1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 57. 奨学金を給与として考える..
2020-12-06 22:27

57. 奨学金を給与として考えると少し納得がいくハナシ

少しでも奨学金で困る人が減る様に、少しでも進学を前向きに検討できる人が増える様に。

そんな願いを込めて更新しました。誰か一人でも救えたら十分です。


大学院から様々な奨学金を最終的に返済もなしにもらってきて、

どうやって奨学金をハックするのか、そんな側面が見えてきたので紹介します。

noteでも好評なので、少しでも伝わればいいなと思い更新しました。


元の記事はこちらから!

https://note.com/ryo_sasaki/n/n9fc523fa4514?magazine_key=maceadf5aaf7b


感想、質問は「#宇宙ばなし」をつけてツイッターで呟いてください!

すぐに見に行きます!


Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Youtube(佐々木亮の宇宙ばなし)

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けするこちらのポッドキャスト。
今日はですね、宇宙の話とは違う観点からお話ししてみたいと思います。
1個前のポッドキャストでも紹介した通り、奨学金っていうものについてのシステムですね。こちらの紹介をしていきたいんですが、一言でまとめると、
今日は、勉強はお金に変わるんだよっていうようなお話をぜひしていければいいかなと思っております。
この話をこのポッドキャストでしようと思った理由っていうのが、普段自分はインスタグラムとかツイッターとか色々やってるんですけど、
その中でノートっていうブログ記事みたいなのもやってて、そのノートの中でですね、奨学金について書いたやつが、
どこかで宣伝するとかではなくて、毎月2000とか3000とかっていうような数、記事を見てもらえることがあるんですね。
で、これ多分いろんなところのランキングに乗っていたりして、あとは口コミとかで広がってるのかなと思うんですけど、
どうせだったら、音声で何回か繰り返し聞けた方が進路に悩んでる方とか、
あとは奨学金どうしようかなって悩んでる方の手助けになるんじゃないかなと思い、今日は収録している感じでございます。
で、あとこのポッドキャストを実は聞いている方々の年齢層っていうと、40代とかの方が意外と多かったりするんですね。
で、そうすると自分のお子さんとかが進路に悩んでたりするっていうタイミングがもしかしたらあるかもしれないので、
そういうところにもぜひ参考にさせていただけたら嬉しいなと思う限りでございます。
では早速本題に入っていきましょうかね。
で、今日は勉強はお金になるっていう奨学金の話なんですけど、
今まで大学院とか入るまで奨学金とかいろいろもらった結果ですね、
合計で750万円ぐらい自分は奨学金でお金をもらってるんですね。
で、しかもその中は給付型の奨学金であったり対応型の奨学金であったりとかで、
対応のやつは基本全て返済免除というのに選ばれて、最終的には返済を一切しなくてもいいというような状況まで持っていくことができております。
なのでこの経験、なかなか多分こういう経験でしてる人っていないと思うので、
どうやったらそういうシステムに乗れるのかっていうところと、どういうふうにハックしていけばいいのかみたいな。
03:06
これ実際、本当に死ぬ気でやろうと思えば結構再現性のあるものだと思うので、ぜひ参考にしていただければいいかなと思います。
まずその奨学金というものに対しての捉え方っていうのを改めなきゃいけないと思うんですね。
で、それの前に2つ種類、奨学金には2つ種類があるっていうところを押さえておきたくて、
最初さっきも言ったみたいに給付型の奨学金と対応型の奨学金。
一般的にはこの対応型っていう方がかなり多いんじゃないかなと。
皆さんも耳にするタイミングが多いんじゃないかなと思うんですね。
これは例えば月額いくらとかで、日本学生支援機構っていう有名なところのお金をいただいたり、
あとは企業とかがやってるやつもありますね。
っていうのがあったりとかで、月額いくらでもらうものであったりとか。
給付っていうのは、例えば卓越した成果とかを残した場合に、その成果に応じて渡される奨学金ですね。
それに関しては一切返還の義務がないというような感じで、2種類あると思う。
これをどういうふうに捉えるかで、だいぶ奨学金の見方が変わると思うんですよ。
少なくとも自分が経験した大学院以降では、これを一種の給与体系みたいなものに焼き直して考えると、
あながち奨学金っていうのも悪いものではないように思えると思うんですね。
そんな感じで記事の方も書かせていただいてます。
研究者っていうのは、大学院からは基本的には学術研究みたいなのをメインでやっていく立場になるんですが、
研究者っていうのは基本的には裁量労働制みたいなもので働いてることが多いです。
裁量労働制っていうのは、今流行りの言葉で言うとジョブ型雇用みたいなもので、
仕事の成果に応じて一定の給与が支払われるみたいな。
時間単位いくらみたいな働き方ではない、成果報酬型っていう感じですね。
そう考えたときに、成果をコンスタントに残していかなければ給与がもらえないっていうところで、
第一線の方は働かれてるんですね。
なのでそういうところで考えると、まずこの奨学金の免除であったりとか給付っていうのに
あやかるための成果っていうのを残していかなきゃいけないっていう意味で、
06:00
学生もその研究者と同じ立場で研究を進めてると考えなければいけないというところですね。
さっき言ったみたいな、じゃあ給料として考えましょうと。
裁量労働制といっても月給とかボーナスとかそういうのもあると思うので、
そこに焼き直していくと定期的に入ってくる対応型の奨学金っていうのは給料に換算するといわゆる月給ですね。
研究の成果であったりとか、いろんなところで賞をもらったりしてもらえる給付奨学金と呼ばれるものは、
いわゆるボーナスみたいなものに焼き直せるんじゃないかなと思っています。
この対応奨学金っていうのは奨学金を受け取っている間に一定以上の成果を残した人に与えられるシステムだと。
成果が出ていない状態でずっと給料が支払われていて、最終的にそれの間に渡した奨学金分だけの成果をあげているのであれば、
それはあなたにお金をあげますよということになるんですね。
なのでこれは求められた仕事料がしっかりとできているかっていうところに換算すれば、
単純な対応の奨学金というのは給料だと思えばいいと。
そんな感じの奨学金へのものの見方っていうところを少し考え直すっていうのがまず一つ大事かなと思っています。
散々奨学金の返済免除とかっていう話をしてきましたが、どういうふうにそういう免除を狙っていけばいいのかみたいなところを少し考えていきたいんですが、
大きく分けて2つですね。大学っていう括りで見たときの奨学金のハックする方法っていうのは大きく分けて2つあると思います。
1つはまず学校の成績を絶対に舐めないで取り続けるっていうところは結構シンプルだけどなかなか難しいところですよね。
奨学金っていうのはもらっている間の確実的な成果とあとはやっぱり大学に所属しているわけですから、大学の中での成績っていうのもその評価の対象に入るんですね。
なのでどんなに研究成果とかを上げていてもやっぱり大学の成績っていうところはかなり重要になってくる。
で、大学の成績取るのそんなに難しいかなって個人的には思うんですよね。
というのも大学生って割と遊びほうけてる人も多いじゃないですか。
なのでその中で少し真面目にやれば相対的にはかなりいい評価が得られると。
09:00
なので大学の中でどれだけ上の成績を取るかっていうところで選択肢が増えたり、奨学金の免除に近づくっていうところを考えると、
周りを見て周りよりも少しだけ頑張れば相対的にトップに近づいているっていうところをキープし続ければいいのかなと思っています。
あとは奨学金を受け取る時の立場ですね。
あとはやっぱり好きな研究っていうのをしていないとどうしても研究成果をバンバン出すっていうところが難しくなってくると思うので、
そういう研究を選択する立場を考えた時にはやっぱりそこまでの成績っていうのが非常に重要になってくるっていうところで、
大学の成績っていうのはやっぱり無視することができないものなんだろうなと個人的には強く思っています。
なので奨学金もらってるからちょっと余裕あるとかそういうような立ち回りではなくて、
もらってるからこそしっかり勉強して自分の選択肢の幅を広げていくっていうところが全てが免除につながる一つなのかなと思ってますね。
2つあるって言ってたもう一つの方は大小関係なくコミュニティの中で1位を取ればいいというところ。
これが実は一番の本質なのかなと個人的には思ってます。
奨学金っていうのは大元の組織とかがあった時にそこから小さい組織ごとに振り分けられるお金が学生のところに来るんですね。
例えば大きいところで考えると日本学生支援機構っていう日本中の学生に奨学金を渡している機関があるんですけど、
そこからまず大学ごとにこの大学にはいくら分、この大学にはいくら分みたいな感じで割り振りがされてるんですね。
その大学ごとに割り振られて、そしたらその中でさらに大学にもよるんですけど、学部ごとにさらに細かい振り分けがあるという感じになってくるんですね。
なので、その中で大学の中で奨学金を受け取って、その中で返済の免除っていうところを狙うのであれば、
その小さいコミュニティ、一番下だったら学部とか学科っていうところで1位を取るとか、
あとは大学の中で1位を取るとかっていう、自分が所属しているそういう団体、コミュニティっていう中で1位を取るっていうところが非常に重要になってくるんじゃないかなと思いますね。
で、これはこの小さい大小関係のコミュニティで1位を取るっていうところに関しては正直、奨学金の免除っていうところ以外にもかなりメリットがあると思ってますね。
12:07
っていうのも、自分の人生、これまでの研究ここまで来るのの、物事がいろいろうまくいったきっかけっていうのが、そうやって小さいコミュニティで1位を取ってきた結果だなと思っていて、
例えば、SNSとかのタイトルにも付けさせていただいてるんですけど、高校のときに大学受験を意識して最初に模試を受けたときの偏差値っていうのは36だったんですね、自分は。
で、どなたが聞いてもわかると思うんですけど、そんな偏差値では大学にはいけないので、もしその後の進学とかを考えているのであれば、もう死に物狂いでやるしかないと。
もう底辺ですので上がっていくしかないわけなんですけど、その成績を取ってから、予備校とかに通い始めてめちゃめちゃ勉強してですね。
夏休み、それを取ったのが多分高校3年生入るぐらいのときで、夏休みとかもう本当に1日大げさじゃなく普通に15時間とか勉強してもうやりまくった結果、
予備校の校舎で数学とかは1位になったりとか、あとはもう高校の中ではですね、理系の科目で全部1位を取るみたいな定期テストでっていうようなぐらいまでもうやりまくりました。
逆に言うともうそれ以外のことはもう一切やらないみたいな感じでクワッとやって、そういうところで1位とかを取っていくと。
そうなるとなんとなく自信とかもついて、最終的に段々勉強にアクセルがどんどんかかっていくというような感じで、ちょっと奨学金の話からずれたんですけど、
結局こうある小さい団体、予備校だとか高校だとかっていうところで1位をどんどん取っていくことで物事が好転していくっていうような様子を肌で実感してるんですね。
では奨学金の実際の免除にはどのぐらいの成果でたどり着いているのかっていうと、修士課程の間はずっと奨学金をもらっていました。
月8万8千円の奨学金をもらっていたんですけど、卒業のタイミングでそのもらっていた修士課程の2年間全ての奨学金の返済が免除になったと。
これは大学院に入るタイミングから研究を極めるために大学院に行くと心に決めたのだから、朝から晩までずっと研究をし続けたんですね、2年間。
休みの日とかも結構行ってました、研究室で作業しまくって。
15:05
普通の学生が1個とかの研究を2年間で終わらせるところを、いろんな研究に首を突っ込んで3つとかに頑張って参加して、どうにか全てをやり切るというようなところで、
大学の中で周りを見ても自分が圧倒的に成果を残したなというところまで持っていって、全学の免除というのを受けることになったんですね。
その結果、修士課程というのも出席で卒業してというような感じで、結局は高校の時から大学院で研究を進めるというところまで、もう頭が悪いところからスタートして、ずっと心の中では頭が悪いという自負があるので、
時間をかけてやる以外の解決策が正直見当たらないんですね、自分の中では。なので、他を犠牲にしてでも時間をかけて物事に取り組んでいくみたいなところをやって、位置を取りまくるというような感じで進んでいきました。
修士課程ですごい成果をたくさん残して、なおかつ出席で卒業するみたいなところで、大学側から目をつけてもらって、博士課程では今後3年間もらう奨学金は全て返還しなくても大丈夫ですよというような、奨学金を借りる時点で免除が決定するというようなところにも選ばれるというところで、
正直自分の中では一番びっくりなのと、すごく人に伝えたい、こんなシステム、いいシステムがあるんだよというところですね。なので、やっぱり一箇所一箇所で最終的には大学で1位というところまで行くことができたんですけど、
一つ一つ自分がいる団体でトップを取り続けるというところが非常に重要なのかなと。周りと差をつけるためには、1位になるということは全員との差をつけなければいけないので、そのためにはもう使える時間はすべてそこに注ぐと。
それのおかげで出る成果というところが最終的に評価につながってくると思っているので、確かに運が良かったというところも要素としてはあると思っているんですけど、個人的には他人と比較したときの圧倒的な仕事量というところが最終的にはこの勉強がお金に変わるというところの境目になるんじゃないかなと思っています。
なので、ちょっと最終的には根性論みたいな話になってしまっているように聞こえるかもしれないんですけど、やっぱりもともとの能力とか、もちろんずっとすごい方もいると思うんですけど、もともとの能力とか、あとは自分が周りと劣ってるみたいな若干のコンプレックスを抱きながら、
18:16
ずっとやれることにはひたすら取り組んで、いろんなところに顔を出して、使える時間はすべてその関連のことに注ぐというところでやっていけばきっといろんなことがうまくいくんだなという、今までの実感している成果から奨学金というところまで落とし込んでみました。
というところで、こういうふうに成果を残していけば、免除というのも狙えるよという話と、あとはこれいろいろ研究を進めていく中で、自分もものすごくいろんなシステムを調べたんですね。
こういうところに申請書を出せば、こういうお金がもらえるとかっていうところで、結構奨学金とかそういう周りも情報戦みたいなところもすごくあるので、なんか目の前に話が来たものだけに食いつくっていうよりは、いろんな情報を集めて、いろんな角度から見てこの奨学金をもらうのがベストだというような選択の仕方をしていくと、
本当に今まで想像しなかったような延長がお金に変わるっていうようなすごく貴重な体験ができると思うので、一概に奨学金を悪として捉えるのではなくて、少しこういうプラスの面も見ていっていただけたらすごいいいなと思います。
ということで、いつものポッドキャストよりも10分ぐらい長くなってしまいましたが、こんな感じで実体験を語ってみました。
もし今回の話面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでぜひフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や質問に関してはTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになるので、ぜひ皆さんの意見を聞かせていただけたら嬉しいなと思っております。
最近は結構視聴者数も増えてきていて、Twitterで感想をつぶやいてくれる方もちらほら現れてきてくれたのが非常に嬉しくてですね。
今日もいくつか紹介させていただきたいと思います。
Twitterネーム、たなかもりきさん。
1年前くらいからいろんなポッドキャストをさまよっていますが、佐々木さんが言われているように宇宙や科学についてのポッドキャストが少なすぎ、
今日はやぶさ2の件で宇宙話を見つけたので1話から聞きますというような意見をいただいて非常に嬉しいですね。
21:06
1個か2個前くらいのポッドキャストで、科学系のポッドキャスト少なすぎるぞ、海外とかでは結構そういうのが受けていたりするんですけど、
日本語のそういう科学系のってなかなかないので、自分もそこに一役変えればいいかなと思って頑張っているところでございます。
あと他にもいくつかいただきましたね。
昨日のダークマターとニュートリノの話に関して、ネオさんからすごいことになりそうな予感だという一言シンプルなコメントをいただきました。
ダークマターって結構いろんなところで注目されてるけど、なかなか解明されてこなかったところが見えてきたのが非常に面白いという共感をいただきました。
こんな感じでいくつかコメントをいただけているので、これからもこういうのを励みに頑張っていきたいと思います。
皆さんの感想等もまたいただけたら、こちらのポッドキャストで紹介させていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
22:27

コメント

スクロール