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2020-11-22 10:00

44. AIが明らかにした若い星の爆発が惑星に与える影響のハナシ

星がどうやって生まれるかご存知ですか?

生まれたばかりの星って、実は太陽とかよりもアクティブなんおご存知ですか?

AIが天文学にも浸透してきているってご存知ですか?

星の赤ちゃんに関する、ちょっと未来っぽいお話です。


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AIの詳しい構造が知りたい方はこちらのnoteへ↓

AIが明らかにした若い星たちのやんちゃな一面

https://note.com/ryo_sasaki/n/nf8b227de7521


元論文

https://arxiv.org/abs/2005.07710


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けするこちらのポッドキャスト。
今回はですね、最新の研究で、AIを使って若い星の爆発現象であるフレアというのを調べてあげた。
さらに、その周りにあるであろう惑星にどういう影響を及ぼすのかというところを研究した論文が出ていたので、そちらをいつも通り噛み砕いて皆さんにお届けしたいなと思います。
で、恒例の近況報告というか、今日どんなことをしていたかというところもちょっと話すと、今日はですね、休みの日ということでちょっと散歩をしつつ頭をリフレッシュして、
で、時間がかかりそうな平日いろいろアウトプットして研究成果を出さなきゃいけない中でできないようなゆっくり計算をするみたいなところだったりっていうのを
今日はゆっくり取り組むことができて、ほとんどうまくいって、あとは計算結果とかを資料に落とし込まないといけないなと思っているところでございます。
あとは近所にちょっといいカフェを見つけたりして、ここだったら平日とかもゆっくり過ごせるなぁなんて思ったりしておりました。
ということで、比較的作業とかは結構していて、休みの日とかも結構作業するのであれなんですけど、YouTubeの動画も明日上げれそうだなっていうのがあったりとかで、
今日しっかり編集していたので、いい休日を過ごせたかなと思っているところでございます。
そんな感じで今日1日過ごさせていただきました。3連休皆さんどんな感じで過ごしているんですかね。
明日もお休みの方多いと思うので、ゆっくりやって、明後日からのお仕事に備えていただければいいかなと思っております。
一緒に頑張りましょう。
ではですね、実際に本題に入っていきたいと思います。
今日は最初に話した通りAI、人工知能っていうのを使って、若い星からの爆発現象、フレアと、
あとそれの周りで周りにいるであろう惑星とかの話っていうのをしていきたいと思いますね。
最近、自然科学というか天文学の方にも結構AIの波っていうのは来ていて、ちょくちょくこういった論文というのは見かけますね。
今回研究の対象にしているのが若い星。どんぐらい若いかっていうと、今回見たいのは8億歳以下の若い星ですね。
これどうなんだろう、皆さんピンとくるか微妙なところだと思うんですけど、太陽の年齢ご存知ですかね。
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太陽の年齢はだいたい今46億歳って言われているので、それに比べたら8億歳なんて本当にぺいぺい中のぺいぺいですよね。
そこで起きる爆発現象、フレアと呼ばれるものを見ていくんですけど、太陽でも起こっているこの爆発現象であるフレア。
このフレアって太陽の表面で起こると地球に影響を及ぼしたりっていうところでかなり危険だっていう話は結構こちらのポッドキャストでも何度かさせていただいていると思うんですね。
それに比べて10倍とか20倍とか10倍とか100倍とかいうような規模のフレアっていうのが結構こういう若い星でも見られると。
若い星の方が活発な傾向があるっていうところがあって、なのでこういうふうにフレアの現象がよく見かけられるんですね。
天文の観測的にこのフレアっていうのがどうやって見えるかっていうと、単純に明るさの変化を見てあげるといきなりバンと明るくなるっていうようなところがあるので、
その星の高度変動みたいなのをしっかり捉えていこうっていうのが今回の研究ですね。
星っていうのがどうやってできるのか、これ昨日紹介した、昨日YouTubeにも上げた動画で紹介してみたんですけど、実は皆さん多分星がどうやってできるかってあんまりピンとこないと思うんですね。
星っていうのは宇宙の中っていうのは水素でできたガスであったりとか、あとはなんか塵であったりとかっていうのが結構うじゃうじゃしてるんですよ。
それが一様に広がってる、まんべんなく広がってるってわけでもなくて、ある場所にはすごいいっぱいその塵とかガスが溜まっていたりっていうところが存在して、
そうするとその塵とかガス同士がちょっとずつお互いの重力とかでくっついていくと。
その塵とかが大きくなった集合体が星ですね。
その星がどんどんくっついていくと最終的には巨大な重力を持って、その重力によって中心で核融合が発生するみたいなイメージです。
なので今回言ってるその若い星っていうのは結局はそのガスの中に存在するできたばっかりの星なので、結構周りにもそのガスとかがまだうじゃうじゃ残ってる状態の星を今回イメージしていただければいいかなと思います。
今回使う、今回どういう星、その8億歳以下の星をどれくらい使うかっていうと、なんと3200個ですね。
宇宙にある3200個の8億歳以下の星っていうのをピックアップしてあげて、それをAIのプログラムにかけてあげると。
実際にそういう星から爆発現象が起きるっていうのはなんとなくわかっていることなので、そこはあまりどうせ見つかるだろうとフレアっていうのは。
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なので簡単なAIっていうのを組んであげて、その爆発現象を見つけてあげると。
この詳しいAIとかの構造とかが知りたい方がいたらですね、ノートでもちょっと解説しているのでそちらのリンク貼っておきます。
ちょっとこの話、興味ない人が聞くともう嫌になって聞くのやめちゃうと嫌なので、ここでは飛ばさせていただきますね。
AI、結局は人間が見るよりも機械が見つけてくれるから非常に効率がいいというところでAIの活用が最近進んでいて、今回の研究によって17,500発の爆発がAIによって見つかりました。
そもそもそんな3000発とかの星をカバーするってのは難しいので、それもまず機械がやってくれると嬉しいと。
さらに今回はその中から17,500発ものフレアを見つけられる。
これも人の目でやってたら一生終わらないぐらいの量なので非常に助かるというような感じですね。
今回そういう星たちが爆発を起こした時に、惑星があったらその惑星の大気ってどうなってしまうんだろうっていうのが数値的なシミュレーションで計算されておりました。
そうすると私たちがこの太陽の近くで普段過ごしているこんな感じの生活にフレアっていうのはやっぱり危険度が高いと。
フレアはいろんな物質を吐き出すんですね、星から。
そうするとその物質が私たちの地球みたいな惑星に当たってしまうと、その表面の大気が剥ぎ取られたりとか、
あとは変な電気を起こしたりとかっていうような危険性を秘めていて、
今回この若い星が起こす10倍とか100倍とか太陽よりも巨大な爆発っていうのは結構な被害をもたらす可能性が指摘されました。
どのぐらいかっていうと惑星も結局は岩の塊でその周りに大気みたいなガスとかっていうのをまとってると思うんですけど、
この最初の10億年、惑星ができて最初の10億年で惑星が持ってる表面の大気の多くて10%ぐらい、
4%から7%ぐらいがこの若い星のフレアによって剥ぎ取られてしまうっていう結果が出てるんですね。
なのでこれ最初の方にそういう大気を剥ぎ取るっていうような現象が起こった中でも、
まだ生命が生き残っていけるような大気を残しておける星っていうのが、
今後宇宙人とかを見つけていくような研究につながっていくのかなっていうような妄想を膨らましてくれるかなり面白いお話だったと個人的には思っております。
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ということで今回は結構最新の研究っていう感じですね。
AIと宇宙っていう組み合わせで若い星の研究なおかつ惑星の研究まで進んだっていうこんな研究を紹介させていただきました。
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番組の感想質問等もお待ちしております。
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こういったポッドキャスト毎日更新してますので興味のある方はぜひ明日も聞いてください。
では良い週末をお過ごしください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
10:00

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