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2022-07-08 10:43

639. 人工重力を京都と鹿島が作る!?

人間にとって重要なのは空気の次は重力!?

健康被害も指摘される無重量や弱重力空間において、重力を人工的に作る装置を提案!


ソース

https://www.kajima.co.jp/news/press/202207/pdf/6a1-j.pdf


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今回は、京都大学と鹿島建設がスタートさせた、人工重力を作り出す装置、こちらについて紹介していきたいと思います。
今回紹介する技術については、今後、月だったり火星だったりっていうところに人間が住み始める、
そんなところで使われる人間にとって必要だと思われる重力の生成、
そんなお話になっておりますので、未来のお話だと思って、ぜひ最後までお付き合いください。
2022年7月8日始まりました。 佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが649話目を迎えるというところで、明日で650回を迎えるという、
なかなかいい伏し目の回が目の前までやってきているなというところで、今回もスタートしていきたいと思います。
今日紹介するのは、月だったり火星だったりっていうところに人類が移住していく、そんな状況を想定した人工重力施設、
この建設に向けて京都大学と鹿島建設が共同研究を開始したというようなお話になっております。
で、今回のお話は、いくつかポイントがあるなと思っていて、月だったり火星だったりっていうところに、まず人間が生活拠点を移すっていう未来を見据えているという点。
もう一つは、人類だったり生物にとって重力が非常に重要なんじゃないかというようなところに視点を持った研究の方針であるというところになっております。
で、どこからお話ししようかなと思うんですが、まず重力ですね。人類だったり生命にとって重力がどれだけ重要なのかというところになってくるんですが、
重力に関する人間の体に対する影響っていうところの研究は今までいくつかされてきました。
例えば有名なもので言うと、宇宙ステーションに滞在した宇宙飛行士が、よくなる病気の一つとして骨疎症症というものがあります。
こちらはいわゆる骨がスカスカになってしまうみたいな骨密度の低下っていうところを招くような病気になっていて、これが無重力空間に入ると
人間の体っていうのはそういう状況になりやすくなるというような研究結果が出ていたりするんですね。
で、これプラスここに加えてちょっと前に研究結果として、この骨疎症症が
地上に戻ってきた後に、よく回復するのかどうかみたいなっていうところの研究がなされていて、その結果ですね、
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実はその回復度合いっていうのがかんばしくないんじゃないかっていうような研究結果まで出てきたと。
つまり、宇宙空間に行って骨の密度が下がったっていう状況が重力を加える、つまり地上に戻ってくるっていうところになってきたときに、
その骨の状況っていうのが戻らないというところが指摘されてきているんですね。
そういった意味でもやっぱ重力って重要だし、加えてあとは尿路血石、尿管血石っていうような病気も
併発し得るというようなところが報告されていたりするんですよ。っていうところを考えると、やっぱり
重力っていうのが生命にとってどれだけ重要なのかというところが見て取れるかなと思います。
ここに加えて、じゃあ月火星に住む、もう一つのポイントとして月火星に人間が住むっていうところについては、
今まで散々ポッドキャストの中でもお話ししてきておりますが、アルテミス計画というアポロ計画の後継プログラムっていうんですかね。
っていうところが今現在進んでいて、世界中を巻き込む大きな宇宙開発ムーブメントとなっているわけなんですよ。
これによって月面探査っていうところを行って、月に生活圏を作るだったりとか、月表面の探査を加速させるみたいなところがあり、
月を拠点にして次は火星に行こうっていうような、そんなプランっていうのが実際に組まれているという中で、じゃあ本当に人類が移動した、その生活圏を移住させた時に
一体どういう対応策を取るべきなのかっていうところに焦点が当たっているというところで、人類にとって、生命にとって重力が非常に重要だという側面に目をつけ
京都大学と鹿島建設は、月火星での生活基盤となる人工重力居住施設、ルナグラス、または火星だったらマーズグラスっていうものを提案しているんですね。
これはもう本当にざっくり言うと、地球の表面の重力、1Gって呼ばれるんですけど、その1Gっていうのを月面だったりとかっていうので再現するような施設、居住施設っていうのを作ってあげようというところを目論んでいるそうです。
これに加えて、京都大学と鹿島建設の合同の研究で他に目指している部分とすると、宇宙に縮小生態系っていうのを移転するためのコンセプト、コアバイオームと呼ばれるものだったり、
あとは惑星間を移動する人工重力交通システム、ヘキサトラックと呼ばれるものも建設する予定だというところが記載されておりました。
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これによってですね、今回の共同研究っていうのは、今すぐどうなろうっていうよりはコアテクノロジー、革新技術っていうところを高めていって、
将来必ず来るであろう宇宙空間での生活っていうのを一体どうやって支えていくかっていうような未来を見据えた研究テーマになっております。
実際にこの辺りが一個ずつ解消されていくというか、一個ずつ実現していくっていうところについては、またおいおい多分研究の成果だったり実証実験の結果とかは発表されてくると思うので、
その辺りはですね、皆さんにお伝えできればなというふうに思っていたりします。
というところで、こういった感じで民間とそして大学が共同研究でいろいろ未来の宇宙に対して投資していくというところの動きが見えているのは非常にいい流れなのかなと思っているので、
こういった流れっていうのはどんどんポッドキャストでもご紹介していければというふうに思っております。
ということで今回は、月だったり火星の表面に人工重力施設を作る京都大学と鹿島建設の取り組みについて紹介させていただきました。
ということでですね、本題は以上とさせていただいて、緊急報告させていただこうかなと思いますが、
昨日のコラボ会聞いていただけたでしょうか。昨日のゲストはアジア最大級の宇宙ビジネスカンファレンススペースタイドのCXOアドバイザーだったり、
ワープスペース、USでCEOをやってたり、日本ではCSをやってたり、
あとは宇宙飛行士の選抜試験通過中だったりっていう、本当にスーパーマンみたいな男ですね、ヒロ、森博一さんをお呼びしていろいろお話を伺ってたんですけど、
あれの流れからですね、実はこの宇宙話がスペースタイド、宇宙ビジネスカンファレンスですね、メディアパートナーとして選出いただくことになりました。
これはもういつも本当に聞いてくださってる皆さんのおかげだなと思っていて、ポッドキャスト頑張っていって、ポッドキャストが何でしょう、一つ、ちゃんとメディアとして認めてもらえたみたいな、
そういうような側面をガンと出せてるんじゃないかなと思ってます。なんかポッドキャストってやっぱりまだ日の目を浴びないメディアみたいな雰囲気がちょっとあったりするんですよね。
YouTubeとかそういう動画メディアに比べたり、昔からある文字のメディアに比べたらなかなか人がまだ集まってきてない状況だったりはするので、
そういったところに一つ一つ実績を積み重ねていくっていうのが、一つ今の僕の目標でもあったりする。
で、そういった積み重ねの最終ゴールとして日本一位を取るみたいなところに繋がってくるかなと思ってるので、
こういったところはですね、どんどんどんどんチャレンジしてやっていきたいなというふうに思っております。
ということで、僕自身もSpaceTideを参加させていただくことになっているというような状況になってまいりました。
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で、もう一つですね、こちらも明日、明後日の放送会についてのお話なんですが、なんとこちら、さらにゲストをお呼びしております。
土曜日、日曜日、7月9日、7月10日のゲストは、なんと大人気宇宙系YouTuberの
宇宙ヤバイチャンネルっていうのを運営されているキャベチさんを迎えます。 これ、宇宙好きの人はもしかしたら結構知ってるんじゃないかなと思うんですが、
宇宙って言って、YouTubeの中で調べたら出てくるような方なので、
そのぐらいの応募書がとうとうPodcastに登場してきてくれるという、かなり嬉しい回となっております。
で、結構、なんて言うんでしょう、話も弾んだなっていう感覚もあって、なかなか面白い劇になっていると思うので、この辺りはちょっと楽しみにしていただけたらというふうに思っております。
そんな感じで、7月、8月っていうのは結構積極的にゲストの方を呼んでいったり、
あとはコラボ収録だったりをして、どんどんどんどんPodcastを知っていただける機会作っていこうかなと思っておりますので、ぜひ皆さん応援していただけたら嬉しいです。
ということで、今回の放送は以上とさせていただきます。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの横にあるレビューよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問はTwitterのハッシュタグ宇宙話、またはSpotifyアプリのQ&Aコーナーから匿名で質問いただけるようにしてありますので、
ちゃんちゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。良い週末をお過ごしください。さようなら。
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