浦島太郎の時間の流れがずれた話は、宇宙規模で見たら全然あり得る話だった?!ふざけているようで大真面目な研究結果が公開されました!
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ソース
https://www.nature.com/articles/s41550-023-02029-2
Credit :
00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、宇宙の果てでは地球よりも時間が5倍ゆっくり流れている。
そんなお話をしていきたいと思います。まさに、浦島太郎。 なぜ時間がゆっくりになって、なぜそんな差が宇宙空間で出るのか、
そのあたりについて、時間の流れ、多分みんなすごい好きだと思います。 そこについて、世界中に結構インパクトを与えそうな研究、
最新のものをピックアップしてきましたので、こちら最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
3、2、1、イグネーション、スタート。
Space to a black hole.
Japan to a black hole.
佐々木亮の宇宙話。
2023年7月17日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1012話目を迎えております。
1012、すごいですね。基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
前回は衛星コンステレーション、特に複数の何千機っていう人工衛星を打ち上げようとしているSpaceXと電波天文学のぶつかり合いみたいな話をさせていただいたところとか、
その前はインドが月面探査っていうところをリードしているみたいな話とか、っていう結構本当に最新のめちゃめちゃホットな宇宙開発の話させていただきました。
今回はもうちょっと天文学っぽい話に戻っていこうかなというふうに思っていて、ただ今回かなりインパクトあります。
今回紹介する研究はネイチャーアストロノミーと呼ばれる、ネイチャーと呼ばれる、まあ権威のあるインパクトの強い雑誌があって、
それの姉妹雑誌みたいなところですね。そこに掲載された、宇宙ができてから約10億年後の世界では、ここから見ると120億光年先とか130億光年近く先のところでは、
なんと私たちのいるこの世界よりも時間が5倍遅くなっている。そんなお話ししていきたいと思っております。すごいですよね、これ本当にすごいなぁと思って。
そんなことが言えるのかっていうところがまず普通に一個衝撃的でした。実際にこれ実はこれまでそういう研究って多くされてたみたいなんですね。
03:08
どういうことかっていうと相対性理論って言葉あるじゃないですか。アインシュタインが提唱したっていうところ言われていて、簡単に言えば光の速度っていうのがまず、
すべての速さの限界であるっていうところがあって、それに対して光の速さに近ければ近いほど時間の進み方が遅くなるっていうそういうところなんですよね。
これが応用されている話とかが浦島太郎の話とかですね、浦島効果って言われるようなめちゃめちゃ早く動いてると時間の流れがちょっと遅くなるみたいなところ。
それによって浦島太郎で言うと海に行ってる間に帰ってきたらみんなの時間の方が早く進んでたみたいな。浦島太郎高速で移動してたんじゃないのみたいな。
そういう話なんですけど、じゃあそんな状況っていうのが本当に起こり得るのか。あと例で言うとインターステラーっていう映画見たことある人いないですかね。
なんか宇宙好きの人だったら結構見てたり、そもそも映画好きな人だったらマストっていう感じだと思うんですよ。インターステラー。
これ簡単に言うと地球がやばそうな状態になっている。だから移住先の星を探しに行こうみたいな。そんな話になっているが、それを探しに行ってブラックホールあたりの近くに行ってワープしてみたいな。
そういったところでその時間の流れみたいなところがすごくフォーカスされるような、そういう映画なんですよね。
ああいうところでも結局ブラックホールの近くに行くみたいなところっていうのがミソになっていて、ブラックホールって光すらも吸い込む重力を持ってるじゃないですか。
つまりは光よりも速いスピードじゃないと抜けれない。もうちょっと言うと光のスピードで吸い込まれていくんですよね。それ以上の力で。
ってことはブラックホールに吸い込まれるようなそのギリギリの際のところっていうのは時間が遅くなってるんじゃないかみたいな話も出てきたりするんですよ。
っていうような、宇宙空間の中での時間の流れって実は結構ロマンがすごくて、そこに対して興味を持ったから宇宙を好きになったっていう人もいているんじゃないかなっていうふうに言えるぐらい。
ここは結構ホットなところだなと思ってるんですよね。
そんな中で、じゃあ今回その宇宙の果てが5倍遅くなるってどういう状況なんだろうっていうところ、もうちょっと具体的に考えてみましょうか。
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これ結構面白いなと思ってるんですけど、宇宙っていうのは膨張してるんですよね。宇宙空間がビッグバンによってできて、ビッグバンでできたところから宇宙っていうのは膨張し続けている。
膨張し続けていて、遠くの宇宙っていうのはどんどんどんどん離れていくスピードっていうのが速くなっていくんですよ。
これはなんかこう、風船とかでよく例えられるんですけど、一回吹いた時に近くのものっていうのが、なんだろうな、風船の表面に点を2つ描くとするじゃないですか。
その点2つ描いたところが、1個の点から見てもう1個の点っていうのは近いところにいれば、ふーって風船膨らまして膨らんでいってもそんなに離れていかない。
けど結構離れたところに、その風船の上に点をもう1個置いた場合って、自分たちから見た時にその点っていうのは風船が大きくなるにつれてめちゃめちゃ遠くに行くように見えていく。
これぜひね、みんななんかポッドキャストを聞きながら、手元に風船ある人は風船膨らまして、そんな人いないと思うんですけど。
そういうふうにやってみると、より宇宙の状態っていうのが身近に伝わるかなっていう。
ここから宇宙の中心はないみたいな風船を使ってね、そんな話がされてたりもするんですけど、そういう話は置いておいて。
とにかくある場所から見たら、僕たちから見た時に遠くの宇宙っていうのはより早く遠ざかっている。
で、これ早く遠ざかっているってことは遠くに行けば行くほど光に近いスピードで離れていってるんじゃないんですかと。
そこまで行かないにしても、めちゃめちゃ速いスピードで遠ざかっているのであれば、これ時間遅くなってるんじゃないか。
そういうところに目をつけている研究者たちが言っているんですね。
これが面白い部分で、で今回はそういったところを研究するために、クエーサーと呼ばれる天体。
簡単に言うとブラックホールとかめちゃめちゃ輝いている銀河ですね。
初期の宇宙に存在しているクエーサーと呼ばれるものを対象にして、光でめちゃめちゃ輝いててブラックホールがあってみたいな、そういう天体なんですけど、
そういったものをいっぱい観測する。190個観測して、論文のアブストラクトには様々な仮説を評価しって書いてあるんですけど、
とにかく20年間にわたっていろんな光でいろんなクエーサーを見まくったと。
この人の研究にとっては集大成かもしれないですね。
それによって研究を進めていった。そして遠くの宇宙の時間っていうのが一定なのか、私たちの住む場所と一定なのか、それとも離れていけばいくほど時間っていうのが広がっていくのか、
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そういったところを研究した研究結果がネイチャーアストロノミーに出ていた。
そしてその研究の結果、私たちがいるこの地球よりも5倍時間の進み方が遅れてるらしいんですね。
この著者がシドニー大学にいるんですけど、シドニー大学のプレスリリースから出ている動画を見ると、
宇宙の果てに行けばいくほど時計の針の動くスピードがゆっくりになってみたいな、そういったところまで綺麗に見えるんですね。
なのでちょっとそういう動画も概要欄に貼っておくので見ておいていただきたいなぁと思っていつつですね、
とにかく衝撃じゃないですか、これ。遠くの宇宙に行けばいくほど時間の進むスピードが遅れているっていう。
だからやっぱり遅れるんだっていう感じですかね、どっちかっていうと。
そこをちゃんと実証できたみたいなところとかって宇宙空間だとなかなかなかったと思うんですよ。
そういったところで僕たちがちっちゃい頃から慣れ親しんでいるこの浦島太郎の動きみたいなのが、やっぱり宇宙空間でちゃんと観測的に見れるんだっていう。
もちろんいろんな仮説が重なってるから反論っていうのは出てくる可能性っていうのも十分あると思ってるんですね。
しかもネイチャー系の論文っていうのはインパクトが強い分注目度も集まるし、結構限られた条件での結果みたいなことも多くて、
論文が回収されるというか訂正されるみたいなことって結構あったりするんですよ。
だからそういう可能性もありつつ、ありつつではあるんですが、それにしてもやっぱり論文としてリリースされたことを信用して話すとこんなワクワクすることはないなっていう。
面白すぎますよね。5倍のスピードで宇宙が動いている。宇宙じゃないや、時間が進んでいる。
5倍のスピードでゆっくり進んでいるのか。5分の1のスピードってことですよね。
やばいですよね。ということで、ちょっと今回はかなりクイックだったんですけど、そんな話させていただこうかなと思って、
Podcastを収録させていただいたところになっております。
昔はこんぐらい撮ってたのにね、最近は20分ぐらい、ゆっくり宇宙の話できたらいいなと思ったんですけど、
こういうシンプルな話はシンプルにまとめてこれからもお話ししていければというふうに思っております。
ということで、今回の本題としては、宇宙の果ての宇宙では、なんと地球よりも5倍ゆっくり時間が進んでいる。
そんな不思議なお話しさせていただきました。
12:04
このPodcast、宇宙話も1011話、1012話まで来てるんですけど、
実は独占配信、Spotifyしてる間にもう一つ番組始めちゃってたんですね。
気づいてくれてた人いるかな、ぜひ聞いていただけたらと思ってるんですけど、
データっていうふうに検索したらすぐ出てきます。
やりましたよね、このワード取ったのは強いなと思ってて。
番組名は、隣のデータ分析屋さんっていう番組になってます。
隣のデータ分析屋さん。
これですね、僕友達と2人でやっていて、しかもビデオPodcastになっていたりもすると。
Spotifyで聞いたりしたらね。
普通にPodcastとしても聞けます。
何してるかっていうと、僕本業でデータ分析の仕事とかしてるんですよ。
なので、そこに結構近い内容になってます。
だから、宇宙ってふわっとしてて面白いよね、みたいなモチベーションで聞いてる人もいるかもしれないですけど、
本業とかに立ち返ってみると、
データ見ろとか、DXとか、ABテストしろとか、データ見ろってめちゃめちゃ言われるじゃないですか。
ああいうのをPodcastでお話できたら面白いかなと思ってスタートしている番組があるので、
そちらもうエピソードで言うと20個ぐらい出たのかな。
まだまだ全然駆け出しのPodcast番組なんですけど、概要欄に貼っておくので、
ぜひ皆さん聞きに行っていただけたら嬉しいなと思っております。
Appleのリスナーさんまだまだ全然いないので、ここら辺で皆さん遊びに来てくれたら嬉しいです。
しかも、今公開されているエピソードについては、ちょっと宇宙と絡めさせてもらってます。
ちょっと前に、宇宙でのネズミの実験、マウスの実験をして健康状態っていうのを測るみたいな、
そんな研究、宇宙話で紹介させていただいたと思うんですね。
で、あれって実はデータ観点で見ても、みんなが会社とか仕事とかで言われるようなABテストって言われるものだったり、
そういったデータとか何か試作を比較するみたいなところの要素がめちゃめちゃ含まれてるんですよ。
これね、本当にね、だから宇宙目線でも楽しめるし、データ目線でも楽しめるっていうかなり面白い研究だったので、
今回はちょっと宇宙寄りのエピソードをそっちで話をさせてもらってます。
宇宙寄りのところから、このポッドキャストではあまりできない、自分たちの身近な身の回りの健康仕事に近いところまで落とし込むっていうようなところを話しているので、
あとちょっと冒頭で歌ってますね、僕が。めちゃめちゃふざけてるんで、あっちのポッドキャストでは。
だからちょっとそちらも聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
15:02
両方の番組でガンガン頑張っていきたいなと思っておりますので、皆さん応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにあるレビュー、ぜひよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話または概要欄に貼ってあるお便りコーナーからじゃんじゃんお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
15:42
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