NASAの月面探査計画の大幅な方針変更
2024年7月20日始まりました、佐々木亮の宇宙話。 今日はNASAの月面探査計画、これが大幅に方針が変わっていったというようなので、
割とインパクトの強いニュース出てきた、こちらご紹介していきたいと思います。 まあ具体的にはアルテミス計画の一部として進んでいた
月の水がたくさんありそうな場所を探索するミッション、これが打ち切りになったと。 じゃあどういう背景があって今回の打ち切りがあったのか、そのあたりを
まあ結構大きい流れの中で説明していこうかなと思ってますので、 ぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたらと思います。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日でエピソードが1379話目ですね。
まあ基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるところから是非是非という感じになってますが。
まあやっぱ最近はみんなのこう、月に対する反応が多くてかなり嬉しいところになってますね。
ちなみに今日7月20日はですね、 一応21日が満月ってなってるんですけど、実際ほぼほぼ悪く見えるかなって感じですね。
でも今日、夕方犬の散歩しててね、 早めの時間だったから低いところに月が出てて、すんごいくっきり綺麗に見えたんですよ。
やっぱ梅雨終わったからかなと思ってて、それ見てたら、なんかね、ほぼ満月に見えるよとか言ってたけど全然ですね。
全然だった。少なくともこの満月から2日前の段階では、 なんかああやっぱまだ満月じゃないなって感じはしました。
今日はどうかなっていうところで、みんなね、もし天気とかが良ければ、 夜月を見上げてみるっていうのもいいんじゃないでしょうか。
僕もね、ちゃんとみんなと意見合わせれるように頑張ってチェックしていきたいなと思ってます。 最近嬉しくて嬉しくて、やっぱコメント、そうやってあの月こんな感じだったよとか見るのめっちゃ嬉しいなぁと思ったんですよね。
それこそ、昨日?おとといか。 XでEBIバス渡辺さん、エビバスかな?いただきまして、空に見える月の明るさとともに宇宙話1376回、
ウサギの顔の部分静かな海に広がる地下空間として、 あの素敵な月の写真を送っていただいて、
みんなやっぱ月見てんだなっていう。 だから宇宙話聞いてるみんなが一緒のタイミングで月見てんのかもみたいな、ちょっとロマンチックな見方をするとより面白いかもしれないですね。
こんな臭いこと絶対に言わないなっていう気はして今こっぱずかしくなってるんですけど、まあまあ月見てるだけでちょっとしたロマンチックな気持ちになったらいいなと思って紹介してます。
ぜひ皆さん明日、今日の夜とか明日とかチェックしてみてください。
じゃあ本題行きましょうか。 今日の本題はNASAがアルテミス計画、
月面に向かっていっていろいろチャレンジしようっていう中で考えていたバイパーと呼ばれるプロジェクト、これが打ち切り中止になっちゃったっていうとこで、
一体どんな背景、どんな流れがあったのかこちらをお話ししていきたいと思います。 これ7月の18日のタイミング、
日本時間のですねタイミングでNASAからのリリースが出ていたものになってまして、背景としてはどんな感じだったかっていうと、
まあそもそもバイパーって呼ばれるプロジェクトがあったんですね。 このバイパー、
VIPERでこういうの見るとだいたい何かの略だっていうふうになんとなくわかるかなと思いますが、このバイパー簡単に言うと
月の南極とかそのあたりで 氷とか水とかそういったところを直接観測しに行こうっていうようなそんな
ミッションでした。このバイパーは ボラタイルズインベスティゲイティングポーラーエクスプロレーションローバーと
いうそんな のの略ですね。これが中止になっちゃったっていうところで、なんで中止になったのか、
ここが結構重要なポイントかなぁと思うんですね。 背景としてはそもそもこの
バイパープロジェクトの中止
このバイパーっていうミッションが結構 予算がかかる
お金がかかるっていうところに加えて開発が遅れていたっていうそういう背景があります。 で元々は2022年に
打ち上げる予定だったものが 23年かに打ち上げる予定だったものが
24年の後半っていうふうに延期されて でまぁその頃にはアルテミス計画でいけるかなぁとか思ってたら
さらに追加のスケジュールだったりとかサプライチェーン いわゆるその部品作ってたりとか打ち上げるとこだったりとか
諸々の周りの企業の遅れとかですね そういったところの影響で2025年の9月まで準備が整わない見通しになっていたと
まあなんか宇宙系のミッションって基本的にはこう遅れがちというか そんな印象もあると思うのでまぁそこまでなのかなって思うじゃないですか
ちょっとぐらい天文のミッションだってこれまで遅れてきたじゃんっていうね ただ普通のそういう大型のミッションだったらもしかしたらこう数年経って
遅れてしまってもそのまま じゃあミッション継続してちょっとお金かさむけど頑張ってお金集めてきて進めよう
ってなると思うんですけど 今回はアルテミス計画っていうこのミッションの中で民間企業が絡んでいたりとか
まあつまりNASAはいろんなところにお金を配るような立場になって とにかくお金を回していかなきゃいけないんですよね
NASA自体で開発するっていうのは結構あのなんていうでしょう 優先度が落とされていくというか
っていうのでまあ宇宙機関のあり方が変わってきたのが最近のNASAだったりとか それこそJAXAもそうですねJAXAも1兆円機器みたいなやつあったじゃないですか
あれで お金を配る側になったとでそうすると何が
こう影響してしまうかというとある1個の社内プロジェクトみたいなのが 遅延を引き起こした時に出るその金銭的な影響とかが例えば民間企業にお願いする
振り出していくっていうとこのお金の予算を圧迫するっていう感じになっちゃうんですね で今回の具体的にバイパープロジェクトが中心になった理由っていうのは
あのCLPS CLIPSとかって言われている コマーシャルルナーペイロードサービスミッションというのがあるんですよ
これは 簡単に言うとアルテミス計画の中で月を目指す
予算問題と開発の遅れ
この役割をいろんな一般企業に対して役割を振り分けて 月の着陸機じゃあここが作ってくださいねとか
そこに行くための手段とか向こうで動かすローバーとか機械とかそういったのを 民間の企業にお願いするっていうのでCLPSっていうのが進んでたわけです
でそこに対してお金を回していかなきゃいけないっていうのがある中で今回バイパー って言われるまあCLPSと同じくくりの中
比較的近いくくりの中でお金を使う部署の予算が増えそうで遅延もかなり発生しそう っていうのがあったので優先度をつけてそっちのミッションを落としたっていう感じです
だからやっぱこう宇宙開発するそういう宇宙機関が 無限にお金を持っているような印象をみんな持っちゃうかもしれないんですけど
実際はそんなことなくてやっぱり限られたお金の中でどうやってそれを分配していって 最大限大きな成果を出していくかっていうところが
重要なポイントになってくるわけですから この発表というかのも致し方ないなぁと思う一方で
なんかこう 機関としての役割が変わってきた影響悪い影響が出ちゃったんだなっていう感じです
まあなんかそうは言いつつもこれまでのNASAの動き見ていくと
予算を一般企業に振り分けて競争させて技術開発どんどん進ませてそれによってね あのいろんな開発が一気に進んだわけじゃないですか
SpaceXとかしかりね っていう風に考えるといい面もあったと思うんでこういう悪い面をなるべく出ない
ようなちゃんと 資産というか計画というかが立ってくれたらいいなと
でこれあの準レギュラーで出てくれているヒロがね あの
コメントを返してくれてたんですけどまぁ日本のその予算の使い方のところでも 日本のミッションもやっぱ遅れがちな部分とか出てくるし
そこの煽りでなんかどっかミッション潰れちゃうとかってなんないかったらいいよね みたいな話はしてたんですよね
だからやっぱ 今後似たような事象が起きてきたら
きっとなんか横並びで別のミッションがあって そのミッションのバランスでこうなったのかなっていうのを少なくとも宇宙話聞いてる
みんなにはちょっと考えてもらえたら嬉しいなぁと思ってこんな話を今日は紹介させて いただきました
バイパーの目標と計画
でこれバイパーの目標 月の南極で氷の存在を直接発見しに行くっていうミッションですね
これに関しては 2024年代にあるプライムワンと呼ばれるミッションだったりとか他のミッションにその機能を譲って
南極の氷水を探すっていうところを諦めたわけではないというので 他のミッションに統合されたというか吸収されたというか
そういうイメージで見ておいて結局はまぁだいたい数年ぐらいの間にこの月の南極 における氷水の実測結果が出てきそうな雰囲気はあるので
そこは楽しみにしていきたいポイントかなぁと思っています とにかくちょっと宇宙話聞いてるみんなにはね繰り返しになっちゃうけど
なんて言うんだろうな 単純に表面のニュースとなんか悪いっぽいニュースの側面だけ拾うんじゃなくて
こうやってね1日10分こうやって聞いてもらうことでストーリーだって今回のミッションの 終わり
切れ目みたいなのを感じれるかなぁと思ったんで ポッドキャストをこうやって楽しんでくれたらいいかなと思っております
そんな感じで今回はNASAの月探査計画が大幅変更されたっていうのでバイパーの 開発中止そんなお話をさせていただきました
次回はですねまぁ明日日曜日なんで久しぶりにこう1週間の振り返りとかしていき つつですね
エピソードの振り返りもするんですけど あの書籍化の動きどんな感じになってるかをもうちょっと昨日あんまり話せなかったんで
紹介していきたいなぁと思ってたりしますのでぜひぜひ楽しみにしておいてください ということでアフタートークです
いやー今週は疲れましたね1個ちょっと twitter でいただいたコメントを紹介させていただきたいと思います
リスナーネームてんてむさんからいただきました この前打ち上げあのあれですね中国の月からのサンプルリターンのお話
この前打ち上げた気がするのに早いなぁガス自体を検出したのかな まあ早草早草早草2 mmx もそんなに近くないですからね
日本のアイスペースのレゴリスリターンではやって言っ やっていたいというようなコメントいただきました
そうこの中国のサンプルリターンの研究結果の紹介だったんですけどあれこれがあれ ですね
ジョーが5号の話でこの間打ち上がったのはジョーが6をここの差をねちょっとあの ちゃんと説明できてなかったかなと思ったんで
それでも中国はこう間開けながらどんどんどんどん間 埋めながらね研究結果出してきているのは面白いかなと思いますね
テンテムさんはでも分かって書いてくれてるのかなちょっとああああああ 糸が違ったら申し訳ないですねけどいつもコメントくれてありがとうございます
ということで今週1週間終わりましたねーようやく やばかったんですよね今週なんか
忙しいアピールになってもいいからしたいわーと思って なんか
あの子育てもありつつ仕事がまあ普通に会社員でやってる昼間から 別8時間でパッと終わるっていう感じでもないんで割と普通に仕事してそっから
宇宙話の書籍家の話で1個おととい昨日ね インタビューとか受けて取材を受けながら本の構成こうなってこういうの話しましょうみたいな
バーって進んできたのやった後 ちょっとあの知り合いの会社のホームページの制作をお願いされてたんでそれやって
んでそうしたらあ大学の授業 大学でデータサイエンスの授業を教えてるんですけどそのデータサイエンスの授業の最終課題とかの
調整終わってなかったかと思ってそっからやってとかで 利収者今2000人ぐらいいるからあんま変な課題出せないんですよ
でそれを作ってっていうのが1日にギュッて詰め込まれてたにもしたし その前に実はもう1個本を書いていてそっちは
あの ai のビジネス活用っていうので チャット gpt とかいわゆる api って呼ばれる機能あるんですけどそれをなんか事業応用
事業で使っていくにはどういうふうに話をつけてどうやってプログラミングシステム 組んでみたいなのも
まあ how to 本というか教科書みたいなものを作ってたりもするんですよねそれ講談者の方で 出させてもらうんですけど
それの現行の締め切りも今週の真ん中とかにあってみたいな もうなんか今週異常に長かった気がして
ようやく明日はちょっとだけゆっくり寝ようかなと思ってます まあでも連載の締め切りとかもあるからね
まあ無理せずほどほどに頑張っていきたいと思います まあでもあの子供に癒される家犬に癒されるって言うので
あの正気は保ってるんでご安心ください ということで今回は以上にしていきたいと思います
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全部見てるんでね じゃんじゃんコメントくださいそれではまた明日お会いしましょう
さよなら
