領収書自動リネームツールの概要
こんにちは、40歳からのAI活用塾へようこそ。今回はですね、AIとマーケティングがご専門のウミノさんが書かれたノートの記事がありまして、
素人がクラウドコードでPDFの領収書を自動リネームするツールを作ってみたという、なかなか興味深いタイトルなんですけども、これを一緒に深掘りしていきたいなと思っています。
法人経営者の方とか、フリーランスのあなたなら、領収書の整理、特にファイル名の変更作業、これね、で多分ピンとくるんじゃないでしょうか。
ああ、そうですね、まさに。特に電子帳簿保存法への対応というのがあって、日付、会社名、価格.pdfみたいな、そういう形式が求められるようになったんですよね。
これが1枚1枚となると、結構な手間なんです。ウミノさんも以前はやっぱりPDFを開いて情報をメモして、閉じてからファイル名を直すみたいな、そういう作業を繰り返していたそうで、かなりの時間を取られていたみたいですね。
いや、想像するだけでちょっと肩が凝りそうです。そこでウミノさんが、もうこれは自分で作っちゃえと開発されたのが、領収書自動でリネームするクン。これがなかなか面白いんですよね。
使い方は驚くほどシンプルだそうです。ブラウザ上でツールを立ち上げて、それで領収書のPDFが入っているフォルダをこう選ぶだけと。そうするとツールが自動でPDFの中を読み取ってくれて、日付、会社名、サービス名、商品名ですかね。それを抽出して一覧で表示してくれる。
なるほど。
で、その内容を確認して、もしAIの読み取りがちょっと違ってても、手で修正ができる。
あ、修正もできるんですね。
はい。それでリネーム確定ってボタンを押せば、そのフォルダの中のファイル名がバーッと一気に指定の形式に変わる。というそういう仕組みです。
へー。ウェブツールなのに自分のパソコンの中のファイル名を直接変更できるっていうのはすごく便利ですよね。
そうですね。そこがポイントだと思います。
でもさらに驚くのは、ウミノさんご自身はコードは全く書けないとはっきりおっしゃってる点なんですよね。
AIの活用と今後の展望
ええ。そこが今回の何というか、革新部分かもしれないですね。
まず作りたいツールの概要、これをチャットGPTの記事ではOS3とありますけど、おそらく最新のGPT4.0でしょうね。それに伝えて使用書を作ってもらったと。
なるほど。まず設計図をAIに。
そうです。その使用書を今度はコード生成に特化したAI、つまりクロードコードですね。これに入力して実際のプログラムを作ってもらったということだそうです。
へー。AIにも得意分野があるからそれをうまく使い分けたというわけですね。
おっしゃる通りです。まるでAIにプロジェクトマネージャーと開発者を兼任してもらうみたいな感じでしょうか。
面白いですね。
ただもちろんAIが書いたコードも完璧というわけではなくて、エラーの修正には丸二日かかったというふうに書かれてますね。
あー、やっぱりすんなりとはいかないんですね。
ええ。特にPDFの内容の読み取り精度、これが課題だったようです。当初を使っていたOCR、工学的文字認識ですか。それだとちょっと限界があったと。
ふむふむ。
そこで、エンジニアのご友人ケースケさんという方のアドバイスで、単に文字を読むだけじゃなくて、文章のレイアウトとか文訳も理解しようとするチャットGPTのビジョンプレビュー機能に切り替えた。そうしたら精度がぐっと上がったとありますね。
なるほど。試行錯誤があったわけですね。でも、プログラミングの専門家でなくても、こうやってAIと対話しながら、自分のこもったを解決するツールを生み出せてしまう。
海野さんはこれをバイブコーディング、バイブコーディングって呼んでるんですよね。完璧な指示じゃなくて、こんな感じっていう雰囲気とか意図を伝えて形にするみたいな。そのプロセス自体が楽しいと。これは何か大きな変化かもしれませんね。
そうですね。このバイブコーディングが示唆するのは、もはやそのコーディングの技術そのものよりも、何をどんなふうに実現したいかっていうその意図を明確にAIに伝えられるかどうか。それが価値を生む上でのボトルネックになりつつあるということなのかもしれません。プログラミングのある種の民主化とも言えるかもしれませんね。
うーん、なるほど。このツールの利点をちょっと整理してみると、まず1、面倒なリネーム作業から解放される。2、ブラウザーで簡単に操作できる。3、AIが読み取るからミスが減るし修正もできる。そして4、自分で作るからこそ自分にぴったりの形にできる。カスタマイズ性といったところでしょうか。
はい、そうまとめられると思います。
これを聞いているあなたの日常業務にも、もしかしたらAIで効率化できそうな提携作業を隠れていませんか?ちょっと考えてみると面白いかもしれません。
そうですね。今回はファイル名のリネームという話でしたけど、この技術、えーと、もう少し先を考えてみるのも面白いですよ。例えばですけど、抽出した情報をそのまま会計ソフトに自動で入力するとか、あるいは経費の内容から自動で環状科目を仕分けしてくれるとか、そういう機能まで加わったらどうでしょう。個人事業主の方とか中小企業の経理業務っていうのはこれからどんな風に変わっていく可能性がありますか?
いやー、考えさせられますね。さて、今回の深掘りいかがでしたか?ご紹介した内容についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ概要欄のURLからうみのさんのノートをご覧ください。うみのさんのフォローもぜひお願いします。それではまた次回、40歳からのAI活用塾でお会いしましょう。