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ソース
https://www.blueorigin.com/news/nasa-selects-blue-origin-for-mission-to-moon/
画像
Blue Origin
00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。今回は、NASAとAmazonの創業者が作った宇宙企業が34億ドルの契約を結んだ、そんなお話をしていきたいと思います。
この高額の契約の元にあるのは、世界中の宇宙開発の矛先、月の開発です。
Blue OriginというAmazonの創業者が作った会社が、月の着陸船を開発し、そのミッションのメインを担っていくという、かなりワクワクする未来、やってきそうなので、今回はこちらのニュースとともにですね、これまであったちょっとしたうよ曲折のお話もしていければと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話。
2023年5月23日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが955話目を迎えるというところになっております。
基本的には1話完結でお話ししているような形になるので、気になるトピックだったりとか、気になるタイトルとか、そういったところから聞いてもらって、ぜひですね、面白かったらチャンネル登録していただけたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いいたします。
そんな感じで、早速本題に入っていこうかなと思うんですけど、
今日は、いつもの天文の話っていうよりは、宇宙ビジネスに関するお話ですね。
NASAが新たにアルテミス計画の第5弾目の契約相手を、Amazonの創業者が作ったブルーオリジンを選定したというような、そういうお話ですね。
これまぁ簡単に言うと、月の探査をするときのメインのタッグを組む事業者っていうのが決まったっていうところで、これの契約金がね、もう半端ないっすよ。
今回の契約金なんとこれ、34億ドルというふうになっております。
なので、5000億円ぐらいですか?4000億円ぐらいですか?ね、そんぐらいですよね。
すごい契約だなっていうところと、実はここまで来るのにいろいろうよ曲折があったっていう話から、
じゃあ今回のこの34億ドルの契約が決まった上で、一体何が行われるのかっていうところをお話ししていきたいと思います。
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今回はね、そんな感じでいくんですけど、前回までの話でいくと、前回は地球外生命体っぽい話とか、
その前は大人気ポッドギャスト番組のワインの和とのコラボとかをお届けしていて、
そこと考えると、結構毛色が違うかなっていう感じですよね。
宇宙ビジネスっぽい話の方が、より身近というか、これね、裏話をしちゃうとね、宇宙ビジネスっぽい話の方がみんな聞いてくれるんですよね。
これね、不思議な。おかしいですよね。ずっとずっと天文の話ばっかしてきたのに、やっぱりみんなお金の匂いのするところが好きなのかな。
まあ実際に多分、これ理由は簡単で、そのお金云々というよりはイメージしやすいんですよね。
宇宙ビジネスってどうしても日々見かけるというか、それこそSpaceXとかだったらみんな知ってるし、今回紹介するBlue Originという会社も、
Amazonの創業者が作った会社だっていう風に知ってる人も一定いると思うんですよ。
だからそういったところから考えると、やっぱ身近な部分がいいんですよね。
見えないブラックホールの話されたりとか、50億光年先にみたいな話をされても、なんかちょっとエソラごとというか、ここを頑張って乗り越えていきたいなと思ってるわけなんですよ。
まあそんな感じで、今日はみんな大好きな宇宙ビジネスのお話をしていこうかなと思ってるんですけど、
今回お話ししようとしている内容っていうのは、本当にざっくり言うと、NASAがBlue Originという友人宇宙船を開発する会社ですね。
ここと、2029年の月面探査っていうところを目指して契約を結んだっていう、そういうお話をしていこうというところになっております。
今回キーポイントになるのはまず一つ、アルテミス計画の未来のお話です。
アルテミス計画、これまでも散々ポッドキャストで紹介してきたかなと思います。
それ以外にも、別にポッドキャスト初めて聞いたよっていう人でも、ニュースでなんとなく聞いたことあると思うんですよね。
アルテミス計画。
これ、アポロ計画の後継プロジェクトというか、そういう立ち位置になっていて、
アポロ計画で人類が宇宙に立ってから50年60年経った今、このタイミングでね、もう1回月面を目指そうとしているっていう、そういう状況になっています。
その計画、そして世界中が参加する計画、これをアルテミス計画と呼んでいると。
で、現在第1弾が進んでいっていた状況になっていて、第2弾ですね。
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アルテミス2に関しては、今年度?来年度?だったかな?打ち上げが予定されていると。
で、これ全体で言うと、2で月の周りに人が行って、3で月面に人が立って、で、4、5っていうところでは、より深い月面探査をしていくっていうような、こういうステップ感が決められてるんですよね。
そんな中で、今回は結構先のプラン、アルテミス5っていうところで、2029年に実施が予定されているミッションになっています。
まあね、2029年、めっちゃ先だよねって捉えるか、まあ割とすぐじゃんって捉えるかは人それぞれですけど、個人的にはもうすぐだなって感じ。
だって6年ですよ、6年。6年、宇宙開発のこれまでのタイムスパン考えたら、6年後にここまで具体的なミッションできるのかっていうふうに思うぐらい、すごい面白い話になってきてるんですよ。
何かっていうと、アルテミス5に関しては、もう月面に人が行けるっていうところは、規定路線として考えられているっていうところになってるんですね。
つまり、別に月面に行けるでしょ。月面に人立ってて、なんなら色々調査できるでしょっていうような目線で立てられている計画になってます、アルテミス5。
で、これはどういうふうに人が月面に行くかというとですね、地球から月に向かってロケットに乗ってバーっと飛んでいくわけですよ。
今のところ計画されている内容でいうと、NASAが開発していたスペースローンチシステム、SLSって呼ばれる超巨大なロケットで、まずは月面を目指していくと。
ここに4人の宇宙飛行士が乗っていて、月の近くまで行くんですよね。そこからどうやって月面にアプローチをしていくかっていう話になるんですけど、
月面に降りる前に、もうちょっとその時の月の様子っていうのをイメージしてもらおうかなと思います。
その頃、2029年の時点では、月の周りにゲートウェイと呼ばれるものが建設されています。
ゲートウェイ一体何なのか、これ簡単に言えば国際宇宙ステーションの月の周りバージョンですね。
今、宇宙に人が行くってなると、国際宇宙ステーション、英語で言うとインターナショナルスペースステーションですね。
ISSとかって略される、そういう施設があって、みんなも宇宙ってイメージした時に出てくるものの一つなのじゃないかなって思うぐらいの場所ですね。
まさに宇宙飛行士が滞在してたり、前澤さんが滞在していたり、みたいな、そういった場所です。
そんな宇宙ステーションを月の周りに建設しようっていう計画が、今まさに粛々と進行している段階なんですね。
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これは人が月面に降り立つっていうところと、言ってみれば同時進行的な形で進んでいく建設プロジェクトになっていて、
2029年の時点ではそちらも完成していて、そこを拠点にいろいろ開発ができるような状況になっているはずだというような状況になっています。
さっきの月に目指した4人の宇宙飛行士の話に戻っていきますけど、
このアルテミス5に選ばれた宇宙飛行士たち4人っていうのは、まずはゲートウェイへ向かっていくというところになります。
この宇宙飛行士4人がゲートウェイにたどり着き、そしてそのうちの2人っていうのが今回契約を獲得することに至った
ブルーオリジンが開発する宇宙船、ブルームーンに乗って月面着陸をしていくという感じになるらしいですね。
そこから一定期間のミッションを経て、そこでいろいろ研究成果を持ち帰ってきて地球に戻ってくるっていうようなイメージになっているみたいですね。
なので、今回このNASAと34億ドルの契約を結ぶことに成功したブルーオリジンは、
そのお金でこのアルテミス5の主要ミッションを支える宇宙船、そして月面着陸船というのを作らなければいけなくなっているわけなんですね。
その名もブルームーンというところで、ブルーオリジンが作るブルームーンという感じですよ。
ビールの名前じゃないですよ。ビール好きの人はもしかしたら一瞬ブルームーンが横切ったかもしれないですけど、
ブルームーンと呼ばれる宇宙船を作っていくと。
それのミッションを遂行するための費用だったりとか、開発していくための費用としてNASAとの契約が完了したっていうような、そういったイメージになっているっていうところですね。
これはやっぱりすごいところになってるわけなんですよ。
だってこれ民間企業が世界中の宇宙開発のレクトルが向いているアルテミス計画っていう中のフェーズ1、2、3、4、5っていううちの一項になっていくっていうところなので、これはなかなかのレベルの契約なんですよ。
だからこそ、今もしかしたらお手元のスマホとかパソコンとかでブルーオリジンって調べると、ブルーオリジンの詳細ページとかっていうところが出てくるよりも先にというか、ここ数日のニュースとしてブルーオリジンがNASAとの契約に成功した、みたいな話がドカドカ。
たくさんいろんな新聞とか新聞媒体とかがやってるようなウェブのメディアとかにも取り上げられているような、そういう状況になってます。なので、やっぱり注目度はかなり高いと。あと額も相当高いというところになってるんですね。
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で、ここにたどり着くまでに、うよ曲折があったっていう話もこのニュースの面白いポイントになってるんですよ。このアルテミス計画をベースにした巨大な巨額の契約っていうところは、実はこれ2回目なんですよね。2回目。
1回目は、これ月に向かってどんどんアプローチしていきましょうっていう中で選ばれたのがSpaceXだったというような、そういう状況です。これSpaceX、みんなの知ってるSpaceXですけど、このSpaceXが当時選ばれたというところになったんですけど、その同じタイミングでブルーオリジンも応募してたんですよね。
基本的にはNASAっていうのは政府機関だから、個別に企業とやり取りするっていうよりは、公募形式、コンペみたいな形で、じゃあこの枠やりたい人っていうので集まっていって、そこで技術的な評価だったりとか、ミッションを遂行できるようないわゆるフィージビリティ、実現可能性みたいなところと、そのプロジェクトが推進できるかっていうマネジメント評価みたいな。
そういったところをピックアップされて選ばれるっていう感じだったんですよね。
で、そんな中で、前回の最終評価まではブルーオリジン残ってたんですよ、SpaceXと一緒に。で、このSpaceXと並んだときに、ちょっと物議をかもすような評価ありつつもSpaceXが選ばれていったっていうような、そういう感じになるんですよね。
で、その当時の契約金が30億ドルぐらいだったはずなんですよ。で、だから30億ドルぐらいだったから、今回のほうがやっぱり開発費はかさむっていうところは分かりつつも、SpaceXが提案していたところのほうが4億ドル安いっていうところとか、あとは技術諸々が評価されて選ばれたっていうところになってるので、
多分これSpaceXの月面着陸とかそういうところを狙っていくのは来年、再来年とかになるのかなっていうところで、アルテミス計画の3とか4とかっていうところはSpaceXが担っていって、5はブルーオリジンが担っていくというような、そういうイメージになってます。
でも、やっぱり繰り返しになるけど、民間がここにグイグイ吸い込んでるっていうところは、かなり面白い状況として考えられるので、ぜひ皆さんの頭の中でも、やっぱり今すごいお金動いてんだなみたいな、今までどんどん計画が進んでいって、これからもっと面白いところになっていくんだなっていうところを考えてみてくれたら嬉しいなというふうに思っております。
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プラスして、これ僕は結構ユニークだなと思ったところがあって、何かっていうと、この着陸船の燃料が面白くて、液体酸素と液体水素っていうのを使っていくんですよ。
液体酸素と液体水素。で、これ、何がいいポイントかっていうと、月面で燃料を採取できるっていうところなんですよね。月面には今、氷があるっていうのが観測的にはわかっていて、ただそれの証拠をアルテミス計画の前半では探りに行く。
言ってしまえば物を取ってきて、その中に本当に水があるかっていうのを確認するみたいなところで、その氷が含まれていそうな場所に対してアプローチしていくっていうことなんですよ。
で、それが普通に水でできた氷っていうふうに考えられているので、酸素、そして水で構成されたH2Oなわけですよね。
つまり、酸素と水素っていうところは、現地の月の氷から作れる可能性もあるっていうところになると、その現地、月に行って着陸して、もし何か燃料トラブルあって、やばい、燃料足りないみたいになっても現地調達できるみたいな、そういう感じになってくると思うと、なかなか面白いですよね。
でもこれからの宇宙開発って、まさにこの辺りを使っていかないといけないっていうところがあった上で、このブルーオリジンが開発しているブルームーンっていうのもそこを利用していくと思うと、これからの宇宙開発、月面で現地で燃料を抱えてくるみたいなところね、ちょっと注目していけたら面白いんじゃないかなと。
この氷がH2Oであれば、水も確保できるし、酸素も確保できるしっていうので、人類が月面に移住していくみたいな計画とかの遂行にもかなり重要になってくるポイントなので、アルテミス計画の中で何が重要なんだろうと思ったら、アポロの時は分かってなかった、そういったところが実は重要なポイントになってくるっていうのを、宇宙話聞いてるみんなには少しだけ覚えてください。
覚えておいていただきたいなと思っているという、そういう感じになっております。
ということで、今回はNASAが巨額の契約、34億ドルの契約をしたAmazonの創業者、ジェフ・ベゾスが作った宇宙企業ブルーオリジンの月面着陸船に関するお話をさせていただきました。
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こんな感じでね、結構アルテミス計画は未来長いので、宇宙話をちょっとずつピックアップしていきながらみんなと理解を合わせていければと思っておりますので、ぜひ楽しみにしておいてください。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しております。
ということでですね、明日はまた天文の話題にちょっと戻っていきたいと思います。
明日はですね、星が死ぬ時の大爆発、超新星爆発、この爆発のメカニズムっていうのを新しく解明できるような研究が出てきたっていうちょっと面白い研究ね、紹介していきたいと思っております。
明日は文字、画像、音声、すべてを組み合わせて楽しんでいただけるような、そんなトピック用意してますのでぜひ楽しみにしておいてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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