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2024-06-29 14:48

1358. 予算のせい!?NASAの火星探査ミッションに民間も参加しはじめる

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ソース

https://sorae.info/space/20240624-mars-sample-return.html

00:03
2024年6月29日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 本日は、NASAが進めている火星からのサンプルリターンミッション。
ここに、政府の力だけじゃなくて、やっぱり民間の力も助けてもらおう。 そんなお話ですね。させていただきたいと思います。
なんか、月までは民間が食い込んでる話は、これまで何度もしてきたと思うんですけど、まさか火星の方もこうやって民間が入ってくる流れになるとは、僕はあんまり思ってなかったんで、ちょっとね、初知りって感じですね。
なので、情報整理しながらお話ししていこうかなと思っております。 是非最後までお付き合いください。
ということで、改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1358話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピックからぜひぜひ聞いていただきたいですね。
で、昨日は人工衛星が地球環境を破壊する、そんなお話ししてみたりとか、その前は中国が歴史的な異業とかなりやばい事故を起こしてるっていうそんなお話ししてるんで、こちらもぜひぜひチェックしてみてください。
で、毎日恒例の月例も紹介していきたいと思います。 月、今日どんな風に見えるんでしょうか。本日は土曜日ですね。6月の29日ということで、
昨日と今日のちょうど間ぐらいで、この半月、綺麗な2つの月が見えるタイミングだったんですよね。
そんな中で、昨日も今日も比較的半月に近い状態で見える、そんな月の姿が見えると思うので、
ただね、関東近辺とか東京、神奈川は大雨ですね。 今、前日6月28日の夜収録してるんですけど、大雨なので見えるのかなーっていう、
少なくとも今日は全然見えてないですね。どこに月があるかもわからないみたいな。 これが梅雨ですね。
見れる場所、見れるタイミングあると思いますので、ぜひぜひ月を見て夜空見上げてみてはいかがでしょうか。
ということで、じゃあ早速本題に行きたいと思います。 今日の本題は火星探査に民間が参加していく、そんなお話です。
ということで、今日お話しするのは NASA が進めている火星から物を持って帰ってくる
03:02
火星サンプルリターンミッション。 ここに民間の力を使おうということで、民間企業7社が選定された、そんなニュースをお話ししていきたいと思います。
これニュース見つけた時正直僕びっくりして、なんでかっていうと、やっぱこう 月まではなんとなく民間の力使っていこうみたいな流れあったけど、
火星って結構チャレンジングだから、まだこう NASA のね、研究所内にある
研究力を使って取り組んでいくっていう内容でいくんだと思ってたんですよ。そうしたら 今回6月の頭に発表された内容でこれ
ヨーロッパじゃないや、民間企業と協力して進めていくよっていうのが出てきましたね。 しかもこれ最終的なオチみたいな話をすると
お金、予算がみたいな、民間に助けてもらってお金節約して火星から物を持って帰って
いきたい、みたいなそんなお話ですね。 すごい誇張して雑に言ったんで詳しく話していきたいと思います。
今回、NASA と ESA、ヨーロッパの欧州中期間が共同で進めている火星のサンプルリターンミッション
っていうところ、これの物を持って帰ってくるところの、ここのプロセスに対して民間企業の協力を得ていこうっていうそういう内容ですね。
こちらがリリースされました。 で、これどういうふうなミッションかっていうと、NASA と ESA が火星から物を持って帰ってくると。
そして物を持って帰ってくれば地球上の整った環境の中で、 火星ってどうやってできたのか、火星の地表ってどういうものなのかっていうのを細かーく
調べることができるっていう、そういうミッションなんですよ。 そんな中で2021年に先んじてNASA が
火星の表面にローバーを持っていってね、これパーシビアランスって、パーサビアランスとかっていう言葉で聞いたことあるかもしれないですけど、
まあそういうローバーを着陸させて火星の表面、探査しまくってたんですね。 一時期めちゃめちゃニュースになりました。
この3年前の時点のポッドキャストとか話聞き直していただけると、 その当時どれぐらい盛り上がってたかとかもわかると思うんで、
まあ 400話ぐらいですかね。
ここらへんチェックしていただけたらと思うわけなんですよ。 違うか、もっとか。200話とかかな。
まあというような感じで、NASA はすでに先んじてそこのローバー着陸とかさせて、でそこでバーって探査するみたいなことをやってたんですね。
ただ、そこで物を採取するミッションも進んでいる中で、 サンプルの回収と打ち上げ。
持ってくるためには地球にね。 火星の表面から、火星から離脱して、でそれを地球に持って帰ってくる。
06:09
っていうところをやらなきゃいけないじゃないですか。 で、これ従来の計画通りであれば、パーサビアランスのところでこう採取されたサンプルがあって、
でNASA がそれを軌道上にバーって打ち上げて、でそれでイーサが周りにいる。
月の周りに打ち上げた観測機みたいなところで、 引っ張ってきて、でそれを地球に回収してくるっていうような、そういう流れになっていくというような想定だったんですね。
で、この全体のこうミッションがとにかく複雑であると。 とにかく複雑で、なおかつめちゃめちゃお金がかかる。
で、これあの大人気宇宙ポータルサイトソラエの調べによるとですね、 2024年の4月のプレスリリースの中で紹介されていた中だと、
この持ち帰りの予算、総予算が80億から110億ドル。 ドルですよ、ドル。
ゼロ2つつけるだけじゃもうさすがに円安の中難しいので、 さらにそれを1.5倍するぐらいの、そのぐらいの値段になってくると。
億ドルですよ、億ドル。ってことはね、ゼロ1個ついて何千億、 ゼロもう1個ついて超みたいな、そんな、そんな規模なわけですよ。
やっぱ稼い探査ってそれだけお金かかるんですよね。 で、まあ予算の制約がどうしてもかかってくる。
さすがになさといえど、そんな何兆円とかっていうレベルのお話って、 やっぱり進めるのむずいと。
で、これをちょっとずつ毎年の予算使っていろいろ進めると、 2040年になっちゃうよねっていう話になったんですよ。
お金かかりすぎるな、時間かかりすぎるな、どうしよう。 そうだ、民間にお願いしようっていう話になって、今回7社選定されたっていう。
まあそんな感じですね。 で、これどういうメリットがあるのかっていうと、まあ宇宙スタートアップ、
宇宙企業側っていうのは基本的にこうNASAからの受注っていう形になるので、 まあ実績が詰める。そしてお金がもらえる。
で、自社で進めているサービスの開発っていうのはそのお金の中でやって、 最終的にNASAのそのミッションを手伝えるような形に持っていくというようなところで、
まあ何かいい契約なわけですよね。もちろん何か 条件は結構複雑だし、レベルも求められるレベルも高いから、なかなか大変だとは思うんですけど、
まあそれでもやっぱ選ばれるっていうところにはかなり意味があるものになる。 そして民間企業複数にこういうお金、今回の予算で言うと最大で150万ドル。
09:02
ねえこれ普通に回収のミッションやったら110億ドルかかる予定だったのを、 一社に対して150万ドル。
でそれを7社に振り分けるってまあもちろん単発ではないものの、 このお金で済ませようとしているわけですよ。やりますねNASAっていう。
でそんな中で7社選ばれて、 7社選ぶことで自分たちのミッションがNASAのミッションとして選ばれるために切磋琢磨していくわけですね。
競争力を持たせると。 NASAの中でやったらその競争力ってやっぱ生まれないしっていうので、
民間を巻き込むメリットっていうのは結構いろんなところであるんですよ。 それによって今回選ばれたところから、
なんとかこの局面を打破するような動きっていうのが作れないだろうか。 ここを求めているわけですね。
で今回選ばれた会社、宇宙ビジネスとか好きな人とかは結構聞いたことある名前も多いんじゃないでしょうか。
もうやっぱここらへんだよねーみたいなところですね。 あのアルテミス計画の中でも名前が出てくる会社。
しかもその中でもちゃんと成果残している会社っていうところで、ロッキードマーチン、スペースX、
エアロジェットロケットダイン、でブルーオリジン、でクアンタムスペース、ノースロップグラマーと、
あとウェスティンヒルエアロスペースというところで、まあここらへんでそれにプラスしてジョンズホップキンス大学と
JPLですね。ジェット推進研究所。この辺りがお金を獲得していって、 新しい方法を検討していくというような形になるので、
とうとう火星にも民間のパワーが必要。 特に今回選ばれたやっぱスペースXの動きとかは、
念願ちゃ念願ですよね。スペースXは最終的には火星との往復だったりとか、そのあたりまで
技術発展のスコープを広げてたりするんですよ。 まあそうすると、
それを実現するための方法の一つとして、手の一つとして、今回NASAのミッションに巻き込まれる形で研究開発を
がっつり進めていけるっていうのは、これかなり 良い流れなんじゃないかなと思いますね。
アルテミス計画、月面を探査していくっていうのも、民間を巻き込んでかなりスピーディーに進めたっていうNASAの功績はありますので、
これからどんな感じでここが広がっていくのか、そしてどんな競争が繰り広げられていくのか、 かなり楽しみにしていきたいポイントかなと思っております。
なんか3年後ぐらいにね、PODCASTを続けてるかな? やった時に、あの時こう言ってたけどこうなったねーみたいな。
SpaceXなくなっちゃったみたいな。まあそんなことはないと思うんですけど、 そんな流れだったり、全然知らない名前の会社がその時はパーってなってるとかね、
12:03
あるようなまだまだ 先の見えない業界だと思うので、
楽しみにね、やっていきたいなと思っております。 そんな感じで今回はNASAが進めている火星研究、ここに民間7社が携わっていくような、
そんな流れになっていくお話をさせていただきました。 面白いですね。楽しみにしていきましょう。そして、
明日。明日はまあ日曜日なので、今週1週間宇宙話どんな話したっけなーっていう、
振り返りの回をさせていただきたいと思います。日曜特集ですね。 そして週明け月曜日。月曜日は
何の話ししよっかなーっていうのを思ってたんですけど、 今日ですね、本日6月29日の前の日金曜日ですね。
に、収容者のウェブメディア読みたいでやっている連載、こちらが最新話を公開させていただいております。
で、この最新話の公開の内容が、 今月2024年の6月上場を果たしました宇宙企業
アストロスケールに関するお話しさせていただいているんですね。 この記事の内容をお話ししていきたいと思います。
アストロスケール宇宙デブリ、宇宙のゴミを回収する業者 一体どんなものなのか
なんかこのぐらいのタイミングでね、一旦こう 包括的に振り返っていくっていう回作れたら面白いかなと思ったので、こちらの記事
紹介させていただきたいと思います。 最新の記事は概要欄にも貼っておくので
ぜひぜひ月曜日のエピソードを待たずに、そちら読んでいただけたら嬉しいなと思っております。
まあ連載ね、去年の11月から始まって結構頑張って書いてるんで、 子育ても始まって大変ですけど、頑張って書いてますのでぜひぜひ見てください。よろしくお願いします。
はいということで今日は以上にしていきたいと思います。 アフタートーク話す時間なかったですね。めっちゃ紹介したいコメントたくさんあるのに
まあ明日の回でお話ししていきたいと思います。 お楽しみにしておいてください。
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー フォローボタンの近くにある星マーク
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。 番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターのハッシュタグ宇宙話
またはスポティファイのQ&Aコーナーだったり概要欄のお便りフォーム じゃんじゃん
お寄せしていただけたら嬉しいなと思っております。 それではまた明日お会いしましょう。良い週末をお過ごしください。
さようなら
14:48

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