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2021-01-12 11:43

95. 物理学賞受賞者のプレゼン反省会

博士論文の審査会始まりました。まずは一次審査が今日でした。

30分発表をしてきましたが、反省点まみれ。

修士課程首席、国際研究会での物理学賞受賞のプレゼンのコツを教えると共に、

今日の反省会です。次に活かします。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話、普段国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、ちょっと趣向を変えて、プレゼンテーションについてのお話をちょっとさせていただきたいなと思っております。
宇宙関係ないじゃんって思ってしまうかもしれませんが、実は今日、白紙論文の第一次審査みたいなのがあって、
30分ぐらいの発表をしてきたばかりなので、ちょっとここでの反省点とかをお話しできればなと思っております。
宇宙の内容に関わらず、そういう他の方にも言うようなお話ができたらいいなと思っていて、
プレゼンテーションに関しては、今までいくつか賞をいただいたりしているので、割と上手い方なのかなと個人的には思っています。
だからといって、俺すごいだろっていう話ではなくて、そうやって賞とかをもらえるには何かしらの理由というか、
こういうコツを抑えているからっていうところがきっとあると思うので、
自分がプレゼンテーションの資料を作る上で話す上で大事にしていることとか、
あとは今日の反省点とかっていうところをちょっとお話しできればなと思っております。
皆様のお役に立てば嬉しいです。
今日の発表はですね、さっきも言ったみたいに、博士号を取得するための審査手順というのが始まりまして、
まずは大学の小さい、自分がいる専攻の中での審査があり、そこから大学全体での校長会、
いわゆる誰でも来ていいよみたいな発表会をして、そこに審査員の方が何名かいらっしゃって、
その方々が認めてくだされば博士号の取得が無事完了するといった感じになります。
ここから活動が2週間ぐらい続くので、なかなか心は休まらない日々が続くのかなと思っておりますね。
その前に、じゃあ何でこのプレゼンの話をするのか、お前がそんなプレゼンの話をして得んのかという話になると思うので、
先にちょっと経歴だけ話しておくと、私自身は博士課程に今いる中で、
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大学の卒業して、その後大学院の修士課程と言われるのを2年終えて、今その次のステップに進んでいて、
それが終わろうとしているというところなわけなんですが、修士課程を終わるタイミングでの修士論文の発表会、
研究発表というのがあって、それで大学の物理学専攻の中で総題と呼ばれる、専攻内の主席みたいなものですね、それに選ばれております。
それに関しては、修士論文の内容と、修士論文の研究発表というのを総合的に評価して、総題という称号を与えていただけるというところで、
そこで賞をいただけたというところで、ある程度発表は上手い方なのかなと少し自信を持っております。
さらにその後、博士課程に入った2年目ですかね、1年目はNASAに行っていたので、そこはちょっとあまり国内外の研究会に参加できる回数が減っていたんですが、
博士課程の2年目に参加した自分が今いる理科学研究所の中である国際会議みたいな若手の研究者が集まっている会議で、物理学賞というのを受賞することができました。
といった感じで、結構2回も学生のうちに賞を受賞できたというのは割と自分の中の自信であって、その中でこういうふうに喋ると人にすごい伝わるなとか分かってもらえるなというコツがあるので、そこについてまずお話ししていこうと思います。
基本めちゃめちゃ大事だと思っているのは1ページ目ですね。正直1ページ目タイトルだけじゃんって思う方いるかもしれないんですけど、個人的にはあそこをタイトルだけにして終わらせてしまうと理解度にかなり響くかなと思っています。
1ページ目で自分が何をするかっていうと、まずはプレゼンテーション全体の要約っていうのをお話ししますね。
全体を一言二言でまとめて説明してあげる。そこにも若干のストーリー性を持たせて、この後こういう流れで話しますよっていうのを最初に伝えてあげるんですね。
まずそれが1つ。もう1つはプレゼンテーションの中身を1枚で示すような画像であったりとか動画であったりとか図っていうのを載せてあげると非常にイメージがしやすいと。
結局はプレゼンテーションってどこに連れて行かれるか分からない状態でずっと話を聞かされるのってすごく苦痛になるし中身が全然入ってこないんですよね。
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そんな中で1ページ目、タイトルも含めて1ページ目でどれだけ相手に中身をイメージさせられるかっていうところで正直理解度っていうのの勝負は決まってくると思います。
なので、特に研究の発表の時とかっていうのは自分は1ページ目でタイトル見せながら1分ぐらい話してる時とかあります。
これは指導教授の先生から最初に教わった一言で全部表してみようっていうのを散々この6年間7年間言われ続けてきたのでそこで身についたのおかげなのかなと思ってます。
そうすると導入部分で触りの話をしても最終的にどこに連れて行かれるかが分かってるから相手もすんなり聞き取れるというところですね。
そんな感じの意識しながら後は全体のストーリー性っていうところなるべくすべてを1本道にする。
1本の道があってスライドの中で多少の負荷情報みたいなのをつけるけど基本的にはスライドをめくっていけばめくっていくだけ
ただ太い道をまっすぐ進んでるようなイメージで資料を作っていくっていうのが個人的には大事な2つのポイントかなと思ってます。
今日はそんな中で選考内での受理審査っていうのをやらせていただいたんですね。
そうすると聞いていただけるのは大学のその学科の教授の方々で発表者が自分ってなった時に
正直選考が同じなので物理選考なんですよ。なので物理的な疎過程っていうのは結構理解できる人たちがターゲットであるという中でなるべく
学会とかで発表するような流れみたいに科学的な根拠っていうところを科学的なお話っていうのをなるべく多くするように
自分主体っていうよりは起こった現象主体で話をずっと進めていたんですけど最後フィードバックをいただいた時に
こういう自分の仕事自分がどれだけ博士課程の間にどういう仕事をしてきたのかっていうのをアピールする場であれば
自分がこんなにやった自分はこんなにやったっていう作業とか具体的な結果っていうところ
どこまでが自分でやってどこまでが過去とのディファレンシャルなのかみたいな差なのかっていうところを
もっと明記した方がアピールとしては非常にいいっていうフィードバックをいただきました。これはもう完全に自分の実力不足というか認識経験不足になっていて
自分は純粋に科学的な成果を示すのがいいんだと思っていたんですけど
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時と場合によってやっぱり見せ方っていうのは変えていかないといけないっていうところを今回すごい痛感しましたね
途中でなんか相手が求めていた発表の内容と自分が話している内容のところに返りがだんだん出てきているなっていうのも裸で感じていたので
正直言って若干失敗の部類に入るのかななんて思ってます
ただ白紙過程の審査自体はどれだけ頑張ったかっていうところもあるかとは思うんですけど
やっぱりちゃんと成果が出ていないといけない部分っていうのも結構大きいので
その点に関してはなので2つ
どれだけ頑張ったかと成果っていう部分の片方しか満たせていなかったのかなっていうのが今回の発表の範囲ですね
ただこれに関しては今後のこの本審査っていうところがあるときに
もっと話した方がいいよっていう話をいただけたので前向きに捉えてもいいのかなと思ってます
そこが多分一番大きい反省点ですね
なのでその発表がどういう目的なのか
どういう人が聞くのかっていうところを意識して
もっと資料作りをしなきゃいけないなっていうので一つ学びがありました
今日こうやっていろいろ話してる中で
話してるというか発表していく中で見えてきたストーリー性
新しくこういうふうに話した方がよかったなっていうようなストーリー性だったりとか
なんか話すと見えてくる論理性の若干の乖離みたいなところも感じたので
今後1週間2週間でいろいろブラッシュアップしながら
本審査に臨んでいければなと思います
まだ一時審査の結果をいただいていないので何とも言えないんですが
ここからラストスパートかけて頑張っていきたいと思っておりますので
ぜひ皆さん応援よろしくお願いいたします
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それではまた明日お会いしましょう
さよなら
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