1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回はフィンランド初の宇宙スタートアップが世界中で注目度を
かっさらいまくっている、そんなお話をしていきたいと思います。 今回ピックアップするのはフィンランド初の宇宙スタートアップ
ICEYEですね。 このICEYEがなんとオーストラリアだったりガーナだったり
いろんな国から需要をかき集めている、そこで使われるのは宇宙からの監視の目です。 その目を使って災害対策に生かそうとしている各国の取り組みだったり
どういう仕組みで災害を検出できるのか、そのあたりをお話ししておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話
2023年9月19日始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1076話目を迎えるというところになっておりまして
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
前回は、実は2023年は記録上過去一で地球が熱かったと
NASAが警告を出しているっていう話だったりとか、その前はクリズムっていうX線天文衛星の
これまでとこれからっていうところの今後のお話をメインにさせていただいたりとか あとは宇宙人探す話、ダークマターの話、いろいろ最近はしているので
ぜひねそちら楽しんで聞いていただけたら嬉しいです。 面白かったらぜひフォローしてください
ということでじゃあ今回の本題ですが、今回はフィンランド初の宇宙スタートアップ アイサイの勢いがやばいというタイトルでお話ししていきたいと思います。
今回のこの音源、最近よくやってるんですけど、ツイッターのスペースで公開収録をしながら行っております。
ぜひですね、最新情報を聞き逃さないようにしたい方はツイッターのフォローもよろしくお願いします。
でですね、フィンランド初の宇宙スタートアップ アイサイ、皆さんご存知でしょうか。
アイサイっていうのはアイスっていう英単語がありますね。 ICE そしてメっていう単語がありますね。
アイ。これらを組み合わせた造語みたいな感じで記載されるのがアイサイ。 あとはアイスアイっていうふうに呼ばれたりもしますね。
これどっちが正解の読み方なんだろうっていうのは、ちょっといつも悩んでしまう部分ではあるんですけど、
このアイサイ、アイスアイどっちがいいかな、アイサイでいきましょうか。 アイサイはどんな宇宙スタートアップなのかっていうところで言うと、
冒頭に話した通りフィンランドの、すごいなんか口笛なっちゃった。 フィンランドの宇宙スタートアップになります。
で、どんなことをしているかっていうと、合成開口レーダーと呼ばれる、通称サー衛星ですね。
SAR衛星の製造から保守、運用、衛星画像の高度な解析っていうところまでを一貫して行う、本当に
技術力の高い宇宙スタートアップというようなところになっています。 このサー衛星って何なのかっていうと、
地球を観測する人工衛星にも実は2種類あります。 1種類目は単純に僕たちが例えばスマートフォンとかで人の顔の写真を撮ったりとか風景の写真を撮ったりするような、
いわゆる普通のカメラでカシャッと上空写真を撮るようなもの。 これがなんとなく一般的にイメージできる衛星画像って言われるものですよね。
ただ、もう一つあって、それが今回注目したい合成開光レーダーって呼ばれるものです。
通称SAR衛星。 で、これ何かっていうと
人工衛星から電波を地上に対して飛ばして、その跳ね返ってきた電波をキャッチすることによって地面の凹凸だったりとか
高さの高低差だったりっていうのを検出できるっていうのがこのSAR衛星の特徴になります。 そうすると何ができるかっていうと、代表的な例で普通の写真とSAR衛星、
合成開光レーダーっていうものを使った時の違いっていうのは、 例えば雲に覆われている状態の時でも地上をしっかりと観測できる
っていうようなところの特徴ですね。 雲がかかっている状態で地面の画像の写真撮ろうと思っても雲に遮られてしまうじゃないですか。
それに対して合成開光レーダー、SAR衛星を使うと電波はその雲には反応しないで地面に対して届いてまた跳ね返ってきたものをキャッチできるというようなところでモニタリングの性能がやっぱりいいんですよね。
っていうようなところの特徴があったりとか、 あとはその電波をぶつけた時の跳ね返りの様子っていうところからいろんな状況を知ることができるっていうのが、
この合成開光レーダーの特徴として挙げられている部分です。 ここが結構こう
人工衛星で地球を観測するってなった時によく使われるものの一部としてまあここらへんは 語られる部分が多いですね。
でそんなSAR衛星の製造、保守、運用、画像分析っていうところをがっつりやられているのがこのアイサイ、アイサイっていうような会社です。
でこれでもまあ地球の表面を観測するっていうところになって、 じゃあどうやって観測するのかってなるとやっぱりこう
一台でどうにかできるのかっていうと 難しいですよね
そう難しいと思うんですよ。なぜならだって地球って本当に大きいじゃないですか。ものすごく当たり前のこと言ってますよ。
地球って大きいですよね。地球って大きいから人工衛星1個飛ばしたくらいで地球ってカバーできないじゃないですか。
まあせいぜいなんか一箇所というかその人工衛星が見れるとこしか見れないと。 でそういう人工衛星の難点というかウィークポイントみたいなところを補う方法として
最近よく使われているのがコンステレーションって呼ばれるものですね。 コンステレーション
人工衛星を複数飛ばして、その複数飛ばした人工衛星を組み合わせることによって 大きな仕事をなしていこうというようなところを目指す衛星の立てつけですね。
これ代表的なので言うと宇宙話でもよく紹介している SpaceX のスターリンクとかもいわゆるコンステレーションって呼ばれるものですね。
で、この EyeSci は今2023年の9月19日時点では 人工衛星、打ち上げた衛星の数っていうのがこれ27個。
これ6月、2023年の6月の EyeSci のプレスリリースを見ているので一番最後のところに
EyeSci Has New Developed Deployed 27 Satellites って書いてあるので2018年から27個の人工衛星をデプロイしているというような状況で
その中にはさらにプレスリリースの中にはアディショナルで4つのサー衛星を2023年のうちに打ち上げていこうとしているっていうところがあって
なので2023年の間には順調にいけばプラス27たす4で31個の人工衛星、サー衛星が EyeSci のものが軌道上に乗っていくというような形になりそうですね。
で、これ6月に打ち上げたものについては SpaceX のロケットに乗せてっていうところになっていて
これが一応今世界最大級のサー衛星のコンステレーションになっているというところがこの今 EyeSci が世界に対して持っているポジションですね。
ただこれだけやっぱ打ち上げられるっていうところにはそれだけ需要があってそれだけ投資家たちからの期待っていうのを背負っているというようなところで
これ2022年、去年の話なんですけど、シリーズD っていうスタートアップって投資家からの資金調達とかっていうのも行うんですけど
そういった中でシリーズD、段階としては結構後半のところになってきた中で、そのタイミング2022年の2月のタイミングで
大体160億円ぐらいの資金調達をしたというふうな報道がされています。 すごいですよね。で、しかもこれこのタイミングでの資金調達1回で156億円で
こういう国のプロジェクトとかでロケットの失敗で出遅れてしまったところを、じゃあ例えば技術は持ってるから、今後サー衛星は自分たちで打ち上げますと。ってなったときに、それまでの間、愛妻にお願いして、日本もやっぱ洪水とか自然災害多いじゃないですか。で、たぶん天気に左右されずに地震とかが起こったときの災害支援っていうところもできると思うんですよね。
っていうところを考えると、もしかしたら導入っていうのは可能性としてはあり得るんじゃないかなっていうふうに思ったりもするというようなところだったりするのが個人的な意見ですね。
ただ、これからどんどんどんどん衛星の数も上がっていって、で、ソリューションを提供していくものも精度がどんどん上がっていってってなると、愛妻の注目度これからも上がってくるんじゃないかなと思います。
フィンランド初の宇宙スタートアップが、これから世界中でどういう注目度をさらに高めていくのかっていうところ、本当楽しみでしょうがない部分だったりもするので、
あとやっぱり宇宙から災害を支援するっていうところは、僕は結構ずっと気になる分野ではあるので、
引き続き何かね、面白い情報が出てきたときには紹介していきたいなというふうに思っておりますので、皆さんもぜひ楽しみにしていただいたり、
愛妻っていう言葉、アイスっていう氷のアイスに対して目のアイですね。これがどういう由来なのか僕は知らないですけど、
そういったところのニュース、もし見かけたらちょっと読んでみたりするの面白いんじゃないかなというふうに思っております。
ということで、今回の本題は以上になっております。もう完全に僕が調べたかった内容を改めて調べてみたっていう感じで、
なかなか今日は面白かった、個人的には満足度の高い調査収録だったなっていう感じをしております。
本題は以上になっていて、お知らせとしては繰り返しお話ししてますが、Amazon Music で科学系ポッドキャストを聞くとなんと、
Amazon ポイント300ポイントがもらえるキャンペーン実施しております。 こちらですね、Amazon Music のアプリダウンロードして、
持ってるかなと思うんですね、割と。 で、ポッドキャストのページ開くと一番上にバナー出てるんで、こちらから聞いていただけるといいんじゃないかなと思います。
宇宙話の過去のエピソード聞くだけで300ポイントもらえたりするし、あとはね、これ10エピソード以上聞くと、
抽選で1000ポイントもらえる人もいるとか、いないとか、いるらしいですね。 なのでそちらも是非ね、あの楽しめるポイントかなと思うので、
宇宙話の過去を聞き逃しているものを聞いたり、あとは僕がやっているもう一つのチャンネル、隣のデータ分析屋さん、こちら聞いていただくのも面白いかなと思っておりますので、
ぜひ皆さんよろしくお願い致します。 ということで、今回は以上にしていきたいと思います。
あ、そうだ、これ9月19日に公開なんですけど、9月19日なんと僕、オンラインセミナーやってます。
無料で公開されるものになってるし、オンラインなので、ぜひ皆さん気になる方は覗きに来てみてください。
ポッドキャストとかも使った、ちょっとした転職こんな感じでした、みたいな話をさせていただく回になっております。
ということで、概要欄にいろいろ貼っておくので、皆さんチェックしてください。 今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、
こちらからレビューいただけたら嬉しいです。 番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話、
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