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で、売上になるんですか、今回は先週引き続きゲスト、株式会社原石の石井ヒカルさんに来てもらってます。お願いします。
よろしくお願いします、石井です。
はい、ということでね、前回が楽しかったっすね、シンプルに。
いろんな話聞けて、で、うまくいく番組を作るコツっていうことで、かなりうまくいくが広い意味かもしれないですけど、
やっぱりこれ作っている方からすると感覚的にわかる、うまくいくというところを、
なんていうんですかね、そのコツというかノウハウというか、実際こういうふうにやってきたよっていうところの話を聞かせてもらいました。
で、今回は富山さん、どんな話を。
そうですね、石井さんといえば番組作りプロフェッショナルというところ、ラジオのところで有名ですけれども、
それを絡めた形のイベント、大取さんの何十何人オンラインを合わせて集めたとか。
とんでもないですよね。
とんでもないです。
16万人。
ちょっと武道館とかアリーナとかでも。
僕の地元県の人数ぐらいいますから、多分。
島根県なんですけど。
そうですね。
はい。
怖いですね。
島根県民ぐらいですよね。
一つの町ぐらいありますよね。
作れますね。
とんでもないですよね。
番組放送以外の部分でもすごい成功を収めてきているというところがあるので、ちょっとそのあたり、規模感の違いとかそのあたりのコツって言いますか、みたいなものっていうのをちょっといろいろ聞いていきたいなと思います。
石井よろしくお願いします。
お願いします。
みなさんこんにちは。株式会社オートバンク、スタジオオートバンクチーム山田です。
みなさんこんにちは。株式会社オートバンク、ポッドキャスト事業ピトパの富山です。
この番組は音声を含めたマーケティング全般の話題ニュース、コンテンツの制作について広く緩く話す番組でございます。
ということで、石井さんに来てもらってます。お願いします。
よろしくお願いします。
はい。ということで、イベントってざっくり言ってますけど、きっと番組の放送以外に関わるグッズだったりとか、いわゆるその、何ですか、オフラインって言い方があっているのかわかんないですけど、番組の立ち止まりは全てのものだと思うんですよ。
はい。
いわゆるそれがマネタイズだったり広報PR分析だったりすると思うんですけど、こういったところかなり血行を出してらっしゃるというか、この言葉があっているかわかんないですけど、やっぱり試行錯誤して、やっぱりちゃんとそれが番組に帰ってきてるよねっていう印象がすごくあるっていうところで、このお話聞きたいと思ってます。
うん。そうですよね。
僕の方からまず聞きたいところで言うと、プロデューサー、いろいろオフラインイベントやるところに役割分担とかあると思うんですけども、プロデューサーがここ抑えなきゃいけない部分、資金なのか会場を選ぶとか、あとはスケジュール感とか、どのあたりまで具体的には石井さんとかはやられてたりするんですかね。
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やられてたって言うと、全部やってたんですよ。
そうなりますよね、これ。
ラジオ局ってやっぱり人少なすぎるんで、僕も後で分業生だって知ってたんですけど、入った時点で、これも今度出る本に詳しく書いてるんですけど、僕、ディレクターを辞めてプロデューサーになった瞬間がコロナ禍だったんですよ。
だから逆に言うとイベントってそんなになかったんですね、数的に。ちょうど中心になってたり、あるいはやるにしてもお客さん半分しか入れられないみたいな時期だったんで、つまりどういうことかって言うと、チケットの売り上げ、例えば何枚でもいいですけど、じゃあ1万枚売りましょう。
それが例えば8000円だとしましょう。そしたら8000万円なわけですよ、原資が。
8000万円を完売した場合にどうしようってなるわけですね。完売はちょっと難しいからだいたいわかんないですけど、人によりますけど、会社にもよりますけど、6割か7割ぐらいで、その域分岐取って予算書を作っていくんですけど、コロナだとスタート半分なんですね。
半分で予算作るのって、ああいう大きいところだと不可能なんですよ。小さいともっと不可能なんですけど、無理ゲースタートだったんで、どういうことをするかって言うと削っていく作業で、削っていくと自分でやっていけばいいじゃんがやっぱり出てくるんですよ。これが恐ろしいことになる。
たしかに一番削れるポイントは人件費ですもんね。本当恐ろしすぎる話なんですけど。そう、だから部材って要は資材的なものとか、機材費とかって抑えられないんで、クオリティー落とせないから、そうすると馬車馬のようにプロデューサーが働くってなってくると、宣伝もやるし、グッズも作るし、僕なんか演出までできちゃうもんだから、演出もやってたいみたいになってくると、
全部やってたっていう。予算を一から叩いて。そうですよね。そう叩くとめちゃくちゃ安くできるし、じゃあイベントできるじゃん、なりますもんね。じゃあじゃないんですけどね、本当は。
なかなか間違いだったんですけど、そのおかげで僕はすごく1年目から、たぶん皆さん外から見てると、いつからどこまでがディレクターで、いつからプロデューサーかわからないぐらいシームレスに僕って仕事してるんですよ。たしかに。普通プロデューサーになってから少なく見積もっても1年。
下積みっていうか、いろいろ先輩の下とかでいろんなイベントを触ってから一人でやるんですけど、僕は半年かからずやっちゃってて。スタート時点で企画作れちゃうから、やっててっていうスタートだったんで。
それはどうですか?石井さん的に良かったですか?あれに。 結果的には良かったんですけど、その分やめるスピードも早くなったなという自覚もありますよね。 なるほど。なるほど。できてしまうからですよね。
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そうですそうです。本当は5年10年かけてやっていくようなことを3年ちょっとでギュッてやっちゃったから、人生得してるのか損してるのかわかんないっていう感覚にはなりましたけど、それもそういう星もあるですね。
でもまた違う世界見れるってことか、違う世界見れる切符は手に入れるわけじゃないですか、ある意味。 そうですね。 そういう言い方できるというか。 なるほど。それは特殊レースよね、かなり。 特殊レース。再現性ゼロって言われてますから。
もう一回コロナ来ないと無理だもんな。 確かに。 なんかいろいろな費用感とか、特にコロナとかだとイベントの会場のお金とかって全然普段と違うみたいなところがあったかなと思うんですけど、なんかその感覚値みたいなものとか、これだとこれぐらいでいけるんじゃないかみたいなとか、そういうものっていうのはあったんですか?それとも走りながらだったんですかね。
走りながらですね。もちろん先輩方が作った予算感みたいのはあるんですけど、結局さっき言ったようにチケット売れないことにはどうにもなんないんですね。 確かに。 ラジオ局はそんなに資金がもともと豊富じゃないから赤字連発したら潰れちゃうんで、いかに赤字を失いやリスクヘッジしながらも利益出していくかみたいなやり方をしてたんで、プロデューサーとしては強い方だと思います。
与えられた条件が厳しいので、もっと儲かってる会社でイベントやったら別にイベントは失敗してもいいからさ、みたいなことは一切ないんで。僕が扱ってるのは最初の方は番組が多いですから、例えば番組でチケットが売れなかったなんてことがあったら、その番組自体の評判を落とすことになって終了に向かうわけですよ。
そういうリスクもはらんでるんで、僕もディレクター時代、葛藤はすごくあって番組イベントをやることがいいことなのかみたいなことはあったんですけど、成功したときには、例えば大取さんが武道館やった後ってリスナーが倍増した。倍増は言い過ぎですけど、増えたんですね。
やっぱり武道館をやったんだら番組面白いんじゃないかって言ってみんな聞くんですよ。そういう社内へのPRと社外へのPR両方できるので、大型のイベントとかイベント自体は。今もだから前回も言いましたけど、オーバーザさんとかが武道館やったとか、うなぎろりんが2万人配信売ったとか言ったら興味本位で聞くじゃないですか。面白かったらそのまま入れるじゃないですか。
そういう話題作りにすごく、もちろんいた人たちはもっと深くなるし、外からの流言を見込めるっていうので、イベントってそういうコストはかかるけどコスパ的な意味では良いことではあったりするんですね。
だけどわからないです。いまだにこの番組すごい数字良いからイベントやってみようって言ったらあんまり売れなかったり、あるいは数字そんなに良くないのになぜかチケットは売れるとか、そういうことはまだ分析しきれてないとは思いますね。データがなさすぎて。
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番組の性質とかもあるんですよねきっと。
あります。
ってことですよね。
ライトユーザーが多いのか、フォアファンが多いのかっていう指標は難しいんで、よく僕らがやってたのは先にグッズだけ売ってみるとか。
ほー。
ホービーグッズみたいな形で売って、ここのリスナーはどんくらい金払うつもりがあるのかなっていう問いかけですよね。
なるほどですね。
だいたいですけど、ラジオのファンはグッズを買う確率が高いんですけど、普通の例えばライブイベントだったらグッズ買う人は1万人キャパで1万人パンパンだった場合、2000人から3割ぐらいの人、2300人ぐらいの人がグッズを買うって言われてるんです。
で考えたら、じゃあ例えば100人グッズ買ったら300人ぐらいいけるのかなとかいう仮説で組んでいく。
まあ少なくとも100人は来るから逆に言うと。
確かに。
もちろん地域制とかいろいろ条件があるんですけど、じゃあ100人キャパ、100人グッズ買ったら100人。
リスクがイベントやるよりはグッズ作るほうが低いから。
確かに。
とはいえ、物によっては売れなかったり売れたりするから、そこの差分はあるんですけど。
あー。
でもいきなりイベントやるよりは怖くないです。
受注生産とかもできるからグッズとかは。
そうですよね。
クラウドファンディング的なやり方もできるから。
そうか。
で金額もTシャツだったらリスク落とせたりするんで。
確かに確かに。
イベントやるとどうしてもその分の会場費と人件費はかかっちゃうから、売れなかったら赤字確定なんで。
なんかそういうリスクヘッジは割とやってましたね。
段階踏んでくってことですよね。
そうですね、分かんないときは。
イベントするかどうか、産域分岐いけるかどうかみたいな、たぶんそのグッズで事前判定みたいなとかしつつも、そもそもそろそろイベントやらないみたいな話って、どういうタイミングで出てきたりするものですかね。
ラジオの場合はどうしても5年10年続いていく過程で改変対象になるんですね。
ものすごくスポンサーがいるとか、ものすごい数字がいいとかいう番組でない限りは、常に終わる可能性を秘めてるわけなんで。
僕の場合先手必勝で、イベントとか決めとけば終わんないんで。
あーそういうことなんですね、そういうことですね。
来年イベントありますって言ったら、だしやった後もしばらくは、あんだけイベントで稼げる番組なんだから残してこうってなるんです。
これは絶対ある話で、編成がある放送局においては有効な手段で。
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なるほどですね。
確かに、テーブルに載せるときに一番分かりやすい情報があるってことですよね。
その番組はいくら稼げてるかっていう、その中身が面白いかどうかの前の話ですもんね。
中身が面白いかどうかって、僕もアルコール&ピースのオーライトニッポンってやってるときに、中身めちゃくちゃ面白いって言われてて、数字もいいしスポンサーもちゃんとつけてたのに終わったから、関係ないと思ったんですよ。
あーなるほど。
なんでかって言うと編成権を持ってる人たちは聞いちゃいないんで。
そうですよね。
だから分かりやすくイベントで成功したとかを持っとかないと、
僕は今でも恨んでますけど、アルコール&ピースやってたときに営業の方たちと組んで、いろいろスポンサーコーナーやってたんですよ。
だから終わるときに戦ってくれると思ったんですけど、誰も戦わないんですよ。
あーなるほど。
彼らからすると、数ある番組のうちの一つだから、つまり自分たちの番組に愛情を持ってるわけじゃないから、売れる番組を売ってるだけなんで、終わっちゃうんだったら次の番組におろうっていうのは当たり前なんですけど。
その辺も若い頃の僕は知らないから、すごく裏切られた気分にもなったんですけど、
でもイベントをやるとうまくいくっていうのがその後のスキームでできてくるんですけど、
それは作戦的に、そろそろ怪しいなって言われそうだなってときに先手でイベントを仕掛けるのはやってましたね。
あーなるほど。
だから僕の担当番組はやたらイベントをやってるんですよ。
あーそういうことだったんですね。
普通のディレクターは大変だから手出さないんですよ。
やること増えちゃうから。
あー確かにそうですね。
さっきのPのDかわかんない、もう全部やってますみたいになっちゃいますもんね、イベントが始まると。
これっていわゆる企業でポッドキャストを始めたいって人も全く一緒の話で、
一応現場担当がいて、部署がいてっていうもっと上の決済機能を持ってる人たちは、
これで何になったのっていうことだけを聞いてくるってことですもんね。
すごくいいお便り来てるんですよ、じゃあ。
ダメなんだよっていうことを多分もっと上の人たちは言うから、先手必勝で、
いやグッズやったなとか、こういうイベントやったらこんなに人来てくれましたよとか、
こういうピエロになりましたよみたいなことを増やしていくと、きっと企業のポッドキャストを作る人はいいですよね。
そうですし、イベントなんかはもっといいのは、来るわけですよ、そういう人たちが見に。
つまり普段聞いてない人たちが見に来るんですよ。
そこで、
あー面白い。
あ、面白いんだね、この番組って言われる。
なるほどー、これはすごい、そういうことですね。
こっちたちは聞けよと思うんですけど、
そこから来たら、こんなにリスナーが喜んでるんだねとか。
そっかそっか。
あわさえスポンサーがついてる番組だと、スポンサーも見に来るんで、そこで褒めるわけですよ。
それが例えば、1000人、2000人じゃなくても、100人、200人でも、実感としてオフラインイベントってあるから、
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音声ってどうしても実感ないって前回も言いましたけど、
リアクションが薄いんで、全然いないとか、熱量ないって思うんですけど、
目の前でリアクションしてる人を見ると、こんなに熱量あったんだってなるんで、
そこも効果的なんですよね。
なるほどですね。
それはリスナーも一緒だから、参加したことで実感が起きるわけですよ。
番組を直接見て参加できたっていう。
自分だけじゃないしなっていう、またこんな仲間いるんだっていう。
思い出に残るんで、僕はこれもオールナイトニッポンのすごく教えなんですけど、
番組で思い出作れってよく言われて、
それはスタッフパーサリティーもそうだけど、リスナーに関してもそうで、
あの時あんなことあったよねって、振り返られるようなことを必ず作りなさいって言ってて。
あの回あったよねでもいいし、イベントってそれが一番作りやすい。
確かに。
人にとっては思い出になるんで。
確かに。
だからそういう体験を一緒にしていくみたいなことに効果的だなと思う。
面白い。
すごいな、実感ってことはすごいですねやっぱり。
いくら数字が出てきても、このパワーポイント使って資料に出てきても、
目の前に100人いる迫力って半端じゃないし、すごい笑ってるなとか、すごいいい顔してるなとかっていうのが、
人間同士伝わってきますもんね。
この番組ちゃんと伝わってるじゃんって。
一瞬見てわかると思うんですよねきっと。
わかります。
これは面白い。
管理画面で1万人って数字出てるよりも目の前に100人いた方が実感してる。相当違いますよね。
相当違いますよね。
なるほど。
これなんかイベントはその、改編があるかもしれないで、選手一緒でやるっていう場合もある以外で、
例えばそのパーソナリティとかその制作スタッフの中で、
なんかもうそろそろこれイベントやる価値ってありそうじゃないみたいな話って他にあったりするんですかね。
人によりですかね、基本的にあんまりやりたがらないことの方が多いです。
多い。
でもなんかリスナーが待ってる、最近はやっぱバンバンやるようになったんで、やるもんなんだみたいな感覚がみんなにある中でいうと、
やりたいっていう人もいるし、
佐久間さんなんかは始まるときに、佐久間さんがそもそもこの改編を乗り切るためにイベントやるって手法をテレビ東京でやられてたんですね、ゴッドタンで。
あー、なるほど。
魔獣歌のイベント化をしてやってた方なんで、僕はその手法を習ってやってたんで、
当然番組始まるときに佐久間さんに、じゃあイベント定期的にやるでいいですよねって言って、
やろう。
のがスタートなんで、今でも覚えてますけど、最初の3月末の番組スタートが4月からですけど、打ち合わせのときに、もうどこでイベントやるか会場の話して、
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それが佐久間さんどこでやりたいですかみたいな話で、手頃なサイズだとなんだろうみたいな話の中で、
ホンダ劇場演劇好きだから立ってみたいっていう話題になって、じゃあホンダ劇場空いてないかチラ打てみましょうって言ったら1日だけポカッと空いてる日があるから、
じゃあもうそこ抑えちゃって、それに向けて準備していきましょうって言って半年ぐらいでイベントやってて、
したらそこにオーダーが1万人来ちゃって、もうすでに人気あったってことが分かって、どんどん大きくなってくるんですけど、
最初はだから400人ぐらいかなホンダ劇場っていう感じなんで、それはうまくいきすぎた例ですけど、
そういうやり方もあれば、もう5年経ったからなんかそろそろやりませんかって話をしていって、やっていく感じもあれば、
大取さんとか僕の先輩が5周年の時にイベントやってますけど、まさに終わらされそうになってるからイベントでも作らないとって、
国際フォーラムでやったらチケット売れて、え、こんなに人気あるのって言ったっていう、売れないってすごい言われてた時に、
初回は変な話、アーティストの方も入ってるんですよ大取さんと、それは売れないって言われすぎて、
ああ面白い。
そういうことが歴史としてあるんですけど、今だともう、じゃあそろそろやりませんかとか、あるいはもう会場があるから、
どの番組がやるかみたいな話もあるし、やり方はそれぞれですけどね。
面白いなあ。
イベントをやるっていう話振った時とかに、もちろん収益、赤字を出さずに黒字で着地させるみたいなところの目標もあるかなと思うんですけども、
さっき言ってた関係者の方にパフォーマンスとして見せるとか、
そういうイメージでイベントをやった時に成功する指標っていうか、収益以外で何か立てたりするものとかってあったりします。
それはやっぱり番組チームがリスナーも含めて楽しかったって思えるか。
さっきの前編に出たポッドキャスターの話でもそうですけど、
イベントが大変なんですけど、楽しかったっていう風な感覚になるようにやってよかったねと。
実感としてね。
そう思ってもらえるかみたいなところが成功の一つ、つまりもう一回やろうになるかどうか。
それために利益も必要で、利益出ないともう一回にはならないんですよね。
確かにそうですね。
利益を出してさらに関係者並びに出演者たちが楽しかった、もう一回やろうってなるかどうか。
出演者は前になってて出てったら、もともと出役の人が多い。出役じゃなくても大丈夫だな。
結局人前に出てリアクションを受けるって、いわゆる興奮する量で言うととんでもないものなんで、
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それでやりたくてそもそもみんなおごとに出てるから。
芸人さんなんて劇場でお笑いが起きて受けてる状態だったら、永久にお笑いやり続けるんで、
そのぐらい麻薬的な気持ちよさがあるもんだから、出役の人は絶対大丈夫なんですけど、満員であれば。
スタッフがどこまでそれを一緒に感じられるか、自分たちが作ってるもんで受けてるとか、
リアクションが受けれるか、あるいは作る過程も自分たちが面白いと思ってるものを作れてるか、
そういうバランスを見ながらやると、終わった後、いやー良かったっていう風になる。
イベントっていうのは足並みを揃える作業でもあるんですか?あるいはみんなの目線とか。
そうです。
だから熱を持ってる、一番熱源の人の熱はデイリーとかウィークリーじゃなくて伝わらないから、
それはもちろん上の決済者にもスタッフにももちろんリスナーにも演者にもっていうのが、
イベントによってみんなやっぱやってよかったよねこれっていう、この方向、足並みがグッと揃う瞬間なんですね。
面白い。今確かにそうだと思います。
東京ドームライブなんてその作業でしたね。
あれ足掛け3年近く作業してるんですけど、僕が最初の言い出しっぺなんですよ。やりたいですっていう。
もちろんいろんな人が言ってた中で、やるぞって動き出したのが僕が最初なんで。
まあ温度差最初あるわけですよ。
そうですよね。
そうっすよね。
そう。
何言ってもこう。
何言ってんのお前から。
それを足並み揃えていく作業。
で、いろんな人が熱量を高く持って参加してくれてって、最終的にみんなが東京ドーム。
それは番組チームだけじゃなくて、イベントのスタッフもそうだし、なんなら日本放送全体が、
最後はラジオ業界の人の多くが協力してくれたんで、
みんなで東京ドームライブをリスナーも含めてやるんだみたいな作業だった気がしますね。
面白い。イベントの存在っていうのがものすごく大事なもんなんだなって今お話聞きながら。
だから上手くいくと番組も上手くいくよ。つまりスタッフって長年やってるとスタッフとパーソナリティっていい関係のままいられることもあれば、
夫婦みたいなもので長すぎると嫌なところも見えてきて、ちょっとみたいなこともあるんですけど、
やっぱりイベントやると一個目標ができるから、毎週のルーティンじゃなくてガッと団結して、
上手くいくときもあれば、そこでほころびが出て、我解する可能性も見えてる。
はいはいはい。
まぁ、あったりするんですけど、基本的にはみんな一致団結するんで。
確かに。でも健全ですよね。しっかり今自分たちどうなんだっけっていうのを確認する時間でもありますもんね。なぁなぁにせずに。
大変ですから。僕は全てのラジオ番組イベントやってる人たちを尊敬してるし応援したいと思ってるのは、辛さを知ってるから。
24:04
なるほど。
レギュラーの仕事の上にイベントを作るって。
確かに。
尋常じゃないんですよ。
尋常じゃない。
ポッドキャストやられてる方も、ポッドキャストやるだけでも尊業じゃないから、プラスアルファなのにイベントやるぞってなったら負荷とんでもないんで。
規模が小さければ小さいほど人を雇えないからさっき言ったように、手弁当になってくるんで。
そうですよね。
あとはもう熱量のみなんですよ自分たち。うまく楽しませるにはどうしたらいいだろうみたいな。
僕らもポッドキャストでそんなに大きくない10人とかソロコアぐらいのイベントとかやりますけれども、やっぱり気も使うし、そこに向けて走り切るときの、やり終わった後2,3日ぐらい方針状態になることありますしね。
そうですよね。規模感関係ないんですよ。
関係ないですね。
でも僕一番辛いの、たぶん1000人、2000人規模のイベントが一番きつくて。
そうなんですね。
たぶんそこから先って東京ドームはあれですけど、やること変わんないんですよ準備すること。
でもさっき言ったようにチケット代が収入なんで、1000人、2000人規模の収入だと雇いきれないんで、やること多いんですよ自分たち。
なるほど。
1万人になってくるとプロを雇えていくんでどんどん。
はいはいはい。
100人規模も辛いけど100人だと別に映像なくていいかとか、そういう話になってるんですけど。
VTR作りましょうとか音響こだわりましょうとか音楽やろうみたいな話になるとえらい大変になるんで。
あー確かに。
あの1000人、2000人規模をやるのが一応僕は大変だと思ってます。
あー分岐点なんですねそこは。
お笑いライブぐらいのキャパだったら全然いいんですけど。
うん。
ソル規模をこう一緒になって乗り越えて成功するとその後の番組にももう一つブーストかかりそうな感じしますよね。
かかりますね。
まあ仲間ができるというかまあお客さんもそうですし、イベントは行って楽しかったなーって思い出でたぶんしばらく番組の方も聞けに行けるような気はしますよね。
まあなんか声優みたいな感じになりますけど。
そうですね。
クラバーもくぐった。
確かに。
やっぱりこう前半後半のお話聞いてるとやっぱりこの番組みたいな番組をまあ一つの箱というか乗り物みたいなものとしたら
ある意味それをエンジンとか運転する人っていうのが変わってしまった場合、いわゆるPとかDが変わったときっていわゆるその熱に差が生まれると思うんですよ。
とても俗人的なものなのかなっていうのをこう前半後半で感じてて、やっぱりその音声って特性とも相まって
あんまりこうフォーマットがあったりとかで誰がやっても同じ再現できるよって話じゃないものなのかなっていう。
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ものによりますけど長い歴史の番組っていうのは逆に言うとフォーマット化されてって言うんでやりようがあるんですけど
最初の段階でそういうことが起きるとうまくいかないこともあると思うんですけどでも俗人的な部分はあったりしますね。
番組の規模によりますね。小さい番組ではあるほど超俗人的になっていくと思うんで、歴史が浅くてでよっこいしょってめっちゃ頑張った人がいて抜けちゃうと
あれですけど誰がエンジン持ってるかっていうのをすごく僕は大事にしてたんで、たとえば何回も名前出てきて恐縮ですけど
若林さんがやっぱ座長でありエンジンで、若林さんが辞めたら番組は当然終わるんですけどっていう番組もあるんで、そういう番組は崩壊しようがないですよね。
別に僕だろうと誰だろうとうまくいくと思うんで、そういう人がいない番組でスタッフがそれを持ってる場合は元々うまくいかないですけど
やっぱりパーソネイティングがやっぱエンジンを持ってますよね。うまくいく番組は。
なるほど、そうかそうか。だから薪を汲めるにしてもそもそも、何て言うんですかね、Pの相変わりとして熱に薪を汲めるにしてもそこに火がないと始まらないということですよね。
やっぱエンジンはどこまで行っても喋ってる人間だし出てる人間なんだよってことですよね。
音声に関して言うと絶対そうなってきますね。そうなっていれば誰が汲めようとどうにもなんないんで。
どんなに優秀なスタッフが集めたところで本人にやる気がなかったらもうダメなんで。
この解像度がもう一回あっていうか、いろいろお話聞きながら、なんかこう採読した感じです、今気持ちとして。
お話をもう一回反省して、あ、そっかみたいな。特にイベントなんかを話しの時に、特に負荷がかかるものが現れた時に、これってやっぱり誰にでもできるわけじゃないし、でもこれやった先にあるものってちゃんといいことがあるなっていう感覚。
さっきの足並み揃えるじゃないですけど、そういうのある効果っていうのは、いわゆる経済効果だけじゃないんだなっていうものを感じましたね。面白いなあ。
まあでもさっきも言ったようにリスクもありますからね。公開するときあるんですけど。要は番組しかやってないとなだわりされてたことが起き出てくるんで、課題とかも。あれこれどういうこと?みたいなことがやっぱり出てくるんですよね。
そうですよね。
そういう意味では、それを修正できるのもイベントの時に辛いですけど、できてその頃番組が改善するんで、そういうこともある。それはなんか社会人の方、皆さん大きいプロジェクトが降ってきたときに、チームの弱さみたいなところが炙り出されて、
ここ課題だったんだって気づいて、なんとかせねばみたいなことに、メンバー変えた方がいいのかとか成長しないとみたいなことってやっぱり達成できなさそうな課題とか、僕の本のタイトルではありますけど、正解のないものが来たときに初めてルーティンワークでは気づけないことだと思う。
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簡単に言うと、アジア予選で無双してるサッカー日本代表がワールドカップ行ったとたんに、課題が出てきて。
ある時代があったじゃないですか。そういう時代あったですよね。
ありましたね。
今はもうレベル高いから、ワールドカップを見据えてアジア予選をこなしてるようで、ちゃんとやってるわけですよ。そうすると、レベル変わったときに、しっかり自分たちのサッカーの意味みたいなことって、普段の放送をじゃあちゃんとやろうよみたいなことになってくるんだよ。
なるほど。
知りなしつけてコツコツですよね。
先ほどスケジュール感で足掛け3年みたいな話もありましたけど、その中でもうまくいってるな、でもここヤバいなみたいなところとかを見つかりながら補正してっていうのを3年かけてやられてたって感じなんですかね。
東京のグラウンドでは、物理的にやっぱり人を説得する時間と準備をしなきゃいけない時間と、リスクヘッジしなきゃいけないこととか、あるいはイベント自体を作るのに時間がかかるんで、そういうものがあったりはしますね。
だから、物によって1年とか半年で作れちゃう時もあれば、長い時間をかかる場合はあるんで、そこもちょっと物によるかなと思いつつ。
でもその期間でもありますね。最初の最後の半年ぐらいになるまではそういう作業はすごくありましたね。
チームを補正するっていう、もちろん中身を考えたりチケットを売っていく中で走りながら組んでいくんですけど、やっぱりほころびも出てくるし、規模が大きいからもっと人必要じゃんって足していく部分もあるし、
新しい人来たら揉めることもあるし、ご中参加の人がいい影響を及ぼすかどうかっていうことは、元からいた人にとっては嫌だなって思うこともあるから、そこのバランス取ったりみたいな作業は、全然言えない話いっぱいありますけど、ありました。
でも、目標が大きいから同じ方向に最終的にはやっぱりなるんだなっていうのは、そこは僕も勉強になりましたけど、船が大きいんで共存できるっていう。
ああ、なるほど。これでも石井さん前半後半で聞いていく中で、ある意味ラジオの業界にずっといて、今も実は音声を作っているわけで、でもまたポッドキャストっていう違う、微妙に違うって言い方があったんですかね。
違うものでいいと思いますよ。
違うもんですかね。やっぱり新しい挑戦が入ってくると思うんですよ、石井さん自身も。これってやっぱり、今独立してというか自分の法人になって、やってみてこのチャレンジってポッドキャストならではで、しかもなんか面白いかもしれないっていう試みってありました?
そうですね。辞めるときに僕は仕事を何も気にせずに辞めたんで、それが面白いと思ってたんで、なんでもよかったんですけど、ポッドキャストっていう似て非なるもの、もともとポッドキャストやってたんですけど、とはいえタレントさんのものだったんで、そうじゃない人たちとやるっていうのは気づきが多くて、つまりプロ相手だとないがしろにしても大丈夫なとこがいっぱいあるわけですよ。
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何て言うんだろうな、勝手にやっちゃうじゃないですか、プロフェッショナルだから、しゃべりのね。でも一歩ひるがえて、そっかとフリートークしましょうって言って、話し始めたら2分で終わっちゃうみたいな。あ、そっかそっかみたいな。話したことないですもんね、みたいな。
フリートークってなりますもんね。 ポッドキャスト 台本渡して、じゃあこの通りやっていきましょうかって言ったら棒読みで読んでしまうとか、あ、そっかそっかって思って、えーっとみたいな。ただディレクターとしてはすごく成長をもう一度させていただいてる感覚はあったりとか、じゃあ番組ってどうやってなってると聞きやすいんだっけみたいなことをひるがえて、
例えばラジオってやっぱ当然ですけどラジオに特化してるんで、CMがあって曲がかかるもんだから、流れで聞いてる人もいるもんだから、そのために毎回毎回ジングルって言って番組タイトル流したり自己紹介してるんであって、ポッドキャストにおいてそれ何回もして、ラジオ局が作ってるの結構多いんですけど、なんかタイトルコールして自己紹介して1回区切って1回自己紹介してみたいな。
いや概要欄に書いてあるよみたいな。
メールアドレスもABCあとマークとか言ってるけど、概要欄に書いてあるよみたいな、なんかすごく当たり前だと思っていたことをラジオを作る上で。
でもポッドキャストにおいてはこれいらないよなみたいなことを正解探し直してる感じは逆に癖がついてるがゆえに面白いなと思ってるんで。
だから作家さんとかラジオの人連れてくるとやっぱそこをもう1回教え直さないといけないよね。面白いなみたいな。
人にしゃべりで名前名乗る必要あんのかとか。そいつしか喋ってるよ。2人だったらまだ必要だけどとか。
なんか当たり前のことが割と気づけないし、逆に言うとポッドキャストにおいて概要欄とかキャプションみたいなものとかタイトルってすごく大事だなとか。
知らない人が見て何話してるんだろうって。誰が喋ってるかよりも何を喋ってるかが重要だったことが多いんで。
どうしてもラジオは何を喋ってるよりも誰が喋ってるか大事なんですよ。そっちが数字取りやすいんで。
つまり人気がある人が喋ってれば別に何喋ってたっていいじゃん。前提としてある場合が多い。
ポッドキャストの場合は何を喋ってるかが、誰が喋ってるか分かんないことの方が多いから、何について喋ってるかっていうので入り口作ってあげたほうがいいんだろうな。
つまり中身が何喋ってるかを結構明確にしてあげたほうがいいのかなとかは初めて見て気づいていったというか。
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うーん。面白いな。それはやっぱりある意味ポッドキャストっていう中で自分のこれまでの積み上げてきたものを見直してる段階でもあるってことですよね。
そうですね。
それを壊すっていうよりはポッドキャストではこれいらなかったなとかっていう楽しさがみたいこともあるんですかね。
あると思いますね。それはラジオを今ちょうど僕は放送作ってないですけど、何回かこの後作る予定もあったりして、作るときに絶対役立つなと思ってて。
ポッドキャスト的な作り方はラジオだって今生放送で聞いてる人よりタイムフリーで聞いてる人が多いし、ポッドキャストになって聞いてる人も多いわけだから、
作り方が変わってくるのに同じように作ってるのが果たしていいことなのかとか、いろんな番組のタイプによって変えられたりもするんで、やっぱり勉強にはなってほしい。
これからもきっと石井さんもいろんなポッドキャスト内でのさっきのイベントなり、全く違う動きしてくると思うんですよ、きっと。これは定期的に伺いたいですね、話。
ただ、これやっぱり告知があってこそというか、ほってこそというかっていうところもあると思うので、まず一旦本の告知もしなきゃいけないですよね。これはぜひお伝えしたい。
そうですね。4月16日、エッセイ正解のない道の進み方という本が出ます。正直イベントの作り方はほぼ書いてあって、今言った話よりもさらに具体的な話をしてるんで、
自分がやってるものをイベント化するっていうか、企画化するときにどういうふうにやっていくんだろうみたいなやり方とかも書いてあったりして、それをそのまま利用できるかどうか置いといて、こういうふうに作っていくもんだってわかるだけで、僕はあの本読むと勇気が出るだろうなと思ってて。
ああ、なるほど。
みんなわかんないんですよと。なんか知ったふうな顔してみんなやってますけど、いろんな仕事を。全然わかんないまま進んでって苦労して、これが正解なんじゃないかなと思って見つけて、うまくいったとかうまくいかなかったみたいなことをやってるだけっていうのは、わかるだけでチャレンジする気持ちになれる本なのかなと思ってたりします。
勇気が出る、いいですね。前回マーケーの人に読んでほしいって言ってましたけど、多分全てのポッドキャスター読んだほうがいいかもしれないですね。
そうですね。音声やってる人は勇気が出るし、夢みたいなことも書いてあるけど、東京ドームライブの話を最近こうやって本の宣伝で出して聞かれることが多いんですけど、どこまでも地味に愚直に真摯にものづくりしてただけだっていうことなんですね。
なんか近道ないし、魔法の何かがあるかっていうふうに聞かれるんですけど、ない。15年、オードリーさんが愚直にラジオやってきたものを、1年かけてみんなで愚直に作ってって形にしたから、それがみんなに伝わったっていうことだと僕は思うんで、再現性があるかないかで言うとないんだけど、やろうと思う気持ちがあればできなくはないみたいな。
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エッセンスが詰まってそうっすね。
石澤さん一緒に言ってた、それぞれの東京ドームがあるよねみたいな話ですよね、きっと。
そうですね。誠実にものづくりしてたら何か素敵なことが起こるって、僕は信じてるんで、それが何であってもいいと思うんですね。
今のこともめっちゃいいっすね。それぞれの東京ドームがあるっていうのはなんか。
これが序盤の一番最初に出てましたからね、前半の。聞き直してもらって、本読んでもらって、買ってもらって。
いやでもそうだよな、その感覚って読まなきゃわかんないし、特にイベントづくりなんか誰も教えてくれないですもんね。
誰も教えてくれないっす。
誰も教えてくれないっすよね。これ楽しかったな。
石井さん、本当に2週目だってありがとうございました。
ありがとうございます。
めっちゃ面白い話でした。ありがとうございました。
ということでね、ぜひご感想ありましたら、皆さん概要欄、お互いホーム、X、ハッシュタグ売りになる、とにもさんのアカウント、もしくは石井さんのリプでも。
リプ?リプに怖いかもしんないですけど。
リプが。DMだったらリプの方がいいですね。
ぜひ皆さんリアクションを待ってますんで。ということで、2週目だってゲストも来ていただきました。改めて株式会社原石の石井ひかさんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。ありがとうございました。
そしてお送りしたのは、株式会社オートバンク、スタジオオートバンクチーム山本。
株式会社オートバンク、ポッドゲスト事業ピトパの富山でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
こちらの石井さんの書籍、正解のない道の進み方という本ですね。
4月16日発売というところで、Amazonのリンクですね。
エピソード概要欄の方に貼っておきますので、ぜひこちら購入していただいてですね。
できればそのあたりの感想とかもらえれば、またこの番組で取り上げてディスカッションしていきたいなと思いますので、見ていただければと思います。