ブラックホールの特殊な現象
太陽みたいな星がブラックホールに吸い込まれていく、そのタイミングでX線で光り輝く様子が撮影されました。
ブラックホール自体は光をも吸い込むほど強力な重力を持っていて光ることはありませんが、その姿が浮き彫りになる
そんな現象が宇宙にはいくつか見られます。 そんな現象を世界で最も性能の高い
X線観測衛星クリズムで撮影した研究結果。 かなり面白いのでこちらぜひ最後まで楽しんで聞いてください。
それでは行きましょう。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分10時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日のエピソードが1773話目ということで、基本的には1話完結で話しているので、好きなところからぜひぜひ聞いてくれたらいいかなと思っているわけなんですが、
今日は僕が関わっていたこともある衛星クリズムですね。 クリズムに関する実はお便りもいただいています。
リスナーネームアニワンゴーさんからですかね。 ポッドキャスト佐々木亮の宇宙話で知ったクリズムを万博で見つけた。
万博のエンタングルモーメントで空球と一緒にねワクワクするねということで。 ありがとうございます。万博にクリズムの模型あったの知らなかったなぁ。
気づいた人いました?僕そもそもそのエンタングルモーメントっていうところに入ってないですね。 でもなんか宇宙の展示もあって結構見に行くにはいい場所なんだろうなーっていうのをめちゃめちゃ思いますね。
もし見たことあるよっていう人いたら是非是非こちらね感想とか教えてくださいね。 ということでじゃあ早速本題入っていきましょう。
今回お話しするのは普段は光らないけどあるタイミングで光を出すブラックホールに関する研究です。
宇宙にはブラックホール単体で存在しているものもあれば ブラックホールの周りに太陽みたいな星が存在していて
ブラックホールの重力に吸い込まれるかのようにそのブラックホールに星のガスがブワーって流れ込むような そんな描像を見せる天体っていうのが存在します。
こういう天体のことをブラックホールX線連星って呼ぶんですけど このブラックホールX線連星
あの 天の川銀河の中には実は100個ぐらいあるんですよ
そもそも天の川銀河っていうのは僕たちが住んでいるこのいわゆる銀河系とかっていう ふうに呼ぶやつですね
僕たちは銀河の中にいて隣にアンドロメダ銀河っていうのとかがあったりして その天の川銀河の星がたくさんある場所とかを見ている時に
夏場天の川が綺麗に夜空に見えるみたいな 実はそういう関係性があるので僕らは天の川天の川って言ってるけど
そもそも銀河がこれ天の川銀河っていう銀河なんですよね なんか何だろうな
自分地にいて自分地位を指差しながらなんかこの家綺麗だねみたいな言ってるみたいな なんかそんな感覚
実は自分たちが住んでいる領域のを見ているのが天の川なんですね まあそんなところを置いておいて
まあそんなブラックホールが存在していくとそのブラックホール単体じゃなくて周りに 星があってその星が吸い込まれていくような様子っていうのがある
でこういう これ錬成って呼ぶんですけど連なってる星でこの錬成がブラックホールの近くから
まあ光がなかなか出ないんですよ ただ星が吸い込まれていく中で星吸い込まれてブラックホールの中心に近づいていくと
まあどんどんどんどん加速されていくわけですよね そして加速されるにプラスして
そのブラックホールに吸い込まれているガス同士がこう摩擦とかで熱も帯びてきて そんな感じで
実はその熱を帯びてたり高速に近いスピードで動いているっていうものから光が出る 特に x 線っていうのが出てくると
でこの x 線普段はその吸い込まれている時も実はそんなに強く出ないんだけど なんかこう定期的なタイミングで
星から大量にガスが流れ込んでいってブラックホールに落ちていくみたいな そういう現象が見られたりするんですよね
そういうタイミングでは x 線が非常に明るくなる 1週間で1万倍とかの明るさになったりするタイミングもあるというような
ぐらい この吸い込まれていくガスの量っていうのがそのままブラックホールから出てくる光の強さに
比例するというようなそんなタイミングが見られます なので定期的に明るくなる星っていうのはまあある種モニター対象みたいな
形になって 今回の研究対象になっている将棋座っていうところにある4u1630472
っていうもうね無機質な 文字のラレッツみたいな星があるんですけどこいつブラックホール錬成なんですね
でこのブラックホール錬成2年に1度のサイクルで明るくなって暗くなるの戻って でまた2年で明るくなってみたいなのを見せてくれる
そんな対象なのでまあこの吸い込まれていく様子だったりっていうのを まあ観測しとこうかというような感じで今回観測が行われたのが
x 線分光撮像衛星クリズムと呼ばれるものです こちらはあの日本が運用している
宇宙から飛んでくる x 線を観測するための 観測装置になっていてその x 線まあ
ブラックホールに星が吸い込まれていくところを見て輝いている x 線を観測 することによってですね
まあどういうガスが吸い込まれているのかだったりブラックホールがどういう大きさなのか どういう形なのかみたいなそんなところに迫ろうとしているわけですね
で今回の観測ではその増高機が終わって静音機に戻る一歩手前ぐらいの ちょっと x 線が強いタイミングで観測してみたんですよ
そうするとね 単純にブラックホールにガスがわーって吸い込まれていって
る様子が見えるだけじゃなくてなんか 20何日間かだっけな
こう観測してたん20何日とかじゃない25時間観測したらしいですね で25時間ぐらい観測していたら初期の頃は単純にガスがブラックホールに吸い込まれて
いくだけの様子が見えていたのに 光の成分どんどん分解していくと観測の後半だけなぜかその
なんか遮蔽物というか僕らがブラックホールの光を見ているものと 見ている観測衛星とブラックホールとの間に謎の遮蔽物
雲みたいなのがいきなり現れたと これが何かこう分析の結果として出てきてなんだこれはってなったわけですね
光を分解していくとその前に遮蔽物が来ると ある光の波長の光だけものすごくちっちゃくなる
暗くなるみたいだ風になってその成分を見るとどんな遮蔽物があったのか 例えばガスの成分が水素なのか
酸素がいっぱいあるのかみたいななんかそういうことがわかるわけなんですが クリズム今回はなんかこう
ガスのえーとねなんだっけな鉄が鉄によるその光の遮蔽っていうのが起こっていた でこれどういうことなのかっていうのをまあ観測結果からいろいろ類推した結果ですね
星からどんどん吸い込まれていっているこのガスたちが光が強くなっているタイミングで なんだろうこうブラックホールに吸い込まれきらずに星からはガス剥ぎ取られたけど
ブラックホールにも吸い込まれずになんか周辺をうようよしちゃうみたいなタイミングを 迎えてるんだろうっていう研究のこの示唆が得られた
つまりなんか僕たちはブラックホールみたいなものすごく強い重力を持っている天体が 思いっきり吸い込みまくって星をどんどんどんどん飲み込んでいってるって思っていたんだが
ガスたちも意外と抵抗したり実はその周りにこう滞留じゃないですけど なんか滞留できるような場所みたいなのがあってそこにガスが一旦留まってるっていう新しい
描像が見えてきたっていうのが今回の研究結果ですね これはもうね最新の衛星のこのクリズムの光を分ける
新たな研究結果の考察
分光するっていう能力によって実現した そんな観測結果なので今の時代じゃないとわからなかったなっていうそんなワクワクする
研究結果になりますね ちょっと難しかったかもしれないけどなんかブラックホールって光るんだ
ブラックホールって吸い込んでる星あるんだみたいなところから ちょっと頭の中でイメージしながら妄想してブラックホールに吸い込まれていく自分の姿とかね
そういうのをイメージしてくれたら面白いんじゃないかなと思いますぜひぜひ ブラックホール妄想してみてくださいということでじゃあ今回は以上にしていきましょう
アフタートークです はいえーとですね
8月の25日 今日金曜日だから週明けですねとある情報の解禁がございます
9月からちょっと面白い動きあるよって言っていたやつですね こちらの情報解禁のタイミングが8月の25日となりました
一体どんな話になっているのか結構びっくりする内容なんじゃないかなと僕は思っています のでもしねなんかちょっと3日間ぐらいちょっとそわそわしてもらって
毎日聞いてもらいながらその情報解禁楽しみにしててください あのポッドキャストでその日はちゃんと
朝7時に更新できるように頑張ってやっていきたいと思うので絶対に聞き逃さないで ください
まあしたあさってのエピソードでもガンガンガンが予告はしていくので楽しみにしておいて ください
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー フォローボタンの近くにある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです
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