1. 近藤淳也のアンノウンラジオ
  2. #05 とにかくたくさん作るのが..
2022-09-22 1:05:06

#05 とにかくたくさん作るのが最短ルートになる|歌人 岡本真帆さん

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歌人として活動し、先日第一歌集『水上バス浅草行き』を出された岡本真帆 @mhpokmt さん。短歌に出会ったきっかけや、スランプに陥ったときの脱出方法などを伺いました。

【今回の内容】
1ヶ月の京都滞在 / 最初はすぐにやめてしまった / 再開できた理由は? / たくさん作るのが最短ルート / 移動と短歌 / Twitterスペースでスランプから脱する / ふとした瞬間に思い出すもの

【ホスト】
近藤淳也
株式会社OND代表取締役社長、株式会社はてな取締役、UNKNOWN KYOTO支配人、NPO法人滋賀一周トレイル代表理事。トレイルランナー。ときどきカメラマン。 2001年に「はてなブログ」「はてなブックマーク」などを運営する株式会社はてなを創業、2011年にマザーズにて上場。その後2017年に株式会社ONDを設立し、現在もITの第一線で働く。
web: https://ond-inc.com/

【UNKNOWN KYOTOについて】
築100年を超える元遊郭建築を改装し、仕事もできて暮らせる宿に。コワーキングやオフィスを併設することで、宿泊として来られる方と京都を拠点に働く方が交わる場所になっています。 1泊の観光目的の利用だけではなく、3泊〜1ヶ月以上の長期滞在される方にも好評いただいています。
web: https://unknown.kyoto/

【おたより募集中】
メッセージや質問などを募集しています。こちらからお送りください!
https://forms.gle/rSjtTesStpe4s3BW8

サマリー

岡本真帆さんは歌人で、アンノウンラジオに出演しています。岡本さんは短歌作家として活動しており、作詞の手法や創作のテクニックなどについて話しています。岡本さんはコピーライターになってから、社会人3年目になってから短歌を作り始めました。たくさん作ることがいい歌を作る最短ルートだと考えている岡本さんは、日常の些細な気づきや共通の感情を歌にしたいという魅力を持っています。 岡本さんはスランプ状態から抜け出すためにさまざまな方法を試しました。その中で、特に短歌の部屋での活動が効果的で、たくさんの歌を作ることで調子が上向いていったそうです。岡本さんはたくさん作ることが最短ルートだと信じているため、作品がバズることも多いです。また、岡本さんはTwitterを使ったマーケティングにも力を入れており、多くの人に自身の歌を届けられることを喜んでいます。 岡本さんは「解釈」という言葉について普通の言葉だと考えているそうです。また、岡本さんは自分がすでに持っているものや関係性の中にあるものが幸せであると感じています。それを気づくことや気づく余裕を持つことが幸せを見つけるヒントだと思っているそうです。

岡本真帆さんの自己紹介と活動
近藤淳也
こんにちは、アンノウンラジオです。
今日は歌人の岡本真帆さんに来ていただきました。こんにちは。
こんにちは、よろしくお願いします。
岡本真帆
お願いします。今、アンノウンにマンスリーで滞在いただいているという形ですよね。
近藤淳也
そうですね、9月1日から1か月こちらでお渡ししております。
はい、よろしくお願いします。
という形ですよね
岡本真帆
そうですね9月1日から1ヶ月こちらでお世話になってます
近藤淳也
はいで実は僕はそれまでは岡本さんのことを存じ上げなくて失礼しました
岡本真帆
はいいえどんなもんです
近藤淳也
でなんかまああのなんかのあの本も最近出された
あのまあ歌人さんということを聞きして
まあすごい興味を持って
まああのぜひちょっとラジオに出てくださいということで
はいお願いしました
岡本真帆
まさか宿泊酒でこんなラジオ出演の打診があるなんて思ってもいなかったのですが
すごく嬉しいです
ありがとうございます
近藤淳也
確かに急にラジオに出てくれって言われる宿泊生
ちょっと珍しいかもしれないですけど
岡本真帆
そうですね
なんかコアキングスペースで作業してたら
本のことをご存知だっていうふうにその時点で伺って
ラジオやってますっての聞いて
ぜひぜひ参加させてくださいみたいな中
そういう流れだったんですけど
ノリ的にはじゃあ楽しそうだなみたいな感じですか
ですしなんかお声がけいただけるのもありがたいなと思って
近藤淳也
そう言っていただけると嬉しいです
じゃあとりあえず最初にまず岡本さんの簡単な自己紹介をお願いしてもいいでしょうか
岡本真帆
はい今ですね
あのちょっと短歌ブームとかって言われていたりするんですけど
少しあのtwitterなんとかまあ本屋さんとかでも
短歌の創作についての話
岡本真帆
あの単価ってすごく身近になってきていて
その57577で記号がないものですね 単価っていうのは
それがかなり以前に比べると 短い間になりつつある中で
今年私も3月に76社という出版社から 水上バスは作作行きっていう第1家旬を観光しました
普段は会社員として働いてるんですけど もともとそれまでずっと単価を趣味でやってきていて
で、なんかいろいろご縁があって、観光できることになったので、
今、家人ってなかなか名乗る機会はなかったんですけど、
今、家人と名乗りつつ、いろいろ活動もさせていただいております。
で、会社が今、フルリモート推奨してたりして、
今年の6月に私の地元の高知県の島の都市の方に、東京から移住しまして、
今地元で生活してるんですけど
地元が基盤だと結構いろんなところに行きやすいというか
ほぼ実家とは違うんですけど
ほぼ実家暮らしみたいな感じなので
じゃあその家賃分がちょっと浮いてたりするから
それでいろんな住んでみたい町に
この機会に住んでみたいなって思ったのがきっかけで
今回はいあのアンノーン京都さんのですねツイッターを拝見して
なんかすごいお写真も素敵ですし
こんな1ヶ月こんな値段で止まっていいんですかってちょっとびっくりしちゃって
その時勢いでも9月入居しますって予約をして来ました
近藤淳也
あそうなんですか結構勢いよく
岡本真帆
勢いよくフットワークは割と金子だと思うんですけど
ツイッター見てツイッター見ました
近藤淳也
ワイトすぐ決められた
岡本真帆
そうですねで色々考えて
いやでも今の自分の状況だったら泊まれるなとか、そんな懸念事故もなくて、
フルリモートなので、全然こちらで仕事してたら問題ないですし、
あと、本観光したばっかりで、関西であまりイベントとかやったことはなかったので、
出版社さんにお願いして、これを機に関西方面でなんかいろいろできたらよりいいのかなと思って、それも合わせて。
あ、そうですか。
近藤淳也
じゃあ、その今回の京都滞在は、
そのイベントがあって宿を押さえたんじゃなくて…
岡本真帆
違います。
まず私が最初に宿を押さえて、
私は9月に京都にいるので、
なんかこの辺で中で行きませんか?って。
近藤淳也
順番そっちなんですか?
岡本真帆
そうですそうです。
近藤淳也
え、しかもそのアンノーン京都のツイートを見て、
岡本真帆
そうですそうです。
近藤淳也
なんかピンと来て、
そうだ京都行こうみたいな感じなんですか?
岡本真帆
そうだ京都行こうです。
そうだ京都行っちゃえみたいな感じですね。
近藤淳也
あ、そっちの順番なんですね。 えー、じゃあ京都って決めてたわけでもなくて?
岡本真帆
え、でもなんか京都は住んでみたいなと思ってたんですよ。
で、1ヶ月って長いようで短いんですけど、 ちょっとお試しで行くにはすごくいい期間だなと思って、
で、そうですね、思い切って来てみました。 フィーリングです、完全に。
近藤淳也
で、あれですね、この週末は、 啓文社さんでイベントもされてっていうことだったんですよね。
岡本真帆
そうですね。一常時にある啓文社さんの方で、 観光記念イベント、半年は経ってるんですけど、
ということで、同じ家事の岡野大二さんと、 あと上坂亜佑美さんと二日連続でお話をさせていただくっていうのがあって、
そちらも結構盛り上がりまして、楽しかったです。
近藤淳也
どうでした?啓文社さん。
岡本真帆
なんかすごく雰囲気のある素敵な本屋さんで
私一度も行ったことなかったので
すごく楽しみにしていたんですけど
なんかもういるだけでたくさん本を買いそうになるというか
なんかその経文社さんにしかない
ちょっと珍しいクラウドファウンディングでできた小説だったりとか
写真集とかそういうのもあって
なんか見てるだけですごい楽しかったですし
あとなんかコテージっていう
音楽のライブとかもやられるような会場でお話しさせていただいたんですけども、
近藤淳也
僕も行ったことあります。
いいですよね、雰囲気がすごく。
岡本真帆
裏側の小屋っていうか、
お庭通っていくようなところ。
手作り感がちょっとあるというか。
そこの雰囲気もあって、
最初こんなちゃんとしたとこでしゃべるの大丈夫かなみたいな、
少し緊張しちゃったんですけど、
でもすごく楽しくのびのびお話できました。
近藤淳也
そうですか。
なんか京都の中でもね、やっぱ経文社さんというと、
割とちょっと面白い本屋さんっていう、昔からの存在だと思うんですけども、
元々それはご存知で、岡本さんからやりませんか?
岡本真帆
あ、私経文社さんのことは、存じ上げてなくて、
本が出た時に置いてくださってるのを知ってたんですけど、
ホームページで見れる情報しか把握してなくて、
であのまあ出版社の76社さんになんか京都でどこかでできませんかねっていうご相談をして
それであの経文社さんとお話をしてくださったみたいで
近藤淳也
なるほどなるほど
そういう感じで全国の街でイベントしながら旅を続けてる感じなんですか
岡本真帆
そうですねなんかさすがに毎月は難しいかなと思うし
たまにあの東京の本業の方で東京に行ったりもするので
なんか全国47都道府県行けるかどうかわかんないですけど
でもちょっと、見軽に、ふとはかかるく、いろいろ言ってみたいなという気持ちはすごいあります。
近藤淳也
なんかTwitter見てるとね、結構街、点々と。
岡本真帆
そうですね。
近藤淳也
矢印で、こっち行って、あっち行って、あっち行って、
なんか、そんなに移動するんだって、いろいろ書かれてましたけど。
岡本真帆
そうなんですよ。なんか、9月は本当京都だけにいるつもりだったんですけど、
意外とその会社の方で、合宿をやろうという機会があったりとか、
やっぱり今オンラインでなかなか雑談がしにくかったりとか
集まって話をするっていうのがなくなってるので
ちょっと半期か年に1回そういうのをやろうっていう話はあって
それが偶然私も安能京都さん滞在するって決めた後で
8月のまず末に東京で農会があるっていうのが決まって
その後8月末私夏休みとってたんですけど
岡本真帆さんと他の歌人との対談
岡本真帆
そこは東京の友達4人を連れて高知観光をする、
高知旅行を1週間するっていうのがあって、
なので、東京行って高知1週間行って、
そこから京都なんですけど、
その後合宿の予定で大磯の方に行きまして、
近藤淳也
はいはい、すごい行ったり来たり、西と東でこう…
岡本真帆
で、今京都に戻ってきて、
また月末に社員旅行があるので、
結構会社でいろいろ呼び出されますね。
そうなんですよ、
近藤淳也
だから、あれ、思ったより移動してるなって思いつつ。
岡本真帆
水社員旅行ですか。
そうです。で、あと京都は、大阪もすごい行きやすいじゃないですか。
だからちょっと、大阪遊びに行ったりとかしてるんですけど。
すごい移動距離に換算したら、すごいことになるだろうなって思いつつ。
近藤淳也
まあ、でも大丈夫ですか。お疲れじゃないですか。
岡本真帆
ちょっと疲れてきてます。でも楽しくやってます。
そうですか。
近藤淳也
実際、イベントの時はどんな話をされるんですか。
岡本真帆
えっと、そうですね、あの、まあ、1日目は岡野大二さんっていう、ちょっと私よりも先輩の、あの、第3歌集まで出されている歌人の方と、同じ76社さんから歌集出されている方となったんですけど、
なんかどういう時に歌を作っているかとか、まあその歌作る上での悩みの話とか、もう作る人ならではの話を色々させていただきましたね。
なんか単価って連作っていうのがあって、この歌集の中にもあるんですけど、
結構その物語的に何集も並べて、それを塊で構成してたりするようなものがあるんですけど、
なんかその中で、まあいろんなテクニックがあるんですよ。
その同じ、体現止めって言われる名詞で終わらないように、
体現止めの言葉が続かないように配置したいとか、私はすごい思っちゃうんですけど。
近藤淳也
へぇ〜
岡本真帆
なんでしょうね?
近藤淳也
ほうほうほう。
岡本真帆
体現止めって言われるんですか?
わかります。
それが続いてしまうと、ちょっと何でしょうね、
読んでるリズムとして、私は気持ち悪く思っちゃうところがあったりとか、
語尾をやっぱりちょっと変えたくなる気持ちとかがすごくあるんですけど、
でもそれに対してどう捉えているかとか、それを良しとするかどうかみたいな、
結構ニッチなところもある。
近藤淳也
なるほど、家人としてのすごい具体的な創作の手法というか、
岡本真帆
どう感じてるかみたいな。
連作をどう作るかって話とか、
あと、一種を成立させる上で、
どういう発想で、どういう風に仕上げていくかみたいな話とかを、
いろいろ聞きました。
近藤淳也
なるほど、なるほど。
岡本真帆
それは面白い。
大変じゃなかったら、何で止めるんですか?
疑問形で終わらせたりとか、
あと、本当に動詞+するとか、
いろいろありますね。
呼びかけるような言葉とか。
いろいろ、副詞で終わるとか、例えば、何があるかな。
私の代表歌で、笠の歌があるんですけど、
これは、読み上げると、
「本当に私でいいの?ズボラだし、笠もこんなにたくさんあるし」っていう歌で、
これは、なんか、あるしで終わってますね。
近藤淳也
あるしですもんね。
岡本真帆
そうですね。
近藤淳也
そこが、まあ、そうか。
岡本真帆
体現で終わると、ちょっとブズッとした感じになる。
まあでもなんかその大元で終わると結構スタイリッシュな感じにはなるんで
そのスパーンと切れる感じがどんどん続いていくのも面白いとして
あのあえてやる方もいらっしゃるんですけど
なんか私は結構その短歌の終わりの部分をバランスよく色んなバリエーションに従うタイプで
なんかそれについてどう思いますかみたいな
なるほどなるほど
近藤淳也
確かにちょっと文の途中みたいな感じはなんか続く感じありますね
岡本真帆
でもあえて全部それが続くのはまた違った気持ち良さもあるので、
近藤淳也
それを作為的にやるのかやらないのかみたいなことをしてます。
岡本真帆
それは結構じゃあ新しい、対談して新しい発見もあったり、
やっぱり57577っていう提携があることで
浮かび上がってくるこのメッセージとか感じっていうのは独特のものがあるので、
同じ単価って言っても本当に人によって全然違ったり
音楽ぐらい広いものなので
それについていろいろお話できたのがすごく楽しかったです
その翌日は上坂亜佑美さんっていう同時期に歌手を出した歌人の方と
お互いの歌手の良さについて語ったり
近藤淳也
褒めあたし?
岡本真帆
そうですそうです
いいですね
30分ずつぐらいこの歌手がどういう歌手で
こういう特徴があるっていうのを話し合うっていうのになって
結構全く違うタイプの家人の方で
上坂さんは割と強く何か言いたいことがあって
それで短歌を表現手法として使っているっていうところがあるんですけど
私はどっちかっていうと
短歌っていう57577の器に合わせて言葉を載せるうちに
だんだん言葉の意味とか世界観とかを見出していくタイプで
単価を始めるきっかけ
岡本真帆
なんか遊びながら作ってだんだんメッセージが出てくるみたいなタイプだったりするので
なんかその作り方の話も少しさせていただいたりとか
で色々喋りました
近藤淳也
かなりあれですねその歌を読むっていうことについての割と深いというか
本当にその現場でというかその作られている方同士の
本当に具体的な話を結構されたって感じなんですかね
岡本真帆
なんかあと、一種あったとしても、解釈ってほんと人によっていろいろで、
この歌を私はこういうふうに読んだとかっていう、
まあそういう感想戦みたいなこともさせていただいたりとか、
なので、作らない方でも、わりと楽しく聞いていただけたんじゃないかなと思います。
近藤淳也
確かに面白そうですね。結構会場は湧きましたか?
岡本真帆
パワーワードが飛び出したりすると湧いてました。
なんすかそれ?
いやでもなんか実はその初日の方はこの後アーカイブ販売があるんですけど
2日の方はちょっとアーカイブ販売をしない予定で
ちょっと秘密のトークイベントになってしまったので
あそうなんですか
はい実は今後ちょっと二人で協調で今作っているものがあって
なんかそれの発売の時にまた色々プロモーションしていこうと思ったんですけど
それの前打ち合わせ前公開打ち合わせみたいな感じで
近藤淳也
そうかそうか。次の作品の内容を含むので、そっちはアーカイブで見れないってことですか?
岡本真帆
はい、そうなんです。
でも、じゃあ初日の方は、一応今からでも購入すると動画で見れる?
そうですね。多分、もうこの配信が世に出る頃は、もしかしたら購入できるようになってるかもしれないです。
近藤淳也
そうなんですね。じゃあ、興味ある方は是非見てみましょう。
岡本真帆
ありがとうございます。
近藤淳也
はい、ありがとうございます。
じゃあ、その突然思い立ってきた、その京都滞在はどうです? 来てみて。
岡本真帆
えっと、まあ、そのいろいろ移動しちゃったり、仕事をしてたりして、
実は全然まだ観光ができてないんですけど。
観光できてない? そうなんです。
でも、なんか、安能京都さんの建物自体がすごいいいなと思っていて、
あの1階があれですよね、コワーキングスペースになっていて、キッチンとかもあって、
で2階が住居スペースというか、宿泊者の部屋になっていて
私は1室1ヶ月お借りして住ましてもらってるんですけど
内装がいいですし、やっぱり落ち着くので
普通にいるだけでテンション上がりますね。
そうですか。
癒やされるなぁって思ってたから。
近藤淳也
いや、そう言っていただけると、ありがとうございます。
結構ね、最初来られて
数日後ぐらいに何か延長できないな みたいなことをしちゃってましたもんね
岡本真帆
もう既に延長したい気持ちもあって
京都来たら絶対ここ泊まろうって思いました
近藤淳也
そう言っていただけるとすごい嬉しいです
じゃあ思い立ってなんだ急にポチッとしたのは結構正解
岡本真帆
正解ですね
なんか1週間ぐらい滞在とかもできるじゃないですか
1ヶ月だと結構長めですけど
だからまた来るときは1週間2週間とかでも滞在したいなと
近藤淳也
ぜひぜひその時にはこのラジオを聴いた他の方も増えていて
お話も盛り上がるかもしれないですね
岡本真帆
いいですね
近藤淳也
はいはい
じゃあちょっとそのまあそもそもその岡本さんが
まあ家事になったきっかけというか
まあ今ねこうやって本を出すまでなられてる話
もう少しちょっと
そうですね
さかのぼってというかお聞きしたいんですけど
岡本真帆
なんかこの話をする前に結構
込み入った話を先にしちゃったなって思ったんですけど
近藤淳也
はい、面白いですよ。
岡本真帆
ありがとうございます。
きっかけはですね、
単価を始めたのは2014年とか2015年くらいで、
私が社会人の3年目の頃なんですけど、
全職がコピーライターとプランナーをやっていて、
広告の製作会社で働いてました。
低薪札でコピーライターになって、
近藤淳也
製作会社で作ってたんですけど。
岡本真帆
もともと言葉の専門家っていう感じだったんですね。
そうですねあの大学時代から結構何か表現したいなという気持ちはあって
でもなかなか自分に合った表現手法みたいなの見つからず
なんか自分は何も表現できずに終わっていくんじゃないかみたいな
近藤淳也
そんな新卒すぐで
岡本真帆
いや大学生の頃ですねそれは
10代特有のその何者かになりたいけどなれない自分みたいな
なんかそういうのを抱えていて
でもそんな中でコピーライティングって面白いなというふうに思って
で、社会人になってそういう会社に入ったんですけど、
最初、大学生の頃にまず短歌には出会っていて、
ダ・ヴィンチっていう雑誌の中に、
本村博さんがやられている連載で、短歌くださいっていうものがあって、
そこが何かお題が一つあって、そこに皆さんが投稿する形で、
毎月1テーマずつ採用された歌が載っているページがあったんですけど、
なんかそれのどれもが素晴らしく面白くてですね
なんか単価やってる人って何食べてんだろうみたいな
どうしたらこんなすごいの作れるのってすごい衝撃受けちゃいます
近藤淳也
ダヴィンチーノっていうのが良かった
岡本真帆
そうですね
なんか同じテーマでもいろんなアプローチがあって
性別年齢全然異なる方たちが投稿していて
すごく短い言葉なのに
なんか一本の映画を見たような気持ちになったりとか
体験したことないけど自分も体験したこと
体験したかのような気持ちになってたりとかっていうのがすごいなと思って
自分もやりたいと思ったんですけど
なんか全然うまくいかなくて
近藤淳也
その時は?
なんかどうして私はこんなに下手くそなんだろうみたいな
岡本真帆
打ちのめされまして
しばらくちょっと短歌を遠ざけてた時期っていうのがあって
近藤淳也
それは作ってみたけど
出来がやっぱりその本に載ってるのとだいぶ違うって感じちゃうってことですか
岡本真帆
なんかそれってまあ初心者あるあるっていうか
やっぱりすごいもの見て自分が作ってるものと
近藤淳也
ものすごい差があるのって当たり前のことだと思うんですけど
だからプロだっていう
岡本真帆
そうなんですよ
近藤淳也
あれでしょうけどね
岡本真帆
だからなんか最初はやっぱそれに耐えられなくて
見てると辛くなっちゃうなと思ってたんで
ちょっと読めない時とかあったんですけど
近藤淳也
ちなみに文学部とかだったんですかそれは
岡本真帆
私は全然文学部でもなくて、外国語を学ぶ学科に行って、
そうなんですか。
近藤淳也
別に専攻で単価的なこととか、文章表現の専門でもなかった?
岡本真帆
でもなかったですね。
でも、大学・大学中にやっぱりそういうことがしたいなというふうに思って、
そこから広告に興味を持って、
アイテムを出したりとか企画するのがすごく好きだったので、
じゃあコピーライター・プランナーの道に進もうというふうにしたんですけど、
仕事をしていくうちにだんだん自分の考えを形にする方法が、仕事を通じてだんだん分かってきて、
それで、また改めて本屋さんで歌手を手に取った時に、やっぱり面白いなという風に惹かれて、
その時はそこまで拒絶する気持ちというよりは、やっぱり自分もやってみたいなという風に思って、
たくさん作ることの重要性
近藤淳也
それは何年目ぐらい?
岡本真帆
それが社会人の3年目ぐらいですかね。
一番最初に手に取ったのが笹井 弘幸さんという方の
「永遠と口から」っていう歌集なんですけど
ちょっと黄色とグレーで想定もお洒落で
歌集の専門店というより普通の本屋さん
青山ブックセンターさんっていう
結構デザイン系の本とかがたくさん取り扱われてるところで
確か手に取ったんですけど
やっぱり一文一文すごく平易な言葉で書かれてるのに
今いる世界とはちょっと違う世界に行ける感覚というか、
すごい詩的なんですよね、佐々井さんの世界って。
で、やっぱそれにすごく憧れて、私もやってみたいなと思うようになって、
そこから身を見まねで、いろんなそのWebの投稿欄、
というか投稿コーナーに出してみたり、
短歌くださいに出してみたり、
あと新聞課題に出してみたりっていうので作るようになりました。
近藤淳也
短歌くださいは載ったんですか?
岡本真帆
載りましたね。
あの始めた頃ちょっと別の名前でやってたので
一回その違う名前で載ってるのと
その後本名でもやって一回載って
でもなんかそこからあんまり熱心にやったことじゃなくて
でも一応じゃあその学生の時には遠く感じてた
近藤淳也
そこに社会人3年やった後には
まるとすんなりとというか
岡本真帆
でもなんかビギナーズラックみたいなとこあったかなと思うんですけど
近藤淳也
なんかそこに岡本さんのなんか人生経験があって
ってことなんですかね、そこをギャップを埋めたのは何が変わったから
岡本真帆
なんか完璧を求めて完璧なものを出そうとすると
やっぱり身動きが取れなくなるっていうのはあると思っていて
そのやっぱり身を見真似でやってみようって思った時は
とりあえず何かたくさん作ってみようみたいな
なんかよくわかんないけどとりあえず手を動かしていっぱい作って
その中で良いものができたらラッキーだなっていう気持ちで
割と重く捉えずに軽く練習するようにやり始めたら
その中で良い歌が作れて
それが掲載されたっていうときがあったので
今もそうなんですけど
やっぱりすごく良いものを作ると
片肘張っちゃうとホームランって出ないと思うんですよ
近藤淳也
力が入っちゃうと逆に良いものができない
岡本真帆
そうですね
だからとりあえず何でもいいからバット振ってみようかなみたいな
全然三振でいいと思っていて
今も結構いろんなところに投稿したりはしたんですけど
結局自分のツイッターで流すことが多くて
なんかそれはもう狙って出すというよりも
自分が普段何気なく作ったものを気にせずに
どんどん放流したいなみたいな
風通しでよくやりたいなみたいな気持ちがあって
日常の気づきや共通の感情
岡本真帆
ツイッターをメインに活動の場にしてるっていうのがあるんですけど
やっぱり気軽にどんどん作っていくことの大切さっていうのは
近藤淳也
ここ数年でも身に染みて感じてます
じゃあなんかこう力みが取れたというか
そういう日常感みたいなのが大事なんですかね
岡本真帆
なんかそうですね
なんかいきなりやっぱいいものを作ろうとすると
まあいいものを作ろうと思って作れることももちろんありますし
それによって目指せるものっていうのは当然あるんですけど
私の場合はとにかくたくさん作るってことが
いい歌を作る最短ルートに繋がってるなっていうのは思ってますね
他の方もそうなんですか? そうでもないんですか? 人によって違う?
さっきちょっとお話しした
もともとすごい世の中に伝えたいことがあるようなタイプの人は
多分それが明確にあった時にすぐ作れたり
まあすぐ作れるっていうと語弊がありますけど
その明確にあるメッセージをよりシャープに伝えるために
ブラッシュアップしていくみたいなことをされると思うんですけど
私はなんかその明確に元々言いたいことがあるっていうよりは
なんか手を動かしていく中で
ああなんかこの日常のこういうワンシーン良かったなと思い出したりとか
なんでしょうね
体を動かしているうちに自分考えてることがわかるみたいなところがあるので
寮を作ったほうがいいタイプ。
近藤淳也
なるほどね。
岡本真帆
別にアスリート的な思考っていうわけじゃなくて、
たくさんリラックスして作ってる方が、
自分の本心にたどり着けるというか、
本当に思ってることとか、自分しか知らないこと、
近藤淳也
そういう言葉にたどり着くっていうところがあるかなと思います。
確かに、ちょっとあの子の本を読ませていただいてたんですけど、
なんか、まあ、なんとなくちょっと感じてるけど、わざわざ言語化はしないみたいな、
ちょっとした日常のそのなんか気づきっていうかな、そういうの多いですもんね。
岡本真帆
そうですね。私が作ってる単価は特にそういうものが多くて、
些細だけど、みんな「あ、わかる、これ体験したことある」っていうタイミングとか、
あとは誰も話題にはしないけど、共通で感じてることみたいな、
なんかそういうのにすごく興味があるというか
覚えてるんだけど忘れちゃいそうなことみたいな
そういうことにすごく魅力を感じるので
結構そういう本当に取るに足らない瞬間とかを
歌にしたいなというのを持ってます
スランプからの脱出
岡本真帆
それってなんか明確に元々自分にメッセージがあるってよりは
日常を過ごしてる中で
その取るに足らないもの見つかったりとか
作ってる中で分かるみたいなところが多いですね
近藤淳也
そうなんですね
なんかほんとその読んだ後の感覚としては、
「わかるわかる」みたいなのとか、「あ、そうそう」みたいなのとか、
ちょっとくすっと笑っちゃうような、
なんかそういう読語感っていうのかな、
みたいなのが多いなと感じたんですけど、
普段からなんかそのアンテナ張ってるんですか?
気づいたときになんかメモとか。
岡本真帆
えーっとそうですね、
なんか移動してる最中が一番思いつくことは多くて、
やっぱりなんか動いてる時に、
そういうものって捉えやすいのかなと思うんですけど、
そういう、なんかこれなんかにできそうだな みたいなことを思ったら、
iPhoneのメモ帳にメモして、
でもそのメモは全然「57577」とかじゃなくて、
なんかちょっと過剰書きっぽくしていて、
それを後で、じゃあどうしたら「57577」になるかなって 遂行していくみたいなことが多いです。
だからネタ帳、ネタ帳って言うと変ですけど、 過剰書きのメモみたいになります。
近藤淳也
じゃあ、日常生活の中の、ちょっと気になる事象というか、
出来事みたいなのを記録しといて、
岡本真帆
で、なんか作品化するみたいな感じがする。
だから、単価作るタイミングっていうのは、
メモするタイミングと、
それを5757一紙の形に成形してくるタイミングの中、
2段階あるような感じがする。
近藤淳也
確かに、なんかその本を読んでも、
岡本真帆
外にいる感じがします。
近藤淳也
その部屋の中にずっといた感じじゃなくて、
なんかいろんなシーンがやっぱり外が多いじゃないですか。
岡本真帆
街とかあちこちに行ってる感じというかするんで、確かに外からのネタというか、の場面が多いなっていうのは思うんですけど。
確かに。散歩してるような雰囲気がありますよね。
近藤淳也
そうですね。だから、街をブラッと歩いて帰ってきたみたいな感じもちょっとあって。
岡本真帆
いや、わかります。
近藤淳也
なるほど、なるほど。はい、ちょっとじゃあ、そのキャリアの話に戻るんですけど、広告代理店で…
大理天でなくてプロダクションで制作会社でコピーライターされてて
ご趣味というか本業とは別に単価を作られ始めて
本とかにも掲載されるようになってて
その後どうなったんですか
岡本真帆
本業の方はもともとコピーライターやってたんですけど
広告っていうものの枠を越えてもっと企画とかをしたいなと思ったので
今は漫画の編集とマネジメントの会社に勤めていまして
そこで数年前までは漫画の編集をやっていて
今は会社で関わりのある漫画家さんの作品のプロモーションとか
作品を読者の方により知ってもらうための企画とかPRとかっていうのをやってるので
ちょっと全職でやってたことと
転職してからやったことが今一緒に混ざり合ってるような感じで
それは出版社ではなくて
そうですね
なんかそういう専門の制作とPRをやる会社があるっていう感じ?
PRっていうよりはどっちかというとマネージメント会社みたいなところで
芸能人の事務所みたいな感じで考えていただいたらいいんですけど
漫画家さんとか作家さんが所属しているエージェンシーで
作品を預かりしてその魅力を伝えるためにPRしたりとか
あとはお問い合わせとかの窓口となって
代わりに逆さの窓口となって
作品制作をサポートしたりとかっていう編集とマネジメントと両方やってるような
そうなんですね
近藤淳也
それは最終的にはどこかの出版社さんとかの媒体に取るんですよね
岡本真帆
そうですね
はいはい
近藤淳也
でもその編集は出版社さんがやらないパターンがあるってことですか
岡本真帆
でも出版社の編集さんとうちの担当と二人体制でとかって
一緒にお茶合わせをしてっていうことも
近藤淳也
そういう感じなんですね
岡本真帆
そうですね
だから出版社側の編集者っていうよりは
漫画家さんサイドについて
二人三脚で一緒にやっていくみたいなところがあります
なるほど
近藤淳也
そっちはちなみにもう名前は伏せて
岡本真帆
あ伏せてないです
はいコルクっていう会社で
コルクさん
近藤淳也
どんな作品を手掛けますか
岡本真帆
ちょっとメジャーな作家さんもいらっしゃいますし
あとはスタジオっていうのが今あって
新人の作家さんを一から育てるって言うと誤解があります
一緒にこうせさたくまして作品制作をするっていう部隊もあって
その二つに分かれてある
近藤淳也
そうなんですか
じゃあ今も小谷くんさんで
岡本真帆
そういう漫画家さんとかの編集とかもされて
近藤淳也
ながら短歌の活動も続けていってるって感じですよね
はいはいでなんかね
まあ今回その本を出版されるまで至ってるわけですけど
おきっかけはそのツイッターの
岡本真帆
さっきの傘のやつ大きかったんですか
そうですね
もともとなんか単価用のアカウントみたいなの持ってたんですけど
CORCに入社するときに
会社のPRとかでも使えるかなと思って
会社用のアカウント作ったんです
単価用のアカウントの方でやってたことを
そっちの会社のアカウントの方で発信したら
いわゆる繋がってるクラスタって 全然違う人たちじゃないですか
なんかその人たちにすごい受け入れて もらえてもちろん短歌アカウント
の方でも受け入れていただいて たんですけど全然違うクラスタ
に対してこれが短歌なんだ面白い みたいな感じの反応をいただいて
近藤淳也
逆に短歌を知らない人に反響が あったってことですね
岡本真帆
そうですねでこの傘の歌を谷川 電話さんっていう方が読み方を
表してくださっているものがあって
その画像をツイートしたら
寝る前にツイートしたら
朝見たらすごいなんか反響が
すごい拡散されてて
わーこれがいわゆる
バズってるやつかみたいな
感じになったんですけど
なんかそれきっかけで
すごくいろんな人に知っていただけて
もともとこの歌詞
すごい犬もたくさん出てくるんですけど
犬の単価をノートにまとめてたりとか
今まで作ってた作品があったので
そのバズった傘の歌に
ぶら下げるような形でまとめたら
結構それもたくさんの方に読んでいただけて
なんかそれが一番最初に広く知っていただいたきっかけかなと思います
近藤淳也
それいつぐらいの話ですか
岡本真帆
それ2018年とかですね
4年前ぐらい
へー
でもその時って私はほとんど短歌作れてなくて
結構短歌のスランプ状態になっていて
なんかどうやって短歌って作ったらいいんだっけみたいな感じになってたので
生きるための短歌部屋
岡本真帆
周りからすごい単価の人って思われてるけど
いや今私そんな新作作ってないんだけどなみたいなことは当時ちょっと悩みではありましたね
近藤淳也
そのいろんなさっきの書籍に掲載されるようになってっていう
あとのにちょっとじゃあスランプというか
そっからどこ行こうみたいになってたってことですか
岡本真帆
そうですねでなんかそのバズってからは書籍に掲載
あそうですね単価くださいに乗ったのは本当初期の頃で
その後続けてく中でなんかいい歌って何だろうとか
なんか作ってもやっぱりなかなか納得できないみたいな
多分目ばっかりが超えていて自分の実力はそれに合ってなくて
それがスランプだったんじゃないかなと思うんですけど
なんかそこでうまく作れなくなっちゃって
でしばらく2年ぐらいですね
本当に全然作れなく2020年ぐらい全然作れなかったんですよ
近藤淳也
2020年じゃあバズった後
バズったあと1年半以上で作り上げてくって
岡本真帆
作ってはいたんですけど、本当年に5、6集とかしか作れないので
年に5、6集?
近藤淳也
そんな時期もあったんですか?
岡本真帆
ありました
近藤淳也
2年前じゃないですか?
岡本真帆
そうですそうです
でもそのまあそんな中で
ちょっと第一歌集を出したいなという気持ちはあったので
あの76社さんに相談したところを
あの是非やりましょうと言っていただいて
で制作期間を1年以上設けて
それで歌を歌手となるものを作っていきましょうってお約束だったので
スランプの中スタートして
近藤淳也
よく決断しましたね
岡本真帆
そうですね
いやなんか歌手が出せるならやっぱり出したいなって気持ちがあったので
ちょっとスランプながらもやってみようということで
で毎月作って編集の担当の方にお見せして打ち合わせしてみたいなのを続けていってたんですけど
2020年はコロナ禍だったじゃないですか
コロナで結構働き方とかも変わってきた時期で、リモートワークになって、私もちょっと体調を崩しちゃったりとかして、
やっぱり生活リズムが変わって通勤がなくなったっていうのとかもストレスで、
近藤淳也
人になかなか、
岡本真帆
そうですね、ずっと家の中にいなきゃいけないっていうのが最初すごくストレスで、
その分時間はすごいできたけど、なんか生活がガラッと変わって、それで体調を崩しちゃって、
1ヶ月ぐらい給食したりとかもあったんですけど、
そんな中、移動をしてる時に一番短歌を今まで作れてたので、移動ができなくなって、
近藤淳也
そうですよね、エピソードが生まれる場所がなくなっちゃって。
岡本真帆
そうなんです、そうなんです。
近藤淳也
確かに。
岡本真帆
で、なんかスランプにさらに陥って、
で、2020年は本当に全然歌が作れなかったんですけど、
その2021年になってから、先ほども名前を上げた上坂さんと、
Twitterスペースでお互いの単価を持ち寄って、コメントシェアを受けたのを始めて、
「生きるための単価部屋」っていう名前のTwitterスペースを得るようになって、
で、そこの特徴としては、いい歌もダメな歌もとりあえず持ち寄って、お互いコメントし合うみたいな、公開型の、
まあ、批評会っていうとちょっと厳しいかな、公開型の感想戦みたいな。
近藤淳也
自分たちの歌ですか?
岡本真帆
そうですね。だから例えば「チョコレート」っていうお題を決めて、そのチョコレートのお題に対して二人が歌を持ち寄る。
近藤淳也
へぇ~。
岡本真帆
「イミュー」とか「夏」とか色々やったんですけど、
それで持ち寄って、で、その他のリスナーさんに聞いてもらいながら、
2人でお互いの単価について「ああ、誰がこうじゃない」っていうのをやって、
で、なんか、本当また最初の話に戻るんですけど、
ダメな歌も見せるっていうことは、
やっぱなんか歌いっぱい作ることに結構繋がって、
たくさん作ってダメでもいいから、どんどん見せていくのが大事だなって、
もうそれ強制的な場なので。
近藤淳也
まあね、何個か用意しないとできないみたいな。
岡本真帆
とりあえず用意して数間に合わせるみたいなこととかも出てきた中で
なんか調子が良くなってきて
近藤淳也
一貫してますねその
とにかくいっぱい書いてみたら調子が持っていくみたいな
岡本真帆
なんかスランプになったのも多分この歌がすごいバズって
これこの傘の歌が期待されてる自分みたいなのある中で
でもこういう歌がずっとできるわけじゃないっていうのがあったと思うんですけど
なんかその生きるための段カベアっていうのをやる中で
やっぱりたくさん作って、言葉にする回路っていうのかな、
なんかそういう自分の中の流れみたいなのをよくしていった方が、
もっといい言葉が出てくるんだなっていうふうに気づけて、
夏の歌と歌集制作
岡本真帆
で、そこから2021年から調子が上向いていって、
もう一つ有名な、というかいろいろ知っていただいてる歌で、
ビールの歌があるんですけど、
近藤淳也
夏のやつですね。
岡本真帆
そうです。これが、夏の。
読み上げます。
平日の明るいうちからビール飲む ご覧よビールこれが夏だよっていう
単価があるんですけど これもその生きるための単価部屋
の中でできた歌で そうですか
近藤淳也
その何個も夏のお題で出さなきゃ いけないみたいな
岡本真帆
何のお題だったかな でも夏だったかもしれないんですけど
そのやっぱり毎週とか各週でやって たんですよその回
結構な頻度ですね 結構な頻度でだいぶスパルタな
ことしてるんだと思うんですけど でも歌集出すために歌が必要でも
近藤淳也
毎回何集ぐらい?
岡本真帆
お互い3集ずつって言ってたんですけど、でもなんかいっぱい作れた時は私、犬のテーマの時10集ぐらい持ってきちゃって。
なんか画像で並んでるの見ました?
近藤淳也
そうそうそうです。
岡本真帆
10集。
だからまあ3から10ぐらいで持ち寄ってやってました。
たくさん作ることの効果
近藤淳也
3つしかないと、やっぱり良いやつ出したくなっちゃう。
岡本真帆
かさ増し作戦みたいな。
近藤淳也
すごいな、でもそれを毎週か各週でやるってのは結構
岡本真帆
3日減ると本当に、なんかやりきったみたいな感じになるんですけど
それをやっていく中で調子が良くなっていって
見てくださってる方の反応もすぐ得られるので
Twitterとかだと、こういう歌がすごいいいって言われるなとか
自分ではそこまで気づいてないけど
周りの人たちがこんなにこの歌を好きなんだとかっていうのは分かってきて
だんだん自分の得意な歌の方向性とか、作りたい歌の方向性っていうのが見えてきて、
それで無事観光できます。
近藤淳也
じゃあ、スペースでやってるやつの作品も結構入ってるってことですか?
岡本真帆
入ってますね。
割とかなりたくさん入ってますね。
近藤淳也
じゃあ実際意味があったというか、すごく創作にもそれが役立ったっていう。
岡本真帆
役立ってますね。
この中でですね、「南極に宇宙に渋谷行き前に」っていう名前の
犬の連作が出てくるんですけど、
ここに入ってる歌は全部、
その「生きるための炭火部屋」の時に作った歌。
近藤淳也
そうですか、犬テーマのやつですか?
岡本真帆
犬のテーマと、あと犬じゃないテーマの時に
私すぐ犬の歌作ってるんで。
犬が出てくる歌がたくさんあるので、
それをまとめていたりとか、
半分くらい、いや半分は言い過ぎかもしれないですけど、
結構入ってます。
近藤淳也
そうですか いやーでもそのスランプから取り戻していく過程は何か他でもなんか応用できそうなってかなんかヒントがある気がしますね
そのあんまり良いものを作ろうとせずにでも数をいっぱいとにかくペーストを作ってこうやり出した時からいつもこうなんか調子がねなんか出てきてっていう話で
岡本真帆
完璧なものしか人に見せられないと思ってると、何も発表できなくなっちゃうと思うんですけど、
やっぱりその公開型で批評し合うっていう場があったおかげで、
ダメな歌もかなり肩の力抜いて見せられるようになって、
近藤淳也
なんかその、うまくいかない自分も許容できたっていうのが結構良かったのかなと思いました。
それにしても、有名になり方って言ったらあれですけど、
が、今風というか、Twitterでバズって、
まだTwitterスペースで調子を取り戻して、
そこでたくさん作る。
オンラインで、スペースでやりながら、
どんどん作っていって、本ができたってことですよね。
インターネットの使い方が上手いというか、
岡本真帆
今風だと思うんですけど、
近藤淳也
もともとそういうのがお好きなんですか
岡本真帆
あでもツイッター
あの追拝でしたね大学生の頃から
あそうなんですか
だから追拝って言葉がもう
はいはいはいを表してますね
追拝でしたね
やっぱりその140字っていう限定されたところで
何か言葉にするみたいなのもともと好きだったというか得意で
ツイッターもコピーライティングも短歌も
結構その自数制限があって その中で表現してるっていうものではあって
全部共通はしてるなと思うんですけど
近藤淳也
じゃあ結構そのTwitterアカウントは わりと人気だったんですか
もともとその学生の頃とか
岡本真帆
いやーそんな全然
でもフォロワー1500人ぐらいとかいましたかね
でもまあ大学生だよね
近藤淳也
それだけ知り合いだけではないですよね どう見てもね
岡本真帆
そうですね
近藤淳也
うん、そうですか。
なんか、はい、だから多分、だから、なんていうの、そのツイッターネイティブっていうかね、
なんか別に仕事で必要だから、SNSアカウント作りましたとかじゃなくて、
なんかもう、もともとがその、あってるんですよね、多分。
岡本真帆
そうですね、もともとツイッター好きだったので、
なんか今のツイッターってまた、昔のツイッターとちょっと雰囲気違ってきて、
昔ほどなんかおちゃらけたことも言えないなっていう風潮あるなと思うんですけど
でもなんかやっぱり好きですね 言葉にしたりするのは
ちょっと怖さもありますけどね
今全然自分に対して好意的じゃない人にも
バズると目につくじゃないですか
だからそうなった時に結構批判的な言葉が目につくようになったりとかっていうところもあって
ちょっと怖いものではあるんですけど
でもなんか共感してもらえてるなとか
その自分の歌を受け止めてくれてるなっていう反応は
一早く見れるメディアだなと思ってるので
近藤淳也
なんかその良いところをうまく使っていきたいなって思ってます
ちなみにネガティブなものはどう対応してるんですか?
ネガティブなものはミュートしたり見ないようにしてます
まあそれが良いですね
岡本真帆
そうですね
近藤淳也
なるほどなるほど
なんかちょっと戻っちゃいますけど
岡本真帆
その元々のその傘の歌
近藤淳也
まあ大喜利みたいになってましたよね
岡本真帆
そうですね
近藤淳也
なんかその髪の奥っていうんですか
ここがあって
岡本真帆
舌をみんなで好きに作るみたいになってたんですかね
本当に私でいいの
ズボラダシマデを提携で
下野区の七七を大喜利するっていう流れがあって
あれは元々なんかすごい仲のいい
単価クラスタの友人たちが
ふざけてやってたんですよ最初
近藤淳也
そうなんですか
岡本真帆
で、下の句を「傘もこんなにたくさんあるし」のところを別の言葉にしてやってて
なんかすごい楽しそうだったんですよ
で、私もそういうの好きっていうか
楽しんでくれてるのはすごくいいなと思ってて
みんなだけ盛り上がったってずるいなと思ったので
私も参加して
本当に私でいいの?ズボラだし
凍ったいくら風呂で溶かすしっていうので
あのふるさと納税でもらった凍ったいくらを
湯船で溶かすっていう写真をアップしたことがあるんですけど
それが本気よりバズります
近藤淳也
なんか一番バズったんですよ
岡本真帆
本気よりバズったんですかあれ
近藤淳也
ふかって浮いてましたもんね
岡本真帆
でもあれは大喜利じゃないですか感じに
一応低経なんですけど
単価っていうよりは大喜利で私の中では
写真もありますから
ちょっとまた違うなと思ってるんですけど
あれがすごいバズって
そういう流れの中で
ちょっとインターネット
身向かしていたところよりも本当に私でいいのズボラだしイカをいじるみたいな
はい、いまだに検索しても結構見るので
まさか自分の短歌がインターネットを身向かせるとは思いました
近藤淳也
いやーでもそれなんか本当
短歌がそういう風に身向かせるってあんまないですよね
なんか珍しかったんじゃないかなと思って
岡本真帆
だし、多分私が作者なのに遊んでるから、そんなに広がりやすかったって思ってて、
一回なんか、お叱りの言葉を受けたことがあるんですよ。
なんか、いくらのツイートしたら、こんなのは作者の冒涜だったのかな。
近藤淳也
作者の冒涜?
岡本真帆
作者を冒涜してるって、陰よりツイートかなんかで言われて、
近藤淳也
え、おかもさんって知らずに?
だから、いや、私が作者なんだがってなって、すいませんって気持ちになりました。
その方は、説明したんですか、それは。
岡本真帆
いや説明しないです面白いなと思 って
面白いなってそのまま
いやそうなんか普通そう思うよな って思ったんですよ
そうなんですか
なんか多分こういういじられ方 をされたくない方の方が多い
と思っていて
近藤淳也
うん
岡本真帆
そうですもともと作品として成立 してるものをいじって遊ぶって
確かに作者が協力してなかった 失礼なことだと思うんですよ
でもそれをみんなやってて私も やってて
近藤淳也
それでもやってくれって言った わけじゃなくてその仲間が勝手に
岡本真帆
始めたんですか
初めて、いいねとかもしてて、で私もやってって感じで。
近藤淳也
一緒に遊んじゃったみたいですね。
まあ、なんていうんですか、その腰の引くさっていうか、
なんかやっぱり親しみやすさみたいなのがあるんですかね。
そもそもね、私でいいのですからね。
まあ、低いじゃないですか。
まあ、そうですね。
なんかそういうズボラ出しっていう、
みんなの見方というか、たぶん教官を呼んだところが、
岡本真帆
あんまり上からじゃないというか、みたいなのがある。
確かに、上からの段階はあんまりないですよね。
近藤淳也
全体的に、すごい等身大というか、
自分も教官できるというか、
すごい人が、自分とは違うという感じじゃなくて、
そういうのがすごいみんなの共感を 読んだのかなみたいな感じたんですけど
岡本真帆
確かにそうですね
近藤淳也
まあでもよく考えるとそのtwitterも140字なんで
岡本真帆
あのまあ長文の表現ではないものじゃないですか
近藤淳也
だからなんか元々そのすごいその短歌的なところが
なんか本来あるとは思うんで
なんかそういうところはすごいそれは相性いいよなって気がして
短い文章で、その先を膨らませるみたいなことが マッチしたんだろうなと思って、
Twitterを使ったマーケティング
近藤淳也
逆になんで今までなかったんだろうって思いますけどね。
岡本さんのそういうバズっていうみたいなものが、 もっと昔からあってもよかったのかなみたいな。
岡本真帆
たぶん私が一番最初にバズった人ってよりは
もっと単価界隈とかでバズってるものとかもあるんですけど
たぶんここ近年はすごく親しみやすいものには単価自体になっていて
誰でもTwitterですぐ発表できるっていうところもあって
参加障壁がすごく低いと思うんですよね
日本語ですし
あと、昔はその文語体で作られてる単価ってすごく多かったんですけど、やっぱりSNSとの相性もあって、今すごい高語で作られていて、
普段から喋っている言葉で単価にするっていうことが結構多数になってきている中で、
別にその学生単価会とか単価結社みたいに入らなくても、インターネットで単価を始められるっていう、
なんかその土壌が多分先輩方によって作られてきて、
それがある中で、たまたま盛り上がっている時に私の単価がバズったみたいなことはあると思うので
多分これからもそういう方が出てくると思いますし
別にバズることが全てでもないと思っているので
いろんな楽しみ方とかいろんな単価の始め方の選択肢の一つとしてあるんじゃないかなって思ってます
近藤淳也
なんかあんまり身近な感じで楽しんでいいんだなみたいな。
すごい感じるんで、何なら作ってみようかなみたいな気になってる人とか
単価のブーム
近藤淳也
なんか感じるんで多いんじゃないかなって気もします。
岡本真帆
確かに歌集を出して、読者は書きっていうのがあるんですけど
それはあの出版社に届いて最終的に私の元に来るんですけど
やっぱり歌集初めて買いましたみたいな声はすごく多くって
歌集ってやっぱりたぶんそんなに
あの本屋さんでも書棚が今までなかったんですけど
今やっぱりみんながなんかに興味を持ってたりするので
ちょっとずつ棚が増えていたりして
大型店舗さんとかだと結構充実してたりとか
まだなかなか田舎の小さな本屋さんとかだと
俳句の方がコーナーが多かったり
たぶんプレバトの影響だと思うんですけど
夏石先生、あのいつき先生の影響とかで
俳句の方が地方に行くと
棚が暑いなっていうのを思ったりするんですけど
でも少しずつやっぱり
単価に興味があって
単価の本が売れているっていう現状があるので
今まで単価興味なかった人も
最初に手に取ってみようかなって
今思ってくださってるのかなっていう
近藤淳也
そうですか
岡本真帆
はい雰囲気はありますね
近藤淳也
それは岡本さんが作ったんですか
岡本真帆
いやーそんなことないです
近藤淳也
そのブームを違いますか
岡本真帆
ブーム
単価ブームっていう特集が
最近されたりとかもしてるんですけど
でも私が別に
経営してるっていう意識が全然ないですね。
たまたま、たまたま今のこの時代に 歌集がタイミングよく出たぐらいな感じですかね。
へぇ、そうなんですね。
近藤淳也
なんかでもね、記号とかもないんで、
まあなんか、やってみようかなって、
こんな感じでちょっと思ったことを 変えてもいいんかなみたいなのはあるかもしれないですね。
岡本真帆
やってみるとまたちょっと難しかったです。
近藤淳也
いや、あのね、さっきおっしゃるとき、
もちろんそのプロのレベルとは全然違うと思うんですけど。
岡本真帆
親しみやすい言葉だからこそ、こうやれそうだなって、
でも思ってもらえるとすごいありがたいですね。
近藤淳也
そうですね。あと、読む側としても入りやすいというか、
岡本真帆さんの歌の特徴
近藤淳也
解釈っていうのが、すごい普通の言葉なので。
そうですね。
岡本真帆
僕が読んだ感想を少し言うと、
近藤淳也
何ですかね、さっきの日常のちょっとしたグスみたいなのもあるんですけど、
意外と岡本さん、その激しい方なのかな。
岡本真帆
どういう歌かな感じましたか?
近藤淳也
なんかその、まあ夏の歌とかは切ない。
夏が終わる切ないとか、なんかこう、
まあちょっと恋愛的な様子を感じるものとか、
あと恋愛系のやつも、わりと激しめかな。
岡本真帆
激しめですか?
近藤淳也
と思って、なんかその辺ってどうなんですか?
日本人も同じなのか。
岡本真帆
えーどの辺が激しいですか?
いやわかんないですが、例えばエレベーターで下まるキスしてるみたいなやつとか
はい、そこの連作は確かにこの歌集の中でちょっと異質というか恋愛テーマにしてたりしますね
歌を通じて表現する自分の人格
岡本真帆
うん
どうでしょう?
でも全部が、全部のなんかの私が私自身ではないですけど
でも私の中から出てきてるものであるので
割と近い人格かなと思うんですよ
そうなんですか
なんかそっちは同じような感じなんですか
うんなんですか
近藤淳也
歌の感じと割と同じなのか
割と結構違う人格
岡本真帆
あーでもなんか
この歌集の中で映画をテーマにして
映画のリリーシューのすべてっていうものを
テーマにして5首作ったものもあったりとか
ちょっと別の作品からインスピレーションやって作ってるようなものもあるので
全部イコール私ではないんですけど
どうでしょうね
でも結構
隠そうとしても出てしまうのがその個性とか性格だと思うので
自己紹介の代わりにこれを渡したら
私のことは結構知ってもらえるんじゃないかなってのは思います
近藤淳也
そうですね
岡本真帆
夏になんかあったんかなみたいな
切ない思い出とかあったんかなみたいな
いずれ全部過去になってしまうみたいな気持ちはあります
なんでしょうね自分の最近
なんか単価出してからいろんな人から言われるんですけど
楽しそうだけどちょっと寂しそうだよねみたいなこと言われていて
そうなんですよ
近藤淳也
なんか終わっていくのをなんか
岡本真帆
なんかそれはでも昔からそうで
岡本さんの経験や感情を歌にする
岡本真帆
祭りの最中なのに、もう祭りが終わった後のことを思って、
この祭りのこともいつか思い出になるんだなって思いながら、
祭りを楽しんでるみたいな、そういう自分がいて。
なんか人生ずっとそうですね。
近藤淳也
あ、そうなんですか。
あ、そうなんですか。
そうですそうです。
岡本真帆
なんか喪失の予感があるってこの前すごく言われたんですけど、
わかりますわかります。
なんか、そうですね。
いずれ死ぬしなぁみたいなのはやっぱりあるんですけど、人生観として。
その1回しかない人生だからこそ、いつか全部終わっちゃうし、自分から離れていくものっていうのはあるんですけど、
だからこそ、この今を大事にしたいなぁみたいな気持ちがあって、それが明るい歌だったり暗い歌として現れてるのかなと思います。
近藤淳也
なるほどね。
岡本真帆
そういう一瞬を切り取るのには
5757というのが結構私にとってはちょうどいいサイズだなぁと思ってます
近藤淳也
いやなんかあのはいあのすみません
僕はあの最初ちょっとそのね
twitterであの単価がバズって
なんか本が出たって
まあそれだけ表面的になぞると
あのもうちょっとなんていうかたまたま単価に出会って
あのなんかちょっとやってみたら夢になって
岡本真帆
ちょっとそういうものを最初想像してしまってたんですけど
近藤淳也
もうお聴きしてて本当にもう昔から本気で歌に向かわれていて
その学生の頃からも作ってみては一回挫折して
とかなんか言いながら本当に真剣取り組まれてるんだなっていうのはもう
まあもちろんねそこだからこそ歌人だと思うんですけど
岡本真帆
ありがとうございます
近藤淳也
いやもうさすがだなって伺って思いましたが
ありがとうございます。
どうですか? 家人でいることについて、
というか、これからもどうされていくのかも、含めて。
岡本真帆
そうですね。
日々健やかに過ごすことが、
結構いい歌を作ることと私の場合、 直結してるなと思ってるので、
なるべく今の生活、
働いてるっていうことも含めて、 変えずにやりながら、
これまで通り、ちょっと今半分仕事になりつつあるんですけど、
趣味でやってた時と同じように、歌にしたいなっていうタイミングがあったら、
それを短間にしていくっていうのを、これからも続けたいなと思ってます。
近藤淳也
その編集の仕事は、なしにして家事一本で、みたいなお考えはあまりないんですか?
岡本真帆
でもなんかすごい稼げるようになったらね、そういう選択肢もあるかもしれないですけど、
でもなんか会社員として働いてるっていう
そのリズムが結構歌を作ることにもつながってたりはするので
なんか両方頑張りたいなって思ってます
近藤淳也
じゃあ当面その本業というか
会社員の仕事と家人と両方2足のワルズというか
岡本真帆
そうですね
近藤淳也
両方続けていくつもり
岡本真帆
まあなかなか家人1本でやってる人っていうのも少なくはあって
近藤淳也
そうなんですね
岡本真帆
はいでもそれそれ1本でねやれるようになったらすごく素敵だなぁとは思うんですけど
会社員でいてその規則正しくリズムを持って生活するってことが結構私の
短歌のベースを作ってるような気がするんではい働こうと思います
近藤淳也
まあ移動が生まれますよね
岡本真帆
あそうですね
近藤淳也
さっきの町を移動する必然性が
岡本真帆
あと、やっぱりサッカー業とかって、
多分ちょっと孤独なものではあったりすると思うんですけど、
やっぱり会社に所属して、同僚がいてとかっていうのって、
やっぱりちょっと心の安定みたいなのがつながっていると思うので、
人とつながっているっていうことが、
なんかやっぱそっちはそっちですごく自分にとって大切だなと思ってたりするので、
いろいろいろんな関係を大事にしていきたいなって思ってます。
近藤淳也
場所はどうですか?今、高知の方に引っ越されて、自然いっぱいの環境で、
そうですね、すごい。
なんかちょっとツイートがありましたけど、
四万十川のなんかもう、ちんか橋とか風景とか、
もうなんかどこのCMやみたいな感じの。
岡本真帆
そうなんですよね。
あの、四万都市っていうか、高知県西部って、
なんか海外とはまたちょっと違う、遠くに来たなぁみたいな雰囲気が、
のんびりした雰囲気があるとこなんですけど。
近藤淳也
まあ、その先が高知ってないですもんね。
そうなんです。
岡本真帆
広島とかだったら、九州行くとき通るなみたいなのですけど、
近藤淳也
高知って、
岡本真帆
そう、もう高知は高知で、
近藤淳也
四万都に行こうと思わないといかないみたいな。
岡本真帆
そうなんです。あとちょっと奥に行くと、
まあ最近、柏島って呼ばれてる、海がすごくきれいなとこがあるんですけど、
そこ多分空港から4時間とか4時間半ぐらいとかかかる場所で、
なんか本当かどうかわかんないけど、日本で一番空港から遠い街とかって言われてたりするところで、
まあそういうのが近い地域ではあって、
あのやっぱり時間がすごいゆったり流れていて、
あの癒されますね。
だからずっと地元にいたい気持ちと、
でもなんか東京にまた行きたい気持ちも両方あって、
一旦私2年間地元にいようかなっていう制限を持って移住を決意したんですけど
近藤淳也
制限?
岡本真帆
はい。いやなんか、永住するって考えると結構、荷が重いっていうか
近藤淳也
2年が期限っていうことですか?
岡本真帆
そう、2年期限で、建物の契約とかもそうじゃないですか。
結構その賃貸とかって2年契約だったりすると思うんですけど、
そういう気持ちで2年契約でちょっと地元に…
近藤淳也
自分で決めたんですか?それを
岡本真帆
決めて戻ってるんですけど、
でももうなんかすごい穏やかに暮らしてるので、
どうしようかなぁと思ってます。
近藤淳也
じゃあ一旦2年間高知で、
まあそこ先はまだ決められていなくて。
岡本真帆
そうですね。
はい、とりあえず今はなんか、
ありがたいことに家人としてのお仕事も
いただいてたりはするので、
その本業と家人の仕事と、
それを頑張りたいなっていう気持ちはあって、
あともう第二歌集に向けて歌は作ってたりするので。
そうですか。
じゃあその予定もあるんですね。
そうですね。
コーチにいる間にその第2歌集の大まかなところは作れたらいいなって思ってます。
近藤淳也
最近はどうですか?その歌の出てき具合というか。
岡本真帆
なんか自由で…
近藤淳也
ちょっとね、自由環境もだいぶ変わったね。変化があったと思うんですけども。
岡本真帆
そうですね。
なんか依頼がなくて好きなときに作るっていうよりも、
今ご依頼をいただいて、
例えば単価雑誌に寄稿したりとか文芸史に寄稿したりとかっていうのをやらせてもらってるんですけど
その依頼に合わせて作ってることが多くて
だからそっちで今精一杯なところがあり
フリーではなかなか作れてなくて
ちょっと落ち着いたらそういう
また今まで通りのリズムで作れたらなというのも
近藤淳也
どっちがいいんですかそれは
岡本真帆
どうでしょうね
でもなんか締切いただいて何首でって言っていただかないと作れない歌とかっていうのもあるので
両方やりたいかなと思います
近藤淳也
特に、例えば東京の日常がなくなって、書くことが減るってわけではないんですか?
岡本真帆
でも、そうですね。
基本的には自分の心に沸き上がってくる気持ちを歌にしていくので、
例えば東京に行かなくなることで、地元で暮らして見えてくる、
生活の中で見えてくる感情とかっていうのもあるので、別にネタがないってことはないですね。
あと、なんかあって、目の前のことを読むっていうよりは、
自分の心の中に残っている過去の出来事とか、
忘れられないことみたいなのを結構歌にしていることが多いので、
だから、もっと本当1年とか2年前のことを歌にするようなこともありますし、
なんかその、すごく静かな田舎にいるからこそ思い出すこととかもあるし、
なんかまだまだ歌にしたいことがたくさん出てきそうだなって感じです。
近藤淳也
その出てくる情景が急に高地に変わっていくみたいなわけでもないんですか?
岡本真帆
そうですね。でもこの前友人を招いて高知旅行したんですけど、
それすごく楽しかったので、それはまた連作にしたいなって思ってます。
近藤淳也
じゃあちょっと高知シリーズみたいなのもこれから出てくるかなって。
そう、島のと側サップしてるなんかとかあるかもしれないです。
なるほどなるほど。
岡本真帆
海水浴してたりとか。
近藤淳也
なんかね、ついて行ってちょっと旅というか、
その居場所が変わったこともなんか歌でまた
岡本真帆
そうですね。
近藤淳也
感じれるようになるのかもしれないですね。
へぇ〜はいわかりました
まあ京都以外もじゃあ高知にいながら
またどっかに行くこともあるかもしれないですかね
あるかもしれないです
岡本真帆
楽しくいろんなところに行きつつ
のびのび歌を作れたらと思います
近藤淳也
なんかその岡本さんが
何ですかね過ごしていかれる
その日常の街の情景みたいな
なんか連れてってもらう感じが予感がするんで
岡本真帆
そのなんか情景が浮かぶんで次の本とかで
近藤淳也
あその後あそこ行ったんじゃないのとか
なんかある気がするんで
岡本真帆
だからこの京都滞在のこともいずれね
単価にしたいなっていうのもってます
近藤淳也
ちょっとまたじゃあ今後の作品にも楽しみにしております
岡本真帆
ありがとうございます
近藤淳也
じゃあこの辺で終わりにしたいと思いますけど
一応あのみんなに聞いてる質問がありまして
岡本さんにとって幸せとは何でしょう
岡本真帆
幸せすごい難しい質問きましたね
幸せなんでしょうね
でももうなんか探すものじゃなくて
近藤淳也
気づいたらそこにあるものだと思います
岡本真帆
あの単価を作ってても思うんですけど
なんかないものを追い求めて
見つけるものではなくて
実はすでに自分が持っているもので
なんか今の自分が足りないとかって思うのではなくて
今の自分にあるものって
そうかけがえのないものもあると思うんですよね
どうしても成長志向があったりとかすると
何かにならなきゃとか
幸せのヒント
岡本真帆
足りないものを補ったりすると思うんですけど
なんか多分幸せってそうじゃなくて
自分がすでに持っているものとか
関係性とかの中にあるもので
それに気づく、気づける余裕とか気づく気持ちみたいなのが、
幸せを見つけるヒントなのかなとか思います。
近藤淳也
なるほど。
じゃあ、今も幸せ。
岡本真帆
うん、でも難しいですね。
幸せですって言い切るのもちょっとどうなんだろうと思って。
でも幸せな瞬間がたくさんあるなと。
近藤淳也
人生ずっとそうですか?
岡本真帆
そうじゃないですかね。
でもそう思えない瞬間っていうのもあると思うんですけど、
でも なるべくそういうものを見落とさずにいたいなって思います
近藤淳也
なるほど 気付けるのが幸せ
いいですね みんなそれはできると思うので すごいヒントになった気がします
終わり
近藤淳也
じゃあ ちょっとこの辺で終わりたいと思いますけども
いろいろ本当に創作の秘密から聞かせていただいて どうもありがとうございました
岡本真帆
ありがとうございました
近藤淳也
じゃあ、はい、岡本麻生さんでした。
どうも、皆さんお聞きいただいてありがとうございます。
はい、じゃあこれで終わります。
岡本真帆
ありがとうございます。
ご視聴ありがとうございました
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