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こんばんは、しばちょんのほぼ毎日インサイト。
この放送は、日々の出来事や、僕が気になるトピックを通じて、皆さんの生活に役立つかもしれない情報や視点をお届けします。
はい、今日は9月22日、月曜日ですね。
新しい一週間が始まりました。
そして、明日は終勤の日ということで、お休みの方も多いんじゃないでしょうか。
お仕事の皆さんはありがとうございます。
僕も明日は仕事でございます。
はい、ということで、今日の問題なんですけれども、
夏季休工のメリットとデメリット
今日の問題は、夏季休工。
嬉しいけど、本当に大丈夫なのかというお話をしたいと思います。
夏季休工。タイトルに漢字を書いてありますけれども、夏季、夏場の休工。
休工ってね、僕が土木工事の関係のお仕事をしてるんですけど、
この分野では休工という言葉を当たり前のように使います。
要は、工事がお休みの日っていう意味でございます。
そのままね、夏季休工、夏場は工事がお休みっていう言葉なんですけれども、
国土交通省がですね、最近のですね、申書を受けて、
直活工事、要は国土交通省が直接発注する工事において、
7月、8月の夏場の期間の工事をお休みしましょうということをやろうとしております。
来年の夏からですね。
全部の工事がそうなるわけではないと思います。
工事を受注した業者さんがそれを希望すればそうなる、そういうふうにしましょうっていうような感じになると思うんですけれども、
特にね、舗装工事だとか道路の工事は本当に舗装の照り返しとかが熱くて、
多分ね、体感、気温が35度とかでも体感多分40度は超えてると思うんですよね。
本当にね、外でお仕事されている作業員の方たち、本当に大変だと思います。
熱中症のリスクだとか、近年言われています働き方改革、職場の環境みたいなことをですね、問題視して、
夏場の工事はお休みしましょうということを、まず実験的というかですね、
試しにやってみるということなんですけれども、
僕たち工事現場で働いている者にしたら、これはとても喜ばしいことですよ。
夏は本当に暑いですから、体力も消耗しますし、本当にありがたいんですけれども、
本当に手放して喜んでいいんだろうかっていうところですね。
税金との関係
これはですね、こういった関係のお仕事をされていない方にはピンとこないかもしれませんが、
単純にお仕事がお休みになるということは、その休みの間の給料っていうのがね、
要は働かなくても給料をいただかないといけないですよね、会社員とかであれば。
実際体を動かす作業員の方たちは、日当月給っていうね、給料のいただき方をする方もいらっしゃいます。
要は日雇いみたいな、日雇いって言ったら分かりやすいですかね。
1日仕事したらいくらっていうね、それを1ヶ月まとめて給料でいただくみたいな。
日雇いは1日働いたらその日の分をその日のうちにいただくみたいな感じなんですけど、
そうやって働いてる方、そういう給料体系の方たちにしてみたら、2ヶ月もお休みだったらえらいことになりますよね。
会社員の方も、そういった仕事、まるっと休みではないですけども、まともに稼働してないものに対して給料が発生してくるということなんですけど、
じゃあそれはどこで固定するかというと、工事費用に含まれてきます。
ローム単価が上がったりだとか、休業補償的なお金が工事の金額に盛り込まれて発注されるっていうことだと思います。
そうなってくると思います。
実際ですね、今働き方改革が数年前から叫ばれている中で、僕たちの建設業っていうのは、今完全土日休みのところが非常に多いんですよ。
一昔前は日曜日しか休みないような業界でした。それが当たり前でした。
でもですね、それではいけないと。そんなことをしてたら、若い子たちがこの業界に来なくなるということで、完全土日休み、これがだんだん浸透してきました。
公共工事におきましては、完全休休2日の工事に対しては、経費率は割増しで計算されて、工事費に上乗せされてきています。
要は工事費を上げるから、土日しっかり休んだ分の労務費、そういったものをちゃんと支払いなさいよということなんですね、業者に対して。
あと休みの期間があるってことは、例えば使っている機械とかがお休みするわけですよね。
例えばリース会社から借りてたりすると、動いてもいないのにリース代だけは払わないといけないんです。
動いてればそれだけ仕事が進むのでいいんですけど、動いてもないのにお金払うってもったいないじゃないですか。
分かりやすく言うとどうですかね。
それこそレンタカーとかもね、乗ってもいないのにレンタカーのお金払ってるの馬鹿らしいですよね。
ずっと家に置きっぱなしでレンタル代だけ払って、乗ってもいないのに、そんなお金の払い方嫌ですよね。
それと一緒です。
でも来年から施行される夏季休校の場合は、当然機械もお休みするってことですから、その分のリース代とかも払っていかないといけないんですよね、業者さんは。
でもそれを発注者の国土交通省さんはある程度補填をしてあげないといけないということになると思います。
そうすると工事金額がその分上乗せされてくるというふうなんですね、だと思います。
それってどういうことかというと、皆さんがお支払いした税金がそこに使われていくということでございます。
そうなんですよ、公共工事って100%税金なんですよ。
だから僕なんかは増税増税って本当に嫌ですよ。
嫌ですけど、実は会社から給料をもらってるイコール税金でご飯食べてるようなもんなんです、僕は。
なので税金払いたくないって言いたいけど、国の税収が減ると自分たちの給料にも影響してくる、自分たちの生活にも影響してくるという立場でございます。
なので今日は何が言いたかったかと言いますと、夏場のお休みは喜ばしいことですけれども、その分税金が投入されてくるんじゃないかというふうに思ったというお話でございました。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
それではまた。