日本が世界に誇るX線観測衛星XRISM。このXRISMが観測した、宇宙の遠くから太陽系の外からの来訪者3Iアトラスと呼ばれる
高星間天体に関する話をしていきたいと思います。 X線の観測器で
彗星なのかもしれない天体、高星間天体を観測する。これがどういう面白さがあるのか、どういう結果が得られるのか。
まだまだ探索期間ではあるものの面白いリリースが出ていたので、こちらJAXAのリリース紹介していきたいと思います。
それでは行きましょう。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1892話目ですかね、迎えております。 基本的には1話完結でお話ししているので気になるトピックからぜひぜひ聞いてみてください。
よろしくお願いします。 はい、ということでいただいているお便り紹介していきたいと思います。
リスナーネームルーボさんから。ありがとうございます、いつも。 先日宇宙ビジネス超入門配読しました。
ポッドキャストでのお話も含めて、最新の宇宙ビジネスの話もとても理解しやすかったです。 私はもともと医療従事者でしたので、宇宙に関する仕事に就くのは難しいかなぁと
半ば諦めていたのですが、この本を読んでだいぶポジティブな気持ちになりました。 まずは医療や健康産業につながる宇宙ビジネスについて現在どのような状況なのかを前向きに調べてみたいと思います。
忙しい中で前向きになれるような本を出版してくださって本当にありがとうございます。 ということでありがとうございます。
いやー嬉しいですね。なんかこう、昔からコメントをくれるルーボさんからこういったお便りをいただけるのはめちゃめちゃ嬉しいなというふうに思いますし、
なんかね、可能性広がったなぁみたいな感覚を持ってもらえるのはやっぱり嬉しいですね。
ということでまぁ なんか毎日ちょっと疲れながらもポッドキャストを更新していて良かったなぁと改めて実感できるような
そんなコメントでした。本当にありがとうございます。 ぜひぜひ宇宙ビジネス超入門手に取って見たよーなんていう
読んでみたよーなんていう感想あったら ぜひいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
ということでじゃあ本題いきますか。 今回お話しするのは
日本のX線観測衛星クリズム、このクリズムが観測した太陽系の外からの来放射3iアトラスに関するお話をしていきたいと思います。
史上3例目として話題をかっさらっていった3iアトラス、アトラス彗星ですね。
こちらまあ恒星間天体と言われる太陽系の外から来た天体だというようなところで
観測技術も上がり見つかってきた3つ目の天体となりました。 今までで
一番注目されたというかやっぱ名前として有名なのはこのオームアムアとかですね。 あとはボリソフ彗星なんて言われる2つ目もありましたね。
それのまあ続いて3つ目というような形になります。 そうこれはねー
あの先日アベマTV出させてもらった時にナオキマンの都市伝説ワイドショーっていうのを出させてもらった時もやっぱこの話題っていうの
すごいインパクトがあってみんな注目してたぐらいだったんですよね。 であれ見た
人からもこれあれは面白かったなみたいなあのテーマ気になってたんだよねって言われる ぐらいだったんでもしかしたらご存知かもしれません。
もちろん宇宙話でも何度も紹介してきましたね。 そうであの
まあ最初は恒星間天体 として確認されていた天体だったわけなんですけどいろんな観測が
いろんな観測装置で行われてでその行われた結果まあこれは彗星だろうというような ところが見立てとしては立っている。
なんかね彗星じゃないんじゃないかみたいなので宇宙船説みたいなのが出てくるのもこの 恒星間天体のちょっと面白い部分ですよね。
でまぁそんな中で彗星って実は X線天文学の中でもちょっと注目されている天体なんですよ。
なんでかっていうと まあ簡単に言ったらX線で光るからですね。
彗星ってもともとこう太陽系の中を動いている まあ岩というか氷の塊で太陽の光を受けてその氷が蒸発して王を引くような形で
まあ 存在している。それをまあ放気星彗星なんて言ったりするんですけど
X線でその周りが輝いているっていうのは 結構
知られてなくて、だけどX線天文の中では注目されているんですよね。 初めて発見されたのが1996年の百丈彗星と呼ばれるものでその後彗星に関しての観測っていうのは随時行われてきたわけですね。
実際に僕が
NASAに滞在していた2018年19年の間
NASAが運用している国際宇宙ステーションの装置の運用チームとか あのオペレーションやる部屋とかでずっとこう籠りながら仕事をしてたんですけど
その時もなんか彗星見んだよ俺らみたいな マジでその時初めて知ったんですよね
X線で彗星を見るっていうことがその面白いことなのかどうかみたいな
当時見てた彗星なんだ彗星なんだったかななんか調べてもあんま出てこなかったんですよね もしかしたらあんまり面白い結果が出なかったものなのかもしれない
そうけど自分たちでその飛んできた彗星の座標みたいなのを入れてチームの偉い方たちが面白そうに楽しそうに観測してるのを見て
彗星ってそんな観測対象としておもろいのかっていうのをその時初めて知ったところからですね僕は
でなんかいろいろ調べてると1996年の百丈彗星からなんだっていうのはなんか当時も調べた気がしますね
でえっと x 線でこの光が出るというところが知られてたので今回注目を集めていた 3i アトラスに関して
クリズムチームは臨時の観測を実施したと で8まあ太陽から比較的離れている場所じゃないと難しいので
実施されたのがついこの間ですね11月の26日 の23時から828日にかけてっていうところの観測が行われた
なので有効観測時間が17時間というところで結構長い時間を取ってたんじゃないかなぁと 思いますね
でこれを見てたところ本当これからまあ論文とかにはしていくだろうっていう話は書いて ありつつ
あの彗星の周囲から出てきている x 線を獲得かを観測することに成功したんじゃないか というようなまあシグナルが検出されています
クイックな分析の中でね でその中ではあの炭素
も放射だったり窒素の放射だったり酸素の放射だったりみたいなところが結構 情報としては残っていてこれはおもろそうだと
で8そもそもどうやって x 線が出ているかみたいな話で言うと 彗星ほうき星があって彗星ってさっき言ったみたいに氷を含んだ天体が太陽光に
照らされてその その熱エネルギーで蒸発してで蒸発したものが周りにこうガスの雲として広がって
いくんですね でそこに太陽から吹き出してくる太陽の高エネルギー粒子が
こう太陽風ってやつですねあれがバーンとぶつかってでそこで起きる 電化の交換反応だったりとかでこの x 線が放出されると
つまりこの x 線を調べることによって 彗星が持っているガスそして太陽が与える影響
そしてそれがどれぐらいの割合で発生しているかっていうところが冷静に見えて 見えてくる
つまりこう宇宙空間にが太陽系の中にたくさんある彗星とかそういったものと 太陽の相互作用がどれぐらい科学的に面白い
意義があるのかみたいなところがわかってくるというところなんですよね でまぁ今回はまだまだクリズムのセットアップ
がされつつしかもこう あくまで速報の論文というところに留まっている研究結果ではあるので
これから論文として出てくるかもしれないなぁと思うとちょっとこれは期待できる 内容になってくると思います