1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1073. NASA、本気で宇宙人探す..
2023-09-16 19:47

1073. NASA、本気で宇宙人探すってさ【UFOじゃなくてUAP】

本編の中で構成は明らかになっていないとかいったけど、してたみたいでした笑


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ソース

https://science.nasa.gov/science-pink/s3fs-public/atoms/files/UAP%20Independent%20Study%20Team%20-%20Final%20Report_0.pdf

Credit : NASA

00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、NASAが本気でUFO、宇宙人見つけに行く、そんなプロジェクトチェームを作ったお話をしていきたいと思っております。
今回のお話は、すごく、なんて言うんだろうな、疑わしい話ではなくて、NASAがどれだけ本気でUFO、宇宙人探しに行こうとしているのか、
その具体的な方法は何なのか、NASAから出た30ページから40ページにもなる、このレポートを見ながら、一体どんなこと、
公開されているのか、その辺りをお話ししていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1, Ignition.
Space to a black hole.
Japan to a black hole.
佐々木亮の宇宙話。
2023年9月16日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1073話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトル、ぜひね、その辺りから聞いていただけたら嬉しいです。
昨日は、みんな大好きなダークマターを観測することに成功したんじゃないか、そんなお話だったりとか、
その前は人工衛星の心臓ともいえるスラスターに関するお話とかね、結構幅広くそれの前とかもお話ししているので、
気になるエピソード1つ、タイトルから選んでくれたらいいんじゃないかなと思っております。
毎回編集なしでぶっつけ本番で撮っているので、内容のクオリティはご愛嬌というところになっております。
ということで、じゃあ早速今日の本題に入っていこうと思います。
今日は、昨日も予告しましたね。
NASAが本気で宇宙人を探しに行くらしい。
そんなお話をしていきたいと思います。
これね、結構、なんかこんな大がかりに出すかっていうぐらい、もうすごい勢いで発表されたんですよ。
これ発表されたのが、今日これ放送しているのが、2023年の9月の16日。
で、これNASAから発表があったのは、2023年9月の14日、日本時間で言うと夜の23時とかですね。
で、NASAから発表された、もうがっつりとしたレポート、そしてチーム設営の資料っていうのがバーってあって、
03:00
これすごいページ数あって、なんか、あ、でもそんなことないか。
30ページ、40ページぐらいか。っていうようなところになってますね。
この、じゃあレポート、一体何が書いてあるのか。
タイトルが、NASA Unidentified Anomalous Phenomenaで、インデペンデントスタディーティームレポートというところで、
これまず、今日のお話、そしてNASAが、地球外生命体だったりとか、未確認生命体とか、そういったとこ、諸々を含めて、
これ、今までだったら、ね、飛行物体をUFO、Unidentified Flying UFO、オブジェクトか。
ですよね。ってなったんですけど、もう全部を総称して、UAPと略すと、UAP、Unidentified、未確認のアノマロス。
まあ、アイデンティファイト、で、アノマロスがなんか、変なみたいな意味でしたよね、確か。
で、フェノメナが減少というところで、それを略でUAPと呼んでいくというところで、
今回のレポートに関しては、基本的に全部、それらがUAPとして報告されてる。
日本語にすると、未確認異常現象ですね。
UAPっていうところで、それを専門に研究するチームっていうのを、NASAが立ち上げたというようなところで、
これ、NASAが立ち上げるっていうところに意味がありそうなんですよね。
NASAが立ち上げるっていうことは、ちゃんと科学的に、その未確認異常現象、UFOだったり、UMAだったりとか、
ああいうのが包括されるような部分っていうのを、しっかりと科学的に解明していこうというようなところの調査チームっていうのを立ち上げたっていう、
まあ、そういう感じですね。
これがまあ、大々的に発表されたっていうところと、あとは、これね、タイミングが良かったのか悪かったのか、
みんなきっとニュースで1回は見たんじゃないかなと思うのが、これメキシコ会議。
メキシコ会議で、ナスカの地上への近くで、なんとこれ、地球外生命体のミイラが出たって話ありましたね。
あれに関しては、一緒に論文が出ていたとか、そういうところはあんまりちゃんと確認できていないので、
なんとも言えないところはあるんですけど、それが日本の9月13日に出ちゃって、
で、それの前からNASAが予告してたんですよ。地球外生命体というか、今回の言ってたUAPですね。
06:00
未確認異常現象に対する報告をしますというようなところを出していて、
おっと思ってたら、メキシコ会議にちょっと横槍を入れられたみたいな、そんな感じになっていたというようなところだったんですけど、
こっちは結構ガチで、国のプロジェクトの一つとして大々的に出したっていう感じですね。
これ、宇宙の、それこそ調査とかっていう名目でいくと、
連邦航空局だったりとか、あとはアメリカの軍もそうですね。空軍とか、そういったところの中でも調査チームとかっていうのはいろいろ立ってきていて、
宇宙への進出の仕方っていうのはアメリカ政府ぐるみでどんどんどんどん出てるじゃないですか。
そんな中でちゃんとNASAの研究チームっていうのを立ち上げていくっていうところが、今回多分注目のポイントなんですよね。
で、その中でじゃあどうやってこのUAPを探していくのか。
未確認異常現象を確認していくのかっていうところになるんですけど、
これがね、なんか結構ちゃんと資料を読んでいくと、うん、現実的なラインで攻めてきているなっていう印象でした。
どういうことかっていうと、例えば、今ってもう宇宙空間から地球を観測するっていうのは結構高頻度で、そして高い精度で行われてきているじゃないですか。
しかもそれは政府の観測機器だったりもそうだし、民間の観測機器だったりそうだしっていうところで、
もうとにかく幅広く宇宙から地球を眺めるっていうことはしてるんですよね。
で、じゃあ例えばUFOってよく見られるじゃないですか。よく見られるっていうか、UFOの報告霊ってあるじゃないですか。
そういうのって地球の空間内で発見されてますよね。
つまり、宇宙から地上を観測しているデータに映ってもおかしくないっていう目線で研究の仕方とかが提案されてるんですよ。
で、特にパイロットだったりとか航空管制官だったりとか、あとは航空専門スタッフからの報告っていうのはなんと年間で10万件寄せられてるらしいんですよ。
UAPに関する、それに類する報告っていうのが。で、これも実際にNASAのこのリポートの中に書いてあるんですよね。
で、それが年間で10万件寄せられてると。10万件って相当じゃないですか。
で、これだけ報告が上がっていればやっぱり無視できないだろうっていうところもあるし、この10万件があるからこそ狙えるものもあるだろうと。
そして、この航空関連の活躍をしている人たちっていうのも、結局は地上からだったりとか飛行機からものを見てるわけですよね。
09:10
ってことは、やっぱり地球の空間の中で確認できるところに、このUAPとか地球外生命体がもたらした何かしらっていうところがいると。
で、そうしたら、じゃあそれに対して明確ないいアプローチとしては、やっぱり宇宙空間から地球を観測している。この地球を観測しているデータっていうのを使ってあげることが一番いいんじゃないか。
っていうようなところがリポートの中に書いてあります。で、NASAにはこれまで計画中のもそうだし、既存のものも地球を観測するものがある。
そして民間のリモートセンシングのものもあると。で、NASAのこのレポートの中では、政府レベルで持っている地球観測のものだと分解の、つまりこの目の良さっていうところがUAPを区別するにはちょっと目が弱すぎる。
一方で民間が持っているリモートセンシングの衛星たちの持っている目っていうのは、逆に空間分解能って言われる視力がものすごくいいから、これだったら確認できるんじゃないかというようなところで、それらを組み合わせてデータの分析をしていけばいいんじゃないかっていう風なところが提案されていたりします。
で、その中でどういう方法がいいかっていう具体的な方法も実はね、提案されていて、どうやって既存の科学分析技術を使っていくのか、で、新しくどういう技術を開発していくのかっていうような一種Q&A方式みたいなものも記載されているんですよ、レポートの中に。
そうするとね、ここで注目されているのは人工知能AIと機械学習、マシンラーニングを使って、膨大なデータセットの中からある得意なデータっていうのを、つまり異常検知みたいな形でデータを取得していくっていうところが提案されています。
これどういうことかっていうと、これも結構実は理にかなってるなって僕は思ったんですよ。
どういうことかっていうと、こういうAIとか機械学習を使って異常検知をするっていうのは、今一般的に社会でも使われている分野の一つなんですよね。
何か大量のものの中から異常を見つける、大量の人の中からウォーリーを探すみたいな、そういった能力って結構AIの得意とする分野の一つなんですよね。
その得意とする分野の一つである異常検知っていうのをUFOだったりとかっていうそのUAPの発見に使っていくっていうところが提案されています。
12:08
地球を宇宙から観測していくそのデータっていうのは、普段は地上が見えたりとか海が見えたりとかっていう通常の状態があって、それに対して普段だったら見つからないようなものがなぜか映り込んだときにAIとかを使って異常検知をしていく。
それによってUAP、未確認異常現象っていうのを発見していこうとするっていうようなところが提案されていましたね。
っていうような感じでレポートの中には結構具体的な提案も多くあって、ほーって思えるような部分が多かったです。
ただ、これってアメリカ、いくらロマンを追い求めるアメリカとはいえ、宇宙人だとかUFOだとか、そういったところの研究をする人っていうのはバカにされがちらしいんですね。
で、なので、その専門的に取り組む人たちのチーム、今回16人の専門家からなるチームっていうのが作られるらしいんですけど、その内訳っていうのは一部しか公開されてなかったりするっていうところもあるらしくて、
なんかこう、ね、先駆者笑われるじゃないけど、あいつあんなことやってるぞみたいになる人が、実は最終的にはなんか大きい成果を残すとかね。
まあでも、このUAPとかに関しては、いくら新しい発見をしても、なんかこう、まゆつばというか、信用されないみたいなところっていうのは、なんか今回、例えば、専門家として入ってる人たちが生きてる間とか、数十年じゃないですかって言うて、
その間では、たぶん理解とかリテラシーっていうのはそこまで作られないんじゃないかなっていうのは思いますね。
あとはやっぱこういうのってNASAが作ると自作自演とか言われるじゃないですか。
だから、その辺りはどうやって信用を勝ち取っていくのかっていうところが、まあ重要なポイントになってくるんだろうなと思いますね。
ただまあ、NASAも全然バカではないので、全然バカではないっていう言い方もあれですけど、NASAもバカじゃありません。
なので、どういうふうにその発見を担保していくのかっていうところの目線、ちゃんとレポートの中に残ってました。
で、ここで提案されている、みんなからの信頼を勝ち取りながら、新しい発見をしていく方法として、データをオープン化すると。
これね、科学的には結構重要なことで、何かっていうと、科学成果をまとめた論文っていうのは、いわばレシピなんですよね。
料理のレシピと同じで、その論文を見て、同じことをすれば、同じ結果が得られるっていうところが重要になってきます。
15:10
なので、データを全部オープンに管理して、そのオープンなデータの中から、こういう手法で、こういうふうに見つけたから、これだけの確率でUAPを発見した。
Unidentified Anomalous Phenomenaですね。
未確認異常現象っていうのを発見したっていう報告ができるようになると。
そうすると、こういう社会的な信頼っていうのが一定ありつつ、公式の発表として出せるようになるっていうところが、この研究としては重要なポイントになってきて、
ちゃんとデータの公開、オープン性、透明性のある報告、厳密な分析、そしてシチズンサイエンス、市民が参加するような研究として広げていくことで、理解を深めていこうとしているというようなところになってます。
ここがどうワークしていくかっていうところは、これからの見どころにもなってくるし、これでだってUFO、科学的に見つかったことが証明できましたとかっていうふうになったら、めっちゃ面白いじゃないですか。
だから、そこはやっぱり笑うみたいな感じではなくて、NASAのまっすぐと取り組む姿勢っていうところに期待していきたいなっていうのが、僕の個人的な思いとしてはありますね。
そんな感じですね。
まあでもとにかく、今回この日本時間で言うと、現地の2023年9月14日に発表されたレポートですね。もう一回読み上げましょう。
NASA Unidentified Anomalous Phenomena Independent Study Team Reportというところで、これからはもうUAPがスタンダードですね。
UAPに対する独立研究チームレポートというようなところになっているので、これから来たいというようなところになっております。
そのうちJAXAとかにもできないですかね。税金の無駄だとか言って怒られるのかもしれないですけど、なかなか面白い取り組みだなと思って今回は紹介させていただきました。
とにかく宇宙話で紹介するのは、こういうちゃんと正式に発表されたレポートだったりとか、科学的な研究成果、論文とかがついたものについて紹介するようにしています。
だからメキシコ会議で発見された本当なのかどうかわからない宇宙人ミラーみたいなのは、論文が出たら紹介していこうかなと思っておりますので、ぜひ皆さん楽しみにしておいてください。
ということで皆さんはどっちですか。NASAの今回の研究チーム発足っていうところと手法とか、そういったところ面白そうだなと思うか、また何か企んでるんだろうなってちょっと会議的な目で見るか、ぜひ皆さんの意見聞かせてくれたら嬉しいです。
18:13
ということで今回の本題は以上にしていきたいと思います。連日のお話になりますが、Amazon Music で今、科学系ポッドキャストを聞くと、なんとAmazonポイント300ポイントプレゼントのキャンペーンを実施しています。
期間中に8エピソード以上聞くとAmazonポイントをもらえるような仕組みになっておりますので、詳しくはAmazon Music のポッドキャストページをご覧になってください。一番上にバナー出てますね。
あと来月、来週ですね、9月の19日火曜日に僕がポッドキャストも含めて、実は転職うまくいったいろいろ諸々の話、キャリア形成の話をオンラインセミナーで登壇させていただくことになってます。
こちらもね、僕の普段の仕事の話とかもちらっとできるかなと思うので、宇宙以外の部分も興味あるなって人は概要欄のリンクからぜひ申し込みしてみてください。完全無料になっているオンラインなので、誰でも聞けます。
ということで、今回の放送は以上にしていきます。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話、またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
19:47

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