人工衛星の推進技術
宇宙開発の最前線のニュースが出てきました。 人工衛星を水で動かす。
そんな機構の実証実験が宇宙で成功したという、そんなお話を紹介していきたいと思います。 これがどれだけ革命的なのかというと、人工衛星を動かす。
そのための推進力を得るっていうのは、なかなか難しいし、人工衛星にとっての命綱だったんですね。
これがガラッと変わってくる。もうそんな音がしているなっていうニュースになってますので、ぜひ最後まで楽しんで聞いてください。
それでは行きましょう。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で白紙語を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、ということで、今日のエピソードが1807話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いてみてください。
よろしくお願いいたします。 ということで、今日の月例を紹介しておきましょう。
本日は2025年9月の25日になりますね。
9月の25日になっておりますが、前回の新月が22日、今週の月曜日でしたので、そこから3日経ったいわゆる満月ってやつですね。
満月が綺麗に見える天気だったらいいけどどうだろうっていう感じかな。
で、なんかこう旧暦でちょっと紹介するの面白いなぁと思ったんで、まあ三日月ってことは3日目ですよね。
つまり、22日が1日だとしたら25日、本日は旧暦で言うと4日になります。
けど今日は今のカレンダーだと25日と、これだけの差が出るわけですね。
はい、なかなか昔のカレンダーと比較してみるっていうのも面白い取り組みかなと思います。
ちょっとね、目線が変わるんでワクワクしますよね。
ということで、じゃあ早速本題入っていきましょうか。
今回お話しするのは未来の宇宙開発大きく変わるんじゃないかという、まあ革命的な技術のお話をしていきたいと思います。
今回紹介するのは人工衛星に搭載する推進材です。
この推進材、ん?ピンとこないなっていうの、あなた今頭の中にこうね、
はてなマークが出ていたかもしれませんが、まああんまピンとこないですよね。
で、人工衛星を動かす時、どういう風ななんかこう映像が頭の中に思い浮かぶかっていうところなんですけど、
宇宙で物を動かすだったり、まあ宇宙飛行士の人が移動するとかもそうですね。
プシュップシュッっていう音は聞こえてないんだけど、何かを噴射して、白い白っぽい何かを噴射して移動している姿みたいなのってイメージつきませんか。
あれをスラスターと呼んでるんですけど、人工衛星にもその姿勢を制御するだったりとか、
自分自身のその高さだったり軌道を変えるために推進材を搭載しているものっていうのがまあ結構あるんですね。
そんな推進材なんですけど、今宇宙への距離感がめちゃめちゃ縮まったみたいな話って、例えば先週とかで
忍者殺到と呼ばれる人工衛星の話でめっちゃしたじゃないですか。 もしね気になる人はそこもチェックしてみてほしいんですけど、
そういったまあ動きの宇宙ビジネスで人工衛星がとにかく安価にというか比較的安価に手に入るようになり、ロケットがたくさん打ち上がるようになってコストも下がって、
宇宙へのアクセスがしやすくなったっていう話をさせていただいてたんですけど、ただですね
一個ネックになるようなことがあって、これ何かっていうとその人工衛星の姿勢を制御するためのその推進材
スラスターと言われるものですね。これの材料っていうのの一般的なその材料っていうのが非常に扱いづらいと。
これがヒドラジンと呼ばれるものなんですけど、ヒドラジンは毒性があり爆発性がある。
もう世界中にもそれを自由に扱っていいっていう、なんて言うでしょうね、資格みたいなのを持ってる人っていうのが数少ないわけなんですよ。
だからこそ、宇宙にものを持っていきたい時っていうのはその専門家たちの
手配とかもしなきゃいけないですし、あとはそれをそのヒドラジンと呼ばれる物質、その推進材を調達もしなきゃいけないと。
しかもねこれ、なかなか扱いが難しくて、燃料を充填するのにやっぱ設備必要だったりとか、あとは
直前に入れないとやっぱ危険だからみたいなのがあって、スケジュールと結構バッティングするみたいなのがあるんですよね。
そんなのが一般的だったところなのに、他の技術がどんどんどんどん上がってきて、宇宙への窓口、すごい開いてるのにヒドラジンみたいなものが推進材として使われるっていうのはなかなか渋いわけですよね。
そんな中で、日本の宇宙企業が取り組んでいる方法が、もう素人目に見てもわかりやすくてすごいっていうのがあって、
宇宙企業のペールブルーっていう会社が手がけている、水を推進材とした二水温エンジンと呼ばれるものがあるんですよ。
これね、これまでもペールブルー何度か紹介してるし、実際この社長の創業メンバーの一人である朝川さんって方がいるんですけど、朝川さんにポッドキャス出てもらったこともあるんですよね。
それぐらい僕的にもどんどんプッシュしていきたい会社でもあって、取り組みでもあって、
簡単に言うと、その毒性があって扱いづらいものを水に置き換えて同じぐらいの能力というか、というのが実現できる道が見えてくると、宇宙開発の流れ大きく変わるじゃんっていうところですね。
そんな構想があって、実際にこれまでどんどんいろんなこういうのができるみたいなので、世界中から注目を集めてきていた中でですね、
この度、2025年の9月の10日にですね、リリースされた内容で、ペールブルー社が開発している水を推進剤とするイオンエンジンですね。
これを世界で初めて宇宙の軌道上で動作させることに成功したというようなところがリリースとして出ておりました。
いやーすごいですね。つまり、宇宙に持っていく製品というのは、宇宙でやっぱ動かなきゃ意味ないわけですよね。
未来の宇宙開発の展望
で、これは地球上で製造してても最終的にはそこに合わせていかなきゃいけなくて、お客さんにそのパーツを提供するっていうところをするために、
自社で実証実験をして今回成功したというところが大きなニュースなわけですね。
で、最近だとやっぱり人工衛星たくさん打ち上がってるんだけど、地震でスラスターを小さいのがいっぱい打ち上がってるから、
スラスターっていうこの推進材を搭載しないでできるサービスみたいなのを展開している企業も結構あったりするんですけど、そうするとですね、
例えば軌道上に人工衛星がたくさんある軌道上で、なんかぶつかる危険があるとか人工衛星同士がね。
あとはそれこそ太陽フレア、昨日の話で太陽フレアの話出ましたけど、太陽フレアの話が起きた時に太陽フレアから逃れるために軌道をちょっと変えるとかね。
ちょっと高いところに移動しようみたいなことができるように推進材ってまぁ例えば乗っけたりするんですけど、この推進材
もったいないからスペースが乗せないみたいなのがあるんですよね。そうすると人工衛星ダメになっちゃうとか、宇宙デブリめっちゃ作っちゃうとか、
そういう二次的な被害も発展するっていうところが、今回水っていう手頃なものでどこでも乗せれるような形になっていくとですね、
そこらへんの問題も解決されていくというところで、なかなかこう未来の宇宙開発が明るくなっていきそうな面白い内容だったので、今回は久しぶりに宇宙ビジネスの特定のトピック紹介してみました。
ペールブルーの取り組み、そしてこう浅川さんの人柄がめちゃめちゃいいっていうところは、どんどん宇宙話をプッシュしていきたいですし、実は
年内に発行します、発売させていただく書籍ですね。こちらにも実はちょっと今回のペールブルーの話とかも載せていたりします。
なので、もし気になるよっていう人は本の発売とかも楽しみにしてもらったり、あとは調べてもらえたら嬉しいなと思います。
はい、ということでじゃあ今回は以上にしていきましょう。また喋りすぎちゃった。10分半になっちゃったな。
お便り紹介したかったのになぁ。今度からだから8分ぐらいで終わらなきゃいけないってことですね。
なかなか難しいですけど頑張っていきたいと思います。お便りちゃんと全部読んでます。コメントとかもらってるやつも全部読んでるんですけど、
最近はよく喋りすぎちゃう。けどまぁ宇宙の話聞きたいんだぞっていう人はね、そっちの方が満足度高いと思うので、今度は頑張ってお便りも
紹介できるようにしていきますので、あの、めげずにどんどん送ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Xのハッシュタグ宇宙話、スポーティファイのコメントコーナー、アップルポッドキャストのレビューなどなど、どこでもお待ちしております。
それではまた明日。お会いしましょう。バイバーイ。
