金星探査機「あかつき」の紹介
太陽系の内側から2つ目の惑星である金星。 金星の表面では、まか不思議な気候によって、ものすごく早い謎の気流ができていました。
そんな理解を深めるなど大きな成果を残した、日本の金星探査機「あかつき」が、先日打ち上げから15年の月日を経て、運用が終了したというニュースが入ってきましたので、
日本が世界に誇る探査機、こちらについて紹介していきたいと思います。 ぜひ最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1808話目ということで、 基本的には1話完結でお話ししております。気になるトピック気になるタイトルからぜひぜひ聞いてみてください。よろしくお願いいたします。
ということで、今週ももう金曜日ですね。 早すぎますね。
いやー早い。毎週言ってる気がしますけど。 けどなんか火曜日が祝日で、そのタイミングでお休みできた方とかは3日頑張ればっていう感じだったから、
そう考えると実はそこまでしんどくはない1週間だった可能性はありますね。 ただまぁとはいえ1週間は1週間です。
今日1日頑張ってお休み堪能してください。 ということで、じゃあ本題に行こうかなと思います。
今回お話しするのは、日本が世界に誇る太陽系の惑星、金星を探査する探査機、金星探査機アカツキに関するお話をしていきたいと思います。
金星探査機、アカツキ。 実はこの歴史、そもそも
知ってますか? あなたの頭の中にアカツキという探査機はありましたでしょうか?
まあね、なかなかマイナーな探査機ではあるので、知らない人の方が多いんじゃないかなと思いますね。
ただ、先日僕がいた研究室、理科学研究所の研究室が打ち上げて運営していたニンジャサットっていう人工衛星を紹介させていただいたと思うんですけど、
そのちょうど人工衛星の運用が終わるのと同じ日だったかな。 とかでアカツキの終了になって、
Xとかコメントとかでも同じ日とか近い日にこういう風になるんですねーみたいなのが来ていたぐらい、やっぱりなんか注目はすごいされてる
たんだなーっていうのは実感しますね。 まあ宇宙話を聞いてくれている宇宙好きだからこそそれだけ浸透していたっていう可能性もありますが。
で、そんな近世探査機ですね。 打ち上げられたのが2010年5月になっています。
当時ね、この時は鹿児島県の種ヶ島宇宙センターからH-2Aロケット。 今は次世代のロケットに移行していってるタイミングなので、
H-2Aが打ち上げた時代を感じるなーっていうのを実感できる アイコンになってしまったわけなんですが、まあそれで打ち上げられました。
で、その後ですね。 そこから12月、5月に打ち上げて12月のタイミングで近世への投入っていうのを目指していた。
ですが、うよ曲折あり、そこからかなりの年数を経てですね。 2015年に無事近世までたどり着けたというような形になっています。
で、その頃から近世の観測を行っていってですね。 いろんな解明をしてくれたのがこの暁の成果でもありました。
で、宇宙話でも紹介したことある結構大きい成果で言うと スーパーローテーションと呼ばれる
近世の謎の動きですね。これを観測によってある程度明らかにしてくれたっていうところが結構大きな成果の一つとして挙げられますね。
冒頭でも不思議な気候、マカ不思議な気候って紹介しましたけど、これ面白いんですよ。
詳しくはなんか過去のエピソードとかから探ってほしいんですけど、スーパーローテーション、スーパー、まあすごいって感じですね。
超みたいな。で、ローテーションだから回転です。 すごい回転。どんなことかっていうと近世自体の時点周期
っていうのは243日で1回転するんですよ。
つまり地球の1回転の速さに比べて243倍のスピード分の1だ。
243分の1のスピードでゆっくり回ってる星なんですね。
で、光転周期は225日。つまり太陽の周りを1回転するのに225日かかると。
近世は地球のお隣さんでもありますから、水、金、地下、木の近地ですからね。
近世と地球というのは隣ですけど、一回り小さい軌道を太陽の周り動いてるわけですよ。
1段内側だからね。 それで225日で回っている。
まあそんな星です。 しかもプラスで面白いのはこの時点と光転の向きが逆であるっていうところ。
右回転している光転に対して左回転の時点みたいなそんな感じですね。
そんな感じで1日を過ごしていくというような形です。
そんな中で近世自体は非常にゆっくり回っているんだが、スーパーローテーションと呼ばれる
その惑星自身の回転よりもより速い上空の大気の動きを検知されているんですね。
具体的にどれぐらいかっていうと、時点速度の60倍のスピードで表面の大気がギューッと回っているというような形。
なんかね、近世としては非常にいたたまれない状態ですよね。 自分の大気なのに自分よりもなんか早く回って、
なんか行き急いでる感があるみたいな。 なんか俺が遅いのが悪いのかなみたいなね。
で、このスーパーローテーションという現象自体は結構もう1960年代とかに発見されているので、
そこまで新しい発見ということではないんですよ。 ただ、なんでスーパーローテーションが起きるのかっていうところが非常に謎なポイントだった。
で、そこに近世の周りに探査機を飛ばして観測できたJAXAのこの暁っていうのが、これの解明に1歩、なんなら2歩、いや5歩、10歩ぐらい進めていくことができたというような形ですね。
で、ここは詳細を省くんですけど、簡単に言うと昼に受けた熱と、夜に冷却される部分と、っていうところで生じる熱調整気波っていうところがある程度影響を及ぼしているんじゃないかとか、
まあそういうのが、つまり日本の気流とかそういったのがめっちゃ強い版みたいなことだったってことですね。
太陽に近い部分があったり、あとはゆっくりな星だからっていう、地球とは全然違う環境の中で、そこまでできてくるのはかなり面白いなぁと思ったポイントでしたね。
まあそんな、成果を残してくれたのが、赤月だったりとか、あとは、
金星大気の観測を8年以上バーってやって、なんかその表面にできる謎の球状、弓みたいな形の雲というか、大気みたいなものも見つけてくれた。
1万キロに及ぶ大気みたいなね。そんなのを見つけたりと。
かなり金星の解明に対しては、強い成果を残してくれたのが赤月だったんですよ。
まあこれが終了してしまったというところになってますが、これからね、赤月が残したデータからまたさらに何か一歩踏み込んで、金星を理解するっていうところ出てくるかもしれませんし、
あとは、隣のね、僕たちは今、月を目指して、その次に火星を目指そうとしている人類っていうのは、その先に行く。
それよりは、むしろなんか金星にも行ける技術スタックが溜まってきたから、金星どんどん解明していこう、みたいなことにはなり得るんじゃないかなと思っていて、
これからもしかしたらどっかのタイミングでこのあたりが熱量を帯びてくるかもしれません。
なので、ちょっと金星、なんか日本結構いい生活はしてたけどな、みたいなのを覚えておいてくれたら嬉しいなと思っております。
未来の金星探査
はい、ということで今回は、金星探査機赤月が打ち上げから15年の月日を経て運用が終了したという、そういうニュースをお届けさせていただきました。
始まってくるものもあれば、終わっていくものもあるというところで、次世代の宇宙開発どうやって転がっていくのか、
そろそろNASAの予算案とかの決定も出てくるよな、みたいなのをちょっと思いながらね、この締めとさせていただきたいと思います。
ということでじゃあ、アフタートーク行きましょう。
とか言ってまた喋りすぎちゃってるなぁ。
むずいなぁ。宇宙の話いっぱいできちゃうんですよね。
お便り一体いつ紹介しよう。毎日紹介しようと思って事前にね、あの画面にも出してるんですよ。
申し訳ないですね。
はい、ということで、明日こそはちゃんとお便り紹介していこうと思いますので、ぜひぜひ楽しみにしておいてください。よろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
