1. 近藤淳也のアンノウンラジオ
  2. #04-2 自分の中の矛盾を追求・..

プロのトップトレイルランナーとして、数多くの世界のレースに出場する丹羽薫さん。後半ではトレイルランそのものについてや、これからについてお伺いしました。

※トレイルラン(トレラン)とは
登山コースやハイキングコースといった未舗装路を走るスポーツのこと。


【今回の内容】

なぜトレランをしているのか / 自分の夢を支援してもらうのは正しいのか / 海外で見てきたものを日本のレースに還元したい / 丹羽さんにとっての幸せとは


【ホスト】

近藤淳也

株式会社OND代表取締役社長、株式会社はてな取締役、UNKNOWN KYOTO支配人、NPO法人滋賀一周トレイル代表理事。トレイルランナー。ときどきカメラマン。 2001年に「はてなブログ」「はてなブックマーク」などを運営する株式会社はてなを創業、2011年にマザーズにて上場。その後2017年に株式会社ONDを設立し、現在もITの第一線で働く。
web: https://ond-inc.com/


【UNKNOWN KYOTOについて】

築100年を超える元遊郭建築を改装し、仕事もできて暮らせる宿に。コワーキングやオフィスを併設することで、宿泊として来られる方と京都を拠点に働く方が交わる場所になっています。 1泊の観光目的の利用だけではなく、3泊〜1ヶ月以上の長期滞在される方にも好評いただいています。
web: https://unknown.kyoto/


【おたより募集中】

メッセージや質問などを募集しています。こちらからお送りください! https://forms.gle/rSjtTesStpe4s3BW8

サマリー

トレイルランナーの丹羽薫さんは、自分の中で生じる矛盾や葛藤について追求し整理することについて話しています。彼女は自分の夢を支援してもらうことの正当性や、自己満足のために他人からお金を受け取ることの矛盾を考えていると述べています。また、彼女は山でのトレイルランニングにおけるマナーや作業現場の尊重の重要性にも言及しています。彼女は、レースの成功にはボランティアスタッフの数が重要であり、SNSやトラッキングシステムを活用して選手を応援することも大切だと述べています。最終的には、自分が幸せだと感じられるかどうかが重要であり、周りの意見や仕事の成果は関係ないと締めくくっています。

トレイルランに対する薫さんの思い
近藤淳也
こんにちはアンノウンラジオです
前回に引き続き丹羽薫さんの 回の後半をお届けします
じゃあUTMBから広げてトレランそのものについてももう少し伺いたい
丹羽薫
ですけど まあ薫さんはなぜトレイルランをしてるんですか
改めて考えたことがあんまりないですけど多分好きなんでしょうね
なんかこんだけ長いことっていうかまあ
10何年かな10ちょっとだけど10年ちょっと続けれてるっていうのは多分本当に好き なんだと思うんですよ多分辛い時とか
あるとは思うんですけど、基本山の中にいるのが好きだから、続いてるんじゃないですかね。
近藤淳也
好きだから。なるほど。
丹羽薫
嫌いだったらこんなしんどいことやらないで。
まあね、そうですよね。
なんか結構コロナの間に、山ちょっとしばらく行ってないみたいな人も多かったと思うんですけど、
ずっと行ってましたよね。
近藤淳也
まあだって山の方が安全じゃないですか。
丹羽薫
街が苦手だし、人が多いのが苦手だし、だから山に行くと、
なんだろう、何でしょうね、なんかその山を長い距離走ったりするのが好きなのって、
旅をしてる気分だとか、冒険をしてる気分だとか、そういう非日常を手軽に味わえるみたいなのがあって、
でそれも多分好きな要素の一つだと思うんですよ
あとはいろんな鳥の声だったりとか
その水が流れる音だったり土の匂いだったりとか
なんか日光の匂いだったりとか
そういう眩しさとか
なんか五感を刺激するようなエッセンスが山の中にすごいいっぱいあって
自然の中にいっぱいあって
そういうなんか、なんか心地よいというか、好きで多分やってるんだと思います。
近藤淳也
なるほど。
丹羽薫
コロナだからそういうところに行かないっていう選択肢は全然なかったですね。
近藤淳也
まあ京都でね、山に入りやすいっていうなんか環境的なところ。
丹羽薫
そうですね。家から5分もあれば山に入れるのもあって、
電車とか乗らずに山入って家に帰ってこれるんで。
近藤淳也
街とか人が嫌いなんですか?
薫さんの人間関係における矛盾
丹羽薫
そう、苦手、嫌いっていうわけじゃないんですけど
行くとむちゃくちゃ疲れるし
大阪とか行くとだいたい帰ってきたら調子悪くなると思います
近藤淳也
そうなんですか、今でも?
丹羽薫
はい、そうですね
だから、あの人多いとこはやっぱ苦手ですね
近藤淳也
ああ、そうですか
そのね、あの結構人前で喋ることとかもう香織さん多いと思うし
見て、様子見れたらすごい慣れてる感じで
丹羽薫
なんか人混みが嫌いなんでしょうね、あのギューっていう。
そうなんですか。
近藤淳也
その知ってる人とかだったら大丈夫ってことですか?
丹羽薫
そうそうそう。
すごい混んでるところ、デパートの中とか、
駅とか、ああいう混んでるところが苦手です。
近藤淳也
人間が嫌いなわけではないんですか?
丹羽薫
そういう意味ではないです。
そうなんですか。
匂いとかも結構敏感なんですよ。
だから結構大衆とか人の息の匂いとかそういうなんも結構密閉空間ですごい厳しい時は気持ち悪くなったりとか
近藤淳也
そうなんですか それはもう結構子供の頃からですか
丹羽薫
いつぐらいからか意識したことがないですね
でもそうですね今も自分の車が帰国してから自分の車に乗ったら自分の車がゴミ臭いっていうのをずっとなんか苦しんでて
近藤淳也
苦しんでる?そうなんですか
丹羽薫
今日もずっと今お友達の竹内さんと一緒とレイクビア100のコースを走って竹内さんのレイクビア100合宿を付き合ってるんですけど
車に乗ってずっと私はゴミ臭いなんかゴミ臭いってずっと言ってる
自分の車ですよね
でも原因がわかんないんですよ
原因がわかんないんですよ
近藤淳也
発酵しちゃったんかな
丹羽薫
わかんないんですよゴミも捨ててみたし
何が臭い源になってるのかわかんないんですけど
ゴミ臭いんですよ
でも多分竹内さんはそんなに気づいてないと思うんですよ
近藤淳也
あそうなんですか
丹羽薫
なんか合わせてうんうんって言ってくれてるけど
多分、私が敏感なんやろうなぁと思うんですけど
近藤淳也
なんかでもその、いやトレランってね長いじゃないですか
トレーニングも、なんかその普通のスポーツ
いろんなスポーツの中でもかなり長い時間かかるのに
さらに一人、しかも山ってその周りにも人がいないみたいなところで
ずっと一人でトレーニングするって、
なんかその普通、なんですかね、スポーツとして考えても、だいぶ特殊っていうか。
丹羽薫
そうかもしれないですね。
で、なんかそれに耐えられるって、
近藤淳也
まあ、なんでしょうね、山が好きとかだけじゃ補えない、なんかこう、ものがある気がして。
丹羽薫
もともと一人でいるのも好きなんで
別に人といるのが嫌いっていうわけじゃないですけど
薫さんのレースとクラウドファンディングに対する意識
丹羽薫
一人でいるのもすごく好きなんで
一人で本読んだりとか映画見たりとかフラフラしたりとか
っていうのは子供の頃から結構一人で遊ぶのが好きだったんで
その延長はですかね
一人で遊んでる、トレーニングしてるのも
その自分を立するっていう意味では 一人でやるのは結構厳しい時もあります
いったら今日疲れてるなぁ ちょっと休みたいなとか ちょっとペース落とそうかなとか
なんかそういうのは一人の方が 結構自分を立するのは厳しいです
人と一緒だと引っ張られて頑張っちゃったりとかあるから
しんどくても結構頑張れたりとかするんですけど
それを一人で同じレベル頑張ろうと思うと なかなか一人ではそこまでプッシュできない
で一人で言ったらレースペースで走るっていうのもかなり難しくて
近藤淳也
そういうとこやっぱあるんですよね 香織さんでも
丹羽薫
ありますあります だけどそれをやるのは確かに大変なことだけど
かといって平日いつも付き合ってくれる人がいるわけじゃないんで
なんでそれはやらなきゃいけないことだし
自分はこれを仕事だと思ってるから
みんなが日中仕事してるでしょ
今日やりたくないなつらいなと思っても仕事してるでしょ
それとやっぱり一緒で
なんか今日プッシュするのきついなとか
一人でこんなレースペースで何やってるやろみたいな気持ちになったりしても
これは自分の仕事だからと思って思ってます
近藤淳也
でやってる?
はい
それなんかもう今日は無理ってないんすか
丹羽薫
ああその肉体的に異常があってとか
本当の体調悪いとかそういう時はやっぱ
それは体の声を聞かなきゃいけないと思って
それを聞くようにします
だけどだいたいの時がただ気持ちが折れてるだけなんで
なんでそれはあえてその気持ちが折れてるのに
負けるとレースでも気持ちが折れるから
近藤淳也
って思って、震い立たしてというか
丹羽薫
あ、もうそう、これ自身がトレーニングだと思って
精神的なトレーニングだと思って
近藤淳也
すご、ずっとですか?それ十何年
丹羽薫
まあ、初めの頃は楽しみで走ってただけなんで
たまたまなんかレース出たら成績良くてみたいな
そういう感じなんで、そこまで考えてないですけど
やっぱこのクラウドファンディングやるようになって
みんなにお金出してもらって 海外遠征するようになってからは
意識はやっぱそういう意識があります
それはやっぱお金出してくれてる人は
結構みんな優しくて
そんな結果云々より
「にわさんが楽しんできてくれたらいいです」とか
いうコメントくれる方もいっぱいいらっしゃって
「楽しんできてください」
でも私の中で楽しいってじゃあ何かっていうと
結果が出ないと楽しくないですよ
近藤淳也
報いることができたみたいなことが一番楽しい
丹羽薫
そうですそうです
だから自分も納得いく結果
必ずしも順位じゃないかもしれないけど
自分が納得いく走りができないと
楽しいという気持ちはどうしてもなれないし
ましてや人にお金出してもらって
こさしてもらってその上で
ただ自分が納得いく走りとかそういうなんじゃなく
ただわははって笑うような楽しいっていうのと違うじゃないですか
楽しいの部類がただ観光して楽しいとか
そういうちょっとレースに出てなんかお祭り騒ぎ味わって楽しかったですみたいな
のでは私は変えれないですよ
近藤淳也
いやでもそこの責任感というか
ちゃんとやらなきゃっていう気持ちの強さっていうのがやっぱりすごいなと思いますけどね
なんかねいつもレースの時もあのサポートを待たしたくないんでみたいな
丹羽薫
はいはいはいはい
そうですね
近藤淳也
予定を狂わして待たすの悪いからみたいな
丹羽薫
人に対しての責任感みたいなのよくあおりさんが
それを逆に力にしてる部分もあって
その自分自身のために頑張れる量って
私は結構知れてて
で自分自身のためには
なんかまあいっかっていう妥協が生まれやすいんですよ
でだけど人が関わってくると
やっぱその責任感が絡むのか
やっぱこうじゃなきゃダメだとか
こうしたいっていう気持ちが
その目指すところが高くなるんで
だからもっと自分に厳しくなれるし頑張れるっていうのがあって
近藤淳也
なるほどじゃあクラウドファンディングとかも結構プラスには捉えてる感じがしますね
丹羽薫
そうですねはい
あのちょっと前にキリアンジョルネの本を貸していただいて
近藤淳也
香織さんから読みますかって言ってもらってお借りして
今日ちょうどお返しして長くなってすみませんでした
あのなんかキリアンジョルネ結構複雑な心を抱えているというか
そうですねなんかもうすごい山が大好きでレースが大好きでみたいな
なんかそうカラッとした感じではなくて
まあ人ごみ苦手だしみたいなことが書かれてるよって
香織さんが言ってたんでまあちょっと読んでみたら本当に確かに
そのすごい複雑な心境が結構書かれていて
なんか全然こうなんていうんですかわーって勝ちまくってイェーイみたいな
じゃあないですよね。 全然なくて、なんかね、環境のこととか、人混みが苦手なみたいなこととか、なんかいろんなことを言ってて。
丹羽薫
そうですね。自分の中の矛盾とかをすごい見つめてるし、葛藤してたりとか、
でもこの本を書いた時点である程度なんか自分の方針みたいなのは定まってて、みたいな。
でもそこに至るまでにものすごい葛藤があったんだな、みたいなのはよくわかりますよね。
近藤淳也
そういうのはなんか似たものが感じるんですか?
丹羽薫
そうですね、キリアンほど私は葛藤するほどの実力もないんで、葛藤っていうのはあれかもしれないですけど
自分の中の矛盾っていうのは私もすごい感じてて、いろいろ人間って多分やることから必ず矛盾って起こると思うんですよ
ただみんなそれをごまかしてる人が多くて
それが悪いことだって言ってるんじゃなくて
多分そうやって心の平安を保ってて
多分それを考えない見ないようにすることによって
気楽に生きられるんだと思うんですよ
でも一回それを乱すと
いろいろ自分の中の矛盾を追求してしまうから
じゃあ自分こう言ってるけど自分はこうしてるじゃないか
それはおかしくないかみたいなのを自分に問いかけ出すとエンドレスになっちゃうんで
そのあたりはなんかアキリアの気持ちよくわかるなと思いますね
近藤淳也
その香織さんが抱えてる矛盾っていうのは具体的に何となりが矛盾してる?
丹羽薫
いやまあ色々ありますよ
例えば言ったらこうやってクラウドファンディングやってそれがプラスになるって言いながらも
それがプレッシャーに感じてる時も間違いなくあるわけじゃないですか
自己満足と正当性について
丹羽薫
でも言ったら果たしてそもそも論で
そういう人に言ったら自分の夢を支援してもらうこと自体が正しいのかとか
でも自分やってる
でそれが力にもなってる
でプレッシャーに感じることはあるけどどっちかというといい意味でのプレッシャーになってる
でもやってくれてる人たちに自分はそれだけのものを返せてるかどうかとか
そうなるとこういうことをしてるの自体が本当に正しいんだろうかとか
自己満足のために言ったら人にお金を出してもらってるんじゃないかとか
近藤淳也
そういう葛藤とかって矛盾とかそういうものをやっぱりとりあえず考えてます
それはどうやって整理していってるんですか?香里さんは
丹羽薫
まあいろんな人の暖かい言葉から、これある人の言葉なんですけど、みんな馬券を買ってるみたいなもんだからって言って
夢を買ってるから気にしなくていいんだよって言われて、それちょっと気持ちが楽になったりとかはしますけど
でも根本はそれで説明がつく問題じゃないって自分の中では思ってるんですよ
だけどそういうふうに思っていいよって言ってくれてる人がいることは事実で
クラウドファンディングしてくれてるような人たちっていうのは本当に心から応援してくれてる人が多くて
本当に心から応援してくれてる人はただ表彰台に登ってください勝ってくださいだけじゃなくて
皆さんの納得いくようにしてくださいっていう人が多くて
そういう人たちの全員に甘えようかなっていうのが落としどころですからね
甘えようかなって思えてるんですね
自分のベストを尽くしてお返ししようとするけど
それが100%できてるかどうかは私が判断することじゃなくて
受け取る側が判断することであって、だから答えがないんですよ。
近藤淳也
そうですね。
丹羽薫
だから逆に私がこの人たちに甘えるっていうふうに
思ってこうやって言ってくれてる人たちの善意を受け取って
甘えるっていうのが自分の中でのお年頃というバランスの取れるところみたいな感じですかね。
近藤淳也
まあ別にね、なんか騙されてお金出してるわけでもないし
まあ1回例えばやって別になんかちょっとね言ったら思ってたんですけど
丹羽薫
そうちょっとまあ1回やらなければいいし
近藤淳也
それでも出してる人は別に
丹羽薫
そうなんですよ毎年毎年やってくださる方とかいて
そういうだけのものを受け取れてるって思ってると思うんで
近藤淳也
まあその通りだと思いますけどねそこは自由があるわけなんで
はい是非甘えてください
丹羽薫
いつも近藤さんにも甘えてますありがとうございます
近藤淳也
あのカットで言うと最近っていうかちょっと前ですけども
トレイルランニングにおけるマナー
近藤淳也
コロナ禍でねなんかまぁFKTの時とかにそうでしたけど
その動くか動かないかみたいなのは結構
丹羽薫
そうですね
この何年か別れてたかなって感じがしてて
動くか動かないかやるかやらないか
近藤淳也
その辺とかはどうです今思ったらなんか整理とか
丹羽薫
そうですねなんかあの自分の中で間違った判断はしてないと思う
ただプロセスにおいて間違ったところもたくさんあったかなと思います。
今日も実はある方とお話をさせてもらう機会があって
走ってる間に2時間近く?
1時間半ぐらい
もうどっち走ってる最中に止まってずっとお話をさせてもらって
その時に自分の大きな過ちにだいぶ気がついたりとかっていうのもあって
今日?
はいはいはいはい
近藤淳也
それさとされたわけですか?
丹羽薫
さとされたっていうか、私の何がやり方が間違ってたかっていうのは
自分の中の自分の勝手を結構押し付けてたというか
自分の勝手でな理由で正当化してたところがあるなとか
あとやり方もちょっと順番間違ってたなとか
近藤淳也
ちょっと何の話だったんですか
丹羽薫
ここで言っていいんですか
僕は聞きたいけどもしよっかいよって
去年のレイクビアの際に
大門寺山に至る紐井畑のあたりを通るところでトラブルが起こったじゃないですか
知見者の方がいらっしゃる仕打ちでそこを通過するのを私たちがそこは一般の登山道だと完全に勘違いしてたんですけども
実はそこは仕打ちだったっていうので、そのレース当日に言ったらマーキングをしに行った人が
そこの方にそこの山を管理を委託されてる会社の職員の方ですね作業されてる方に怒られてっていうので
で、その方に今日お会いしたんです。
近藤淳也
たまたま?
丹羽薫
そうですね。
でもわかったんで、声かけて
こういう方じゃないですかっていうので
声かけたらそうだって言って
で、なんでその説は大変申し訳ありませんでしたっていうので
話を始めて
で、向こうの言い分をとにかく聞こうと思って
で、色々聞いたんですけども
その後、近藤さんが誤りに社長さんのところに行ってくださったじゃないですか
社長はすごい心の広い人だから
ああやって言ってるけどいいよいいよって言ってるけど
それでいいよって言われたからって大きな顔して通る
どういうことやねみたいな
その言ったら現場で365日のうち300日ぐらい山に行くのは自分なんやってて
でそのイーブンっていうのがもう全部もっともなことばっかりで
で、言ったらあそこはヒノキの林業をしてるところで、
で、100年かけて木を育ててるところで、
その今あと20何年待てば売り物になるっていう木があそこにバーっと並んでるんですよ。
で、私たちはそんなことも全然知らずに、
で、チェーンソーを使って作業してる人がいたら、
向こうは絶対怪我させるわけにいかないから、
その業務上過失地しとかなるって言ったら
手止めなきゃいけないじゃないですか
仕事してる最中に趣味で走ってトレーラーの人がバーって通って
その度に手止めてって言って
近藤淳也
仕事ならないですよね
丹羽薫
そうなんですよ
それでも別に自分らは間違ったことしてへんみたいな顔で
走る人がほとんどでハイカーの人も含めそうだって言ってましたけど
でひどいのはもっとひどいのはゴミも捨てていく
ゴミも拾わへんみたいな 実際今日もトレイルランナーが残念ながら
トレイルランナーが落としてあるであろうジェルの袋が落ちてたんですそこに
でそれ見てみとか言って1週間前から落ちてるでとか言って誰も拾わへんとか言って
確かに私らがいる間にもトレイルランナーもし通ったりとか
その日だけでも何組も通ってるらしいんですけど誰も拾わないんですよ
でもちろん私ら拾って帰りましたけど
なんかあのみんながみんなマナーが悪いとは言わへんって言って
でもほんまにちゃんとした人って一部しかおらへんって言われ
でなんかその逆にこいつらやったら通ってもいいかなっていう
思わせるぐらいの人がたくさんいたら自分も考え変えるけど
なんか山にそういう人らが来て
しかも自分らが作業する山に来てもらっていいことは何一つないって言われて
作業現場の尊重と反省
丹羽薫
で実際そのまあ私もポール使ってたんですけど
あのそのポールを使って言ったら木の根っことかに当たったりして
まあもう10年何十年って経ってる大きな火の木に少々根っこに傷いったからって影響があるとは限らないけども
でも俺らはその木を何十年もかけて守ってるからしてほしくないって言われたんですよ
で私はなんかもう今まで言ったらそんなポールの先っぽがちょっとついたぐらいで木枯れんやろみたいな考えだったんですけど
それは今でも変わってないけども
でもその木を管理してる人守ってる人がやってほしくないって言ってることはやっぱりやるべきじゃないなと思ったんですよ
で、その辺がやっぱ去年レイクビア100をやったけども、特管工事で開催したところもあったんで、
まあそのいう知見者の人がいるとか、よく考えたらあんだけ立派なヒノキがバーっと並んでて、普通の登山道なわけないのに、
それをちゃんと考えずになんか許可取るとこも許可取らずに、で通って、で怒られて、
でその時自分レースに出てたから 近藤さんに謝りに行ってもらったじゃないですか
で結局ちゃんと話自分が聞いてない状態で
でずっとそのままなしつくずしにしてきたから
あのだいぶ自分は手順を間違ったなと思って
で反省しました
近藤淳也
そんなことが今日たまたまあったんですね
丹羽薫
そう、でも最後にはその方も笑って冗談とか言ってくださって、
もう本当はコース変更するべきだと思うんですけども、
今年はちょっと間に合わないんで通らせてくださいって言ったら、
なんかそんな俺が決めることちゃうって言って、
でも本当に初めはなんか、
そんな通ってもらったら困るみたいな感じだったんだけど、
最後の方はマーキングちゃんと外せよみたいな感じがあって
その代わりこういう啓蒙活動をしていってほしいっていうのはすごい
そういうことですね
そうなんですよ
だからあそこの如意畑から大門寺に抜ける通りを通るトレイルランナーの人って関西結構多いと思うんですよ
でもみんなあそこが仕打ちで作業してる人たちは仕事をしてて
そこを通らせてもらうっていうのを理解してない人が私も含めて多分ほとんどで
私は作業してる人いたらいつもはご苦労様です
通らせてもらいますっていう気持ちはいつも持ってたんですよ嘘じゃなくて
でそれをその方に言ったらそんな言葉に出さんとわからんやろって言われたんですよ
その通りやなと思って
なんで今後はそういう作業してる方がいたらすいません通らせてもらっていいですかって言って
言おうかなと思ってますよね
じゃあもうみんなで言おうって そうですねみんな言ってくださいお願いします
近藤淳也
なるほどいやでもそうですかありがとうございます
ありがとうございますなんか僕誰やねんって感じですけど 仕事の話になってます
丹羽薫
いい話できましたねそれは 偶然会えたと言っても
はいそうなんですよ
近藤淳也
まあね
丹羽薫
まあその方もおっしゃったんですけど
まあ私と竹内さんとその方がお話ししてる時に
他のトレイルランナーの方も通ったんですよ
その方たちは私とは知り合いだからこんにちはって言うじゃないですか
でもその方には挨拶しないんですよ
だからほらな見た見たみたいな感じで言われて
自分ら知ってるものとか配下さんには挨拶するくせに作業してるやつに無視やろみたいな感じ
近藤淳也
まあねそれが関係なかったあれですけど
その方の言ったら仕事場を勝手にとってるわけですね
丹羽薫
言われました、人の家の庭に勝手に入ってきて大きい顔してるんやねって言われました
その方にとってみたら何十年もかけて育てている職場なんですよね
そこを通らせてもらっているということですもんね
みんな謙虚な気持ちで通ってほしいなと思いますし
近藤淳也
はい、ちょっと改めて気持ちを
丹羽薫
そうですねこちらも こちらのAクビアでは失敗しないように
近藤淳也
そうですね
丹羽薫
ちゃんとやろうと思います
ありがとうございます
近藤淳也
なんか話があれですけど
じゃあちょっと香織さん自身の今回New Team Bとトレーランナーとしてって話を聞いてきましたけど
直近のじゃあ、ちょっとレースの案内としては、10月に「レイクビア100」。
丹羽薫
そうですね、10月の7日から9日に「レイクビア100」を開催します。
第2回目ですね。
今年はちょっと規模が大きくなるんで、
スタッフの重要性とボランティア募集
丹羽薫
さっきも言ったように、いろんなところにちゃんと気を回して、
失礼のないように対応したり、選手の皆さんにも安全を確保したりとか、
なるべく快適にレースしてもらうためには、やっぱりスタッフの数って、ボランティアスタッフの数っていうのはすごい重要で、
今もなんとか大会回せるぐらいのボランティアスタッフは集まってるんですけども、
より手が回るようにするにはもうちょっと人数いた方が安心なんで、
まだその日予定空いてるなとかいう方がいたら
どしどしボランティアスタッフ
近藤淳也
ボランティア募集
丹羽薫
募集してますみたいな
ボランティアを特に平日がね
週末は皆さん熱帽がついてきてくださる方いるんですけど
平日とか本当なかなか皆さんお休みじゃない方が多いと思うんですけども
10月7日とかですね
もう主婦の方とかでも全然できることたくさんあるんで
大歓迎です
ご都合をつく方がいいです
ご都合をつく方がいいです ではお願いします
あと皆さん
選手の応援とSNSの活用
丹羽薫
イブキっていうね
トラッキングシステムを使って
レース中選手のリアルタイムな位置が分かるようにするんで
順位も入れ替わりが分かるようにするんで
それ見ながら是非選手を応援してあげてほしいなと思いますし
SNSも頑張って共産してくれる会社の
アスカ食品とルーセントっていう会社のSNSチームが
多分協力してくださって
でうちのスタッフも多分頑張ってSNS上げて
でなるべくリアルタイムで選手の様子がわかるようにとか
大会の様子がわかるようにしていくんで
ぜひそれも見ていただけたらなと思います
近藤淳也
あのこのラジオはそもそもトレーランしてない人とか
丹羽薫
そういう人が聞く
トレーランって何っていう人も結構トレーランなも結構いると思うんですけど
近藤淳也
あのトレーランって何っていう人もいると思うんですけど
レイクビュア100なんですか
丹羽薫
レイクビュア100は100っていうのは100マイルの100なんですけど
170キロぐらいの169キロの距離を
累積が1万ちょっとですね
1万500メートルだったかな
そこの山道をですね
あの昼夜問わずですね
ぶっ通しで走るっていう競技で
で言ったら選手によって
まあ23時間とか4時間ぐらいで走っちゃう人もいれば
去年のトップで27時間でしたっけ?
27時間か
それぐらいでしたっけ?
近藤淳也
でしたかね
丹羽薫
で、それぐらいで走っちゃう人もいれば
制限時間52時間なんですけども
52時間いっぱいいっぱい
2晩言ったら通り過ごして走る人もいたりとか
で、まあそれぞれのなんか楽しみ方があるっていう
旅みたいな感じで楽しむ人もいれば
近藤淳也
国内の100マイルレースだと
まあUTMFっていう富士山の周りを走るレースが一番メジャーですけど
去年からまあそうですね
新しいレースを滋賀県三重県京都府エリアで新しく作った
丹羽薫
そうですね
100マイルレースで去年100人だったのが今年300人ですよね
そうですね
私の中で自分が海外とかいろいろレース出てる中で
やっぱ日本のレースってだいぶ海外のレースと違うなっていうのはすごい感じてて
そのコース自体がやっぱ日本のレースってロードとか林道が多くて
言ったらその中で日本人がいくら戦ってても全然やっぱ海外の選手に追いつけるようなレベルにならないんですよ
もちろん労働とか林道のレースでは強いと思いますけど
だから練習方法も全然違うしだからやっぱりなんかそういうねなんか本当に
これテクニカルだなっていうところを通るようなレースを作りたいっていうのはすごいあって
それを関西でみんなの力を借りて実現去年できて
今年は第2回目なんで去年と同じレベルではダメだと思ってるんで
コースにしろそういう周りとの調整にしろ選手の扱いにしろ
去年よりも一段階高いレベルの大会を目指したいなと思ってます
近藤淳也
なるほど前半の鈴鹿三鎧はかなり険しくて
丹羽薫
そうですね
近藤淳也
なかなかちょっと取れらんのコースとしても
丹羽薫
はいなかなか使わないですね
リスクを取りたくないんで普通運営する側は
でも言ったら私は
絶対事故はもちろん起きない方がいいに決まってるし
でも絶対はないんですよどんなに運営側が注意して準備して
で対戦手も気をつけてもやっぱり事故は車の事故もそうですけど
どんなに気をつけても起きるときは起きるし
だからそれを言ったらゼロにしようとしたら何にもできないんですよ
だからそこのリスクはあの自分が例えばなんかあって
血祭りに上げられて言ったらもう 最寄布の女としてもやる価値はあると思って
その覚悟を持ってるっていう感じですね
近藤淳也
なんかさっきのコロナ禍で動くか動かないかみたいな時も
僕思ったことがあって
丹羽薫
本当リスクゼロにしたかったら ずっと家に行ったらいいんですけど
近藤淳也
それで生きたことになるのかなっていうか
なんか別にそれを別に否定する気はないんですけど
動かなければそれは確かにリスクが出るんだけど、それって生きた気持ちが、生きたてをなるんかなとか、
あとは動いた人の後によって歴史が刻まれていくっていうか、要するにレイクビアという大会が新しくできて、
関西というか西日本に新しいレース1個できました。それが100人が、次の年300人になりましたっていう、
っていうその歴史というかで それって動いた人しか作れないじゃないですか
動かなかったら何もそれはなんか刻まれてはいかないんで
丹羽薫
そうですね
近藤淳也
そういうのはすごい僕がこの数年ちょっと
丹羽薫
特に香織さんと一緒にこういうの
近藤淳也
僕もいろいろ葛藤はありながら
いやもう香織さんがやる
丹羽薫
協力してくれるんですよね
いや周りにいる人みんなそうですよ
私がなんかむちゃくちゃ言ったりとかしてみんなえ〜みたいな反応しながらも結局みんな協力してくれて
近藤淳也
まあいろんな考え方とかスタンスで関わったり関わらなかったりって方いると思うし
それぞれの考え方は僕はいいと思うんですけど
丹羽薫
別に関わらない人は悪く思ったこともないしみんな個人の自由だし
同調してくれる人が自分の周りに何人かいてくれて
それでいろんなことが実現できていってるんで
近藤淳也
それで十分です
僕もそうやってやるんだな
よしやろうって思って一緒にやってきてますけど
そのおかげでやっぱり何かしら進むものがあるじゃないですか
100人だったのが300人増えたりとかっていう
なんか進んでるのを参加できてるのがやっぱ楽しいとか
何かやっぱり残していってる感じがあるんで
丹羽薫
もう私はなんか純粋に参加してくれた人とかが
まあその選手だけに限らずボランティアの方にしても関わった人
運営に関わった人とか楽しかったとか
ああ良かった自分が参加期して良かったって言ってくれたら
もうそれですごい成功、大きな意味では成功だなと思って
自分がやった意味ってそこにあるなと思って
ただやっぱさっきも言ったようにプロセスをちょっと間違えてたりとか
やっぱ次回こうした方がいいとかっていうのは絶対あるんで
それは次回以降に直していけばいいと思うんで
でもなんかやらないと間違いも起こらない
近藤淳也
そうですね、最初から全部話すべき相手はわからないこともありますし
丹羽薫
そこはわかった時点でどれだけちゃんとできるかみたいなところですもんね
近藤淳也
作ってるレースでいうともう一個死骸地っていうのがありますけどこっちはどうなりますかね
丹羽薫
死骸地もやっぱせっかくあれだけのことをやって
やっぱ1回だけで終わらすのはすごくもったいないと思うんで
レースの挑戦と将来の展望
丹羽薫
ぜひ継続していけたらなと思うんですけど
私自身がまだ今年私まだ選手としてやっていけるっていう
ちょっと実感を得てしまったんで
来年出たいレースも頭の中にはポツポツあるんですけど
本当に私の中では結果を残せなくなったら
自分は第一戦を退くっていうのはもう前々から決めてたんですよ
なんで今年戦ってみてダメだったら来年はないかなと思ってたんですよ
でも今年戦ってみてまだいける
近藤淳也
なんかベストの走りぐらいの感じですもんね
丹羽薫
でも思っちゃったんで
来年は5月にずっとコロナ前から出たいなと思った
スノードニアっていうレースがウェールズ州であって
で、ウェイルズあるんでそこをまず出たいなと思ってて、ということは、
市街地の準備をしてると練習ができないので、
なので、さすが来年はちょっと市街地は、地は関われないなと思って、
でも近藤さん主体でやってくれるんだったら全然応援しますと思って。
どうなのかな、再来年ぐらいが現実的なのかな。
近藤淳也
香織さんいつまで
丹羽薫
わかんないさまたまた来年やって
むっちゃいいパフォーマンスだったら
まず再来年もとか言って
なるかもでもやっぱあんま間開けるのも
やっぱ良くないなっていうのはわかってるんで
あの5月に戦うのはとりあえずスノードニア来年
それもうその再来年やっぱしがいちやりましょう
っていうことになったら
あの5月のレースはいれないようにしますね
近藤淳也
そんなに考えてもらって
丹羽薫
でもね、紫外地は本当に大変なんですよ。 近藤さんも分かった。
本当に準備がやっぱ範囲が広いだけに、 もうその調整する団体数だけでもすごい数あるし。
まあさっきのね、本来話すべき人がもっといるかもしれないですね。
そうです。絶対もっといます。
今でも多分怒ってらっしゃる方もたくさんいますので、
でもそれ全部気にして動かなかったら、 さっき言ったのと同じで前に進まないんですよ。
怒られてもいいから言ったらとにかく相手の話聞いて相手が何を言おうとしてるのか
何が不満なのかっていうのを理解しながらちょっとずつ擦り合わせていかないと
近藤淳也
怒られるからやめようって言ったら何にもできないんですよ
丹羽薫
なんでそういう地道な作業を精神の擦り減る地道な作業をまたやるっていう
A期をみんな養わなきゃいけないので、 近藤さんも来年やりたいという気持ちがあるかもしれないけど、
もし待てるんやったら、1年A期を養って、 みんなで「よし、絶対やるぞ」って言って、
やっぱすごいテンションが必要だと思うんですよ。 ちょっと高いテンションが。
なので、そういう頭おかしくなった頃に、 またやるのがいいのかな、と。
ある程度勢いないとあれは多分できないと思いますね。
それは私と近藤さんだけがやりたいって言っても絶対できないことで
周りがついてきてくれないと絶対できないことなんで
みんな周りがついてきてくれる人たちが
もう多分今年ダメージを受けてるんで
その人たちの傷が癒えるのを待たなきゃいけないかなっていう気は私はしてます
近藤淳也
そうですね
まあちょっと実はその後もどう思いますみたいな
ちょこちょこ個別に聞いたりとかしたんですけど
まあやるって言われたら協力とか頑張るけどみたいな
大変みたいな感じかなっていうのもあって
丹羽薫
みんな仕事を結構ね
今度さんが一番仕事犠牲にしてたかもしれないですけど
みんなも結構仕事犠牲にしてやってくれてたんで
ランニングの始め方と練習期間の質問
丹羽薫
それをまたすぐ強いるっていうのもなかなか難しいかなと思うんで
近藤淳也
2024あたりかな
丹羽薫
そうですねはい来年2023ですよね
そうですよね 2024あたりできたらいいなと思います
はいはいありがとうございます
近藤淳也
はいじゃあそろそろ締めに向かいたいんですけど
あえっとですね
このラジオは実はのお便りコーナーがありまして
丹羽薫
お便り
近藤淳也
番組の説明欄にあるフォームからお便りが書けるんですけど
なんと初めのお便りが今日来てまして
バーラさんからの質問を読んでいいですか バーラさんってだいぶミューチーな感じがするんですけど
3つも書いてあってちょっと時間いけるかと思います 1個目
トレイルランニングを去年から本格的に始めました
庭さんや近藤さんはどれぐらいの練習期間で100キロや100マイルなどの長い距離のレースに出場できるようになったのですか教えてください
丹羽薫
たぶん私が一番初めに走った長い距離はUTMFだと思うんですよ
2010…5年かな2014年かな5年かなどっちかで
たぶんトレーラー始めてから2,3年ですね
近藤淳也
じゃあ来年ぐらい行けるってことですね
丹羽薫
そうです、まあさあ行けます来年ぐらい
もうこれは私その100マイル走る前 決して100キロとか走ってたわけじゃなくて
その前一番長かったのは多分美しが原とかのレースだと思うんですよ
波瀬寧が65キロでしょ
野沢温泉も60キロぐらいだから多分美しが原が一番長くて
近藤淳也
そこからいきなりですか
丹羽薫
なので勢いあれば
レースの準備と練習方法について
丹羽薫
若いしね
若いですねでも誰か特に 私わかんないです全然
ああそうですかこれは某いぶきスタッフの バーラくんじゃないかと思ってるんですけど
なるほどなるほど
近藤淳也
あと2個あるんですけど2番
今回のutf-meに向けて特に準備や練習で意識されていたことなどありますか
あれなんか答えてきなかった
丹羽薫
そうですね。さっき言ったように、やっぱりレースの、実際のレースの状況をなるべくトレースして、それに近い状況を作った中で練習してみて、どういう走りができるかっていうのを結構実践的に意識してやってました。
近藤淳也
なるほどなるほど。
丹羽薫
あとはやっぱ UTMB のスピード感についていけるように
意識して練習してます
近藤淳也
そうですよね
ちょっとあの真似できるか僕らにも分からないけど
丹羽薫
でも例えば一般の人が真似しやすいとしたら
例えばターゲットレースがあったらその研究をよくすることですね
結構みんなあんまり見てないと思うんですよ
自分がレース主催者やっててもレベルが高い人ほど
Eの選手とかもちゃくちゃ研究しますよ相手の選手のリストとかもどういうタイプの選手かとかも研究します
そこまで見るんですね
だけど一般ランナーの人ってランナーズガイドとか説明書とかそんなんもろくに読んでない読んでないなっていう質問が来ますからね
近藤淳也
まずルールもわかってないみたいな
丹羽薫
そうそうそう
近藤淳也
確かに確かに
丹羽薫
そうなんですよ
近藤淳也
最低限
丹羽薫
やっぱりレベルが高い人ほどその辺ちゃんと読み込んでて
まずは自分の出るレースの研究をすることで、そしてコースプロファイルとかも見るでしょ。
コースプロファイルに似たようなコースでなるべく練習する。
それは別にそこに行かなくても近いようなところを選んで近場で練習すればいいんで。
例えば私だったら次オーストラリア走る、オーストラリア割りかし走れるトレイルで走りやすいトレイルが多い。
ということは家の近くだった京都一周トレイルが一番近いな。
じゃあこの期間は京都一周トレイルで積極的に練習しようとか
そういう感じでコースもちゃんとしっかり見てどういう感じのコースかとか
今YouTubeとかでありがたいことにレース中ご丁寧に動画撮ってアップしてくれてる人いっぱいいますよ
だからそういうのを拾ってこういうサーフェイスかとか
そういう勉強をするっていうのは誰でもできることなんで
近藤淳也
なるほどね。じゃあ香織さんの練習からも、本番に近いコースでトレーニングするとか、近いペースで練習するとかは活かせそうですよね。
レース中の考え方と幸せの定義
近藤淳也
3つ目、レースで走っている最中はどんなことを考えて走られていますか?
特に夜間の山の中は怖さもあると思うのですが、そういった時にどんなことを考えているかお聞きしたいです。
丹羽薫
あんまりね、怖いっていう感覚がないんですよ。
近藤淳也
僕とは全然違います 僕めっちゃ怖いんですけど
丹羽薫
星が綺麗だなとか 今日は月が明るいなとか
そういうどっちかというと美しいって思ってしまって
あとやっぱヘッデンをつけて走るんです夜間は
ヘッデンの照射範囲って限られてるじゃないですか
その範囲に自分の世界の全てがある感じなんですよ
そこにフォーカスしてるのがすごい心地いいというか
なんかあんまりだから周りが気になったりとか怖いっていうのはあんまりないですけど
そうですか
富士の樹海を夜走ってる時だけちょっと怖いと思うんですよ
あ、怖かったんだ
あ、怖かったんですね
一人だったし
近藤淳也
あ、そうですか
何考えてるっていうのはなんか
丹羽薫
いやもうレースのことですね
自分のペースが大丈夫かとか
その補給ちゃんとできてるかとか
あとこの後のコースのどういう風になってるかとか
ここを乗り越えればとかなんかそういうの考えてる時もあるし
そうですね
たままあ練習の時とかよりもレースの時の方が集中してるんで
雑念は入りにくくて
そういうレースに関係することを考えてる時の方が多いですね
わかりましたはいありがとうございます
近藤淳也
あのお便りはこうして番組に紹介させてもらうんで
丹羽薫
もしお便りがあったら是非 薔薇さんありがとうございます
近藤淳也
投稿してください
じゃあ今後のことを聞きたいんですけど
香織さんのこれからっていうのは どんな感じですか
丹羽薫
これからまず直近ではレイクベア100を絶対成功させたいっていうのがあって
その後それが終わったらオーストラリアに渡って
今度アルパインチャレンジっていう
ビクトリア州のフォールズクリークっていうところであるレースに参加するんですけども
近藤淳也
今年ですかそれは
丹羽薫
そうですね11月の終わりなんですけども
あのそれでトップ3には入りたいなと思って
できれば優勝したいですけど
あまりおっきいこと言うとプレッシャーになるんで
近藤淳也
何キロですか
丹羽薫
それも100マイルです
どこにどんな速い選手がいるか分かんないんで
オーストラリアもニュージーランドも速い選手いるんで
まあねあんまなめてかかったら絶対痛い目に合うと思うので気を引き締めて
トップ3ぐらい狙えたらいいなと思ってます
来年も選手活動じゃあ結構真剣にというか
また続けられてって感じですかね
近藤淳也
その後は何か考えられてるんですか
丹羽薫
うーんまあ選手として第一戦を退いたら多分市街地とかレイクビア100とかをもっと本気でエクスパンドしていって
市街地はもしかしたらもう毎年開催しようと言ってるかもしれないし
近藤淳也
大変だ大変だ
丹羽薫
レイクビア100に関してはもう毎年絶対やりたいと思ってるんですけど
レイクビア100は今100マイルレースしかないですけど
UTMBワールドシリーズのレースが日本にないので、
多分そのうちUTMFがなったりするのかなと思うんですけど、
私はもし日本にないんだったら、ワールドシリーズの方からもしないかっていう話は言われてるんで、
ただそのためには20キロのレース、50キロのレースとかを増やさなきゃいけないんですよ。
で、それをやろうと思ったら、私が選手の間、2足の荒地で、
そんだけの大規模なオペレーションをやるのはやっぱ難しいんで、
自分が第1戦シリーズ置いて時間ができたら、
その辺の100kmレースに20kmレース、50kmレースを増やしていって、
言ったら、UTMBワールドシリーズの1戦になれるようなレースにしていくのも、
これはもう本当今夢の話なんの具体作も何にもないですよ本当協力してくれる人もむちゃくちゃいるし
なんで私一人の願望でできるような問題じゃないんでただできたらいいなってそういう風になったらいいなっていうのは
それに自分が関わってられたらいいなと思ってます
そうなんですね
近藤淳也
いやでもなんかねその海外のレース本当にいろいろ見てくれてなんかそういうのを全部こう
丹羽薫
そうですね、還元したいっていう気持ちはすごくあります
なんか自分が海外でたくさん戦わせてもらったのはみんなのおかげが私の場合大きいんで
特にクラウドファンディングっていうやり方をやり出した自分なんで
それでもう今5年ぐらい来てるんで
で、まあその言ったら自分が見てきたものとかを日本で再現して言ったら
みんなに還元したいっていう気持ちはすごいありますね
それぐらいしか自分の歓迎の仕方ってわかんないんで
近藤淳也
でもなんかちょっとね日本のトレーラーとしては
その話はちょっとなかなかワクワクするというか
必要ことみたいな
丹羽薫
だいぶ近藤さんには働いてもらわなきゃいけない
まあまあまあその時はその時
でも本当にあのそうですね
そんな近いうちにパンってできるような話じゃないんで
まあ皆さん首を長くして待っててほしいのと
自分も関わりたいっていう人はぜひ関わってほしい
一緒にね面白いレース作っていきましょうっていう仲間になってもらえるとありがたいですよね
近藤淳也
わかりました
じゃあ最後に質問ですけど
香織さんにとっての幸せとは何ですか
丹羽薫
いやもう今幸せですよ
近藤淳也
もうちょっと具体的に何が幸せです
丹羽薫
自分が幸せだと思えることが幸せです
私、最近もですけど、よく精神の不調を来たすことがしばしばあって、結構不安定な人間なんですけども、
そういう時って自分が幸せな状況にいても、自分が幸せだって思えないんですよ。
周りから見たら、その状況めっちゃ幸せだよねっていう状況でも自分は不幸だと思ってるんですよ。
なんで今は自分の状況を心から幸せだと思えるから、その状態が何より幸せだなと思うんですよ
これはね多分心を病んだことがある人にしかわからないかもしれない
近藤淳也
じゃあ何かが揃ってるからとか、何かがこういう状態だからっていうことでなくて
丹羽薫
はい多分関係ないと思います
近藤淳也
常に幸せ
丹羽薫
その何かが足りないから不幸だと思ってるわけじゃなくて
そのここにちょっと今精神科医の先生呼んで解説してほしいですけど
多分脳の中でなんかそれをうまく言ったら正しい事実をねじ曲げて
評価したりとか判断したりとかするような回路が繋がっちゃってる状態が
多分精神の縁を来たしてる状態だと思うんですね
それが正しい回路がつながって 正しいことを正しく素直に受け止めて
自分幸せなことときは幸せやなって思えるっていう状態って
やっぱすごい幸せな状態だと思うんですよ
近藤淳也
なるほど カウリさんは今その状態ですね
丹羽薫
そうですね 今すごく落ち着いてて幸せな状態で
幸せなことを純粋に幸せだと思える状態です
近藤淳也
なるほど まあある意味普遍的というか
丹羽薫
誰でもその状態になれるってことですよね
自分の中の矛盾を追求・整理するということ
丹羽薫
結局だから自分が幸せだって思えるかどうかがすべてなんですよ
周りがどうとか何思ってる何思ってないとか
仕事がうまくいってるうまくいってないが関係なく
例えば仕事はうまくいってないけどすごく家庭はうまくいってて家に帰ると奥さんとうまくいってるとか
それでも幸せと思える人は多分幸せと思えるんですよ
で職場ではちょっと嫌な気持ちしても家に帰った時にほっこりできて
だから幸せだなと思える人は幸せだと思うんですよ
だから全部自分の気持ちがどういう風に判断するかなんかなと思って
なるほど
なるほどわかりました
じゃないですかね
近藤淳也
なんかあのいやそんなこと言われてもって最初思ってたんですけど聞いてるうちに
いやむしろその方が誰でもなんか応用できるというか
なんかね
丹羽薫
だってよくこれがあったらっていうの言い出したらきれないんですよ
私だってもうめっちゃお金があってとか言って
もう行きたい海外レース全部行けてとか
なんか言ったらもうずっと向こうにいてとか
で、全部向こうで調整してとか、もううちの犬も連れて行ってとか、
で、もうなんなら日本に帰ってくるのは冬のスキーシーズンだけとか、
そんなんあったら幸せやなとか、向こうにセカンドハウスがあってとか言ったらきりがないんですよ。
でも、それが幸せなん?って言われたら、じゃあ多分人間一生幸せになれないですよ。
だってこれが叶ったら次これ、次これってなるじゃないですか
そうですね、もっと上がるっていう、なるほど
いや、はい
と私は思います、人それずめなんでそれは
いやいや、いい話が聞きました
近藤淳也
本当ですか?ぶっちゃぶちゃくちゃ言ってる
いやいや、もう大丈夫ですよ、はい
丹羽薫
じゃあはい、このぐらいにしたいと思いますけども
近藤淳也
本当に長い時間、どうもありがとうございます
丹羽薫
すいません、熱く語っちゃいました
近藤淳也
はい、あの本当に帰国直後のホットなところで聞けて本当に楽しかったので、
丹羽薫
本当にどうもありがとうございました。
近藤淳也
はい、じゃあこの辺で今日のラジオ終わりたいと思います。
はい、庭香織さんどうもありがとうございました。
丹羽薫
ありがとうございました。
近藤淳也
では、さようなら。
丹羽薫
はい、さようなら。
ご視聴ありがとうございました!
55:19

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