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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段国の研究機関で、天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、ちょっと前に分かった天の川銀河、私たちがいるこの天の川銀河の操縦量がどれぐらいになっているかっていうお話をしていきたいと思います。
実はこれって、この最近ぐらいまで、この1,2年ぐらいまでの間で、ようやく分かってきたことで、それまでは意外と大雑把な見積もりしかされてなかったんですね。
それが結構、新しい宇宙望遠鏡の登場であったりとか、技術力の進歩によって、ようやくですね、私たちが、自分たちがいるこの銀河がどのぐらいの重さになっているのか、操縦量がどれぐらいなのか、なんていうのが判明していたので、今回はそちらについてお伝えしていきたいと思います。
ですので、最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
毎日恒例の活動報告、緊急報告みたいなのになりますが、今日2月1日月曜日、白紙論文でこれまで散々忙しかった時期を乗り越えてですね、まだ全部が終わったわけではないんですが、
その間、忙しくなって時間がなくなると分かっていたジムもずっと休暇していたので、運動ができる環境を再開させました。2月1日から。
自粛期間中は結構研究と運動と、あとはこういうSNSとか、ポッドキャスト、ポッドキャストはその時やってないか、SNSとかの発信に時間をバランスよく使ってたんですけど、やっぱり最後ラストスパートかけようってなるとどうしても運動の方に避ける時間っていうのがなくなってくるなと思ってジムを休暇していたんですが、
多分ですね、この運動不足がやっぱり3ヶ月も4ヶ月もずっと机に張り付いて仕事したり研究したりっていうことは実は今まであんまりなかったので、ちゃんとバランスよく運動する機会を設けていたので、
健康第一ですからね。健康第一なのでやっぱり体を整えて、それぞれの研究だったり、その他で新しく進めようと思っています。
もちろんこのポッドキャストもどんどんパワーアップさせていきたいのでね、そういうところにもいい影響が出るように時間の配分っていうのをしっかり考えた行動の仕方をしていきたいなと。
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で、なんか初めて長期的に空いて、正直この博士論文追い込まれすぎて、1月とかの間で5キロぐらい痩せたんですよ。で、本当にこれまずいなと思ったんですけど、
まあ別にこれは公開するつもりもないので自己満なんですけど、そういうふうにやってモチベーションを保ちつつやっていきたいなと思っています。
なんかこう、有名な、なんだ、よく成功してる人というか、大きい会社の社長さんとかそういう企業家の人たちが筋トレとかを朝よくやる理由というか、
毎日継続していって、ちゃんとやった分だけ成果が出るっていう、この体の変化を一つモチベーションになっているなんていう話も聞くので、まあそういうところを見ながら、
日々増えていっている、この新しく聞いてくれるリスナーの方だったり、いつも聞いてくださっている方の満足度っていうのをかみしめながらね、毎日進んでいけたらいいなと思っています。
はい、そんな感じで、2月から環境を変えていこうと思っているっていうお話でした。それでは早速本題に入っていきましょう。
今日の本題は、天の川銀河のソフトウェア。
で、これ、この銀河系の重さを測るっていうのが、これ実は結構前から言ってたんですけど、
たくさんやられていたんですね。ただ、なかなかこの、難しかったと。
で、これを測ることによって、実際に銀河系の重さを測ることによって、実際に銀河系の重さを測ることによって、
で、これ、この銀河系の重さを測るっていうのが、これ実は結構前からたくさんやられていたんですね。
ただ、なかなかこの、難しかったと。正確に重さを測るのが。
で、なんで難しかったかっていうと、銀河の中を占めているある物質を正確に見積もることができないっていうのが大きかったんですね。
失礼しました。それがダークマターと呼ばれるものです。ダークマター。
何回か多分耳にしたことあるような言葉なのかなと思うんですが、ダークマター、実はこの銀河のおよそ90%を占めると言われております。
で、簡単に言うとダークマターっていうのは目に見えない物質で全く検出することができないけど、重さを持っているというような特徴を持っている非常に不思議な物質ですよね。
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これだって目に見えないのに重さあるんですよ。
手のひら広げたら、これ10キロあるみたいな。頭おかしいじゃないですか、そんなやつって。
そんなような物質が宇宙中に漂っていると。なので、見えないものを正確に計測するっていうのはなかなか難しいわけですよ。
実際にこの天の川銀河の中の90%っていうのはダークマターと呼ばれるもので、これどうやってダークマターあるって話になったかっていうのは、
簡単に言うと天の川銀河ってぐるぐる回ってるじゃないですか。円盤みたいな形で。
円盤みたいに回ってて、ああいうのって内側の方が速く回って、外側の方がゆっくりになってるみたいな。
そんな風に見えるのが一般的な感じしませんか。
例えば、水を流して1個の穴から水がバーって出てると、その上に渦巻きできるけど、できる渦巻きって内側の方が速くて外側の方がゆっくりみたいな。
そんな感じで見つかると思うんですね。
ただ、天の川の中を見てみると、内側にある一定のところから、ある場所から外側っていうのの星の動きの速度っていうのがほとんど変わらないっていう結果が、
観測的に実は1970年代、80年ぐらいには見つかっていたんですね。
これのせいで、見えてる星だけではこの運動って説明できない。
ってことは見えてない何かがあるっていうのがダークマターのお話なんですよ。
そういうところからダークマターの存在っていうのは考えられていて、
それを排除してどうやって重さを探すのか、重さを計測していくのかっていうと、
ダークマターもありきで考えて、銀河の円盤の中心からすごく離れてる球状星団と呼ばれる星ですね。
星の塊みたいなところを観測してあげると、それをいくつか6万5千光年ぐらい離れた球状星団とか、
あとは13万光年とか離れたそういう星団っていうのの横に動く動きっていうのを、
いろいろ高精度の望遠鏡で観測してあげたんですね。
そうすると、単純に質量が大きければ大きいほど、球状星団と呼ばれる星の塊ですね。
それが重力、重さが大きければ大きいほど早く動くと。
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それは重力と重力同士で引き合わされるので、その分早く動くみたいなののお互いの動きですね。
その動きっていうのを測定してあげると、この距離の天体っていうのはこのぐらいの重さでこれぐらいで動いてる。
あいつらはこのぐらいの重さでこれぐらいで動いてるみたいなのを総合して評価してあげる。
重力、かかるその重力で動くスピードが変わるっていうところをしっかりと測定してあげて、
天の川の重さっていうのを測定してあげたわけなんですね。
その測定の結果ですね、天の川銀河の総重量っていうのはなんと太陽の1.5兆倍の重さということがわかりました。
来ましたね、宇宙っぽい単位。太陽の重さの1.5兆倍ですよ。
これ、合計がどういう重さで考えられてるかっていうと、天の川銀河全体なのでその中に含まれてる2000億個の星と、
あと中心に巨大なブラックホールがあるんですよ。
そのブラックホールの重さっていうのを、そのブラックホールが太陽の140万倍とかでしたっけね。
確かそれぐらいだったと思うんですけど、それとダークマター全部を合わせると、
太陽の1.5兆倍の重さがあるのが天の川銀河ということになります。
ただですね、このさっき言った今見えてる星、2000億個の星、そして中心のブラックホールの質量を合わせても、
天の川全体の数パーセントにしかならないわけですよ。
この数パーセントにしかならないということは、残りの90何パーセントっていうところにはやっぱりダークマターっていうのが存在しているっていうことになるので、
やっぱり今後ダークマターっていうのを明らかにしていくっていうのは、銀河全体を見たときに非常に重要な話題になってくるといったようなことになりますので、
今後やっぱりダークマターを解明していくなんていう研究も注目していければなと思っております。
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ツイッターネームまーやさんからいただきました。
個人的にとても身近なX線、宇宙線として放射線が飛んできているのも観測に使われているのも知っているけど、仕組みを聞けるのは楽しい。
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アテナの話をさせていただいたときに、身近に感じていただいてたこのX線、お仕事で使われているようなんですけど、
そういうX線とかのお話と宇宙から飛んでくる検出の話とかをお伝えさせていただいたときに結構面白いって言っていただけて、
これは非常に嬉しいコメントでした。まーやさんありがとうございます。
といった感じで、ツイッターでいただいたコメントなどはジャンジャン紹介していきたいと思いますので、ぜひ皆さんつぶやいてください。
ツイッターで私自身も絡みに行かせていただきます。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。