8月は土星の見頃!そんな土星といえばリング!輪っか!土星がなぜ見頃なのかを解説しつつ、最新の研究でわかっているリングの謎を解説します。
CROSSPODディレクターズカット版公開されました!!聴き逃した方、是非チェックしてください!銀シャリの橋本直さん、chelmicoの鈴木真海子さん、ありがとうございました!
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ソース
https://subarutelescope.org/jp/results/2017/02/23/872.html
Credit :国立天文台
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回は、8月に見頃を迎える土星。
これが、なぜ見頃を迎えるのかっていうところの話に加えて、 土星について分かっている、ある面白い研究を紹介していきます。
土星の輪っかは、見るタイミングによって光り方が違うんじゃないか。 こういったところから、土星の輪っかの謎について、迫った研究を一緒に紹介することで、
夏の夜空を楽しめるような、そんなお話ししていこうと思っておりますので、 ぜひ最後までお付き合いください。
2023年8月4日始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の梁が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1030話目を迎えております。 基本的には1話完結という形でお話ししているので、気になるトピックだったり、気になるタイトルだったり、
そういったところからね、ぜひ聞いていただけたらと思います。 エピソードが1030個もあるので、あ、ってことはあれですね。
1000話を迎えてからもう1ヶ月が経つと。 これちょっとびっくりな数字になってきてるなぁと今実感したんですけど、まぁそんな中で、例えば
昨日とか前回1029話では、地表スレスレにいる時の月の大きさとか、夕日の大きさとか、見え方とか、ああいうのって何でかわかりますかっていう話だったりとか、
それの前はもうなんか星とかの周りを回ってない謎の惑星みたいな、そういったところの話ししていきました。
でじゃあ今回どんな話するかっていうと、やっぱりこれ身近な天体イベント楽しいじゃないですか。
そこで今回は見ごろを迎える土星に関するお話。 土星がめちゃめちゃ綺麗に見える時期がやってくるっていうところと、
ちょっとその土星の輪っかに関する研究紹介していきたいなというふうに思っております。
土星ってパッとみんな頭の中でイメージつきますか? 多分、惑星としては一番有名な天体の一つなんじゃないかなと思いますね。
一番、まあ火星とか木星とか土星ぐらいが一番身近に感じる惑星だと思うんですよ。
土星は真ん中に天体周りのがあって、その周りに輪っかがあるっていうのが特徴ですね。
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輪っか。この輪っかがあることが多分この土星っぽさ、みたいなところを表している一個の要因になってるんじゃないかなと思いますね。
それこそアパレルブランドにも土星のマークの会社ありますよね。
それで土星が好きって言ってる人を見たことあるなって思うぐらい、それの印象が強い人もいるんじゃないかなと思います。
そんな中で、じゃああの土星の輪っかって何なんだろうみたいな話をしていこうと思うんですけど、まずは
まずは身近な天体現象のお話ですね。土星がこの夏、8月めちゃめちゃ見ごろになっているっていう、そういうお話からしていきたいなと思っています。
その輪っかを持っている土星なんですけど、水・金・地・火・木・土ですよね。
だから地球から見ると、火星・木星・土星っていうぐらいの順番だから、比較的遠い天体ではあるんですけど、
みんなが輪っかを見たことあるぐらいの、それぐらい見えやすい天体ではあるんですよね。
そんな中で、8月の末、特に8月の27日とかには、土星が最も見やすいタイミングの一つと言われているタイミングに差し掛かります。
このタイミングをショーって言うんですけど、ショー。
どういう意味かっていうと、太陽系の天体って、地球と同じ感じでぐるぐるぐるぐる太陽の周り回ってるじゃないですか。
で、土星のぐるぐる回るペースって、1周確か30年とかなんですよ。
地球が1年で回るのに対して、30年かけて太陽の周りを一周しているっていう、そういう天体なんですね。
そんな中で、ショーっていうタイミングは、地球から見て、太陽とちょうど反対側に土星が来るタイミング。
つまり、太陽、地球、土星っていうタイミングになるんですね。
で、このショーのタイミングっていうのは、軌道が一致してるっていうところから、地球と土星との距離っていうのが一番近くなるんですよ。
一番近くなって、その明るさっていうのが、0.4灯球ぐらいの明るさで夜空に輝いてくると。
0.4灯球、これは本当に、基準でいうと0灯球っていうところが、かなり明るい天体っていうところにもなるんで、それぐらい明るいっていうところですね。
で、その見かけの大きさっていうのも大きくなっていて、目でその輪っかが見えるかっていうと、そうではないんですけど、
望遠鏡で拡大すると、そういう輪っかの様子とかも見えてくるというようなところですね。
だからこれ、実は8月って、ペルセウス座流星群が8月の14日?13日かな?っていうところにあって、
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その後8月27は、もう土星が一番見やすいっていうようなタイミングになるっていうところで、
まさに天体現象のオンパレードなわけですよ。
しかも古川宇宙飛行士、この間3回前4回前のエピソードで話した古川宇宙飛行士が、宇宙に飛び立つのも8月の17から21とかに変わってたのかな?
23日だったかな?っていうような感じで、もう8月は宇宙イベントづくしなんですよ。
しかもあれだ、日本が今手がけてる月面着陸船のスリムとX線天文衛星、僕がもうずっと研究をしてたX線天文分野のクリズムってやつの打ち上げも8月にあるというところで、もう8月宇宙まみれですね。
このタイミングで宇宙話を聞いてるあなたはもう本当にラッキーというか、
僕がこのポッドキャスト聞いてくれてる人たちには、他で喋ったらそんなことあんだって言えるような話をちょっと付随でね、いろいろ話していければと思ってるんで、ぜひこの8月の天文イベント目白押しのタイミングは注目しておいてほしいですね。
で、この土星が見ごろになっているというところで、土星じゃどこに見えるのかっていうところで言うと、太陽が夕方ぐらいに沈みますよね。
で、その頃に東の空から昇ってきて、で、太陽の昇る明け方には西に沈む。まあそうじゃないですか。
太陽、地球、土星っていう形で一直線に並ぶのがこの昇っていうタイミングだから、太陽とは全く逆の動きをするんですよね。だからこそ見やすくなっているっていうところもあるんで、ぜひこの土星を見てほしいんですよ。
やっぱり輪っかが綺麗だからね。なんかこう誰か望遠鏡持ってる友達とか知り合いとか、もしかしたら近所でね、そういう観望会っていう望遠鏡を覗かせてくれるイベントだったりっていうのもあるかもしれないので、
そういったところをね、ぜひ注目してみてください。でですね、この土星の輪っか、土星見るって言ったら輪っかを見るようなもんじゃないですか。
そうなった時に、土星の輪っかって何でできてるか知ってますか? 土星の輪っかっていうのはもう本当にみんなが大好きな輪っかぐらいの感じなんですよ。
世界中全員の人が、全員が好きな輪っかですね。 そんな輪っか、リングっていうのは何でできてるかっていうと、無数の氷の粒子
っていうところが、土星のこの赤道上空を回転しているもの。 これが輪っかなんですよ。
結構びっくりですよね。あ、氷の粒なんだ、みたいな。 じゃあ結構冷たいんだ、みたいなところがわかると思います。
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で、ただあの輪っかってどうやってできたのかとか、どういう性質なのかっていうのは、どんどんどんどん研究が進んでいる段階ではあったりするんですね。
で、だから、あのもう、土星に興味を持つ理由っていうのは、実はその謎めいた姿っていうのが魅力的に映ってるっていう可能性もあるかなぁと思わせてくれるぐらい
の存在なんですよ。で、そんな中で土星の輪っか、もうちょっと具体的にイメージしてみると、土星の輪っかっていうのはなんかこう
濃淡がついてるんですよね。 濃い場所と薄い場所とっていうところで、僕たちが目で見えるこの光っていうところで見ると、内側に
光ってる部分があって、そこの外側にも光ってる部分があって、間には黒い隙間みたいなのがあると。
いうようなところで、なんか暗いエリア明るいエリア、暗いエリア明るいエリアっていうような感じで、内側から順番になっていってたりするんですよ。
僕たちの目で見える光ではそうで、そうすると、土星ってそういうシマシマな模様もちょっとついてるよねっていうところで、みんな認識すると思うんですよね。
そこまで知ってるだけでもかなりの宇宙好きになると思うんですけど、これがなんと、赤外線で見ると見方が、見え方が違うっていう、そういう研究結果が実は出てるんですよ。
これ2008年に観測された、土星の観測に関する論文なんですけど、これ面白いのが、赤外線で見ると、目で見える、僕たちが目で見てる光の可視光って呼ばれる光で光ってる部分が暗くなって、
逆に可視光で見てる暗い部分が明るくなっているというようなところの違いが出た。つまり、
人間の目では、黒、白、黒、白で見えてるものが赤外線っていう、昔のね、このポッドキャストのリスナー層で言うと結構伝わんのかな、
赤外線通信みたいなスマホとか、スマホじゃないや、柄形だ、柄形での赤外線通信とかで使ってた、あの赤外線を使って宇宙を見ると、
この土星の輪っかっていうのは、白、黒、黒、白、黒、白だったやつが、白、黒、白、黒に変わってるんですよ。
これが、まずこの発見された、2017年ぐらいの研究で発見されたものなのかな、っていう風になりますね。
観測のタイミングは2008年というところで、まあ今からだいたい15年前。
だから、土星って、見え方がさっき30年で一周するって言ったじゃないですか。
で、半分回ってる時っていうのは、地球からの見え方一緒なので、見え方は15年周期っていう風に言われてるんですけど、まさに今と同じ状況の土星が見えていた頃のお話っていうところですね。
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で、これ面白いのが、しかも2005年と2008年っていう2回、土星を観測したっていうのも、その研究の中に含まれていて、
その時は、土星の明るさっていうのは、さっきね、可視光と見たら、白、黒、白、黒が、黒、白、黒、白になったっていう話だったんですけど、
この時は、可視光、2008年の可視光で見えている光り方と、2005年の赤外線で見えている見え方って一緒なんですよ。
で、これ何が白く見せてて何が黒く見せてるのかっていうところで言うと、その氷とかを含んでる輪っかの粒子ありますね。
輪っかの粒子がどこに熱を持ってるかみたいな、そういったところで結構変わってくると。
でも、土星自体はそんなに熱を発するわけじゃないので、太陽との距離感だったり、太陽から光、光って熱だから、
熱を受けて、どこに熱が溜まるかみたいなところで変化していくというようなところがわかるんですね。
なので、この当時の研究からわかることっていうのは、土星の輪っかっていうのは、熱を保持しやすい場所が年々変わっていく。
太陽に向ける姿とか角度とかでね、変わってきて、それによって輪っかの光り方も変わってくるっていう、そういう研究なんですよ。
じゃあ、今回の、今、2023年8月4日ですね。
2023年の夏に、土星が見頃になったタイミングで、土星を見たときに、望遠鏡で見たら、その白黒白黒のバランスっていうのが、
一体どうなっているのかっていうところを確認するっていう、一個上の目線での土星観測っていうのができるんじゃないかなと思ってます。
これはしかも、この数々ある宇宙イベントの中でも、土星を見に行こうっていうところをやってみた人、そして宇宙話を聞いている人に送ったことによって、
その人だけでも、そういう楽しみ方ができたら嬉しいなと思うし、宇宙話のことを一切伏せて、その天体観測に一緒にいる人に向かって、完全なマウントを取るっていうのもね、
一つ、宇宙好きとして振る舞ういい機会なんじゃないかなと思います。
宇宙話の宣伝してくれたら嬉しいですけど、そこはお任せしますね。
みんなのうちに秘めて、まるで宇宙好きかのように外で振る舞うというようなところをちょっとやってみるといいんじゃないでしょうか。
ということで今回は、8月に見ごろを迎える土星と、その土星の輪っかが何でできていて、見え方がタイミングによって変わる、そんな研究と一緒に紹介させていただきました。
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ということで本題は以上となっていて、途中で話したんですけど、やっぱり8月、天文現象そして宇宙イベント目白押しです。
ぜひですね、まず8月の13日とかにあるペルセウス・ザ・流星群見て、その次の週とかにあるロケットの打ち上げ見て、
その次の週にある土星の見ごろ見てっていうような感じで、8月夏休み雰囲気出てますけど、そういったところで宇宙楽しんでいただけたら面白いんじゃないかなと思っております。
僕も暑い中、体調も崩さないようにして、毎日毎日宇宙話、更新していけるように頑張っていきたいなと思っておりますので、これからも皆さんよろしくお願いいたします。
ということで今回は以上にしていきます。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの地下にあるレビュー、ぜひよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話、または概要欄のお便りコーナーやスポティファイのQ&Aコーナーからじゃんじゃんお寄せください。
次回はですね、これ次回は地球の周りを覆っているバリアー、
そしてこれのおかげで見れているオーロラ、このあたりの地球のバリアーの能力について、最新の研究出ておりましたのでこちら紹介していきたいと思います。
太陽フレア好き、オーロラ好き、地球のバリアー好き、ただただバリアーが好き、そんな人にはぜひ聞いていただきたいなと思っておりますので、明日もぜひよろしくお願いいたします。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
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