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2020-12-05 13:52

55. ダークマターの正体はニュートリノだった!?なハナシ

正体不明のダークマターの正体が解明!?という研究が発表されました。

スーパーコンピューターを用いた数値シミュレーションで、

宇宙にあるニュートリノの分布を計算してあげた結果、

ダークマターの分布と非常に似た結果が得られたのです!!

これは!時代が!変わるか!!

東京大学のプレスリリースから紹介します!


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元論文

https://www.ipmu.jp/ja/20201201-VlasovPoisson


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けするこちらのポッドキャスト。
本日はですね、正体不明だったダークマターの正体がニュートリノなんじゃないかっていう、本当に最新の研究が出ていたので、今回はそちらについて紹介してみたいと思います。
これ、結構衝撃的なニュースになるんじゃないかなと個人的には思っていて、そもそもこの東京大学のプレスリリースで出ていた記事で、
宇宙関連につながりのある方がSNSでシェアしてたので、自分も知ったんですけど、これは結構面白いなと、ぜひ終わった後に画像検索とかしてほしいなと思うような内容ですので、ぜひ最後まで聞いていただけると嬉しいです。
ということで、恒例の緊急報告というか、今日はですね、結構一日濃密に研究を進められたなという印象がありますね。
朝起きて、近くのカフェで作業して、それで打ち合わせをして、またその後大学の研究室に移動してみたいな感じで、
自分は一箇所でずっとやってると集中力が切れちゃうので、なるべく場所を変えてやるようにしていて、
そのためにカフェとかも利用するんですけど、正直自分の集中力を買っているみたいな、コーヒーにお金を払っているというよりは集中力にお金を払っているみたいな感じで、
完全に自己投資だと思ってやっております。そんな感じで結構、今日はいつにも増して集中してできたのかなと思っております。
というのも、昨日話した通り、1個ずつ目の前の仕事を片付けていったら、本当に今もうあと博士課程の、この博士号を取得するための論文ですね、審査論文みたいなのが
のだけに集中できるような環境っていうのが、ようやく整いつつあるので、ここからラストスパートかけていけたらいいなと思ってガツガツアクセルを踏んでいるところでございます。
なので、これからも博士論文、かなりしんどくなってくると思うんですけど、こちらのポッドキャスト、皆さん聞いてくれているので、どんどん続けていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
では早速本題に入っていきましょうか。本日のテーマは、正体不明のダークマターがニュートリノによって作られてるんじゃないかっていう話をしていきたいと思いますね。
これ結構ピンとこない方いると思うんですよ。ダークマターって何?ニュートリノってなんだろう?っていうところがあると思うので、一つ一つ説明していこうと思うんですが、
03:06
まずはニュートリノの方からいきましょうかね。ニュートリノっていうのは、素粒子と呼ばれる、私たちの身の回りにあるものの最小単位みたいなものの一つなんですね。
物って結局は、皆さんが学校の授業とかで習ったので言うと、原子とか酸素とか炭素とかそういう原子の話までしたと思うんですけど、それよりもそいつらを構成しているさらに小さい粒だと思っていただけると良くて、
そいつらが色々あるんですね。素粒子っていうのにも種類があって、そのうちの一つがニュートリノと呼ばれるものです。
これって、そもそもなかなか目に見えるような代物ではないので、小さい構成要素すぎて。
ですが、それを観測的に発見したっていう研究が、ノーベル賞を受賞して、ノーベル物理学賞を受賞してニュートリノの存在っていうのが証明されたっていうのが2010年前半ですね。
しかもそのニュートリノを発見したっていうのが日本人の研究者の方。
なおかつ、日本で見つけた、日本の長野県かな、どっかにある山の中に作った水槽の中で、ニュートリノがもし宇宙から飛んできてその水槽の中に入ってくると、
すごく稀な確率で小さい光を放出すると、その水と相互作用して水にぶつかったニュートリノが光を発するであろうというのが理論的に予測されていたので、
何百リットル、何千リットルっていうような水を入れられる水槽を山を掘って作って、そこでひたすらニュートリノが飛んでくるのを待つっていうような研究だったんですね。
それで本当にその光が発見することができて、無事、ノーベル物理学賞までこぎつけたというような研究がありました。
それによって、宇宙には今まで理論的に考えられていたニュートリノと呼ばれる物質が実際に存在することがわかったんですね。
これは本当にさっき言ったみたいにニュートリノがたまたまぶつかったものが出す光とかでしかわからなくて、もう本当に目視で確認するということはできないような代物です。
ではもう一個のキーワード、ダークマターですね。
ダークマター、こちらは宇宙に興味ある方、実は知っている方も多いのかなと思うんですが、
ダークマターって言われるぐらいですから、暗黒物質ですね、日本語にすると。
本当に言ってしまえば何の光も発することがないので、全く見えない物質として知られています。
06:07
このダークマターと呼ばれるものは宇宙全体に広がっていると思われているんですね。
特に私たちがいるこの天の川銀河、私たちって夏に見えるあの天の川っていう、あれって実は銀河なんですけど、
その銀河の中にいるんですね。ただ銀河全体の質量っていうのが計算で求まるんですが、それに対して星の数がどうしても少ないと。
つまりその銀河の重さを星の数だけでは説明できないよねっていう流れが研究の中で明らかになってきました。
さらに、星の動きっていうのを見てあげると、星の動きっていうのは円盤の形に回っているから、外側の星と内側の星で星の動きっていうのが違うはずなんですね。
その円盤の広がり方と星の動きっていうのを注目してあげると、なんか今見えてるその星の数だけで星同士が引っ張る力とかを考えても、どうもこの外側の星っていうのの動き方がおかしいと。
つまり、今考えられてるこの星全体の重さで見ると、こんなにゆっくりな動きはしないんじゃないかってことになっていたんですね。ゆっくりだったかな、早いんだったかな。
なので、宇宙には必ずダークマター、必ずではないですけど、ダークマターっていうのが存在していなければいけないという予測があったんですね。
一方で、宇宙からニュートリノっていう物質が飛んできてるぞっていう観測的な地球上での結果があったと。
こいつらはバラバラで考えられていたんですね。
で、一時期からこのダークマターっていうのはニュートリノによって作られてるんじゃないかと言われ始めていたんですが、最近ようやくこのニュートリノによってダークマターっていう物質が飛んできてると言われて、
どうも、ダークマターを作る要因の1つはダークマターだけではなくて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
ダークマターの物質が飛んできて、
どうも、ダークマターを作る要因の1つになるんじゃないかと予測されていたんですね。
で、ここで今回の研究に戻ってくるんですが、
今回の研究では、理科学研究所が持っているスーパーコンピューターKと呼ばれるやつですね。
09:01
京都の京って書くやつです。
で、そのスーパーコンピューターと、
あとは海外の別のスーパーコンピューターとかを組み合わせて、
宇宙にあるはずのニュートリノの動きシミュレーションっていうのを数字的に扱ってあげたんですね。
その結果、宇宙にあるニュートリノがこんな感じで分布してるだろうっていう写真が得られたわけです。
で、どうもその写真、得られた写真を見てみると、
実際にダークマターがこうやってあるはずだっていうその分布、
ダークマターの分布とニュートリノの分布がすごく似た形を示しているっていうところが今回の最新の研究で見つかりました。
これによって、あくまでも数値シミュレーションではありますが、
天文学ではこういう数値シミュレーションから見えた、こういう未来像というか病像っていうのは非常に信頼されるもので、
なので今回の研究によって本当にダークマターっていうのがニュートリノによって作られてるんじゃないかという話が非常に濃厚になってきたというところで、
これはもう時代の転換期と言ってもいいですね。
というのも今まで正体不明だったものがこうやって明らかになってくるというところで、
このニュートリノだったりダークマターっていうところが解明されると、
今まで考えられてた宇宙の原則とかも若干変わってきたりする可能性もあるので、
今後の宇宙ニュースの動きには注目です。
ということで今回は正体不明の物質、ダークマターの正体がニュートリノによって作られてるんじゃないかというような説を紹介させていただきました。
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ハッシュタグ宇宙話で募集しておりますので、
じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
すぐ見つけに行くので楽しみにしていてください。
毎日こうやって伝えているとつぶやいてくれる方もちょくちょく見られまして、
昨日いただいたつぶやき一つ紹介させていただきます。
Twitterネームにちこさんですね。
先日自分が体調を崩してポッドキャストを撮れなかった日のことを書いてくださって、
学会とかに出る方って天井陣ぐらいのイメージなんやけど、そんな人でも体調を崩すことがあるんだな、
毎日楽しみにしているので頑張ってくださいというメッセージいただきました。
本当にありがとうございます。
やっぱり学会に出ている、自分も大学院とかに入るまでは学会っていうのは結構異世界だと思っていたんですが、
12:00
実は結構もう学生レベルでも出ていたりだとか、結構幅広い研究をされている方がたくさん出ているので、
そこまですごい人たちの集まりだと思わなくてもいいかもしれないですね。
その中でも自分はかなり凡人な方だと思うんですが、もちろんすごい方もその中にいるという感じなので、
もしよければ、実は家の近くの大学とかでも開催されていたりとか全然あると思うので、
覗きに行ってみてもいいんじゃないでしょうかね。
分野によっては全くわからないかもしれないですが、
中継の方がやっていたら覗いてみるとなんか面白い発見とかあるかもしれません。
Twitterでのコメントありがとうございました。
ということで、こんな感じでこれからはどんどんTwitterのコメントも取り上げていければいいかなと思うので、
ぜひ皆さんもつぶやいてください。
ハッシュタグ宇宙話お待ちしております。
そんなこんなで話していたら12時を過ぎてしまったので、
今日はここら辺で終わりにしたいと思います。
明日は宇宙の話とはちょっとずらしてみて、
自分ノートとかを頑張ってるんですが、ノートの中ですごくアクセスがいい小学金の話をちょっとしてみたいと思います。
自分はその記事の中でも言ってるんですけど、
日本一小学金を使うのが上手い学生だと自負しておりますので、
その小学金のノウハウだったり、どういうふうに大学院生活を送っていくのかみたいな、
っていうところについても皆さんにお伝えできればいいかなと思います。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
13:52

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