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今回は、超新星爆発、英語でスーパーノヴァ、この爆風の中に含まれる原素の動きまで細かーく見ることができた、
そんなX線天文学の衛星、クリズム、こちらの成果についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1445話目?46話目?を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいなぁと思っております。
でですね、皆さんに大事なお知らせがあります。 なんとですね、オフラインイベントを開催することにいたしました。
はい、ということで、こちらですね、Xの投稿でももしかしたら見かけた方いるかもしれませんが、科学系ポッドキャストの仲間と一緒にですね、
リアルイベントを開催いたします。 タイトルはポッドキャストシンポジウムということで、6番組合同の取り組みになっております。
で、この取り組みですね、まあサイエントーク、皆さん多分ご存知だと思いますが、サイエントークのレンさんから声かけていただいて、やりますかーってなったんですけど、
まあサイエントーク、宇宙話し、で、そんないりかの時間、で、仏作、生物をざっくり紹介するラジオ、そして道草をはむ、で、ひよっこ研究者のサバイバル日記のですね、6番組で行わせていただきます。
で、日付がですね、11月の2日土曜日。 場所が東京渋谷ですね。なんとこれAmazon Music Studio Tokyoという、
Amazon Musicが持っているスタジオのイベントスペースを借りさせていただいて、実施できるようになったという、そんな形になっておりますね。
初めてじゃないですか。こう、もちろんなんか呼んでもらって出たことはあるんですけど、こうちゃんとみんなで開催しようぜっていう形で開催まで行ったというようなのは、一応初めてかなと思いますんで、
ぜひぜひ皆さん、 お時間ありましたら遊びに来ていただけたらと思います。
で、開催が11月の2日で、チケットの発売が9月の29日になるかな。
というので概要欄に特設ページ貼っておきますんで、こちらチェックしていただけたらと思います。
いやー、あ、でそう、この11月2日のタイミングはあれなんですよ。 あの
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ポッドキャストウィークエンド、あの下北沢でやってるイベントの、がまあ夕方まである日と同じ日なので、
まあその夜だと思ってぜひ遊びに来ていただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願い致します。
いや、東京でオフラインイベント、しかも科学系特化っていうね、もうきっと科学系ポッドキャスト聞いてくれてる人って、
みんなこういろんな科学系の番組聞きに行ってくれてると思うんですよ。 なのでその番組が集結するみたいな感じだと思っていただけたら嬉しいなと思っております。
いやー楽しみですね。皆さんに会えるの楽しみにしてるんで、なんか夢中話リスナー一人もいないとかやめてくださいね。
ぜひよろしくお願いします。11月2日明けておいてください。 ということでじゃあ早速今日の本題に行きましょう。
ということで今回は超新星爆発、スーパーノヴァを観測、 そしてその爆発の中に含まれる元素の動きまで明らかにすることができた。
そんなお話をしていきたいと思います。 今回紹介するのはここ2回紹介しているX線観測衛星クリズム。
JAXA、日本が打ち上げて、で今まさに運用があっと回り始めて、 で成果が出始めたというそんな衛星の活躍になっております。
で僕自身がX線天文学に携わっていたというところがある背景とか、 知り合いがたくさんこの運用の中にいるっていうのがあるので
なんとか応援したいというので、とにかく初期成果として論文が2つ出てきたので 両方とも紹介していこうかなという形になっております。
で今回紹介するのは地球から16万光年離れた距離にある 超新星爆発の残骸ですね。
爆風が広がっている様子が見える天体のことを超新星爆発というのを 残骸って言うんですけど、そのN132Dと呼ばれる天体です。
約3000年前に超新星爆発を起こしたんじゃないかというふうに言われている天体で、
そもそも超新星爆発って何かっていうと、超新星爆発、星が一生の最後に起こす大爆発ですね。
もうなんか花々しく散っていく 星のなんかロマンチックな面が全面に出ている
そんな特徴かなぁとも思ってるんですけど、この爆発ですね、どれだけ重要かっていう話ですね。
これ超重要なんですよ。すごいなんか言葉足らずになってますけど、超新星爆発があることで僕らの身の周りの多様性が生まれているといっても過言ではない。
どういうことかっていうと、超新星爆発を引き起こす前の天体っていうのは、星の一生を終えるわけですから、
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太陽みたいな星とか、ああいうのって核融合と呼ばれるシステムの中で動いているわけですよね。
その核融合反応によって、星の中で物質をたくさん作っていく。一番重いものだと鉄とかまで作っていくわけですね。
最初は水素だけなのに、水素と水素を足してヘリウムで、炭素生まれて、酸素生まれて、みたいなことをやった結果、星の中に多様性が生まれ、
そしてそれが爆発によって宇宙空間にまき散らされていくと。
このまき散らされた結果によって、宇宙の中には、もともと水素のガスとかがいっぱいあったところから、ちょっとずついろんなもののバリエーションが増えていって、
この宇宙の多様性を作り上げているのは、超新星爆発が一つ役を担っているわけですよ。
それだけ注目度の高い天体であるものの、X線天文学やってたら周りにめっちゃいるんですけど、やってる人。
世の中で超新星爆発に注目して話題にしてるってあんまないですよね。
なんか、たまにスーパーノヴァっていう言葉だったら、歌のタイトルとかね。
宇宙の中のでかい爆発といえば、言葉もかっけえしスーパーノヴァみたいな感じでピックアップされることは多いような気もするんで、
それで知ってる人もいるかもしれないですね。なんかそういう名前のK-POPのアイドルがスーパーノヴァっていうタイトルの歌を最近歌ってた気がする。
チラッと見た気がするな。でもそうやっていろんなアーティストが題材にしていたりもする。そんな現象です。
その爆発によって、爆発すると衝撃波みたいなのが発生して、その衝撃波を介して熱が発生する。
熱が発生すると、X線を放つ高温のプラズマ天体が作られる。これが超新星爆発であり、X線で観測する意義になるんですね。
つまり、衝撃波に熱されたことによって、熱されなかったら見えなかった元素の動きっていうのを観測することができて、
衝撃波がどれくらい加熱しているのか、そしてそこにどんな物質があるのかっていうところまで解き明かすことができるようになるわけですね。
とにかくなので、宇宙の多様性を作りながら、X線で観測するのにものすごく適しているっていう、この宇宙の物質・エネルギーの循環を作っている超新星爆発を観測してあげたわけですね。
で、これクリズムが載せている、そのリゾルブと呼ばれる装置、昨日のブラックホールの話でも紹介しましたけど、この装置があることによって、とにかくこの虹を細かく分けるみたいな作業、昨日の話ぜひ聞いて欲しいんですけど、この分ける能力がものすごく高くなったことでですね、
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なんと、爆発の中に含まれる元素のその熱を受けた時の動き、それを観測することができるんですよ。
性能が高くなったからこそ、元素1個1個の動きみたいなのまで見えるようになる。
具体的には温度がめちゃめちゃ高くなっていくと、その元素由来の光っていうのがいろんな動きをするんで、ドップラー効果ってやつで光を引き伸ばす方向だったり、縮める方向だったりっていうののいろんな動きがその元素をするようになって、光のブロードニング、光の幅が広がっていくと。
これによって、この天体のこの元素っていうのはものすごく加熱されているんだ。逆にここはそんなに加熱されていないんだ、みたいなことがわかるんですね。
イメージとしては、なんか虹が特別な性質を持ち始めると青ばっかり輝いているように見えるとか、そういうイメージかな。
ちょっと違うけど、まあ似たようなもん。青がものすごく強いやつが、青のすごい輝きが青を中心にブワーッて広がっていくのが、熱がめちゃめちゃ強い状態とかそういうイメージですね。
で、それによって今回各元素の衝撃波によって加熱された温度っていうのが見積もられて、例えばシリコンとかって言われるような系層とか、
イオウとか、こういったところの超新星爆発の外側、外層部分のところは、衝撃波の影響をあまり受けずに1000万度程度と。
これは低いですね。1000万度低いっていう世界がX線天文学の中だったりもするんですけど、その一方で超新星残骸の内部にある鉄。
鉄とかっていうのが、なんと100億度まで熱されているということがわかったんですね。
こんだけ熱せられるんだっていうのが意外かと思うかもしれない。100億度まですげーみたいになるかもしれないですけど、実際は
計算式的には超新星爆発ぐらいの爆発が起きたら、そりゃ100億度か100億度ぐらいまで熱されるよねって思われてたんですけど、
それをちゃんと観測によって明らかにすることができたっていうところは、実はそんなにできてなかったんですよね、これまで。
それがクリズムが持つ性能の高さによって実現できるようになったと。
これができるようになったってことは、最終的にはその宇宙のエネルギーの循環だったり、物質がどこがどれぐらい衝撃を受けてどうやって散らされていってるかとか、
そういったところを解き明かす情報につながっていくんじゃないかというところが期待されて、クリズムのこれからの観測結果、
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いろんな超新星爆発を観測したことによって、どんなことが生まれてくるのか、未来がかなり明るくなってきたなっていう、そういうお話になっております。
ということで、今回そして昨日、一昨日に関してはJAXAからプレスリリースが出ていた
クリズムの初期科学成果っていうところで、2つの論文出ていたので、こちら両方とも紹介させていただきました。
かなりニッチでマニアックな宇宙の話になりますが、これが世界を牽引している日本の天文学の分野だということを認識しておくと、かなりワクワクする分野に近づいていくんじゃないかなと思いますので、
宇宙話を聞いているみんなには、ここの分野、X線天文学、そしてクリズム、応援してもらえたら嬉しいなと思っております。
ということで、今回は以上にしていきましょうか。 はい、ということで、じゃあ次回どんな話しようかなと思ったんですけど、実はですね、ちょっと可愛いというか、
面白い、嬉しい、 あの
あれがありまして、Xでの投稿がありまして、それに応えるような回を作っていけたらいいかなというふうに思っております。
で、一体何かというとですね、ちょっと読み上げさせていただきますね。 あーやばい、その情報がどっか行ってしまった。
あーまずいまずい。えーと、簡単…あ、あったあった。 でですね、えーと、アメリカからこれをお便りいただいている方がですね、
長女10歳、日本人補習校の課題で新聞作りをしています。 最近ハマっている宇宙について書く宇宙新聞にするそうです。
記事の一つにアンケートを入れています。皆様ご協力お願いできないでしょうか? オプション4までしかできないので2つに分けます。ということで、
太陽系、好きな太陽系の惑星って何ですか?とか、そういうのが、
そういうアンケートを取っていたんですね。で、それ最終的に一番人気、宇宙話のハッシュタグつけて、あの、みんなからアンケートを取ってくれてたんですけど、一番人気だったのが土星だったんですよね。
なので、この10歳の女の子が日本人の日本人補習校でやっている課題にちょっと貢献できれば、まだ遅くなければね、ちょっと土星の話提供できたらいいかなと思うんで、明日は土星の話をしていきたいと思います。
僕もアメリカ住んでた時に周りの日本人の人の子供とかが日本人補習校行ってるとか、あとはなんかご飯一緒に知り合いが連れてきた人が来たら、日本人補習校で先生やってるみたいな話とかもしてたので、なんかすごい身近に感じたんですよね。
あとは、うちの妻がですね、日本語教師の資格を持っていて、日本語の先生をオンラインで日本に就労してくる前の外国人の方に日本語を教えるみたいな仕事をしていたりもするんで、なんかそういう縁でも日本人補習校の課題ちょっとでもお手伝いできたらいいかなと思って、こんな議題をピックアップさせていただきました。
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はい、ということで明日は土星の話をざっくりしていきたいと思っております。楽しみにしておいてください。
ということで今回は以上にしていきたいと思います。今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Xのハッシュタグ宇宙話、スポティファイのコメントコーナー、概要欄のお便りフォーム、アップルポッドキャストのレビュー、YouTube、ボイシー、リスン、どこでもお待ちしております。
はい、ということで冒頭で話した科学系ポッドキャストのリアルイベントを11月2日に開催しますのでチケットをぜひ購入してみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。