1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1078. 太陽系はどこでもオーロ..

水星でもオーロラ!?どんなに磁場が弱くても、オーロラは見える。地球、木星との比較から考察。


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ソース

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-09-15-1

Credit : SpaceX

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サマリー

地球以外の惑星でもオーロラが発見され、木星と水星でのオーロラ発生メカニズムが研究されています。特に水星で見つかったX線オーロラを発生させるコーラス波動は、太陽系全体で普遍的な現象として指摘されています。太陽系の中でものすごく磁場の低い彗星とものすごく磁場の強い木星の両方で、X線オーロラを発生させるメカニズムが普遍的に存在していることが明らかになりました。

00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回は、地球そして木星以外に水星でオーロラが見つかった
太陽系の一番内側の惑星でオーロラが見つかったっていうところから、 太陽系内でオーロラが発生するの、こういうことなんじゃないかっていう、なんと結構びっくりする
普遍性みたいなところが指摘された論文、公開されましたので、今回こちらを紹介していこうと思っております。
みんな大好きなオーロラ、そしてそこに絡んでくる宇宙話が大好きなX線の話、この辺りまで含んでいきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1
イグニッション
スペースとブラックホール
佐々木亮の宇宙話
2023年9月21日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1078話目を迎えるというところになっておりまして、基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
前回は、奏でる細胞の達さんをゲストに、今Amazon Musicでやってる科学系ポッドキャストのスタンプラリーに関するお話、どんなエピソード面白かったとか、そんな話ですね。
それの前はフィンランド初の宇宙スタートアップ、アイサイの勢いがやばいというようなところで、Twitterだったりいろんなところで結構好評のコメントをいただいて、僕的にもピックアップしてよかったなと思っているエピソードなので、そのあたりからぜひ皆さん聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
で、じゃあ今回どんな話をしていくのかというとですね、地球以外の惑星でもオーロラがやっぱり結構見えてるんだなっていう、そういうお話をしていきたいと思います。
オーロラ、もうなんか神秘的な地球上でのイベントの一つとしての代表格ですよね。
オーロラ、まぁ緑だったり赤だったりっていうのが、ひらひらした光が夜空を輝かせてくれる。特に北欧だったりとか、あとはカナダのもうちょっと寒いところですね、そういったところに行くとより見やすくなるっていうような感じの現象、これがオーロラです。
あとはまぁこう、北極とか行っても見えるんですかね。で、そうなった時に、じゃあオーロラってなんでできてるのか、地球だけの現象なのか、そういったところって皆さん疑問に抱いたことってないでしょうか。
水星でのオーロラ発見
オーロラはどうやって発生しているのか、そして他の惑星でも起きうるのかっていうところ、今回お話ししていこうと思ってるんですけど、まず他の惑星でも見えます。
一番よく知られているのは木星ですね。木星でもオーロラが見えるっていうところの話は、結構こう、ちょっと前までかなりホットなトピックとして扱われていたことが多くて、オーロラは本当地球上で見えるオーロラよりも何倍も光の強い輝くオーロラっていうのが実は木星でも見えるというようなところが明らかになってました。
で、そんな中で今回、天文学の研究の中で、特に彗星とかの近くを通って観測したレピコロンボっていうような研究、その探査機だったりとかっていうところの観測によって今回、あとミオですね。
ミオっていう日本の彗星磁気探査機っていうところの組み合わせだったりっていうところで、彗星でもオーロラが見えるっていうところの話が見えてきました。で、オーロラが木星でも見えるし、彗星でも見えるし、地球でも見えるっていうところがどういうとこにつながっていくのかっていうのが今日の話の最後になってくるんですよね。
で、そこに対して話していく前に、まずは地球上でのオーロラがどうやってできるのかっていうところの話をしていきます。
地球上でのオーロラっていうのは、太陽から飛んできた太陽の物質、特に太陽フレアとかって呼ばれるような太陽の表面での爆発現象が発生したときに、爆風によって太陽の物質が飛んできて、で、その太陽から飛んできた物質っていうのが地球の周りに広がっている磁力線、磁気っていうところとまず相互作用します。
地球っていうのは小学校だったり中学校だったりの教科書で、大きい磁石ですみたいな、そんな例えっていうのを見たことある人いるんじゃないかなと思うんですけど、まさにそうで、それのおかげでコンパスを指すと南と北っていうところが分かったりするっていうのがありますね。
で、そういった中で、地球の周りに、宇宙空間にも広がるように磁力線っていうのは広がっていっていて、で、その磁力線に対して太陽から飛ばされてきた物質っていうのが相互作用を起こす。
で、そうすると、その太陽から飛んできた物質たちっていうのは、地球の磁場に乗っかって、磁力線に乗っかって、北極だったり南極だったりっていう、いわゆるその磁力線が集まっていってる足元のところに、その電気を帯びたこう粒子たちっていうのがどんどんどんどん降り注いでいくっていうような形になるんですよね。
そういった降り注いでいく粒子たちっていうのと、地球の大気との相互作用で発生するのがオーロラっていうところですね、ざっくり言うと。
だからこそ、太陽で爆発が起こる、そしてその爆風が地球の方向に飛んでくるっていうところをちゃんと予測できるようになってきた昨今では、なんとオーロラの発生っていうのは意外と予測ができてしまうというような状況になっていて、太陽の研究に対してオーロラの予測っていうのもどんどんどんどん精度が上がっていく。
最近はAIとかを使って太陽フレアの発生予測とかっていうのも、24時間前とかにも結構な精度でできたりとか、そういったところが見えてきてるからこそ発展してきた分野でもあるっていうところなんですよね。
だからもうオーロラを見に行きたいっていうところはうんまかせにしないで、天文学の側からアプローチしていくと結構な確率で見えるようになるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
特に宇宙話からのアドバイスとしては、今からまさにオーロラ見どころ、見どきなんじゃないかなと思います。なぜなら、太陽の活動性、今どんどんどんどん上がってます。
太陽の活動性は再来年ぐらいのタイミング、2025年とかに最大を迎えるっていうところになっていて、活動性が高い時期っていうのは太陽フレアっていうのがたくさん発生しやすいっていうところが特徴としてあるので、そこを考えるとオーロラが見える確率が高いのはその時期なんじゃないかっていう予想も立てられますよね。
そういった感じで、オーロラ、ぜひ見たい人は見に行ってみるっていうところを計画してみてもいい時期なんじゃないかなと思います。そんな中で、地球以外でもオーロラが見えるっていう話、先ほどしましたね。木星でオーロラが見えて、そして今回は水星でもオーロラが発見されたというようなところです。
ただ、この発生メカニズムっていうのはなかなかわかっていないんですが、木星、水星で見つかったっていうところが今回研究が発展していく大きなポイントとして考えられそうっていうところですね。
木星だったり水星だったりっていう惑星で発生しているのは、実は僕たちの目で見えるような、目で見えるは可視光って呼ばれる光とはちょっと違って、この宇宙話ではいつも大プッシュしているX線、X線で輝くX線オーロラと呼ばれる現象が発生するというところが報告されています。
実際の観測で、水星の磁気圏探査機ミオだったりとか、あとは他の国、これベピコロンボはアメリカだったかな、なんかネーミングセンスが南米っぽくていつもごちゃってするんですけど、多分アメリカですね、ベピコロンボ。
あれ、まあいいか。ヨーロッパかアメリカの水星だったりっていうところの近くを通るような探査機によって、水星のオーロラっていうところが見つかりました。X線で輝く、しかも星たちの極付近でっていうところ。
木星でのオーロラ発見
そして木星っていうのも実際に地球の周りをぐるぐる回っている人工衛星たちの観測によってオーロラが見えてると。地球でも実はそのオーロラ、僕たちの目で見える光で輝いてますけど、実は僕たちが見てるあのオーロラも宇宙から見たときにX線で輝いているようなX線を放つオーロラだったりもするんですよね。
これはインテグラルって呼ばれるX線を観測できる衛星が実際に地球のX線のオーロラっていうところも確認しているというところで、木星も水星もそして地球もX線オーロラを発生させるっていうところが観測の事実として見えてきている状態です。
そんな中で今回、ネイチャーアストロノミーっていうところに2023年の9月14日に発表された研究によると、水星で発生したオーロラっていうのは水星が磁気を持っていることに由来するっていうところが考えられるプラスで、水星で見つかったことによって、
なんとこのX線オーロラを発生させる波動、コーラス波動って呼ばれるものが、宇宙空間では太陽系では特に普遍的なものなんじゃないかという風な指摘がされていました。
どういうことなのかっていうと、このX線オーロラを発生させる要因になっているコーラス波動って呼ばれるもの、ここに直結する星のパラメーターの一つが磁力なんですね。磁気。
で、その磁気っていうところ、ちゃんと各それぞれの星たちを持ってるんですよ。ただ、代償様々で、これ木星の磁場っていうところはなんと地球の2万倍って言われてます。地球の2万倍。
地球の2万倍と言われているからこそ、これ木星では僕たちが考えられないぐらいの規模のオーロラが発生してるっていう話したじゃないですか。それは、太陽から飛んでくる物質だったり、宇宙空間の物質かける磁場の力っていうところの関係性があるから、僕たちが見えているオーロラよりも規模が大きいものが出てくると。
なんかこれは地球よりも磁場が強いから、そうなるのはなんとなく想像がつくじゃないですか。その一方で、今回観測して、そして確認された彗星っていうところに関しては、彗星、めちゃめちゃこれ磁場弱いんですよ。
地球の1%、つまり100分の1ですね。彗星の磁場は地球の100分の1っていうようなところにもかかわらず、今回X線オーロラっていうのを発生させている。そしてそのX線オーロラを発生させるコーラス波動と呼ばれるものですね。
これが起きている。そんなところが明らかになったっていうところで、地球を基準にして太陽系の中でものすごく磁場の低い彗星っていう場所、そしてものすごく磁場の強い木星っていう場所、それぞれでX線オーロラを発生させる気候があるっていうところが観測的に明らかになったことによって、
少なくとも太陽系のすべての固有磁場を持つ惑星の中では、このコーラス波動、X線オーロラっていうのを発生させるメカニズムっていうのが普遍的に存在しているんじゃないかというようなところが指摘されたのが今回の新しいポイントですね。
地球が結構この宇宙話で最近よく話している内容ではあるんですけど、地球が大きい磁石として考えて、それに対して宇宙からどういうものが飛んできて、どういう相互作用を起こしていくのかっていうようなところって、なかなか知る機会もなければ、頭の中でイメージするタイミングもなかなかないじゃないですか。
しかもこういう情報ってまあテレビとかがやらないんで、そういったところを考えると宇宙好きのみんなに少しでも刺さってほしいっていう宇宙の理解に対する深さみたいなところは結構いいポイントなんじゃないかなと思って、今回はX線オーロラを発生させるっていうところが一体どういうものなのか。
そしてそれが太陽系の中で特に固有の地場を持つ惑星においては普遍的に発生しそうであるっていうところを最新の研究をもとにですねお話しさせていただきました。
でまぁ今回この研究結果紹介されたのネイチャーアストロノミーっていう、ネイチャーって呼ばれる非常に権威のある雑誌の姉妹雑誌っていうところになっていて、宇宙業界の中では結構インパクト強いっていうふうに認められるような、そういった論文雑誌でもあるので、皆さんちょっとどっかで覚えておくと、
例えば天文学者に出会った時だったりとか、めちゃめちゃ宇宙好きの友達に出会った時とか、そういったところのタイミングでこういう話題できるんじゃないですかね。
個人的には宇宙の話する時に、地場の話されたら、知ってるなこいつって思います。口悪いですよ。こいつとかって別に下に見てるわけではなくて、こいつできるみたいな感じで、
宇宙の中で地場とか気にするぐらい宇宙好きなんだって思えるような、そんな感じになる、ちょっとだけ宇宙に詳しい人ムーブができる、そんなネタになってるんじゃないかなと思うので、ぜひ皆さんね、この辺り楽しんでいただけていたら嬉しいなと思っております。
ということで、今回は太陽系の中で発生するオーロラっていうところが、なんと普遍的なメカニズムが隠れているんじゃないか。そんなお話しさせていただきました。いやー面白かったですね。これは僕も調べてて結構ワクワクした部分でした。
宇宙研究会議と研究活動について
この話、たぶん、もしかしたら今やってる天文学会とかでも発表されるんじゃないかなと思うんですよね。これ、日本のそれこそ発表されたの京都大学のプレスリリースとかにも載ってるので、今日まさに9月20日からですね、名古屋大学で天文学会、日本天文学会っていうの年会が開催されてるんですよね。
年会開催されているので、そこできっとこういう発表されてるんじゃないかなと思うとちょっとワクワクしますね。僕も天文学会、研究がっつりやってた頃には参加させてもらってて、なんかもう学会ってプレゼントみたいなもんなんですよ。
こういう言い方するのはどうなのかなと思うんですけど、本当、研究頑張ってきたご褒美で旅行行けるみたいな。これ、普通の出張とか行ったことある人とかと比べると、もう本当にわけわかんないぐらいの時間配分なんですよ。
何かっていうと、そもそも一緒に研究してる人と対面で会えるとか、そこでディスカッションできるっていう、あんまりかける時間っていうところで議論するようなものではないんですけど、だって発表とかって15分ぐらいなんですよ。
で、3日間とか4日間とか開催されて、それに研究費で旅行みたいな感じで行けるんですよ。実、稼働15分で終わりの出張みたいな。本当はちゃんと他の研究も聞くし、そこで勉強になったところから共同研究発展してとかっていうのもあるんで、さっき言ったみたいに、
かかってる時間とかの話ではないんですけど、やっぱちょっとそういった面白い雰囲気のあるところでもあるなというところだし、
ポッドキャスト聞いてる人、みんな知ってるかわかんないけど、学会といえば素人質問で恐縮ですがみたいな、わけのわかんない重鎮から変な前置き枕言葉をつけて質問されるみたいなね、そんなことがあるのかも。
僕はちなみにされたことないですね。だからまあ都市伝説的な話なのかなと思ってはいるんですけど、そういったのがもしかしたら今回の天文学会、9月20日から開催されてるやつで行われてるのかもしれないですね。
天文学会終わった後ぐらいでいろんな発表とかが出てきたりする可能性もあるので、そこはぜひちょっと楽しみにしておいていただいて、何か情報出てきたらどんどんピックアップしていきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。
ということで今回は以上にしていきたいと思います。あと1週間、あ、1週間じゃないか。9月26日まで科学系ポッドキャストのAmazon Musicとのタイアップっていうところをやってます。
Amazon Musicとのタイアップ、こちらですね。8エピソード聞いてもらうだけで、なんとAmazonポイント300ポイントもらえるっていうところだったりとか、いろいろあるんで、ぜひですね、これを機に科学系ポッドキャストちょっと深掘りしてみるっていうところをしてくれたら嬉しいです。
ということで今回は以上にしていきたいと思います。今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話し、またSpotifyのQ&Aコーナーだったり、お便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
20:28

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