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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします、こちらのポッドキャスト。
本日はですね、太陽が地震を吹き飛ばす現象が、他の星でも見つかったというお話をしていきたいと思います。
こちらですね、昨日ちょっと導入でお話しさせていただいたみたいに、太陽の表面で爆発が起こったときに吹き飛ばされる、太陽地震の土質みたいなものがあるんですけど、
それの現象っていうのが、とうとう他の星でも見つかったのかというようなお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
早速、毎日恒例の活動報告、緊急報告みたいなものになりますが、
今日はですね、もう完全にオフというような感じです。
っていうのも、本当にめっちゃ寝ましたね。
っていうのも、論文が実際に落ち着いたのが今週というか先週の月曜日で、
何だかんだでそこから書類作業とかいろいろあって、
1日ゆっくりできた日もあったんですけど、目の奥の疲れが取れないみたいな、眼球の奥がギュッとしてるような感じで、
頭も若干痛いなみたいなのが残っていたので、すごい寝れば治るんじゃないかなと思ったら治りました。
そんな感じで今日はちゃんと体調をがっつり整えにいけた1日かなと思っているので、こういう過ごし方もありかなと思っておりますね。
そんな感じで今日はちょっとあまりSNSとかも更新せず、ブルーライトに目を当てないようなゆっくりとした生活を過ごせて、
まあよかったなと。あとは本読んだりとかですね。そんな感じで過ごしてました。
こういう何も発信してないとか何も研究してないっていうような報告って多分あんまりする日がなかったので、意外とこういうこともする人間です。
今日は1月24日の現在23時28分になるんですけど、あと30分したら誕生日を迎えて無事27歳になるといったような感じですね。
まあここまで研究いろいろがつり進めてきて、27歳まで一応まあいろいろ給与とかもらいつつ研究員とかやりつつやってますが、
一応学生という称号も目の前で終わるといったような感じになっているので、結構27歳いろいろ環境が変わるような気がしております。
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なので引き続き皆さん応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。このポッドキャストもガンガン伸ばしていきたいんで、お友達とかに伝えていただければ嬉しいです。
一人が一人に対して紹介してくれたらそれだけで最高のプレゼントになるので、ぜひよろしくお願いします。
はい、そんな感じですね。では早速本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、太陽が自分自身を吹き飛ばす現象が他の星でも見つかったっていうお話をしていきたいと思いますね。
これもし導入の部分ちょっと気になるなと思ったら、昨日のポッドキャストの後半聞いていただければ嬉しいなと思うんですけど、
太陽でも見つかっているような爆発現象、フレアって呼ばれるものがあるんですね。この太陽フレアと似たような現象っていうのが他の光勢でも見つかっています。
こういうのを一般的に光勢フレアって呼ぶんですけど、太陽フレアっていうのは今まで見つかってきた中で最大級のものが発生したときっていうのは
そこで飛ばされる、その爆発の衝撃で飛ばされる物質によって地球にすごい悪影響を及ぼしたっていうような歴史もあるんですね。
これが1980年代に発生した巨大フレアによる大定年ってやつです。
そんなことがあるので、やっぱりこの大きい爆発が起きて、それに伴って質量がたくさん放出される、太陽自分自身の体の一部を吹き飛ばすっていうような現象があるんですけど、
この物質を吹き飛ばすコロナ質量放出という現象ですね。これが実際に他の星で見つかっていなかったんですよ、これまでに。
っていうのも、これはもう人類がたどり着いている技術力の限界みたいなところに結構近くて、望遠鏡の性能が良ければ、もしかしたら吹き飛ばされている物質っていうのを直接見て、
飛んでるなっていうのがわかるんですよね。ただ、それはできないっていうのも、星って結局点でしか見えてないじゃないですか。
月とか太陽とかってその姿が確認できるのは、そんなに大きくなくても近くにあるから、その姿っていうのが確認できる一方で、他の星っていうのは基本的には何光年も離れてたりするので、
そうするとどうしても姿を見えない、ただの点でしか見えないといったところですね。ただ姿が見えないけど吹き飛ばされている物質があるかどうかを確認したいというところで、
知恵を絞った結果、一つの科学的な効果っていうのに注目したんですね。それがドップラー効果と呼ばれるものです。
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これご存知ですか、ドップラー効果。高校の物理とかまでやってたら何となく聞いたことあるかな。高校の理科で習うと思うんですけど、そうではなく、
簡単に言うと救急車とかが自分の横を通り過ぎるとき、猛スピードで近寄ってくるときのサイレンの音と離れていくときのサイレンの音、ちょっと違くないですか。
あれがドップラー効果っていうやつです。つまり近づいてくるときと離れていくときで光っていうのは波の性質を持ってるんですけど、
その波の種類が変わっているといったようなのがドップラー効果と呼ばれるんですね。
なのでこれめっちゃ簡単に言うと、ある星で噴出された物質っていうのが私たちの方向に飛んできているときっていうのは、
実際の普通に星自体が光っているときの光よりも若干性質が違う状態で私たちの方向に光が飛んでくる。
つまり救急車が近づいてくるときの音っていうのは救急車が止まっているときの音と違うんですよ。
これと一緒で、もしその星からある物質がすごい速さでバーッと飛ばされてきてたとこっち側に、
そうしたときには単純に星を観測していたときと違う光の種類っていうのがこちらに飛んでくるんじゃないかというふうに考えたのが今回の研究のアイデアですね。
そのために光の違いっていうのがわかるような望遠鏡で観測してあげようといったところで、今回は宇宙望遠鏡、チャンドラというものを使いました。
このチャンドラってやつは、星から飛んでくるX線の情報を観測できる素晴らしい宇宙望遠鏡になりまして、
自分もこのX線見聞業界にいるので、ちょくちょく周りの人が使ってたり、自分もデータをちょっと触ったことがあったりもします。
このチャンドラってやつで、本当に止まっているときの光と違う光っていうのがこっちに飛んできてるかっていうのを見てあげた結果、なんと見つけることができたんですね。
つまり、光がいつもと違う状態でこっちに飛んできてるっていうのがわかったので、今回はこれが星が自分自身の体の一部をフレアによって吹き飛ばしてるっていうような観測的証拠になってるんじゃないかというような結論が今回この研究で出ました。
そしてですね、これかなりインパクトがあるっていうふうに業界全体では捉えられていて、今回のこの研究結果ですね、この論文はネイチャーと呼ばれる最高峰の科学雑誌に掲載されている結果なので、
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信憑性はかなり高いというか、今回の研究結果っていうのがそれだけ業界全体、ないしは科学全体でインパクトの強い結果であったというようなところが今回のお話の大きいポイントになるかなと思いますね。
で、これ太陽の表面の爆発で地球上に大きい被害があったと、数百億円規模の被害があったっていう話をしたと思うんですけど、他の恒星で起こるフレアっていうののエネルギーは最大で1000万倍ぐらいの本当にわけわかんないぐらい巨大な爆発が起きてるんですよ。
つまり、もし放出される物質、吹き飛ばされる物質っていうのが爆発の規模によってもそれに合わせて大きくなっていくんだとするとですね、例えば1000万倍大きいエネルギーのフレアの時っていうのはもうはかり知れない量の物質が吹き飛ばされてるというふうにも予測できると。
で、なんとですね、今週この受理された論文の中身っていうのがそんな1000万倍レベルの爆発をまとめた非常に面白い論文になっているので、皆さんに綺麗に公開できる状況になったらこちらのポッドキャストでもいち早く紹介していければいいかなと思っております。
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それではまた明日お会いしましょう。
さよなら。