まず1つ、これは1月2日に発表された国土地理院からのお知らせで、
今回の震災にあたって、
宇宙から見たときに、野党半島の地震の地殻変動がどうやって起きていたのか、
これを第一、二号っていう衛星を使って解析した結果っていうのが出ていました。
で、もう1つが、日本の宇宙企業であるアクセルスペース。
アクセルスペースが、これ2日に、
宇宙から撮影した衛星画像、これを政府や自治体、報道機関に対して無償で提供するっていう、
そういう発表を行いました。
ここら辺は、今回の話は、なのでこういう目線から、
宇宙から地上を見るっていうところがどういう意味があるのか、
で、そういう目線で見たときに、宇宙ビジネスっていうのがどういう需要のもと成り立っているのか、
そんなところまでお話ししていこうと思っておりますので、
その意識をちょっと頭の片隅に入れて聞いてもらえたらいいんじゃないかなと思いますね。
で、じゃあまず一つ目お話ししていきたいと思います。
一つ目は、国土地理院から発表された大地2号ですね。
このデータについてです。
大地2号っていうのは、地上を電波で観測する合成海溝レーダー、
通称SAR衛星、SARでSARですね。
SAR衛星と呼ばれるものを用いています。
で、これが国土地理院がもうすぐ分析して、
で、今回の場合でいうと、1日に発生した野党半島地震で、
地殻の変動がどこでどう発生していたのか、
っていうところが発表された感じですね。
で、このSAR衛星、合成海溝レーダー、SAR衛星っていうのがどんなものなのかっていうと、
簡単に言うと、人工衛星から電波を発して、
で、その発した電波が地上に当たって帰ってきて、
で、それを自分で測定すると。
そうすると何が分かるかっていうと、ざっくり言うと高低差とか、
そういったところが明らかになるんですよね。
自分が当てたもの、光が1秒後に帰ってくるのか、0.5秒後に帰ってくるかっていうのが、
地上の、簡単に言うと高さみたいなところの違いを表すというところで、
合成海溝レーダーはその測位っていうんですかね、
それができるようになる。
っていう特徴のある人工衛星の観測方法なんですよ。
で、これはどういうメリットがあるかっていうと、
雲とか、そういった天気の悪い状況とかでも関係なく、
雲とかをすり抜けるような電波っていうところで、
地上に飛ばして帰ってきたものを見る。
っていうところがあるので、
今ね、例えば天気が悪いっていうニュースとかも出てますけど、
そのニュースには一切影響されない状態で、
宇宙からその地上を観測することができると。
で、もちろんその細かい変化っていうところが見づらいっていうのは、
宇宙から観測するデメリットとしてあるんですが、
その一方で、地球の周りを定期的にぐるぐるぐるぐる回る、
この特徴によって定期的に、
一箇所の測位っていうのをすることができるようになるんですね。
なので、例えば今回の第1、2号の発表で言うと、
9月から比較して、今回の地震が発生して、
どの場所がどういうふうに変化したのか。
もっと簡単に言うと、高さが変わったところがあるのかっていう、
そういう感じですね。
で、それを行ってあげた結果、
やっぱり今回、ニュースで出ているような、
場所っていうのは、3メートルとか1メートルとか、
そういった地盤の動き、高さが変わっているとか、
そんなところが今回観測によって明らかになったっていう結果が、
もうすぐ1月1日に地震があって、1月2日にはその分析結果、
1月1日の間にか、にもう分析結果っていうのが発表されていた。
これはやっぱり、宇宙から定期的に見ていることによって、
前の状態がどうだったのか、
で、今はどうなっているのかっていう比較とかができるっていうのが、
かなり特徴的な部分ですね。
で、あとは、地上の状態に左右されないっていうところも宇宙のメリットだと思うので、
そういったところから情報が取れるようになってくるっていうのは、
かなり重要なポイントなんじゃないかなと思いますね。
で、それがまず1つ。