1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 832. 地球っぽい星を見つけた..
2023-01-19 14:00

832. 地球っぽい星を見つけたすばる望遠鏡は2023年も大活躍の予感

2022年ホットだった研究である惑星探査。その中で国立天文台の所有するすばる望遠鏡が地球に似た星を発見!

注目は水が液体で存在するかどうか!?


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ソース

https://www.nao.ac.jp/news/blog/2023/20230113-releases.html


00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、2022年国立天文台の研究で輝いていたものを、国立天文台の研究者がピックアップするというところで、そんな研究の内容を紹介していきます。
今回紹介するのは、地球にめちゃめちゃそっくりな星っていうところが見つかったんじゃないかっていうところから、日本が誇る、世界中から注目される望遠鏡、すばる望遠鏡についても紹介させていただいて、今後の活躍についてまで、展望までお話ししていければと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
2023年1月19日始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが832話目を迎えるというところになっておりまして、どのエピソードも単発単発で聞けるようになっているので、ぜひですね、好きなタイトル見つけて聞いていただけたらというふうに思っております。
830個もあればね、何かしら気になる話題は1個ぐらいあるでしょうというような、そういう構え方をしているわけなんですけど、今回紹介していくのは、昨日、国立天文台の研究員の方が、2022年の国立天文台の研究で、こういうの面白かったよね、みたいな話をしているっていうところを紹介させていただいたじゃないですか。
ただ、昨日お話ししたのが、私たちの体を作っている元素だったりとかの話とか、あとはめちゃめちゃ遠くのもう宇宙できてすぐぐらいの時期の天体を見つけたみたいな話とか、そういったところだったんですけど、実はあれでまだ半分なんですよね。
全然繋がりはなくて、むしろ分野としては全然違うんですけど、地球を、第2の地球を探しに行くっていう研究だったりとか、そういった惑星探査のお話、結構面白かったよねっていうところが挙げられてたんですよね、例として。
なので、今回は2022年の研究を振り返りつつ、その第2の地球を探していくっていうような、そういう取り組み、一体どういうところが面白いのかっていう話をしていこうというふうに思っております。
でですね、もう再三言ってますけど、やっぱり惑星を探しに行くっていうところは、宇宙研究の中で今、ホットなトピックの一つとなっております。
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で、このホットなトピック、一体どれぐらいホットなんですかっていうところで言うと、最近太陽系以外の惑星っていうのがちらほら見つかってきていて、その数がなんと5000個を超えてきていると、全然ちらほらじゃないじゃんっていうね。
そのぐらいの数見つかっているっていう状況があって、じゃあこのあたり惑星を探しに行くっていうところにどういうモチベーションがあるのかっていうと、いくつかあるうちの一つには、やっぱり第2の地球を探しに行きたい。
私たちがこうやって地球の中で生を受けて、生命がたくさん育っている環境っていうところと、また同じようなところっていうのが見つかったらいいよねっていうような、そういう研究がどんどん進んでいたりするんですね。
そんな中で国立天文台が持っている望遠鏡で、スバル望遠鏡と呼ばれるものがあります。
これも日本が世界に誇る観測設備の一つになっていて、スバル望遠鏡ある場所はハワイです。
ハワイにあるこの望遠鏡、一体何をできるのかっていうと、ハワイ島の山の上にあるんですね。マウナケア山っていうところの上にあって、それのおかげで高度何千メートルっていうところにあるので、
地上で望遠鏡を覗くよりも、星がよく見えると。なんでこれ星がよく見えるのかっていうと、簡単で望遠鏡を覗いて星までの間に、宇宙空間でればそれはないんですけど、地球の空間の中に空気の層っていうのがあるじゃないですか。
宇宙に出るまでの間に。で、それが地上なのか山の上の空気の薄いところなのかでだいぶ変わってきて、そこの千メートル、二千メートルっていうところで、私たちと天体の間に入ってくる空気の層っていうところが違うことによって、上空に行けば行くほど空気が澄んでいて綺麗に撮れるっていうような、そういう状況が達成できるっていうところで山の上に作っていたりするんですね。
で、これの極論を言うと宇宙空間に望遠鏡持っていけばいいじゃんみたいなところがあるんですけど、地上でできる観測を宇宙に持っていくってなるとやっぱりコストとかもかかっちゃうしっていうところで、そこのコストの見合いっていうところが一番重要になってくるかなっていうところですね。
まあでも、宇宙に出ないとできない天文学っていうのもあって、実は僕はずっと研究やっていた分野っていうのはX線天文学っていうところなので、X線、宇宙から飛んでくるそのレントゲンで使うX線ですね。
あれについては地球の大気を越えてこれない、つまり地上から見えないので宇宙に行くしかないっていうところで、ちょっと実現のハンドルが高いんですけど、まあそうやって宇宙空間に人工衛星だったりとか観測器を打ち上げて見てみるみたいな、そういう動きの仕方をしてたんですね。
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まあそういうのは置いておいて、スバル望遠鏡っていうのはこのハワイの山の上に置いてあることによって、そしてでっかい望遠鏡っていうところを作ることによって、望遠鏡って大きければ大きいほどいいっていうもうすごい結構シンプルな話なんですよね。
光をたくさん集められるから遠くまで見えるみたいな、そういうところで望遠鏡を作ってありますと。で、それを使って惑星を探す大規模な観測っていうことが2019年から2年間ぐらいガーってやって、もう宇宙のあらゆるところを探して望遠鏡で探して、
惑星を見つけていこうっていう研究が行われたんですね。で、今回研究の中でその第1号としてめちゃめちゃ地球に似てるそっくりな星が出てきたと。で、これどんぐらいかっていうと大きさで言うと重さが太陽の5分の1の重さを持っている天体があって、
それの周りを11日っていう結構早い光転周期って言って、星の周りをぐるぐる回ってる惑星が見つかったと。11日ってことは地球って365日とちょっとで太陽の周りをぐるーって回るから、こう春夏秋冬みたいな季節の変化っていうところがあったりするんですけど、それが11日っていう。
これね地球とそっくりって言っていいのかって話なんですけど、そこの点で見るとあんまり似てないんですけど、その星自体が地球っぽい岩石でできているような、まあそういう天体であったっていうところだったりとか、その可能性が非常に高いっていうところと、あとは注目のポイントとしてはその星の温度ですね。温度。
で、あの結局地球の表面も水とかが豊富に存在するって、結局はなんて言ったろうな、その氷で存在する可能性もあるじゃないですか。めちゃめちゃ寒かった場合って。ただ水っていうちょうどいい温度だからこそ、今地球上にこうやって生命だったり緑っていうのが栄えているっていうところを考えたときに、水っていう状態で液体っていう状態であることが非常に重要なんですよ。
これは中心の星、太陽と地球の距離感だったりとか、その中心の星の与える熱のエネルギーだったりとかのバランスなんですけど、そこのバランスがめちゃめちゃいいと、今回この研究で見つかったものって。
で、それの計算してあげた結果、その惑星の中では水が液体として存在できるんじゃないかっていうふうに言われるぐらいのものが見つかったというところで、この2年間観測してきた研究成果っていうところがだんだん出てきたっていう非常に面白い研究が出てるんですね。
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これに加えてこういう研究が2022年に出てきてたので、また2023年観測が増えていくたびに成果っていうのも出てくるだろうし、あとはここにつける検出器、望遠鏡から集めた光を撮るカメラみたいな、そういったところを新たなものにしてもっと宇宙空間、たくさんの星が撮れたり細かい星が撮れたりっていうところができるような観測装置も
2023年には稼働していくというところが期待されていたりするんですよね。詳細は省きますけど、PFSって呼ばれるような望遠鏡の観測装置、プライムフォーカススペクトログラフっていう、そういう装置がついたりして、今後またさらにスバル望遠鏡が進化していくのが2023年なんじゃないかなというところが期待されているっていうところで、
これからも、今回2022年の結果、研究者目線でどういうのが面白いかっていうのをピックアップさせていただいたんですけど、
23年また新しくどんどん研究結果出てきたら紹介していこうかなというふうに思っておりますので、ぜひ楽しみにしておいてくださいという感じで本題は以上にしていきたいと思っております。
でですね、簡単に近況報告もしておこうかなと思うんですけど、ちょっと前にみんなレビューつけてくれてありがとうみたいな早速感だなみたいな話があったんですよね。
だいたい2週間、1週間半ぐらい前かっていうので、もしかしてみんなレビューの仕方知らないんじゃないみたいなところから、レビューの仕方を教える、
PodcastのSpotifyのレビューってこうやってつけるんだよみたいな話をさせていただいたところから、ぐんぐんぐんぐん伸びてたっていう話したじゃないですか。
でなんとですね、これまだだから2週間ぐらい経ったか経ってないかぐらいの感じのタイミングで、なんとお願いした時からレビュー数が60伸びたんですよ。
やばくないですか。402とかから今これ収録してるタイミングで602とか。やばいですよね。みんな本当にありがとうっていう感じで本当にありがとうございます。
どこで見れるかっていうと、番組のページ行ってもらうとフォローボタンの下に星マークついてて4.8とかついてて、その横にレビューの件数、今だったら462とかついてるのかな。
そこを押してもらうとレビューできるようになってるんで、まだこんだけ伸びてもまだしてない人いるんだから、ぜひしてくださいね。
こうやっていろんな人に聞いてもらえてきてるんだなっていうのが実感できるのも嬉しいですよ。
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実は今日、宇宙の開発を自主的にいろいろ進めている学生と連絡もらって、いろいろ打ち合わせさせていただいたんですけど、めっちゃ面白くて熱量もすごくて、火星で動かすローバーを作っている学生なんですよね。
で、彼の取り組みとか、実は東京だったり東北だったりっていう学生を取りまとめて何十人かで活動してたりするっていうところで、世界大会に向けて頑張ってるみたいな話をしてたので、密着じゃないけど、
例えば月に一回ポッドキャスト出てもらって、なんか今開発の進捗どうよみたいな話とか、最近大変なことあるみたいな話とか、そういったところをなんかこうドキュメント風にポッドキャストでまとめていこうかなっていうふうに思ってたりします。
実はこのポッドキャストが伸びた理由っていうのも、僕が博士論文にチャレンジしてる時っていうのが一番ぐんぐん伸びてた時期だったりしたんですよね。
っていうような感じで、ポッドキャスト好きな人ってチャレンジしてる人が好きなんですよ、きっと。
なので、僕自身のチャレンジも含めもそうですけど、学生がチャレンジしてる姿っていうところもお届けできるチャンネルとしていろいろ動けたら面白いんじゃないかなと思っていろいろ話し進めてるので、
ちょっとまた具体的な話とか提供できるタイミングがあったらしていければというふうに思っておりますので、ぜひ楽しみにしておいてください。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にあるレビュー、ぜひよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話またはSpotifyのQ&Aコーナーからじゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それじゃあまたお会いしましょう。さようなら。
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