ビギナー脱却スキルナンバー2ということで、
ガンマとログですね。
ここについてちょっと今日はお話ししていきたいなというふうに思うんですけれども、
昨日もですね、この脱却スキルをお話しして、その時は四季空間という話をしたんですけれども、
ここのログガンマですね。
ここもやっぱり知っておくと何かと便利だよというところと、
この辺を知らないとやっぱり映像を撮る上では、
なかなか、何でしょうね、ちゃんとした画を撮れないというふうに私は思うので、
ここが結構大事なのかなと思います。
なので今日これをちょっと皆さんにできるだけ分かりやすくお話をしていこうかなと思いますけれども、
まずですね、このガンマとログっていうのは何なのかというところと、
それからこれをですね、知識として知った後に撮影で注意したいこと、
それから編集で注意したいことですね、
この2つをお話しして終わっていこうかなというふうに思っております。
では早速ですね、このガンマとログですね、
ここに関して何かというのを解説していこうかなと思いますけれども、
まずですね、最近のカメラっていうのは、
このログっていうのは非常に多く撮れるようになっております。
しかもこのログもですね、種類が本当にたくさんあってですね、
ソニーとか特に多いんですよね。
パナソニックだとVログっていう1個しかないんですけれども、
キャノンとかもそうですよね、Cログ1,2,3みたいな、
これ何なんだというところがあったりすると思います。
なので、パナソニックの方はVログだけで撮ればいいんでしょうけど、
ソニーとかはね、本当にSログなんちゃらSログなんちゃらとかってあったり、
それからニコンだとね、今度R3DのZRか、これでローが撮れるようになったというところで、
その辺のお話とかっていうのもゆくゆくしていこうかなと思いますけれども、
ちょっとやっぱこのログガンマに関しては複雑さが増してきたのではないかなと。
元から知識を持っている方に関しては別にそうでもないんですけれども、
最初、一番最初カメラを手にしてログ何で撮ればいいんだ、結局みたいな話になってくると思うので知らない方は。
なので、ちょっとそういった方にうまく伝わればなというふうに思っております。
まずですね、このガンマっていうのは何かというとですね、
ガンマっていうのはカメラがですね、光をどう明るさのデータに変換するかっていうことになります。
で、人間、これ科学的なちょっと難しい話になるんですけれども、
人間の目っていうのは明るさに対して直線的に、難しいですよね、表現がすごい難しい。
リニアとガンマっていうのが、ガンマカーブっていうのがあったとしてですね、
光っていうのは直線なんですけれども、この直線的な光っていうのは人間は直線として記憶というか、見ることをしていないということですね。
だから人間が光を見るときにどういう見方をするのかっていうのを描いたのが、このガンマカーブというふうに思ってもらえるといいのかなと思います。
で、特にですね、人っていうのは暗い部分には結構敏感なんですけど、明るい部分には鈍感なんですよね。
なので、暗闇の中ではすごい敏感なんですけど、明るいところにロウソクがあっても特に反応しないんですね。
なんですけど、暗い中でロウソクがあるとそこにはすごいスポットが当たると、人間は特にですね。
そういう特性を持っています。
その特性をカメラに反映させたのが、このログガンマと呼ばれるガンマカーブですよね、になります。
で、このガンマカーブを使って目の見え方に近い表現っていうのを映像とかはなっているわけですよね。
代表的なのはREC709というような、そういう企画になるかなと思いますけれども。
このガンマに関してはこれぐらいの説明で、何でしょう。
終わりにさせていただいてですね。
じゃあですね、これ撮影するときにどういうことを知っておけばいいのかっていうのをですね、
次のチャプターでお話ししていきたいと思います。
はい、というわけでこのチャプターではですね、
このログを撮影する際に知っておかなければいけないことというところでお話をしていくんですけれども、
まず一つがですね、露出というものになります。
ログはですね、ちょっとこの技術的な話になりますけれども、
暗い部分っていうのを起こすためにわざとですね、
ISOが上がって、要は明るく撮るようになるわけです。
この暗い部分を残したいがために明るく撮ってくるわけですけれども、
ただログっていうのは暗すぎるとノイズが出てしまうので、
基本的に露出を決める場合に関してはちょっと明るめに撮っておくというのがセオリーになってきます。
なのでちょっと白飛びしちゃってるかもなっていうところがあったとしても、
黒い部分が潰れてなければひとまずは大丈夫と。
人間の目っていうのは暗い部分に敏感ですから、
暗い部分っていうのは見ようとしてみるわけですよね。
なんですけど明るい部分っていうのはそんなに見ないというところで、
なんかちょっと白飛びしちゃっても、
それは後で何とか編集で戻してくればというところになりますけど、
黒く潰れた部分っていうのはなかなか戻ってこないんですよね。
なので基本的にログは明るめに撮るというところですね。
これがセオリーとなってくるかなと思います。
そしてですね、2つ目がRATをうまく使っていこうというところで、
これ本当にカラリストの方の場合はですね、
RAT使わないっていう方もいるのかなと思うんですけど、
基本的にでも私もちょっとイベントとかの会場で、
カラリストの方とのお話を聞いてですね思ったのは、
カラリストの方もRAT使っております。
ただ1回自分でRAT作るんですよね、あの方々は。
なのでそのRATを適用させているというところになりますけれども、
なので最初のREC709っていうところ、
私たちが見ている通常の絵に戻した後に、
そこにいろんな編集を加えてRATを作っていくような形になりますけれども、
初心者の方とか、あとは映像制作で特にカラリストとして専業でやられてない方に関しては、
市販とか配布されているRATっていうのをガンガン使ってしまっていいと思います。
その方が早いので。
自分で綺麗な絵を作り込もうとするのも、
それもスキルを磨くためにはいいんですけれども、
例えばお仕事とかでそこまで納期が迫っていて、
そんなに色味に時間をかけていられないという時には、
こういうRATをポンポンと当てはめて微調整をしていけば、
かなりいい絵になるかなとは思いますので、
その辺りを知っておけばいいんじゃないかなというふうに思います。
その場合ですね、ビュー用RATっていって、
要はRATをモニターに当て込むみたいなこともできます。
データの焼き付けではなく、モニターにRATを当てると。
だからVlogで撮った素材に、
そもそも色味の情報をモニター上で当てていくということも、
最近のカメラはできるので、これで完成の素材っていうのが、
ある程度わかるかなと思います。
こういうふうに撮れているんだなと、色味としては。
なのでこういうことをやっていただければと思います。
そして次はですね、
編集する時に知っておくことっていうところをテーマにお話をしていきます。
はい、ということで最後ですね。
編集で知っておくことというところをテーマにお話をするんですけれども、
編集の段階ではこのログ素材っていうのをそのまま使わないでですね、
色をつけてあげるという作業が必要ですけれども、
先ほど言ったように撮影したログっていうのを、
1回私たちが見ている絵ですよね。
色味、ここだとREC709ですね。
映画とかだとREC2020とかに変換して調整をするというところですね。
なのでそれをまず一つやることというところですね。
そこから色の補正だったりグレーディングっていう作業に入っていくかなと思います。
基本グレーディングっていう作業が必要なければ、
REC709を当ててハイライトとシャドウの調整をして、
それで撮って出しみたいな形で出すのも全然アリだと思いますし、
もうちょっと作り込みたいんだよなっていう方は、
ちゃんとソフトの使い方っていうのを理解した上でカラーをいじっていくといいのかなと思います。
でもですね、ログの難しいところは、
例えば8bit、10bitありますけれども、
その10bitで422でちゃんと色を調整したとしても、
やっぱりなかなかRAWとかと比べてしまうとですね、
破綻しやすい傾向っていうのも結構ある。
粘る編集体制っていうのはなかなかなかったりもするので、
これはですね、やっていって自分で違いを感じるようにしていかないといけないというところがあります。
なのでそういうところの場合は、うまくRAWを使って微調整をしていくっていうのが必要なのかなと思いますけれども、
とりあえずですね、撮影した素材をちゃんと私たちが普段見ている素材に戻してあげるっていう作業を怠らなければ、
基本的には大丈夫かなと思いますので、ぜひですね、やってみてください。
ということでちょっとまとめてみようかと思いますけれども、
ログガンマに関してはですね、カメラっていうのが光をどういう明るさというか、
光の色っていうのをどういうふうに認識するかっていうところですね。
これをカーブ状にしたものっていうのが、このログガンマと呼ばれるものですけれども、
研修前提の撮影方法になってくるかなと思います。
撮影時に関しては少し明るめに撮っておくといいよっていうところと、
編集時っていうのは必ず私たちの見ているものに一度変換をかけてから行うといいんじゃないかなと思います。
いきなりラット当ててもいいんですけどね。
ラット当ててもいいんですけど、そこでこれはちょっとこの色には見えないでしょっていうものを後から調整しなきゃいけないので、
だったら先に調整をした後にラットをかけたほうがまだいいかなというふうに思っております。
というわけで、このログガンマを理解できると表現の幅っていうのは非常に大きく広がっていくかなというふうに思います。
最初こういう知識って難しくてなんか嫌だなと思いますけれども、
知っておくと本当に自分の武器になっていく知識かなと思いますので、ぜひぜひ頑張って学んでいきましょう。
というわけで本日は以上となります。
この放送では小さな町から機材と映像制作に関する情報を中心に毎日更新しております。
気になるトピックスに対する質問や感想は、メールフォームやSpotify、YouTubeのコメント欄から順次募集しております。
XやInstagram、ブログスレッドノート等もやっておりますので、ぜひ遊びに来てください。
それではまた明日お目にかかりましょう。