00:05
始まりました、佐々木亮の宇宙話。
こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、甲府市石川治療院さんの提供でお送りしております。
甲府市石川治療院さん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠については、オンラインショップ天文屋で販売しております。
このスポンサー枠での売り上げは、私のこのチャンネル宇宙話を日本でトップのポッドキャストチャンネルにしていきたいという思いで、応援を募集させていただいている形になります。
今、実際に科学ポッドキャストチャンネルの中では1位を取らせていただいていて、国内ランキングでも38位とかになっているので、
なんとか1位になりたいというところで、皆様の応援を募集しているんですね。
なので、売り上げ自体は生活動画のコードとかではなくて、ポッドキャストで1位を取るための、例えば取材費であったりとか、あとは設備を増やしたりだとか、
そういったところに使わせていただきたいと思っておりますので、興味がある方は天文屋スペースベースで検索してみてください。
概要欄にもリンクを貼っておきますので、そちらからもアクセス可能です。
ということで、本日の本題は、星で宇宙飛行士が無事国際宇宙ステーションへ旅立ったというところで、
星で宇宙飛行士が取り組むミッションについてのお話をしていきたいと思います。
これ、今日の夕方ですね、スペースXのクルードラゴンに乗って国際宇宙ステーションへ日本人の宇宙飛行士が向かったわけなんですけど、
実際に宇宙ステーションに行ったら、その間結構過酷な日々を過ごすわけなんですね。ピチピチに仕事が詰まっていて。
なので、その中で宇宙飛行士がどんな仕事に取り組んでいくのかっていうところのうちの一つをピックアップして、
今日は無重力で火がどういう動きをするのか、宇宙空間で物が燃えるってどういうことなのかっていうお話をしていきたいと思いますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の近況報告、活動報告になりますが、
5月1日にですね、プログラミングスクール、プログラミング研修っていうのをやらせていただくことになりました。
これはですね、普段プログラムとかを一切触ったことない人にプログラミングの面白さというか、そういうのを伝えようっていうコンセプトと、
03:01
やっぱり今ビジネスをいろいろやる上で、プログラミングゴリゴリにかけなくても理解ぐらいは必要だよねっていうところで、
そういうところに興味がある方に向けてプログラミング研修っていうのをやることになっています。
なので、今日はそれの資料作りというか、もう一人のフリーランスでエンジニアをやられてる方と一緒にやるので、
自分がコードをなるべく分かりやすく作って、もう一人の彼に他の資料とかもろもろを作っていただくっていうような形で分担してやってるんですね。
普段は基本的に動けばいいっていうのが大前提としてあるんですよね、プログラムって。
ただ今回は初めてプログラミングを触る人に向けてっていうところで、
いかに簡単に分かりやすく、そしてシンプルに書いて目的のゴールまでたどり着いてもらうかっていうところを工夫して作らなければいけないので、
そこが少し難しいなと思いながらどういうふうにやろうか今試行錯誤しているところです。
今回の講座ではプログラミングを使ってAIを動かしてみたり、
Twitterの情報を引っ張ってきてみたりなんていうところを一緒に進めようと思ってます。
正式にアナウンスできるようになったら、皆さんもぜひ興味がある方は渋谷で開催しますので、
覗きに来ていただけたら嬉しいかなと思っております。
とりあえず今は初めて人にプログラミングを教えるっていうところの難しさっていうところに直面しているので、
これはこれで面白いなと思っているっていうお話でした。
これ実際に詳細決まったらご連絡いたしますので、楽しみにしていただけたら嬉しいかなと思っております。
ということで、こんな感じで緊急報告以上になりますので、本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は無重力空間では火、炎っていうのはどういうふうに燃えるのか、
それに関する実験を今国際宇宙ステーションに向かっている星出宇宙飛行士が行う、
そんな宇宙のお話をさせていただきたいと思っております。
皆さんこれ見ましたかね、宇宙飛行士星出さんがアメリカから国際宇宙ステーションに旅立っていったというニュース。
見た方多いんじゃないかなと思います。
話題のSpaceXのクルードラゴンっていうのに乗って宇宙ステーションに向かったわけなんですね。
なんと今回星出さんは半年間国際宇宙ステーションに滞在する予定で、
さらにですね、なんと星出さんは今回の国際宇宙ステーションの船長に任命されているというところで、
06:07
かなりの責任を伴うような職務に就かれるというところみたいですね。
船長としてミッション全体の達成だったりとか、他の搭乗員の安全確保っていうところの指揮を取るらしいです。
実際に海賊船の船長とかそういうような感じではないと思うんですけど、
いわゆるリーダーみたいな形で動くというところで、
日本人の方が国際的な場でリーダーをやっていく姿っていうのはやっぱり感慨深いものがありますよね。
どの立場で言ってるんだっていう話なんですけど。
国際宇宙ステーションに宇宙飛行士が滞在するのっていうのは、
無重力空間でしかできない様々な実験とかっていうのをやるために滞在してるんですね。
単純にふわふわしてるだけじゃないんだぞと。
前回野口宇宙飛行士が言ったときにも、このミッションの内容を話したら結構好評だったので、
今回はそのミッションのうちの一つ、無重力空間で物を燃やすという実験、
こちらについて紹介していきたいと思います。
そもそも無重力空間で炎がどうやって燃えるか、皆さんご存知ですか?
これ一番わかりやすいのがロウソクの例なんですけど、
ロウソクの火っていうのは雫型というか、下が太くて先っぽに向かって細くなってる。
しかも例えば気球とか、ああいうので想像すればわかると思うんですけど、
ああいう熱い炎とかっていうのは上昇気流っていうのを生み出しますよね。
あれは空気が温められて、その温められた空気が上に行ってるわけなんですけど、
その上に行く力によって炎っていうのはああいう先細りの形をしてるわけなんですよ。
ただ無重力になるとあの上昇流っていうのができないんですね。
これちょっと詳しく話してみると、炎がバーッと燃えてると。
燃えてるってことは熱いんですね、その場所が。
その場所が熱くなると空気の中の密度っていうのは薄くなってくるんですよ。
空気の粒がだんだん広がっていってしまうみたいなイメージですね。
なので密度が小さくなる。
これだけだと上昇気流ってのはできないんです。
地球上で炎が燃えて上昇気流ができる理由っていうのは、
そこに重力が加わってこの重い空気は下に、
その引っ張られたところの逆方向に浮力として薄くなった空気っていうのが上に向かう。
それによって炎っていうのは熱が加わると上に上がっていく上昇気流を作るっていう風になってるんですね。
09:08
なので基本的には重力で下に物が引っ張られない限りは上に向かって上昇流ができない。
つまり無重力で火を起こすと上昇気流ができず、
ロウソクの炎っていうのは球体になるんですね。
ぜひYouTubeとかで見ていただきたいんですけど、
何が言いたいかというと、無重力空間では物の燃え方っていうのは全然違うわけなんですよ。
なので今回星出さんが国際宇宙ステーションでやる実験の一つに、
紙だったりプラスチックとかそういったところの素材、アクリルとかですね、
そういったところの物質が無重力空間でどういう条件だったらどれぐらい燃えるのかっていうのを、
酸素の量とかをいろいろ変えたりして実験を行うみたいです。
これ何でやるかっていうと、今後ですね、
昨日例えば火星に人が行けるんじゃないかなんていう話をしたと思うんですけど、
今後やっぱり人間が月だったり火星だったりに向かう機会っていうのは増えてくるわけなんですよ。
そんな中で、そこら辺に使われる素材がどういう対火星っていうんですか。
火にどれだけ強いかみたいな素材の基準っていうのを明確に作ってあげなきゃいけないと。
実際に今、宇宙空間に持っていっていい、人が居住する空間に使われる火に対する性能みたいな数値の基準っていうのが、
1998年とかに作られたかなり古いものみたいなんですね。
この数年で宇宙開発が進んでいるにもかかわらず、基準自体は昔の宇宙が遠い頃のままだったと。
なので今回、教えさんが行う国際宇宙ステーションでの燃焼実験によって、宇宙空間ではこんな素材はOKでこんな素材はダメです。
みたいなものっていうのを、よりフレキシブルな制限っていうのをつけられるような基準値を作る実験を今回は行うそうです。
こういう実験が宇宙ステーションのミッションに取り込まれるっていうところに関して見ると、やっぱり今後人が宇宙に行くっていう機会が増えてきて、
それを見据えた世界中の国の動きっていうのがどんどん活発化してるんだなっていうのをすごく思いました。
なので、宇宙飛行士の方が行っているミッションっていうのは、近々必ず私たちの身近なところにまで迫ってくるような、
12:04
より応用に近い基礎研究っていうんですかね、みたいなものが繰り広げられているので、
そんなミッションについても少し目を向けてみると、少し未来が見えて面白いかもしれません。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。