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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします、こちらのポッドキャスト。
本日はですね、今後10年間で世界が一丸となって取り組む木星のミッションについて紹介していきたいと思います。
今日は、現在どういう風になっているかとか、星の情報というよりは、今後こういうミッションが世界的に連携して広がっていくというお話をしていきたいと思いますので、ぜひお楽しみいただければと思います。
最後までよろしくお願いいたします。
はい、ということで、毎日恒例の活動報告になりますが、
本日は、昨日、白紙論文の一時審査というのをやって、無事一時審査を通過することができました。
なかなかこれまでしんどい日々を過ごしていたなぁと思うわけなんですけど、無事通過してよかったなというところで、とりあえず一安心ですね。
これが通過したので、本審査みたいなのに進めるわけなんですけど、この本審査というところの日程調整がいろいろとあって、本当は2週間後の予定だったんですけど、ちょっと1ヶ月ぐらい延びるかなという感じになりましたね。
なので、2月の中旬、ないし下旬ぐらいまでちょっとかかりそうな感じになっています。
ただ、いろんな書類諸々とかも昨日、今日でほとんど全部終わらせて、あとはその本審査に臨むだけみたいな状態にはなっているので、気楽に待てるかなというところがありますね。
それに1ヶ月余裕ができたというところで、より議論の部分をブラッシュアップできるかなという時間ができたのと、というふうに前向きに捉えながらやっていければいいかなと思いますね。
2週間後にすべてを終わらすために結構ここまで全速力でクリスマス、年末年始っていうのを全く関係なく突っ走ってきたわけなんですけど、
審査の日程がちょっとずれ込んだ、1ヶ月ぐらいずれ込むっていうところを考えると、一旦一休みできるなっていうところが正直すごくほっとして、今気持ちがすごい楽な状態です。
なので、今日は書類仕事全部終わらせてからは久しぶりに夕方以降はもう研究をせずにゆっくりと過ごしております。
知り合いの人が書いた本とかを読みながら、理解から逃げていたコロナウイルスのお話とかをちょっと勉強しているので、皆さんにお話できるようなことがあったらぜひ共有していきたいと思います。
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といったところで、無事審査を通過して、今少し時間に余裕ができているということなので、いろいろと発信活動も頑張っていければなと思っているところです。
それでは早速今日の本題に入っていきましょう。
今日の本題は、今後10年間で世界が一丸となって取り組む木星のミッションについてのお話ですね。
木星のミッション、このポッドキャストをわりと頻繁に聞いてくださっている方は気づくかもしれませんが、結構宇宙全体で木星っぽい惑星って結構見つかってるんですね。
ある太陽みたいな星を見てあげたときに、それの周りに結構大きめの惑星が回ってると。
それが木星に似てるっていうパターンがよくあるわけなんですよ。
なので結構宇宙には地球とかよりもやっぱり木星っぽい惑星が多い中で、
じゃあ私たちの太陽系にあるいわゆるオリジナルの木星に対しての研究ってどれだけ進んでるのかっていうところに疑問が上がるんですね。
そんな中で今後10年間で木星の理解っていうのを深めていきたいっていうのが今回論文で紹介されていることで、
面白いんですね。この出だしの書き出しの部分結構面白くて、英語の部分を威厄すると、
この論文は木星探査で解決される重要な科学的な課題を明示したものである。
木星の周りには衛星が回っていて、その環境は太陽系の縮小版と言っていいようなものである。
つまり木星探査をすることというのは太陽系の理解、
太陽系のような惑星系がどのようにできて、どのように進化してきたのか、
生命がどのように誕生したのかを調査することにつながると。
めちゃめちゃかっこいい文章から始まるんですね。
そんな大義名分のある木星探査を行うために、
今後10年間で計画されている探査計画は2つあります。
1つがエウロパクリッパーと呼ばれる。もう1つがジュースと呼ばれる。
これが両方とも木星の近くまで行く人工衛星なし、そのプロジェクトの名前になりますね。
一個一個紹介していきましょう。
エウロパクリッパーとは木星の周りを回っている衛星、エウロパですね。
これ聞いたことある方いらっしゃるんじゃないですかね。
木星の周りには衛星が回っていて、それの名前がエウロパって言います。
その詳細な表面のデータを獲得するために打ち上げられる人工衛星です。
なので名前がエウロパクリッパー。
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2015年に打ち上げられる予定のこのエウロパクリッパーですね。
こいつが目指すエウロパっていうのは非常に興味深い衛星で、
この衛星は水でできた氷、いわゆる普通の氷ですね。
薄い酸素の大気があるというふうに考えられています。
なので水が氷でできていて酸素もあると。
なおかつそれがちょっと溶けた海とかっていうのも存在する、
いかにもちょっと地球っぽい、寒い地球みたいなイメージですね。
そんな緑がおいしげっているとかそういうわけではないんですが、
例えばこれが塩でできた大陸みたいなのがあったりとか、
そんな感じで結構海、氷の大地、塩で酸素もちょっとあるみたいな感じで、
ちょっと地球っぽいんですよね、このエウロパ。
そうすると湧いてくる疑問というのは生命ですよね。
生命いるんじゃねっていう話なんですよ。
正直今の段階でも生命がいそうで可能性が高いと注目されているのがこのエウロパですね。
ただ今までなかなか理解が進んでいないので、
実際にこいつを見るためだけの人工衛星を2020年代に飛ばしてあげようと
言ったような計画になっています。
もう一つがジュースと呼ばれる計画ですね。
ジュース、こちらも人工衛星での木製炭素になるんですが、
こちらは結構日本の貢献度が高い、JAXAが主導になっている衛星計画になっています。
衛星自体がどこを目指すかっていうと、
エウロパとは別のまた違う衛星を目指します。
それはガニメデと呼ばれる衛星です。
ガニメデ、これも木製の周りを回っている星の一つで、
今回ガニメデを目指すジュース計画の人工衛星は
2022年、来年に打ち上げ予定だと言ったことがわかっておりますね。
たださっきのエウロパクリッパーもそうなんですけど、
このコロナウイルスの影響で結構開発が後ろにずれ込んでいる可能性は非常に高いです。
また基本的にはこういう宇宙系の計画っていうのは、
数年後ろにずれ込むと思っていただいていいので、
2020年中ぐらいに思っていればいいと思います。
計画では2022年に打ち上げて、
7年かけて木製に到着するっていうような計画みたいですね。
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ガニメデっていう衛星は地下に海があることが予想されています。
そして地球のように地場があることもわかっていると。
けどその海の量がどれぐらいなのか、
あとはその衛星になんで地場が発生しているのか、
っていったところっていうのはまだ全然わかっていないらしいんですね。
そこで今回このジュース計画でそれを明らかにしてあげたいといったところがあるそうです。
なので今後10年でこの木製の周りを回る衛星2つに対して
人工衛星を飛ばしてあげて詳細な観測をしてあげるといった
木製の歴史をひも解くすごく濃い10年になるような予感がしておりますね。
木製に注目するのはさっき言ったみたいな生命の探査っていうだけではありません。
それは最終言ったみたいに宇宙にはたくさんの木製っぽい星がいろいろ見つかっている。
なのでこの木製の理解、ないしは木製の周りを理解することっていうのは
最終的には宇宙全体の衛星、惑星っていうところの理解に深みに入っていける。
そんな面白い研究になるんじゃないかなと思っております。
なので他の話でも紹介したみたいに今後10年間っていうのは結構
衛星、惑星っていうところに焦点が当たる研究が多くなっているので
ぜひ今後の天文学の発展に注目です。
といったところで今日のお話は以上になりますね。
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今日はいただいているコメントを一つ紹介させていただきたいと思います。
Twitterネームみちこさんからいただいております。
一昨日の配信ですね。太陽圏って大気圏的なこととはまた違うんかな。
地場とかだとまた違ってくるのかなっていう話だったんですけど
太陽圏って呼ばれるのは
たぶん2日前の話だと
太陽からの紛失物の速度ないし
拡散される角度みたいなのが
例年と違っていて
それがどうも太陽圏と呼ばれる部分の
強度の違いでできてるんじゃないかっていうような
研究を紹介したんですけど
この太陽圏っていうのは
太陽から放射されるすごく早いプラズマですね。
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太陽が吹き出している物質っていうのが
広がる距離みたいなのを表していて
これが太陽が物をバーっと
周りに紛失しているおかげで
他の外の宇宙から飛んできている物質とかっていうのを
跳ね返して太陽系全体を守っているようなイメージですね。
太陽系をぐるっと囲むように
ほぼ円形、なんとなく卵、ちょっと非対称なので
卵型みたいな感じで
太陽系を包み込んでいるのが太陽圏と呼ばれるものなので
もっと結構大きいスケールのお話ですね。
もしよかったら太陽圏でググってみてください。
質問ありがとうございました。
こんな感じでTwitterでつぶやいていただいた内容
Podcastでも紹介していきたいと思いますので
ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いいたしましょう。さよなら。