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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日宇宙の最新ニュースをお届けするこちらのポッドキャストですね。
すみません、大変申し訳ありませんでした。
昨日はちょっと体調不良みたいなものになりかけていたので、どうしても早く寝ないと次の日に響きそうだというところで、お休みさせていただきました。
毎日楽しみにしていただいている方、大変申し訳ありません。
今日からまたしっかりと毎日更新していこうと思うので、ぜひよろしくお願いいたします。
ということで、今日はそのうち太陽になりそうな赤ちゃん星の大爆発について紹介してみたいと思います。
宇宙にはいろいろな種類の星があって、もちろん太陽に似ている星もあれば、太陽に似ていない別の種類の星っていうのもあるんですね。
その中で進化していく過程を想像していくと、どうも私たちが住んでいるこの太陽系を支えている太陽になりそうな、まだ生まれたばかりの星っていうところが見つかって、
それを観測してあげたときに見つけた爆発について今回は紹介してみたいと思います。
もしかしたらその星の周りにもこの後地球みたいな星とかができる可能性もあったりするので、
本当に太陽の過去を見るみたいな研究ですね。宇宙が広いからできる研究だというところがわかると思います。
それでは恒例の近況報告というか、今日どんなことをやっていたかというところで、
1週間ぐらいすごく忙しいですみたいな雰囲気を出していたと思うんですが、
それは博士課程の修了のための審査論文を書いているのと、
それとは別、それに含まれる内容にはなるんですけど、
投稿論文、いわゆる皆さんのお手元というかニュースになったりするような、
そういうちゃんとした論文の投稿が進んでいるのと、
投稿は3月に参加する予定の学会ですね。
それの申し込み等というのでかなりバタバタしていたのがこの1週間ぐらいで、
無事一昨日ですね、学会の申し込みというところは無事クリアしたというところで、
残り2つだったんですが、その投稿論文ですね、雑誌に載る論文の方が、
これでようやく自分の手元を離れるなと。
これでまた出して、もしかしたら運が良ければこれで終わりかなというところで、
そこも終わりが見えてきたという感じですね。
いろんな作業が一気に重なったせいで忙しくはなっていたんですけど、
やっぱり一つ一つ作業というのは終わらせていけば、
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すっきりしていくものだなというのを改めて実感しているので、
そういうところで目の前にある仕事というところは、
しっかりと毎日こなしていかなければいけないなと、
改めて実感させられた1日でございました。
なので少し気持ちが楽になっています。
それがもし落ち着くとですね、もうあとは2ヶ月間、2ヶ月から3ヶ月ぐらいは、
一つのことに集中して最後締め作業というか、
いうところに入っていって終わりになるので、
ここからラストスパートかけれればいいかなと思っているところでございます。
皆さま応援よろしくお願いいたします。
Twitterでつぶやいてくれるとめちゃめちゃ嬉しいです。
そんな感じでですね、
今日は家でずっと作業しておりましたというところで、
寒いですね、最近。
寒いので毎日自分は自転車で大学の研究室に向かっていたりするんですが、
外に出たくないと思うタイミングが増えたなと思っているところです。
といったところで始めていきましょう。
今日はですね、宇宙ニュースに関しては、
赤ちゃん星が起こす大爆発について紹介してみたいと思います。
今回最初に言ったみたいに、
星の赤ちゃんに着目するんですけど、
この星の赤ちゃんも結局は赤ちゃんの状態で、
なんとなくその後どういうふうに進化していくのかっていうのは、
もう今の天文学の状況で言うとわかるものなんですね。
それをよく見てあげると、どうも今回注目している星っていうのは、
最終的には太陽に似ている星になると言われています。
なので、逆算していくと、
これは何億年前の太陽の姿だというような感じで考えられるので、
非常に面白い研究だなと思って紹介させていただきました。
最近結構この星の進化っていうところに注目してお話しさせていただいていると思うんですね。
なので皆さんも少し慣れてきたと思うんですが、
やっぱり初めて聞く方もいらっしゃると思うので簡単に説明しておくと、
星っていうのは進化しています。
進化していくんですけど、それの進化っていうのがどういう流れで起きるか、
星がどうやって生まれて死んでいくのかっていうところを考えると、
まず星が生まれる場所っていうのは、
宇宙の中に漂っている塵だったりガスだったりっていうのがある場所に密集していて、
それがお互い惹かれるようにくっついていって、
一つ塊を作るんですね。
そうするとだんだん重力っていうのも大きくなっていって、
それの中心で核融合と呼ばれるものが起きます。
この核融合が私たちの生活を支えている太陽の光そのものなんですね。
そのエネルギーが作られてようやく星として生まれると。
なので言ってしまえば、もやがかかった霧の中で星っていうのは生まれるわけですよ。
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なので最初はその光っていうのは外に出てこなくて、
だんだんその星が進化していくごとにその霧っていうのが星に吸収されたり吐き出されたりして、
なくなっていって最終的に一つの丸い星っていうのを形成していくと。
その後は太陽みたいな姿を経て、星がだんだん大きくなっていって、
爆発をするっていうようなプロセスをたどっていくんですね。
今回はその星がもう本当にできてすぐ、
周りがガスで囲まれているなかなか見づらい星、
若い星と言われている中でも一番若い星に注目する研究です。
こういうふうに周りに物があって遮られている状態の時っていうのは、
なかなかいろんな光で見るっていうのが難しいんですね。
ただ物を透かす能力が強い光の種類って皆さんピンとくるでしょうか。
きっと1回は触れたことがあるんじゃないかなと、その光に。
その光の正体っていうのはX線です。
これはレントゲンに使われている光の種類でもあるので、
レントゲンって取るとX線が当てられて、
それによって体が透かされて骨とかを見ている状態なんですね。
なのでそんな感じで生まれたばっかりの星っていうのは活発だからすごくX線を出していて、
赤ちゃんがすごい騒いでいるのが星でいう活発な状態みたいなイメージで、
そうするとX線もたくさん出ているんですね。
そのX線がさらに霧を越えて私たちの方に光を飛ばしてきているという状況があります。
なので今回は宇宙からくるX線の光に注目するというような研究です。
ちなみにこれ私の専門分野になります。X線天文学。
実は日本のオハコの分野でして、
最近までは約50年60年間ずっと世界をリードしてきた分野なんですね。
X線天文学。
なので数十年前とかは海外の優秀な人たちがみんな日本に留学しに来て、
その技術を学んで、今国に帰って、
その人たちがNASAだったり、あとはヨーロッパの宇宙機関ESAというのがあるんですけど、
それの一番プロジェクトのリーダーみたいになっているんですね。
そうなると日本も国際協力をするときにそのリーダーたちが日本で学んだ方たちなので、
日本に好意的であるというところで今国際関係のいい橋渡しになっているというような感じですね。
これはビジネスとかで例えると、ベンチャー企業とかでビジネスの持力をつけていた学生たちが大企業とかに入って、
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そうするとそこでどこどこでインターンしてましたとか言うようになると、
その会社の名前が売れると。
そうすると最終的にそっちの会社も大きくなっていったときにさらにネームバリューがつくみたいな感じで、
どの世界も人の育て方というか未来を見た人の育て方っていうのをしていくのがすごく大事なんじゃないかなって思いました。
ちょっと話脱線したので話戻りますね。
まずはこの星の爆発について紹介しないといけないんですけど、
今回はその中でもアメリカが打ち上げたX線観測望遠鏡のチャンドラと呼ばれるものを利用します。
こいつはもう本当にすごくて今まで見えなかった、すごい遠くまで見ることができる、
今世界で一番目がいい望遠鏡の一つと言われております。
このX線の観測にプラスしてさらに地上からも赤外線と呼ばれる、
携帯の通信とかで使ってたやつですね。
とかっていうのを使って宇宙を観測してあげたと。
こんな感じでいろんな光の種類を使って宇宙を見るっていうのは意外と結構やられているので、
今度光の種類についても詳しく話してみようかなと思いますね。
この結果ですね、観測してるとその赤ちゃんの星から爆発を発見することに成功したという報告が挙げられました。
この爆発なんですけど、どれぐらいの大きさかっていうと、
ワット数、コンビニの電子レンジとかあるじゃないですか。
あれってコンビニの電子レンジめちゃめちゃすごくて1500ワットとかですよね。
あれだけでもその力の強さってわかると思うんですが、
この爆発10の27畳ワット、つまりゼロが27個つくワット数ですね。
もうなんかそういう世界です。
宇宙ってもう本当にこういう桁数、いわゆる天文学的数字っていうのがいっぱい出てきて、
最初は自分もすごい違和感があったんですけど、
その世界にずっといるとこのゼロが何個ついてるなんていうのは全く気にならなくなってきますね。
こんな感じでコンビニの電子レンジの何兆、何Kとかですかね。
それぐらい倍の強い爆発を起こしているフレアが今回赤ちゃん星から検出されました。
こういうふうになっていると、太陽も昔は赤ちゃんの頃っていうのはすごく爆発を頻繁に起こしていて、
なおかつそのエネルギーっていうのはすごかったんだなっていうのが見れるので、
今回の研究っていうのはちょっと太陽の昔を見れるタイムマシンのような研究でした。
というようなところで本日の話は以上になります。
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