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2022-09-17 12:15

711. 【重大発表アリ】1800年前の歴史書に爪痕を残す爆発現象?

超大型公式コラボ企画がスタートします!

来るとこまで来ましたよ。これは。


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https://chandra.harvard.edu/photo/2011/rcw86/


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00:01
宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、歴史的書物に記載されている、1800年以上前に見つかった超新星爆発、スーパーノヴァについてのお話をしていきたいと思います。
望遠鏡が人類にない時代にも、実は天体観測っていうのは行われていて、歴史的書物にそのヒントが隠されている、そんなお話をさせていただこうと思ってます。
そしてですね、最後になんと、超超超ドデカイコラボの発表があります。
もう日本国内トップの宇宙機関との公式コラボが決定しておりますので、最後そちらも発表させていただきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション。
2022年9月17日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが711話目を迎えるというところになっておりまして、毎日コツコツやっておりますが、
この2日前の配信は、朝日新聞とのコラボをお届けしていたので、生の声というか、いつもの親近感のある雰囲気っていうのは久しぶりなんじゃないかなというふうに思っております。
ということで、早速今日の本題行きたいなと思っているんですが、今日の本題は、古い書物に載っている天文現象がものすごい面白いというタイトルでお話ししていきたいなというふうに思っております。
でですね、今回紹介する話っていうのは、超新星爆発、英語だとスーパーノバって呼ばれるようなもので、
星が死ぬ時に起こす大爆発、大花火みたいな、そんな感じですね。最後に超すごい輝きを起こして、星としての一生を終えるみたいな、
そんな素敵な姿が見えるっていうのも星の面白さの一つではあるというような状況なんですね。
で、ただ、この超新星爆発ってあんまり身近じゃないと思うんですよね。
なんとなく言葉は聞いたことある。特にスーパーノバなんて、なんかこういろんなネタ的な感じでというか、なんかのタイトルとかグループ名とか、そういったとこにもついてたりするじゃないですか。
そういったので聞いたことあるかなと思うんですけど、こういったちょっと稀な事象、超新星爆発って呼ばれるものがですね、
なんとなんと、これ1800年前、もう本当に西暦数え始めましたよぐらいのタイミングで、なんと歴史的な書物にその記録が残っているというところで、かなり注目度が高い研究になっているので、
今回はこちらについて紹介していきたいと思います。
この歴史的書物に残ってるっていうこと自体は別にそんなに珍しいことでもなくて、
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今回紹介するRCW86って呼ばれる天体ですね。
こんな名前なんか覚えなくていいんですよ。
そんな中で、こういう天体が一体どこに記録が残ってるのかっていう話をすると、
例えば日本の歴史的な書物だと、藤原の定家っていう方がいるんですけど、藤原家の一員ですね。
いいのかな?こんな表現で。
この方が、例えば自分の歌の歌集みたいなのを作っていて、これ明月記っていう日記風のエッセイなんですけど、
これの中に実は宇宙空間で発見された超新星爆発と呼ばれるものが実際に夜空に輝いた。
つまり、比較的近いところで爆発が起こったから、夜空に満月ぐらいの大きさでブワーって明るくなったみたいなのを、
もう昔の人なんて、なにそれ?みたいな感じの感覚で書物、日記にしたためていたというところで、
望遠鏡のない時代にもそういう超新星爆発って見つかってたんですよね。
で、今回紹介しようとしている別の爆発っていうのはもっと前。
さっきの藤原の定家さんがやったのって1200年とかなんですけど、もっと前の西暦で言うと185年。
こんな単位で見たことないですよね。西暦の数字なんて。
があって、ここの中の185年、西暦185年に書かれた後漢書と呼ばれる後ろに漢字の漢に書物の書で後漢書と呼ばれる歴史書が中国にあるんですけど、
これの中で超新星爆発って思わしき夜空にいきなり輝き出す謎の発光体っていうところを記録されているっていうところで、
これが一応人類が知っている超新星爆発の歴史の最も古いものなんですね。
で、その当時、だから今から1800年前に、1800年?1900年くらい前か。
に、その爆発っていうのがドカーンと起きて夜空を照らしていたと。
で、これなんか本当に月が出たんじゃないかって思われるぐらい明るくなるっていうものもまあ距離としては結構あって、
そういったものになっていたっていうところで書物に残ってるんですね。
こんな望遠鏡を使わなくても見れるから、そういった天体が歴史として残っている。
そしてこのRCW-86っていう中国の歴史書に載ってる、
西暦185年のものっていうのが歴史、最古のものであるっていう状況なんですね。
で、こういった爆発現象、一体どうやって起こってるのか。
星が死ぬ時の最後の断末魔の叫びみたいなものですよって話はしたと思うんですけど、
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なんとですね、この爆発、両方ともさっきの藤原の定家さんが作った書物の中に残ってるものも、
今回の最古のものについても1A型と呼ばれるちょっと不思議なタイプの超新星爆発なんですね。
これ何かっていうと、太陽みたいな星が2つぐるぐる回っている状況を想像してみてください。
これが、太陽が2つ回ってる状況って、太陽系だとあんまり考えづらいなと思うんですけど、
こういうのを錬成って呼んでいて、こういう星って宇宙空間にめちゃめちゃあるんですよ。
で、片方が年をとって、片方がまだ元気みたいなパターンもよくあるという中で、
宇宙空間には星の死骸として考えられている白色惑星、これ先週話しましたよね。
太陽がどうやって進化していくかみたいな話とか、太陽って最終的にどういう形にたどり着くのっていうと、
もうなんか核融合も終わって、なんか変な塊として残りますよみたいな、燃えかすみたいな感じで。
それが白色惑星って言うんですけど、そういう白色惑星と太陽みたいな星っていうのが、
セットでぐるぐる回ってる天体も宇宙空間にはちらほら存在すると。
で、この2つがぐるぐる回っていると、この白色惑星っていう星が、死にかけの星が重力がめちゃめちゃ強いので、
その分、周りの星から、近くにぐるぐる回ってる星からガスをどんどん引っ張っていく。
言ってしまえばブラックホールに吸い込むみたいな状況を作って、
自分の星の重さがどんどんどんどんでかくなるっていう現象が起きるんですよ。
そうすると最後、自分の重さっていうのが太陽の1.4倍とかにたどり着くと、
もう重さに耐えきれなくなって、ドーンって爆発するみたいな、
っていうような星の最後の迎え方っていうのもあって、こういうのを一映型超新星爆発って呼ぶんですね。
そんな種類の爆発が実は歴史的な書物の中にいくつも残されているっていうところで、
実はこういう爆発とかっていうのは注目度が高いですよっていうお話を今回お伝えしたかったんですね。
プラスして、1800年も前に超新星爆発が発生したってことになると、
1800年間、その爆風は広がり続けてるわけですよ。グーって。
爆発したら一瞬でポンって消えるんじゃなくて、やっぱ爆風ってどんどん広がっていくと。
しかも地球とかみたいに空気に溶けてこんでいくとかじゃなくて、
真空の中でただただ広がっていくみたいな。
そんな様子が実は今観測してもその姿が見れるっていうところで、実はこの超新星爆発、
最古の西暦185年に見つかったものっていうのは今も研究が進んでいて、
その広がっていくガスの様子から新しい元素がどうやって生まれているのかとか、
そういったところの研究が進んでいるので、この辺りはまた面白い続報が出てきたら紹介していきたいなというふうに思っております。
09:03
後半、小難しい話しましたが、最終的に何が伝えたかったかっていうと、
歴史的書物にも意外と天文学のヒントっていうのは隠されてるよっていう、そんなお話をさせていただいたというような状況です。
ということで、本題は以上としていきたいんですが、簡単に緊急報告しようと思うと、
2日間の朝日新聞の振り返りとかもしたいんですけど、
これですね、超超超超重大発表なんですよ。
明日話そうかな。
こんだけもったいぶってあれなんですけど、10月の頭に対してどでかいイベントが控えてますよと、
この2ヶ月、3ヶ月の集大成みたいなものっていうのが控えてますよって話をずっとさせていただいてたと思うんですね。
このずっとさせていただいていたものの正体、なんととうとう今回公開できますよっていうお話になってまいりました。
ということでですね、なんと宇宙話JAXAとの公式コラボが決定いたしました。
パチパチパチパチということで、とうとうですね、日本の最高峰ですね。
もう日本国内でこれ以上でかい宇宙機関ないぞっていうところまでたどり着いてしまいました。
今回は10月の頭にイプシロンロケットっていうのが打ち上がるんですよ。
JAXAが開発していて打ち上げたいっていう、そのロケットが打ち上がるっていうところに対して、
メディアのアプローチいくつかしていこうっていう中で、なんと宇宙話を選んでいただきまして、
音声配信のところからJAXAの取り組みの面白い部分だったりっていうのを伝えていきたいというようなところになって、
なんと収録もすべて終えてきておりますというところで、これからガンガン編集していかなきゃいけないわけなんですけど、
これだけ大きいところとできるようになったのは、本当にこの2ヶ月、3ヶ月とかっていうところで頑張ったおかげだなというふうに思ってます。
実は結構前から仕込んではいたんですけど、本当にうまく実現できるのかっていうところとか、
あとは情報公開のタイミングとかいろいろな兼ね合いがあってなかなか発表できなかったんですけど、今回お話しさせていただきました。
でですね、実は昨日ちょっとTwitterで一足先に発表させていただいて、かなり反響も大きかったので、これからちょっとポッドキャストの可能性みたいなところをね、
どどんと見せていけたら嬉しいなと思ってます。
何せよ、こうやって大きいところとコラボさせていただくってところだったり、ポッドキャストの可能性広げていけるのは、
いつも聞いてくださっている皆さんのおかげだと本当に思ってます。
なので、これからもぜひですね、楽しませていけるように頑張っていきたいと思ってますので、これからも応援よろしくお願いいたします。
ということで、今回は以上とさせていただきます。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。良い週末を。
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