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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、チェリーさんの提供でお送りしております。チェリーさんどうもありがとうございます。
こちらの冒頭で読んでいるスポンサー枠についてはですね、オンラインショップで販売しております。
このスポンサー枠を作った理由というのは、いわゆるポッドキャストがマネタイズできていないという課題を解決したいと。
この課題を解決していくことで、よりポッドキャストも盛り上がるだろうし、
なおかつ、アメリカとかではかなり話題になっているポッドキャスト市場みたいなのがどんどん加熱していくんじゃないかなと。
飛び込んで、ぜひ皆さんに応援していただきたいというところで作らせていただきました。
もし興味がある方は、天文屋スペースベースで検索してみてください。
一口1000円からなので、非常にお買い得に現在はなっていると思います。
ぜひ検討してみてください。よろしくお願いいたします。
ということで、本日はですね、巨大な銀河が120億年先に見つかったっていうお話をしていきたいと思います。
今回の研究でですね、銀河、私たちも天の川銀河と呼ばれる、星がたくさん渦巻いている銀河の中にいるんですが、
この銀河がですね、なんと120億光年先に見つかったっていう、そんな太古の宇宙を覗くことができるお話なので、
ぜひ最後まで楽しみにしていただけるといいかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の近況報告、活動報告になりますが、
今日はですね、毎日続けてきたこのポッドキャストチャンネル、久しぶりに科学ランキング日本一位を取ることができました。
これも本当に毎日聞いてくださっている皆さんのおかげなので、本当に嬉しいなと思っております。
なかなか最近は、思うように伸びない日々を過ごしていたので、ちょっと不安に思っていたんですね。
ただでもやっぱり、もともと全く知られていないチャンネルというところからスタートしたので、
もう続けていくことしか自分にはできないのでね、こういうところをしっかり続けていけばいつか変われるだろうと思ったところ、
1ヶ月ぶりに無事に日本一に帰り咲くことができたというところで、本当に嬉しいですね。
何か結局は物事を続けていくことが一番大事なのかなと。
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私は昔からずっと何事もなんとなくできるみたいな、いわゆる器用貧乏みたいな感じになっていて、
なのでそういう中で突出した能力が欲しいなみたいな、持って天文学を極めるっていう道を進んで無事博士号を取得したと。
そこで一段落ついてというところなんですけど、それも結局研究っていうのを毎日コツコツ続けてきて、
ストイックに取り組んできたというところが成功につながったと思っているので、
こういうポッドキャストもまだゆったって半年ぐらいですから、これからもっとガンガン攻めていきたいと思います。
まだちょっと公開はできないんですが、今今日で186、187回放送とかになるんですかね。
200回放送で特大の仕掛けを仕掛けておりますので、ぜひお楽しみにしておいていただけるといいかなと思っております。
ぜひお楽しみください。
ということで、今日の本題に入っていきましょうか。
今日の本題は120億光年先に見つかった超巨大銀河というお話をしていきたいと思います。
この銀河なんですけど、そもそも銀河のお話をしておきましょう。
私たちも今現在、銀河の中にいるんですね。
夏の夜空に輝く天の川銀河、天の川ですね。
あれって実は銀河なんですね。
銀河っていうのは無数の星が一箇所に集中していて、なおかつその真ん中にブラックホールが存在していると。
そのブラックホールの重力によって引っ張られた星たちが渦を巻きながら一箇所に大量に存在している領域みたいなのがいわゆる銀河と。
皆さんも一度は写真とかで、あとは空想上の絵とかで見たことあるかなと思います。
この銀河ですね。
この銀河っていうのはどんな役割を宇宙の中でしているかというと、これ一言で言ってしまえば、星を作る工場なわけですね。
これは結構いい例えで、星っていうのは宇宙空間に漂っているガスとかチリとか、そういうものが一箇所に集まることでお互いの重力で引き合って、そしてその星っていうのを作っていくっていうようなことになるんですね。
そんな時に銀河とかそういうところには、巨大な重力源であるブラックホールのおかげで周りから様々な物質が引っ張られてきて、より星を作りやすい状況ができている。
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高いペースで星を作ることができるっていうのが銀河の特徴になっております。
そんなこんなで銀河っていうのは星の工場なんて言われていて、年間で例えば1000個とか作るような銀河もいますし、私たちがいるこの天の川銀河っていうのは1年に1個星を作る。
そんなペースでいろんな銀河が宇宙の中に見つかってるんですね。
今回、めちゃめちゃ性能のいい望遠鏡で遠くの星を探しに行ったところ、なんと120億光年先の銀河が今回新たに発見されたということです。
ただ、これだけ120億光年離れてるっていうところがどれだけすごいのかっていう話もあるんですよ。
それは宇宙自体の年齢も140億光年とか138億年とかなんですよね。
だからそこから大体20億年ぐらい経った状態、10億年20億年経ったタイミングで存在している星っていうことになるんですね。今回見つかった銀河っていうのは。
これだけでもやっぱり遠くにあるねっていう話にはなるんですが、なんとこの銀河ですね、今回発見された120億光年先の銀河。
こちらがいわゆる静かな銀河と言われていて、星を作り、もう全然作ってないんですね、星を。
なので、私たちの天の川銀河はさっき言ったみたいに年間に1個作るようなペースなんですけど、それよりも全然ほとんど作らないような銀河っていう状況で、さらに120億年も前にできた銀河だというようなお話になってくるわけです。
そうなると結局はこういう星が発見できたっていういわゆる一つ実験のサンプルができたっていう意味で非常に大きいわけなんですけど、
星を作る工場のエンジンとなっている核ですね。銀河の核っていうのが宇宙ができて数十億年、今から120億年前にはすでに出来上がっていたっていう状況が今回の研究の発見からわかり、
なおかつ、この120億光年先の銀河っていうのの細かい特性を見ても、実は他の銀河と特に特別な点はないと。
つまり、私たちがよく知っている銀河の形であるっていうところから、私たちがいる天の川銀河も含め、他の銀河と特性が変わらないものっていうのがすでに120億光年前から存在していたと。
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では、どういう状況が星の工場としての活動をストップさせてしまうのかっていうところは、今後、例えば今回の120億光年っていう情報だったりとか、あとはその星の大きさ、銀河の大きさだったりとかっていうところで、また新しく銀河についての理解が深まると。
そうすると、最終的にはやっぱり私たちがいるこの天の川銀河そのものの理解についてもすごく深まっていく、そんな未来につながるようなお話でした。
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ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、ちゃんちゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
今日は時間に余裕があるので、一つコメントを読み上げさせていただきます。
Twitterネーム、ゆうすけさんからいただきました。
こちら、ポッドキャストの撮影風景を公開したYouTubeについての感想ですね。
人間の材料が宇宙にある?いや、それよりポッドキャストの撮影風景の方が驚きなんですけど。
っていうコメントをいただきましたね。
昨日、普段ポッドキャストを撮っている場所ではなくて、旅行に行った時に撮ったポッドキャストの収録風景を流させていただいたんですけど、
これがかなり絶景でして、もしよければYouTubeの方も覗いてみていただけると嬉しいです。
大体160回とか170回くらいの放送になるので、ちょっと前の収録を思い出すっていう意味でもぜひ覗いてみていただけると嬉しいかなと思います。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。