宇宙線の謎
地球にも降り注いでいる宇宙空間から飛んでくる謎の放射線、宇宙線は一体どこから生まれているのか。 この研究に対して新しい目線を提供してくれたのが、日本のX線天文観測衛星クリズムになります。
今回クリズムはブラックホールに吸い込まれていく星の様子を見ることで、この謎に迫っていったということで、結構今の技術力だからできるような成果っていうのが出てきたなっていう面白い内容になっているので、ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した
専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日でエピソードが1663話目迎えてますね。
基本的には1話完結でお話ししているので気になるトピック気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
昨日はちょっと天文というよりは研究者そのものの不正が横行してるんじゃないかみたいな話とかね。
でその前は太陽系の中の仲間の惑星である天皇星 こちらについてのお話をさせていただきました。
やばい今日もすんごい鼻水が出そうで今鼻の 頭がむずむずしてますね。
なんとか頑張ってやっていきたいと思います。動画で見てる人はなんかやたら鼻触るなぁと思ってるかもしれないですけどそういうことです。
はいということで頑張ってやっていきたいとおもいます。 皆さんいかがですかゴールデンウィークはどんな感じで過ごしているんでしょうね。
この中の水木菌とかをお休みにしている人とまあそうでない人とっていうので結構ゴールデンウィークの過ごし方
変わってきているのかなと思いますがでもなんか基本的なめちゃめちゃいい天気っぽいですね 特にあの僕関東圏に住んでるんですけど関東圏はかなり天気がいいです
でそんな中で月の情報で言うと本日5月の1日は 月齢で言うと3歳なので三日月になっております
なのでまあ綺麗に三日月見えるかなっていう昨日もねー あの4月の30日の夜の月は綺麗にこうなんて縁取られたようなで
綺麗に三日月みたいなのが出ているときってあの黒い月の縁まで見えるじゃないですか あれが綺麗に見えててまあ空気も済んでたからそこがめっちゃ
よかったなぁと思いましたね もし見た方いたり写真撮った方いたりしたらぜひぜひあの
SNSとかで宇宙話ってハッシュタグつけて共有してください見に行きたいんで まあそういえばその時スマホちゃんと持ってなかったから
あれができなかった写真撮れなかったですけど スマホ新しくしてからね iphone 16 pro にしたんですよ
まああの 僕も普段そんなに写真を撮るタイプじゃないんでいらないかなと思ったけど
あの今 youtube 撮ったりだとかそういうので映像とかを結構使うからまあいいん じゃないっていう話になって
初めてプロに手を出しましたね いや
こんな なんか高級品を持ち歩くとさすがにちょっとソワソワするんで
頑張ってあの性能を駆使してとりあえずみんなに負けない綺麗な月の写真を早めにSNSに 上げていきたいなと思っております
はいということでじゃあ早速ゴールデンウィーク 中日頑張ってやっていきましょう
ブラックホール連星の観測
今回お話しするのは 宇宙から飛んでくる謎の放射線宇宙船これを
作り出している天体っていうのの候補天体として考えられている ブラックホール錬成を観測したそんなお話をしていきたいと思います
宇宙船というのはもう冒頭から話している通りで宇宙空間を飛び交っている エネルギーの非常に高い放射線の一つになっていて
その起源というのが未だにまああんまりちゃんとわかっていないと 宇宙空間にいるととか地球上にも宇宙船というのは飛んできてるんだけど
なんかどうやって飛んできてるんだろうねみたいな いくつかいろんな要因が考えられているけどまだちゃんとその起源というのがわかってないよ
っていうのが実は現代の物理学の謎の一つなんですよ それぐらいがっつり謎が残ってるっていうのも面白い
ですよね 宇宙船ってもしかしたらこう科学館とかあとは
学校の実験とかでも見たことある人いるんじゃないかなと思いますよね あの切り箱ってやったことないですか切り箱
あの なんか真っ暗にした透明の箱の中とかにドライアイスの機体をグーって詰め込ん
であの真っ暗にしてなんか穴から覗き込んで中で光る線みたいなのを目で観測しよう みたいなそういう実験
やったことないですかね 1回
大学の研究室であれは高校生を招いてやった時かな オープンキャンパスかななんかそんなタイミングで外部から
その 大学を体験したいみたいな感じで来る人たちに宇宙の実験何が面白いかなーってなって
あの切り箱をみんなで作るっていうのをやったことあるんですよ これいろんなあのオープンキャンパスとか研究所のあの
実体験実験とかでやらせてもらえると思うんですけど切り箱 ねそうやってそのドライアイスの機体っていうのを詰め込んだ空間を作っておいて中を
覗いているとその宇宙空間から飛んでくる宇宙船だったりとかがその中を通って であのまあ二酸化炭素で充満されてるわけじゃないですか
その二酸化炭素に反応してそのエネルギーが光に変わるみたいなっていうので すごい薄くなんだけど光の筋がファって見えるっていうのがこの
宇宙船研出の切り箱っていう仕組みですね 同じような仕組みでもっとなんだろう
ちっちゃい光で高度なことをやっているのがあのスーパー神岡んでとかああいう ニュートリノを検出する
ニュートリノも同じですよねでっかい水槽で そのニュートリノに反応しそうなものでそこで言うと水ですよね純水とか
純水だったっけ まぁなんかいろんなニュートリノ検出器があるんですけどそういったので満たしておいて
でそこで光った光っていうのがすごいちっちゃいけど高性能のカメラというか 詳しくは光電子増倍感ってやつなんですけど
その ちっちゃく光ったものの光を増大させてもう
なんだあのマイクで言うとこの原因をめちゃめちゃ上げるみたいな感じをして ちっちゃい光を捉えてニュートリノの観測的な証拠を得ると
ニュートリノが地球上の物質にぶつかって光輝いたものから逆算してどんな物質 どんなエネルギーを持っているのかっていうのを検知するみたいな
そういう仕組みなんですよ でそんなその宇宙船の大元になっているのがいると考えられているのの一つが
ブラックホール錬成と呼ばれるものなんですよね でブラックホール錬成っていうのは太陽ぐらいの重さの
あの星とブラックホールっていうのが対になってあの 錬成を作っている錬成系というものになります
でこれ結構宇宙空間にいろんなものを見つかっていて ブラックホールの存在っていうのを一つこう確かめられる天体の代表例の一つというか
ブラックホール自体はなかなか見えないんだけど ブラックホールに吸い込まれていくものがあるとこれだけの吸い込み方をしているってことは
ここにこれだけの重力源がある こんだけ重力源が強いってことはこれブラックホールかみたいな
そんな論理ですね これでブラックホールっていうのが結構いろんな角度から研究されていると
で宇宙船というのはそのブラックホールに吸い込まれていく天体が ブワーって吸い込まれていってまずそこですごい加熱されたりとか
その重力で引っ張られて逆にこうエネルギーを超受け取りまくるんですよね でエネルギーが発生していくだけじゃなくて
ポッドキャストでもよく紹介するジェットってやつが吹き出すんですよ このブラックホール錬成からジェットが吹き出してこのジェットを加速させ
ている気候そのものがやっぱ宇宙船を作り出していくっていうところと関連するんじゃ なかろうかというような仮説が今出ているんですよね
天体V4641サジタリウスの発見
でまぁそんな中であの距離で言うといくつだっけな だいたい2万光年ぐらい離れた位置僕たちから2万光年ぐらい離れた位置にある
V4641サジタリウス サジタリウスだったよな
伊手座のV4641っていう天体があるんですよ でこの天体っていうのが最近のいろんな観測によって
γ線が見つかるその x 線よりもさらにエネルギーの高いγ線というのが見つかって もうめちゃめちゃ活動的であるっていうことが分かっていると
しかも定期的に高いエネルギーで爆発的に明るくなる ブワーって x 線で明るくなるっていうのも分かってるんですよね
でこのこの x 線でブワーって明るくなるタイミングっていうのがこれまで数年おきに x 線のバーストっていうのが発生してたんですよ
でえっと2024年の9月にもそのバーストの現象が見つかっていた このバーストを効率よく観測することができていたのが僕が運用チームにも
いた 国際宇宙ステーションについているマキシっていう装置ですね
でこのマキシっていうのは 国際宇宙ステーションについていて国際宇宙ステーションって地球の周りを90分で一周するんですよ
で90分で一周してその観測装置っていうのは スマホの広角カメラみたいな感じ
あれのすごいバージョンであの だいたい草食動物よりちょっとちっちゃいぐらい180度ぐらいまで視野あるんですよね
でその視野を持ちながら宇宙空間を常にスキャンする状態で 地球の周りを90分で1周1日で16周しているわけです
そうすると このぐらい大きい爆発このイテザーV4641っていうのはこれがでっかい爆発を起こすから
90分ごとに見ているとその爆発っていうのを捉えることができるんですよね ただ
この爆発っていうのは確率がめっちゃ低いからというかいつ起こるか 正確に予想しきれないわけですから
あの 爆発のタイミングを
狙って点でこうやって観測するって難しいんですよね けどマキシみたいなものだったらそうやってスキャンしているから90分に1回何かしらが
見えればその天体を観測することができると いうのでそのマキシの観測によって定期的な増高みたいなのが確認されていたと
でこの確認されているのを見てとりあえず爆発のタイミングではないにしても クリズムによって観測することであることがわかるんじゃないかと
それは何かっていうとそれだけ x 線を強く出す天体の空間的な広がりってどうなって いるんだろうというところですね
それを 解明するどうやったらクリズムのある装置を使うとその空間的な広がりがこれまで
歴史上誰もできなかったにできるようになるっていうそういう 世界が広がっていくんですよ
その取り組みについては今日しゃべりすぎちゃったんで明日しゃべります で今回のこのクリズムのエクステンドってやつを使った空間分解した研究っていうのは
マジクリズムの これまでやってきたそのエネルギーを分解するっていう
マイクロカロリーメーターの仕事ではないもう一つの軸なんですよ そしてしかもこれ嬉しいことにですねこの論文
で8を出している研究者のあのトップオーサー一番トップの名前がですね 広正鈴木となっていてこれは僕の大学院
あのその博士課程まで行ったその関東圏で仲良くしてた仲間うちの一人でして 嬉しすぎますよね1年半前ぐらいにもう1回飯行ってるんですよ
都内でそうっていうようなぐらい一応仲良くはしてくれているので まあ明日この内容がっつり喋るけどちょっと近いうちに本人に来てもらって喋る方が
良さそうな気がするんでちょっとやっていきたいなと思いますとにかく明日は今話した その宇宙船の元になっているだったりとか
ブラックホールが吸い込んでガンマ線とか x 線でめっちゃ ブワーってなっているちょっと不思議な天体ブラックホール錬成
マキシ装置による観測の重要性
v いて座 v 4641について紹介していきたいと思います
はいということでアフタートークでいいです やばいですね友達の論文を紹介する時ほど面白いことはないので
うまく説明できるかわかんないけどちゃんと本人にも送りたいなと思いますね はい
いやー出てくれるかな多分出てくれると思いますなんか飯食ってる時も出てくれるのつったら いい感じに返事してたんでいけるでしょう
いやでもねあのだんだんこういう x 線観測のクリズムの そうあの研究結果っていうのがどんどん出てきたのはものすごい面白いタイミング
になってきたなぁと思うんで で x 線のやっぱ観測ってわかりづらかったりするし地味だったりするんですよね
それをこう 臨場感を持って語れるのはさすがにこの分野でずっと研究していた僕
ならではのことなんじゃないかなと思っているのでちょっとそういう責任感を持ちながら 頑張ってやっていきたいなと思っておりますよろしくお願い致します
はいということでじゃあしたも楽しみにしておいてください今回の話も面白いなぁと思ったら お手元のポッドキャスタープリでフォローボタンの近くにある星マークこちらでレビュー
いただけたら嬉しいです それではまた明日お会いしましょうさよなら
