3Dプリンターで作った人工衛星に編隊飛行をする人工衛星。
もうとにかく技術実証は次の段階、次の段階というところで、次世代の宇宙開発の動きが見えて、めちゃめちゃ面白い取り組みになっていそうなので、
今回は、革新的衛星技術実証4号機の中に含まれている人工衛星CubeSatに関するお話をしていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
3、2、1、イギネション
改めまして始まりました、笹木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1890話目です。
ということで、あと10日で1900話となってますね。
やーばすぎる。早いな。めちゃめちゃ早いですね。
そんな中で、ふざけんなっていうコメントが来てたんで紹介していきたいと思います。
リスナーネームぬんぬんさんから頂きましたApple Podcastのレビューですね。
雑談や宣伝も多く含むので、情報だけ得たい方には…ということで。
私は内容はワクワクしたけど宣伝が多くて…聞いてて疲れました。ということで。
すごい。嫌なコメント。
いや、頂いてますね。ありがとうございます。
そうですね。まあしょうがないね、これは。
だって本が出たんだから、それは宣伝もするでしょう。ということで。
最近どうだろう。僕が他のポッドキャストをあんま聞けてないからなのかなと思うんですけど。
どうだろう。一時期はよく言われてたのは、アンチコメントというか批判のコメントとか残すじゃないですか。
ただで聞いてるくせになっていうのが、ポッドキャスターみんなの口癖だったんですよね。
でも本当にそうで、毎日僕は日課みたいに更新させてもらいつつですね。
ここで話してる内容がそのまま本に繋がってるわけですよ。
で、だから、本でなんとかポッドキャストの中身をちょっと仕事に消化してるみたいな。
消化ってあれね。上がっていく方の消化ですね。
っていう感じになってるみたいなのが重要なポイントなわけで。
今まで散々無料で聞いてきた中での一気にYouTube広告が一時期だけ増えたみたいな。
そんな感じだと思って聞いてくれればいいかなと思います。
そうじゃなかったらどうだろうな。スポンサーとかついてくんないですかね。
そうしたら無理に宣伝とかしないですよ。
月20万ぐらいの毎日会社の名前とか読み上げてあげるんで、
もしよかったらスポンサーになってくれる方大大大募集でございます。
そうしたらこうやって宣伝というか雑談とかに悩む必要もなく、
みんな楽しんで聞いてもらえるんじゃないかなと思うんで。
全く嫌味を言ってしまいました。
そんな感じで早速本題入っていきましょう。
ということで今回お話しするのは革新的衛生技術実証4号機に含まれている
人工衛星に関するお話をしていきたいと思います。
連続で紹介させてもらっているJAXAの革新的衛生技術実証4号機ですね。
これは大きく軸は2つの取り組みがあります。
1つは1つの人工衛星の塊の中に僕はスラスター、僕は電源、僕はアンテナみたいな感じで
いろんな機能をいろんな会社が1つ1つのパーツを入れ込んでいって
でっかいというか1つの塊の人工衛星を運用していくっていうスタイルですね。
これが革新的衛生技術実証4号機と呼ばれるもの。
でそれに合わせて人工衛星を一緒に打ち上げるっていう
キューブサットスタイルっていうんですかね。
もう実施されてるんですよ。
そこには名古屋大学だったり夜名古工業、夜名古工船だったりね。
早稲田大学、青岳日大とかいろんなところがどんどんどんどん出していってるわけですね。
これに採択されて打ち上げられてるだけでマジですごいなって思うんですけど
その中で結構面白そうな取り組みいくつもあるんですよね。
全部紹介したいぐらい。
1個めっちゃ面白いなと思ったのは早稲田大学が打ち上げている
衛星筐体の一体成形技術の実証ということで
これ何かっていうと人工衛星ありますよね。
で今これ打ち上げられてる人工衛星キューブサットって言われるものなので
例えば10cm×10cm×10cmっていうような10cm立方のものだったり
それを2つ繋げた3つ繋げたみたいな直方体っていうんですか
それ1個のやつを1Uの人工衛星キューブサットって言って
キューブだから四角ですよね。サイコロみたいな。
それを2つ繋いだものを2Uですね。
普通ユニットの人工衛星キューブサット。
で3つ繋げたものを3Uみたいに言ったりするんですけど
この1個のユニットをなんと3Dプリンターで全部作っちゃうっていう
3Dプリンターを使って衛星の筐体
筐体っていうのはこれ竹に匠みたいな字が下にあるやつ
でそれを一体成形するというようなところですね。
そうすると構成部品は1つのまま。部品はゼロですね。構成部品ゼロ。
ネジゼロ。ネジもないと。
でそれによって1つの塊が作られている人工衛星が今回打ち上がったというようなところ。
でここの周りに1個のパーツでできて1個の塊としてできているものの周りに
白膜をね膜をつけてイメージは太陽電池のパネルみたいなものをつけて
その折り紙のような形で畳み込まれたものを展開していくというようなミッションを進めているようですね。
早稲田大学のなんかいいですね3Dプリンターを使うことで
一気にその人工衛星の型みたいなのができちゃうっていうのは相当おもろくないですか。
これは良いと思うな。
それこそ今回確か打ち上げたロケットラボもロケット自体の部品だったりとかを3Dプリンターで作っている会社じゃなかったっけな。
確かそう。それで一気に作ることで部品の歪みというかでき方のズレみたいなのも起きないし
あとはパーツをそもそも最小限にできる。
今回人工衛星の場合はもうゼロ個というかだけですけどそれができるようになってくるっていうので
3Dプリンターかなりこれ取り組みとしては面白いわけですよね。
なのでこういったのが取り組まれているっていうのは注目のポイントになってくるかなと思います。
あと面白いのは名古屋大学。名古屋大学が打ち上げた回転分離を用いた超小型衛星の変態形成。
変態はやばい奴のことではなくて体を変形すると書いて変態ですね。
さっきユニットの話したじゃないですか。
キューブサットっていうのが1個の10cm×10cm×10cmのもの。
それを3つ積み上げた3Uの人工衛星を打ち上げます。
で面白いのがここからで宇宙空間に飛ばされたその3つ連結した人工衛星。
これを回転させてでこの3つ連結したものを1個1個分離していくと。
回転分離していって分離したものをお互い制御して変態を形成していくという新たな手法を軌道上で実証することを目指したのがこの内容。
名古屋大学のマグナロ2ですね。かっこいい名前ですね。
これで実証しようと思っているのは複数機の衛星による多地点の同時観測。
地点A地点B地点Cっていうのを同じ性能の人工衛星で一気に同じタイミングで見ると。
それらをまたは継続的に地球を観測するみたいなところを達成することで今後の地球観測衛星の可能性を一気に広げようとしているみたいなそんな取り組みですね。
こんな面白いのが打ち上がっているのが幅が広くてやっぱり面白いですよね。
これはぜひぜひ注目してもらいたい技術かなと思って紹介させていただきました。