1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2023-08-13 20:11

1039. 君はペルセウス座流星群を作り出す天体を知っているか?

三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群をピックアップ!どうやって起きていて、どんな天体がその現象を発生させているのか?まで深掘りします。初級者向けから上級者向けまで降りていく、スペシャル回です!



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ソース


Credit : NASA

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、ペルセウス座流星群、三大流星群が見ごろを迎えるというところで、
どういった流星群なのか、そして宇宙話ではもっと深いところまで入っていって、 流星群はなぜ起きるのか、
そしてもっとさらに深いところまで行って、 流星群を作り出す天体とは一体どういうものなのか、
そういったところまで深掘っていく、まさに天体現象、 流星群を一番奥まで深く話していく宇宙話をお届けしていきたいなと思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合いください。
2023年8月13日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1039話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたらと思っております。
前回は、人工衛星のデータって触るの難しいな。 よし、みんな使えるようにしてあげようということで、
NASAが人工衛星の地球観測データのAIを作ってくれた、そんなお話をしていたりとか、その前はもうちょっとポップに、そして科学系ポッドキャストのコラボっていうところで、音楽かける宇宙っていうところのお話をしていたりと、なかなか面白いところ揃ってるんじゃないかなと思っているので、
そのあたりだったり、過去のブラックホールの話だったり、聞いていただけたら嬉しいなと思っております。 そんな中で今回お話しするのは、流星群のお話ですね、流星群。
2023年の8月13日から14日、まさに今日にかけて、今日から明日にかけてですね、見ごろを迎える流星群。
これがペルセウス・ザ・流星群なんですけど、流星群の元になっているのってどういうものなのか、流星群がそもそもどうやってできるのかっていう話のところから、その流星群を作ってくれている元の素材というか、星についてお話ししていくっていう、ペルセウス・ザ・流星群を深めていくお話ししていきたいなと思っております。
でですね、今回ピークを迎えるペルセウス・ザ・流星群っていうのは、世界天文イベントの中でもかなり注目度の高いものになっていて、
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三大流星群と呼ばれるものの一つに組み込まれているのが、このペルセウス・ザ・流星群です。 1月にあるシブンギ・ザ・流星群、そして8月にあるペルセウス・ザ・流星群、
12月にあるフタゴ・ザ・流星群っていうところで、これが一応3つ、三大流星群として数えられている流星群になります。
で、この流星群のポイントとしては、まず、ものすごいたくさんの量の流れ星が見れる、見やすい時期であるっていうところですね。
で、だいたい流星の出現期間っていうところは、一応7月頃から見やすくはなっていて、そこから7月17日から8月の24日っていうところが流星が出やすい、
ペルセウス・ザ・流星群由来の流れ星が見える可能性があるというようなところになっていて、その上で一番見やすいのが8月13日の前後ぐらいですね。
で、これ、一番見やすいタイミングが今っていうだけなので、ただね、今ちょっと台風の影響とかがあって、なかなか天気がかんばしくない地域も多いんじゃないかなと思うんですよね。
そういう方は、前後の日付とかを見て狙ってみるっていうのも結構見やすいんじゃないかなと思います。
ちなみに僕も昨日ちょっと暗いところに行ってたんですけど、街の光が少なめのところですね。
そこで僕は見れなかったけど、友人は見えたって言ってたんで、これはまあ、やっぱ前後の日付っていうところだと見やすいんじゃないかなと。
で、しかもなんか雲の間とかから見えるような感じだったみたいなので、全部雲もなく綺麗な青空になっていたら、より見やすい状況っていうのがあるんじゃないかなというので、
自分の住んでいる場所だったり自分のいる場所の近くにある近くの天気予報っていうのをこまめにチェックしてみるといいですね。
で、だいたい1時間あたりに見れる星の数っていうのが40個ぐらいっていう風に言われてます。
その一番いい時期において、夜空の暗い場所で観測した時っていうところがポイントになるので、
例えばちょっと東京とか明るい場所、大阪とか都市部のところに住んでいるような人たちっていうのは、見上げた時に結構見える確率っていうのは減っちゃうかもしれない分、
少しでも暗いところに行けば見える個数っていうのはぐっと増えてくるというようなところですね。
で、見やすい時間帯とかっていうところで言うと、これは放射点って呼ばれるものが一応定義されていて、
だんだん夜中になってくると上の方に上がってきて、午後9時から10時頃っていうところには結構高い位置まで来ているというところなので、
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空全体が見渡せるとこで見ていれば大丈夫かなっていう。
僕、流星群見に行った時とかは、そんなに方角は気にしたことないですね。
こっちらしいって言ってるけど指さしてる逆側でドバーって光るみたいなのも全然経験したことあるしっていうところです。
この辺りの話っていうのはちょっとググってみればすぐ分かるし、
宇宙話としては情報が浅すぎるのかなと僕は思ってるんですよね。
だってわざわざポッドキャストで宇宙の話が聞きたいっていうみんなの欲としては、
なんとなく誰も知らない話を知りたいなって思ってくれてるんじゃないかなと思うんですよ。
だから流星群の中級編、次のステップとしては流星群どうやって起きるのかっていうところも多分みんなあんま知らないし、
その上でその流星群を作り出してる天体にまでちょっと踏み込んでいけたら面白いかなと思ってるんですね。
なのでちょっと深い話に入っていこうと思うと、流星群どうやってできるのか。
これ過去のエピソードでも話してるから、もしかしたら宇宙好き、宇宙話好きの人たちからすると聞いたことあるよっていう話だったり、
あとはTwitterとかYouTubeとかでも動画結構出てるんですよね。
何が流星群を作り出すかっていうと、ポイントは彗星にあります。彗星、ほうき星って呼ばれるやつですね。
これ見たことある人いるのかな。なんかちょっと前に話題になった彗星とかはあったけど、僕見れなかったんですよね。
彗星ってなんか大きい光の玉みたいなのが夜空に輝いていて、そこから後ろに王を引いているような感じで薄く尻尾が伸びているような、
そんな天体のこと。しかも流星群みたいにズバーって速く行くとかではなくて、なんか普通の星みたいな感じで空に輝いてるけど、
なんか光も後ろに出てるし、すごいスピードで動いてるんじゃないかなっていうように見えるような天体ですね。
そういう天体たちっていうのがあって、その彗星っていうところが宇宙空間をぐるぐるぐるぐる回るんですよ。
彗星が実はこの流星群っていうのを作り出していて、もうちょっと詳しく話すと、
あの彗星っていうのもたまたま地球の近くに飛んできたようなものを見てるかっていうと、たまたまではないんですよね。
彗星も太陽の重力に引っ張られているような軌道で、実は太陽系の中というか太陽系の周りをぐるぐるぐるぐる回っている天体の一つなんですよ。
これ結構びっくりじゃないですか。で、例えば今回のペルセウス座流星群みたいなやつっていうのも元になる
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スイフトタットル彗星って呼ばれるものがあって、その彗星が地球の周りをすごい、太陽の周りか、
太陽の周りをものすごく太陽の近くまで行く場所と遠く離れている場所っていうところを
楕円形でぐるぐるぐるぐる回るっていうそういう天体の軌道を持っているんですよ、その彗星はね。
で、その彗星がぐるぐるぐるぐる、太陽の近くから太陽の遠くまでの楕円を回っている。
で、彗星っていうのはさっき言ったみたいに尻尾をバーって出しているような感じで、あれって天体自体が崩れているような様子だと思ってくれればいいんですね。
そうすると、その崩れた星の屑とかっていうのが、そのまま自分が回っている軌道って、それ重力が安定している場所っていう意味合いでもあるので、
その彗星が通ったところに自分の星屑とかカスっていうのを残していくんですよ。
つまり、彗星が通っている軌道の上っていうのは、彗星のゴミもたくさんふわふわ浮いているっていう、そういう状況が宇宙空間には広がっていたりするんですね。
で、これ面白いポイントが、地球って太陽の周りをぐるぐる回ってるじゃないですか。
これ光転っていう現象で、おおやけのに回るで光転ですね。
で、光転していると、地球の場合はおおむね太陽の周りをこう回るぐるぐるぐるぐる回ってるんですけど、1年に1回回りますね。
で、この1年に1回回る間に、毎年1回その彗星の軌道とクロスするような場所っていうところを地球が通るんですよ。
つまり、彗星が作った、なんかゴミダメって言ったら変だけど、ゴミ、彗星の体の一部っていうのが軌道上にふわふわ浮いているようなところを地球が年に1回通るんですよね。
そこが彗星の軌道との交差する場所で、そこに突っ込むタイミングで、流星群っていうのが発生してる。
つまり、この流星群が発生しているタイミングっていうのは、ある彗星が宇宙空間に撒き散らした星屑の帯域に地球が突っ込んでいったタイミングで流星群が発生しているっていうことなんですよ。
これね、動画で見た方がわかりやすいからもうググってみてください。動画すぐに出てきます。
で、これで流星群っていうのが発生する。しかも毎年さっき言ったみたいに、3大流星群も1月、8月、12月っていう3つあるって言ったけど、まさにこれは地球が1年に1回太陽の周りを回る中で、
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ペルセウス座流星群だったらペルセウス座流星群の元となる彗星、あとはシブンギ座流星群だったらその元となる天体の軌道っていうところを、ただ単に地球が通過するから、その流星群が発生するというような、そういう状況ですね。
だからなんか、もうちょっとロマンチックな感じだと思いませんでした?流星、なんかこう、一時期になると地球に何かが近づいてきてとかって言うんじゃなくて、もう僕たちはこう、地球っていう船に乗ってるわけじゃないですか。
その地球の船が、なんか1年に1回、すごい不安定な、なんか荒れ狂った海みたいなとこに、流氷とかゴミとかいっぱい浮いてるとこに、ゴボゴボゴボゴボっていって、突撃していくみたいな。そうすると船めっちゃ揺れるけど、なんか周り輝いてる、気持ち悪いみたいな。
っていうのになるのが、実は流星群の正体だったりするんですよ。で、そんな流星群の正体、みんなね、もしかしたら今までピンときてなかったかもしれないし、まあそういうもんだよねって思ってる人もいるかもしれません。
で、そして最後に、じゃあこの元となっている彗星ってどんなものなのかっていうと、これ最後ですね、一番深いとこまで行きましょう。元となる彗星っていうのは、スイフト・タットル彗星って呼ばれるもので、スイフトさんとタットルさんっていうのが昔発見した彗星であるっていうところが特徴になっている、名前がついた彗星ですね。
で、これ面白いのが、さっき言ったみたいに、太陽にものすごく近づくタイミングと離れるタイミングっていうところの楕円の軌道を持ってるって言ったじゃないですか。で、地球は太陽の周りを1年で一周するけど、スイフト・タットル彗星、このペルセウス座流星群を作ってくれる天体っていうのは、133年で一周するっていうふうに言われてます。
133年。もうね、かなりの長さですよね。で、この133年でぐるぐるぐるぐる回っていくっていうところで、次に最も地球に近づく、太陽に近づいてくるっていうところで言うと、2126年とか。
だいたい今から100年後ぐらいって言われてます。ってことはですよ、周期が133年、そして次は100年後、33年ぐらい前に地球に近づいたタイミングっていうのがあるんですよね。
そのタイミングでは、やっぱり彗星に対してみんなの注目度っていうのは高くなっていたっていうところがあって、これ面白いんですよ。日本のアマチュア天文学者の方に木内さんっていう方がいらっしゃるんですよ。
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この方、すいません漢字だからね、僕名前がどっちだか全然わかんなくて、この木内さんっていう方は日本のコメットハンター、彗星探査家っていうふうに言われてるんですよ。
で、その方が天文が大好きで夜空をバーって見ていたときに、その前回一番近づいたタイミングっていうときに、その彗星が再発見されたというようなところで、この天文協会にもそれが認められて、みたいな感じで結構こう、
ペルセウス座流星群に紐づくこのスイフト・タットル彗星っていうと、この日本人の方の名前が出てくるっていうような感じで、彗星とかを専門に研究している人とかよりもアマチュア天文学者、アマチュア天文学者だよなっていうところの方っていうのがしっかりとそこを発見しているっていうような、
日本の底力みたいなのがね、本当にグイグイ感じられるような、そんなエピソードが実は裏にあったりするんですよ。で、この方はいろんな彗星の発見とかっていうところにも貢献していて、
1990年代とかには、自分の名前のついた彗星とかっていうのが、彗星って自分一番最初に見つけた人が名前つけれたりするらしいんですよね。っていうところで、そういう日本人が深く関わってるのも実はこのスイフト・タットル彗星というようなところになってたりします。
で、こういった彗星っていうのがさっき言ったみたいに、彗星ってそもそも王を引く現象って見たことあるじゃないですか。あの王を引いてるのって、その軌道上に自分の進んできた方向に自分のガスとかをバーって巻き散らして、なんか何て言うんだろうな、こうめっちゃ速く走ったらその後ろになんか風とか模様みたいなのがバーってできるみたいな、そういうのあるじゃないですか。
あるじゃないんですよね、実は。彗星の姿って、そのほうき星っていうぐらいで、後ろに王を張ってバーっと流れてるような風に見えるんですけど、あれ実は進行方向と逆側に王を張っているわけではなくて、太陽に熱されて、で、その太陽に熱された部分から後ろに向かって、なんか太陽の熱とかで吹き出された自身の水分だったりとか、
プラズマ化したものとかっていうのが、後ろに向かってバーっと出ているっていうようなイメージで、あれどっちかっていうと影みたいなものなんですよ。太陽に照らされたのと反対側に影ができるみたいな感じで、太陽に熱せられたせいで、星の後ろ側に向かって、その水蒸気とかがブワーって出ていったりしているみたいな、そういった感じの姿で捉えられるのが彗星なので、
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なんか、流星群だけじゃなくて、流星群の元になっている天体とか、それが水星だけど、そのほうき星、水星とかっていうのはどういう風に輝いてて、どんな人物がいて、どういう風に太陽の周り回っているのかなみたいなところまで広がっていくと、ちょっと宇宙好きっていう面を深められるんじゃないかなと思うので、ぜひね、そちらも楽しんでいただけたらと思います。
ということで、今回は多分他の宇宙サイトとかだと、バラバラで4記事とかにするようなところを、もう20分でがっちり、水星についてとか、流星群についてとか、流星群の情報とか、たくさんいろいろ話させていただいたので、ぜひですね、こういうのを聞きながら天体観測を楽しんでみてください。
ということで、今回の本題は以上にしていきたいと思います。
まあ、身近な天文現象、こういうのいろいろあったりするし、8月は宇宙イベント盛りだくさんなので、少しでもね、興味持ったやつ、1個でも楽しんでもらえたらいいんじゃないかなと思います。
土星の見ごろ、こないだ迎えたし、流星群あるし、この後、宇宙飛行士が宇宙に行くっていうのもあるし、日本のめちゃめちゃ、今後の命運をかけたミッションたちが宇宙に行く、月に行くっていうのもあるし、
というので、そういったところもね、8月中に楽しんでいただけると、ちょっといい夏が過ごせるんじゃないかなと思っております。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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