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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということでですね、今日は最近恒例の土日、スペシャルゲスト会というところで、昨日に引き続き、【デロイト】から【脇本】さんに来ていただいております。よろしくお願いいたします。
どうもよろしくお願いします。脇本です。
昨日に引き続きというところなんですけど、今回この土日ではですね、コンサルティングファームの【デロイト】の中で宇宙に対してどういう取り組みをやっているのかっていうのを、1日目でピックアップさせていただいて、
今日は結局宇宙を取り組んでいる人ってみんな宇宙大好きなんで、その宇宙好き目線で今日のテーマはですね、
ワッキー的人間が宇宙を目指す理由という、昨日の結構真面目モードとは一転して、割とふわっとしたお話、プラスでちょっとためになる話っていうところでやっていこうと思います。
はい、お願いします。お願いします。じゃあまあ昨日聞いた方もいると思いますが、簡単に脇本さんから自己紹介をお願いいたします。
はい、りょうさんありがとうございます。改めまして、デロイト東松コンサルティング合同会社の脇本拓也と言います。本日はどうぞよろしくお願いします。
私はですね、ちょっと略歴繰り返しになるんですけども、もう少しちょっとポップに話をするとですね、
大学の学部の時は、
やっぱり貧困撲滅的な領域にですね、非常に燃えていまして、
途上国の貧困を少しでも緩和できるためには何ができるのかっていうのを、まあ政策的な面からお勉強していて、その中で
途上国開発に日本企業としてできることって何だった時に、やっぱりインフラ輸出が一つ貢献になるのかなと思って、
重工系に興味を持って、重工系を受けまして、でIHIから内定をいただいて、IHIに入りましたと。
そういう文脈で入ったんですね。そうなんです、まずきっかけそこなんですね。なのでまず私、今宇宙いろいろとやらせていただいてるんですけど、
初っ端な宇宙は、まあ宇文字も知らないっていう表現が確かまないけど、宇宙はあまり興味もなければやろうと思ってなかったんですよ。
で、内定をもらった後に、たまたまそのテポドンがですね、北朝鮮の弾道ミサイルがですね、よく飛んでた時代ではあったんですけども、
今までとはちょっと違った形で、私の情報網に入ったと。で何かっていうと、携帯のアラートが鳴ったんですよね、当時。
北朝鮮がミサイルと思われる飛行隊を発射した模様。 ただし政府としては確認せずに見たいな。文句は正しいけどちょっとあやふやなんですが、確かそういったような表現ですね。
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携帯をけたたまし音で鳴らしながら、そういったメッセージがあった。に、こんなにうるさいので鳴らして、みんなが見るのに、
なんか、政府としては確認中みたいな、ような書いてるって何なんだろうって思った時に、初めてミサイル防衛に興味を持ったんですよね。
へー、それきっかけなんだね。
で、ちょっと自分で、その時図書館にいたのでたまたま、図書館の文献とかGoogle検索とかをしながら、ミサイル防衛って何なんだろうって、ちょっと簡単に調べてすぐわかったのが、日本の安全支援を理解したんですよ。
まあ、弾道ミサイル防衛って例えば5分とか8分とか、それぐらいで日本に着弾するので、1分1秒を争う世界での破壊するかしないか、着弾するかしないのかっていうのを判断しなきゃいけない中で、そのきっかけの一番初っ端な発射したかどうかを検知するのって、日本の衛星ではどうしてもなかなか難しいと。
簡単に言うと、赤外線センサーでそのまま上空から撮るしかなくて、それを持っているのは米軍でしたと。米軍からDSPと呼ばれる赤外線レーダーのセンサーの衛星のデータを、あるネットワークを通じて防衛省に入ってきて、防衛省がそれが何かしらの必要性を発射したと理解するけれども、日本としてはダブルコンファメーションが必要で、
例えど、アメリカが言ったから本当にそうなのかっていうのを鵜呑みにすることはできないので、イージス海のデータとかを使いながら、国内のデータを使いながらダブルチェックをするという、どういう必要だったのか。すると、数年前の話なので、今はどうなっているかわからない。
その時に、1分1秒争う世界なのに、日本ってその一番肝となる初っ端の瞬間を把握するのって米軍に漂ってるんだってことをした時に、安全神話って平和ボケってこういうことなんだって一つ私の中で腹に落ちて、その中でなぜかこれまでバックグラウンドないですけど、安全保障、さらにやるんだったら宇宙やりたいなっていう関心に変わったんです。
そこがじゃあ宇宙のきっかけだったんですか?
そうで、IHIに内定を持っていらっしゃるので、私の行き先としてはエネルギープラントの海外輸出みたいなところに志望してたんですけど、もしたまたま偶然航空宇宙っていう配属になった暁にはもう振り切ろうと思って、駆けを自分の中でしてるんですよね。
なんか自分で家庭遊んでいて、自分のキャリアを。
確かに確かに。でもそうですよね、大きい会社だとそこが運任せになっちゃいますもんね。
そうなんですよ、どこで配属されるかわかんなくて、一応希望はするんですけど、希望が本当に希望なのか、たてまえなのか、いまだにわかんないですけども、結果、希望してなかった航空宇宙に配属になったんですね、優先順位で言って。
で、そういう配属になったので、じゃあこれはもうなんとなく宇宙のキャリアで進もうと勝手にその時に思って、文系なんですけども、宇宙の政策、特に安全保障面でのキャリアを踏み出してみようと思って、そうなると一回ちょっと勉強したいなと思ったので、
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4,5年働いた後にアメリカのジョージ・アシントン大学というところにある宇宙政策研究所というところで、宇宙政策っていうものを2年間。
そういう感じなんですね。じゃあ大学出て単純に普通に新卒就職して、会社辞めて海外の大学院に飛び込むみたいなことですよね。
結構思い切った動きですよね、それ。
周りは割とそう言ってくれる人は多かったんですけど、僕の時はもう宇宙やりたくて仕方がなかったので。
いつの間にかそんな熱量がガッツリ。
そうなんですよ、急に自分に言い聞かせないと多分ブレちゃうので、あえて口に出しながら僕は宇宙やるんだって言い続けて、自分で態度を立ってしまってですね。
なるほど、自分を洗脳してたわけですね。
洗脳にならないように育っていって、辞めて、宇宙やり始めてっていう感じですか。
なので、今仕事してても思うのはやっぱり技術とか、自然科学系の大学を出た人たちが多く、宇宙の仕事をされてる人が多分ほとんどなんじゃないかなって思うんですけれども、
僕が周りからどう見られてるか一旦置いといて、思いがあれば文系でも宇宙って仕事ができるんだなっていうのを非常に今痛感しています。
いや、そうですよね。
もちろん足りない部分があるので、僕はもし生まれ変われるんだったら工学系の大学院に行きたかったなとか学院に行きたかったなとか思いますけれども、
その時は聡明でもなければ別に思いもなかったってしょうがないんですけども。
そのタイミングですよね。今実際他の分野でめっちゃやってても、そこの分野かける宇宙っていう解決方法きっともう見つかるじゃないですか、時代的には。
だからちょっとでも宇宙興味ある人はもう自分むしろ今やってる分野との掛け算で宇宙飛び込むができるから、そんな思い切ってやめていきなり大学に行くとか、そんな思い切ったことやれって言わなくても。
そうですね。
そうですね。じゃあもうそこでだいぶ新卒の背続でだいぶあれですね、人生の流れ変わってますね。
そうですね、ほんとその通りですね。
えーそうなんだ。でなんかこう昨日の冒頭でも話したんですけど、そこでアメリカの大学院行ったタイミングで僕会ってるじゃないですか、ワシントンDC周りで。
でもあの時はもうあれですよね、2019の頭とかなんで、ちょうど卒業するタイミングとかですよね。
そうですね、近かったですね。あれですよね、なんかクリスマスパーティーかなんかでフォローパーティーをしてる時に確かお会いしたんですよね。
なんか共通の友達から、天文学やってる宇宙好きがいるんだけどって言って、え?ってお話したいですっていうのが確かきっかけだった気がする。
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確かに、そんな感じでしたね。なんか近くにNASAの研究所があるとはいえ、なかなかこう宇宙共通で知り合うってあんまなくて。
そうですよね、そうですね。
まあそこから派生して宇宙興味ある人とか、巻き込んで話いろいろしたりとかで、輪は広がってるなっていう。
それにプラスして、昨日の固めの雰囲気取って、いつも通りワッキーさんなんですけど。
ワッキーさんが宇宙興味持ち始めた時に比べて、今のこの宇宙開発の加速の流れえぐくないですか?
いや、それ結構僕なりの尺度があって、ゼロから宇宙をやりに行く人間だったので、一応できる勉強を日本でしたかったので、
本屋さんに行っては宇宙関連の本を買い漁って、一応読んで、そっから一応アメリカに行ってたんですね。
2年後帰ってきて衝撃だったのが、アホみたいに宇宙関連の本が今出てますよね。
その2年間でも大きく変わったし、帰ってきてからの2年間でも大きく変わって、今はもうどの本屋さんに行っても宇宙の物理の話ではなくて、
ビジネスやったりとか、宇宙飛行士の話やったりとか、漫画もめちゃくちゃあって、ここ本当に僕の尺度でしかないですけど、この5年ぐらいですごく宇宙が一般化したなって正直思ってます。
本屋さんのコーナー絶対あるもんな。
すごいんですよね。
宇宙の研究を始めて、ちょっとなんか自分の研究以外のことを調べてみようってなって、本屋行っても、まあそうですね、宇宙物理の本か図鑑だけでしたね。
そうですよね。
そっか、その目線で見ると確かに本屋さん様変わりしまくってますね。
僕はすごくそこに感動しましたね。
多分宇宙興味持ち始めてでいったら、どんぐらいですか?今もう8年くらい。
そうですね、なんかそう言われるともう10年近いですね。宇宙好きになってからは。
宇宙好きの方、多分今日結構聞いてると思うんで、このポッドキャスト。毎日毎日宇宙の話ばっかするオタクチャンネルなので、これは。
今日はテーマですね。最初にもお伝えした通り、ワッキー的人間が宇宙を目指す理由っていうかなりポップなふわっとしたタイトルでいくんですけど、
最近なんかあれですよね、勉強会とかデロイトの中でやってる中で、そこを本気で考えるタイミングが1回あったって話あったじゃないですか。
なので、それをポッドキャストを通してぜひ語ってもらおうかな。そんな立て付けにしてます。
今までの経歴的に、それこそアメリカで宇宙政策っていう政治的な面とかもいろいろ見た上、
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さらに今コンサルティングで見た目線含めで、多分いろんなところの意見あると思うんで、ちょっと織り混ぜながら話を聞かせていただきたいです。
ありがとうございます。ちょっと僕の途中で興奮しだして止まらなくなると思いますけど。勝手に楽しくて盛り上がっちゃう癖があるので。
頑張ってまとめに行きましょう、途中から。
お願いします。
じゃあ早速これ、いきなり話してくださいっていうのも多分変な感じになっちゃいそうなんで、そもそもなんで宇宙目指すのかっていうところをざっくり聞いちゃってもいいですか?
僕のこの短い勉強と経験の中で、僕なりになんで人って宇宙を目指すんだろうというのを、わりと常日頃くと思い出したように考えてはいて、
大学院の時に一番そのあたりをですね、自分で興味を持って、社会学的な観点から私たちにとっての宇宙って何なんだろうっていうことを。
社会学的な目線。
はい、いうことを結構考えてたので、ちょっと簡単にはなりますけれども、私の今のこの時点で思っていることをちょっとご参考になるかわかんないですけど、お話したいと思っています。
いや、こういう話多分結構好きなんですよねみんな。
なんで宇宙行くのって、すげぇアバウトに聞かれる時あったりするんで、ここはもう、一意見をみんながどう反応してくれるのかっていうのを楽しみながらやっていこうかなと。
ありがとうございます。
じゃあお話を始めたいと思うんですけども、今の私が今デロイトの中でですね、宇宙ビジネスとかを考えている中でもいいんですけども、
なんかこう人って宇宙に興味を持ったりとか、なんで宇宙って魅力的に思ったりとか、宇宙に対してネガティブに思う人ってそんなに、
宇宙っぽいことをしている私がするとあまりこう宇宙をネガティブにされる人がいないので、なんでか宇宙って前向きな表現が多いです。
確かになんかチャレンジの象徴みたいな雰囲気ありますよね。
いやそうなんですよね。で、なんでなんだろうっていうのが、実はあの分かりにくい気がしていて、なんか冷静になしで、
私って宇宙こんな使うの?とか、なんでこんな宇宙って魅力的なの?ってことを、たぶんふと冷静になって考えていると、実は答えを出せるのが難しい気がしているんですよね。
確かに僕もわざわざ言語化したことはない。
で、そこをですね、例えば社会学的にっていうとですね、例えば一つの手段として宇宙政策っていう、政策面からちょっと紐解くと、こういった考え方ができますよって話なんですけども、
例えば宇宙政策っていう考え方では、もう当たり前のように宇宙安全保障から始まって、宇宙の科学技術、であと宇宙産業。
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大きくこの3つのセグメント、領域っていうものをひとまとめにして、宇宙政策って呼ぶことが一般的ですと。
あーなるほど。安全保障、科学技術、産業ですね。
大きく分けるとそんな形で語れるのかなというきっかけとして。
安全保障ってよく耳にはするけれどもわからないっていう人は結構いるのかなと思いながらも、結構単純で、どのようなハードパワーを持つべきかっていうところですね。
例えばどういった衛星を持たなきゃいけないのかとか、どういったロケットを持たなきゃいけないのか。
それは別に攻撃するわけではないけれども、時刻を守るとか、自分たちのサービス、今の携帯のGPSって衛星の電波を使ってますよねと。
ということは私たちの生活を維持するためには衛星がある必要がある。
その衛星が壊されたら自分たちの生活の質が下がるって考えると、その衛星を守らなきゃいけないとなるので、
その意味でハード面から安全保障を考えると、壊れにくい衛星だったりとか、壊れてもすぐに復帰できる衛星っていうのがハード面で考えたりとか。
あとソフト面で言うと、そもそも宇宙でドンパツやるのよくないよねっていうのでルールメイキングとか。
国際協調促進しましょうって言ったところで、宇宙の安全保障って大きく語られたりするんですよね。
ちょっと補足としては、日本って結構この打ち合わせ保障を大きく過時を切って、お金と時間をかけて行動化しようとして頑張ってます。
防衛大綱が2018年に改定されたときに、2013年の防衛大綱が次の2018年まで出たときに、文字数を数えてみたんですよね。
宇宙っていう言葉が何回その制作ドキュメントに使われてるか。
数え方によるかもしれないけど、私が数えた限りで言うと、2013年の防衛大綱には宇宙って言葉が10回出てくるんですよ。
で、2018年と36回なんですよ。
めっちゃ増えた。3倍以上?
はい。防衛大綱の中に散りばめられたっていうのは結構面白いことで、やはり制作文書って一つ一つの単語に意味がある。
一つ一つの文字に意味があるっていう中で、それだけ宇宙って言葉が使うってことは、
過去に比べられないぐらい防衛省としても、日本の国防的な観点も宇宙が非常に大事だというふうに見なされてると言ってもいいんじゃないかな。
確かに確かに。これってあれですか、それ出たタイミングって宇宙防衛軍みたいな、あれ出たのもそれぐらいの時期ですか?
まさにその通りですね。宇宙領域専門部隊、宇宙作戦隊っていうのを作りますよっていうのがまさにそのタイミングですね。
宇宙防衛がゲームか。
でも宇宙作戦軍になるのかな?軍って群れの群れというか、軍事の軍ではないほうの軍。
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クラスターのほうですね。
になるようですけどね。徐々に規模拡大しながらできることを今頑張ってるみたいですね。
っていうのが宇宙安全保障っていうとそんな形なんですよ。宇宙の科学技術ってもうなんか皆さんもご存知の通り
宇宙工学であったり宇宙理学という分野を押し進めるという分野、領域と、そもそもある科学技術の高度化っていう意味で
例えば衛星って基本的に電波通信を使ってますけど、今みんながやろうとしている光通信をやろうとしているあったりとか。
そうですね、今結構注目高いですね。
そうですよね。あと輸送システムっていうのもこれまで使いすらったのが再利用になったりとか。
最近で言うとブルーオリジンでね。
ベゾスさんのやつとかね。そういった技術が開発されていたりとか。
あとは三角連携を作りながら新しいエコシステムみたいなものをJAXAさんとかですね。
いろいろやられてたりとかしますので、いろいろな活動の中で科学術をつなげながら新しいもの、新しいノウハウ、新しい強みっていうのを作ろうとしている。
宇宙に限らず一般的にそうですよね。
三角連携ってこれなんか最近よく聞くワードじゃないですか。
はい。
産業の面と学術の面の融合って意味ですよね。
そうですね、はい。
それがさっき言ってた宇宙工学とか宇宙理学の方でずっと発展してきた技術を、じゃあビジネスの方にどう使っていくのかみたいな、そういう融合の方向性ですか。
そうですね、三角連携っていう言葉だけで言うと、科学技術系の中で一番分かりやすいのが、やっぱりサイエンスとビジネスって遠いよねっていうところですよね。
そうですね、僕ずっとサイエンスの方にいたんで、今頑張ってビジネスの方を突こうとしている段階ですね。
そうですね、やっぱりそこってこれまでの多分もう過去逆流れば何十年何百年みんなが悩んでいると思うんですけど、やっぱりサイエンスをどう重要化していくのかっていうより実社会に貢献するのかっていうそこのバランスっていうか距離感ってやっぱりいまだになかなかそのギャップを縮めるのって難しいなって皆さんが悩まれている中で、
とはいってもサイエンスがなければ新しいものは生まれないし、あるいは求められていることがわからないと何をサイエンスすればいいかわからないみたいな、お互いがお互いのことを見えていないって世界多分多くて、朝口に限らないと思いますけども、おそらくそれをもう少し組織的に、仕組み的に推進していくことを加速しようというのが多分大きく政府含めて仕掛けとして頑張ってくださっている。
なので三角連携もそうですけど、三感覚連携も今非常に活性化されているんじゃないかなと。
そこにさらに政府の動きも入ってきてってことですね。三感覚になると。
はい、政府が後ろ盾になってやってくださる。お金と仕組みと法律っていう面ですかね。
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そこからサポートするっていうか。
そうですよね、最近宇宙法とか結構注目高いですもんね。
そうですね、先ほど宇宙資源法案、宇宙資源法が世界で4番目にできたりとか。
そうですね、ポッドキャストが取り上げました。
今後大分県から発着するバージンオービットのロケットの発射が、あれを航空法で管理するのか、宇宙法で管理するのか、またまた新しい法律なのかっていうのはこれまでも議論だったし、でもそろそろもう決断しなきゃいけない。
確か1年後でしたっけ、2年後でしたっけ、バージンオービットが飛びたいっていう人がいるので、多分それに合わせて法律の解釈なのか判断を仕決めなきゃいけないのか、多分今の現行法だとやりきれないんだったら新しいのを作らなきゃいけないので、多分おそらく内閣府の方々が基本となっていろいろと検討されてると思いますけど。
確かにそう考えると三角だけじゃダメで、三感覚連携になるっていうのはしっくりいきますね。
そうですよね。という感じですよね。産業面ってわりとわかりやすくて、純粋にリスクマネーがどんどん増えないとベンチャーがなかなか事業として生き残っていけないですよね。
リスクマネーってその投資、宇宙事業が投資されるお金ってイメージですか?
そうですね。ベンチャー企業とかにちゃんとお金を出してあげないと、面白いアイディアも技術もなかなか実現にならないってことですね。実現につながらないからってことですね。
なのでやっぱお金って結構大事よねとか。
オープンアンドフリーデータという形でテルスって皆さんご存知ですか?
空畑とかやってるとこですね。
いろいろと産業活性化させる仕組みっていうのはいろいろやられてるなというふうに思います。
確かに確かに。ここがいわゆる産業の面ですか?
そうですね。産業面面白いのが、宇宙基本計画って長谷科学が出してるものがあるんですけども、平成28年のときのものと、今我々が乗っかっている宇宙基本計画の例は2年のもの。
これ2つ政策文書として横を比較してみるとですね、当時平成28年のときって安保が非常に懸念だと。
さっきの宇宙政策の中で大事って言われてる、さっきおっしゃってた安全保障ですよね。
これが結構重要でかつ懸念なので、宇宙システムをより強固にしなきゃいけないねとか、
産業もその世界の競争の中で勝ち残って生き残って、宇宙システムを維持するために必要な技術開発しなきゃいけないねと。
宇宙安全保障というのは非常に重要な課題として作られていたんですけれども、
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例は2年に新しく改定されたもので、もちろん安全保障は重要なんだけれども、
科学技術の育成が何よりも大事だよねっていうのと、民間企業をみがけると民間をすごく重視する。文豪が非常に入ってます。
安全保障をどうにかしなきゃいけない。おそらくそれは依然として、民間は入ってきてるけど、どこかしら政府主導の面は強いんだろうなっていうようなことが読み取れる表現だったのが、
新しい今の我々が計画を実行している、宇宙規模計画に則ると、民間がそこを牽引して、科学技術を発展させて、ビジネスを生み出して、お金を生み出して、
それが安全保障に貢献するっていうように、非常に方針が大きく変わった。
確かに。じゃあどっちかっていうと、なんか上からこう引っ張っていくっていうよりは、産業全体を底上げしていくことで、安全保障も高めていきましょうみたいな。
はい、そうですね。
そんな変わってるんですね。
大きく政策面から変わっています。
さっき話した、そんな本屋さんの一角が変わるとかいうレベルじゃない変わり方をしてるわけですね。
もしかしたら、そういうことなのかもしれないですよ。
じゃあもう、宇宙政策のところで結構しっくりくる感じ出てきちゃってるんですけど。
ですよね。なので、宇宙政策からなんで宇宙を目指すのかって考えるときに、安全保障上の価値がありますよとか、科学技術を押し上げるために必要ですよとか、
あるいは純粋産業として経済を発展させる必要ですよっていうふうに側面からすると、宇宙政策っていう一般的な考え方からだいたい語れる分野なんですけど、
でもこれでやっぱり語れないのがあって、それって何かっていうと、
なんで月火星に人って向かうんですかっていう問いに答えられない気がするんですよね。